50 / 52
終章 Sunday. After the Battle.
Epilogue Side.A
しおりを挟む
「今回の戦いも、みんな無事だった事を祝しまして……かんぱーいっ!」
月野宮市のとあるファミリーレストラン。あちこちにチェーン店を抱える、どこの街でも見かけるような有名店舗だ――その一角にて。
元魔法少女、蓮見遥のかけ声と共に、三つのグラスが互いにぶつかり、音を立てる。
中身はそれぞれイチゴミルク、アイスティー、水。
「氷乃さん、ウチの奢りやから遠慮せんくても良いのに……」
「いえ。飲み物の中では一番、水が好きなので……。それに、私が注文した『プレミアム抹茶餅』も、中々の値段ですから」
「そうなん? まー、それならそれで良いんやけど、なんだかなあ……ちゅうう――っ」
そう言いながら、彼女は――冗談かと思うほどに大きなコップへ、満杯まで注がれたイチゴミルクをストロー越しにちょっとずつ、吸い続けている。
「まあ、確かに……水は美味しいわよね。分からなくもないわ」
「ウチが言いたいんはそういう事じゃないんやけどなあ……」
何というか……それぞれイチゴミルク、アイスティーと頼んでいるのに、一人だけ水というのもどうなんだろう? なんて思う。
「本当は朝野さんも来れれば良かったんだけど、家の手伝いなら仕方がないわよね……」
「そーやなあ。家の手伝い……パン屋さん……言うてたっけ? あの歳で凄いなあ」
祝勝会……のような物なのでもちろん、朝野こむぎも誘ったのだが……これからお店の手伝いがあるらしく、午後からはお友達との約束も入っていると言っていたので、またの機会にという話になった。
「ウチも食べてみたいわあ~。二人は食べたんよね、朝野さんのパン」
「とても美味でしたよ。次は是非とも、朝野さんのお店で頂きたいですね」
「そうね。今度、三人でいきましょうか。私もまた朝野さんのパン、食べたいわ」
次は戦場ではなく、ゆっくりと。彼女の焼いたパンを食べに行こう。そう決意するのだった。
「お待たせしました、『プレミアム抹茶餅』と、『スペシャルカステラ』です」
激しい戦いの後に――のんびりと他愛のない話をしていると、時間の流れがとても早く感じるのだろうか。氷乃が注文した抹茶餅と、八坂が注文したカステラがそれぞれ運ばれてくる。が、しかし。
「ウチのはまだみたいやねぇ……」
蓮見の頼んだスイーツだけは、まだ来ない。
「そりゃそうよ……。あれは相当時間が掛かると思うわ。それじゃ、氷乃さん。お先に食べちゃいましょうか」
「それでは、蓮見先輩。頂きます」
二人は一緒に、スイーツを……ぱくりっ。
「うん、美味しいー! やっぱり、戦いの後はこうでなくちゃねっ!」
「そうやねえー。最後にやったのは六月だし、氷乃さんに至っては盛大にやるのも初めてやなあ」
『六月』――蓮見遥が魔法少女として死を迎えた、あの戦いの日。もう魔法少女にはなれなくなってしまった彼女は、戦いの後――普段と変わらず。今回のような祝勝会を開いたのだった。
蓮見遥が魔法少女になってから、都市伝説や噂といった、大きな敵を倒した後には決まって開いているのが今回のような『祝勝会』。
彼女が魔法少女ではなくなった今も、そしてこれからも――この街の魔法少女の間では、この慣例が受け継がれていくのかもしれない。
「……ってことは。ウチ、朝野さんばっかり気にしてたけど……氷乃さんも都市伝説と戦うのは初めてだったんやなあ」
「はい。正直、都市伝説が……これ程までだとは思ってもいませんでしたね。これからも日々、精進――」
「今回がイレギュラーなだけよ。氷乃さんも、朝野さんも――初めてなのに、私なんかよりも良くやってたじゃない。これじゃ、先輩としての顔が立たないわ……」
「ウチなんて、二人の面倒を見てただけやで……? ウチこそ本当に、立場ないわぁ……」
「いえ……蓮見先輩が都市伝説の違和感を感じ取ってくれたお陰で、今回のような不測の事態を予測する事が出来ましたので」
そこで、あっ……、と思い出したように。八坂星羅が口を開く。
「そうそう。確か私、朝野さんがいるからわざわざ隣町にまで氷乃さんが来ることはないって言ったのに……一体、どうして駆けつけてくれたのかしら……?」
二人があのネガエネミーに手も足も出ずに――そのまま倒されかけた所に駆けつけてくれたのが、氷乃京香と蓮見遥の二人だった。あの時は事態が事態だったので、疑問にさえ思わなかったが……よくよく考えると、色々と都合が良すぎる気がする。
「蓮見先輩が、都市伝説『命岐橋』の違和感に気づいたのです。先輩が言うには、『広まり方が他の都市伝説と違った』ようです」
「他の都市伝説と比べて、広まるのが異様に早かったんや。パッと出て、ブワーッ! みたいな感じで広がっていったからなあ。
そして、もう一つ……『命岐橋』の話が出たのと同じ頃に、同じような文体で、大量の都市伝説がネットに書き込まれていたんや。しかもピンポイントで全部鳴繰市。広まる事はなくネットの海に消えていったんやけど……ウチはこう思った。『どうしても鳴繰市で、都市伝説を流行らせたかったんや』……って」
やはり……蓮見先輩は凄いな、と、八坂星羅は思う。
彼女は、戦えなくなった今も、アドバイスや調べ物といった分野で私たち魔法少女を手助けしてくれている。
しかしいつかは、直接的な戦い以外の事でも本当に――魔法少女の戦いから手を引くことになるだろう。もしそうなったとして、私なんかで代役が務まるなんて思えない。八坂先輩は――凄すぎる。
そんな事を考えていると――横から。
「お待たせしました。『超超特大ビッグイチゴパフェ』です。以上でご注文はお揃いでしょうか?」
ドーーーーーンッ!! と、テーブルにずっしりと置かれたのは――イチゴミルクの入っていたコップでさえ大きいと思ったのに、その何倍も大きなガラスの容器に、これでもかというくらいのコーンフレーク、アイス、生クリーム、溢れんばかりの果物……この世のスイーツというスイーツを全て詰め込んだような一品。
「はい、ありがとうございます~」
蓮見がそれを受け取ると――『待て』から解放された犬のように、がつがつがつがつっ! と、勢いよく食べ始める。
「想像の何十倍も大きいわよ、これ……。蓮見先輩、食べ切れるんですか?」
「おうぅーあえぇ~っ!」……食べながらなので、何を言っているのかは聞き取れないが……多分、こんな大きなパフェも、蓮見先輩一人でペロッと平らげてしまう事だろう。
月野宮市のとあるファミリーレストラン。あちこちにチェーン店を抱える、どこの街でも見かけるような有名店舗だ――その一角にて。
元魔法少女、蓮見遥のかけ声と共に、三つのグラスが互いにぶつかり、音を立てる。
中身はそれぞれイチゴミルク、アイスティー、水。
「氷乃さん、ウチの奢りやから遠慮せんくても良いのに……」
「いえ。飲み物の中では一番、水が好きなので……。それに、私が注文した『プレミアム抹茶餅』も、中々の値段ですから」
「そうなん? まー、それならそれで良いんやけど、なんだかなあ……ちゅうう――っ」
そう言いながら、彼女は――冗談かと思うほどに大きなコップへ、満杯まで注がれたイチゴミルクをストロー越しにちょっとずつ、吸い続けている。
「まあ、確かに……水は美味しいわよね。分からなくもないわ」
「ウチが言いたいんはそういう事じゃないんやけどなあ……」
何というか……それぞれイチゴミルク、アイスティーと頼んでいるのに、一人だけ水というのもどうなんだろう? なんて思う。
「本当は朝野さんも来れれば良かったんだけど、家の手伝いなら仕方がないわよね……」
「そーやなあ。家の手伝い……パン屋さん……言うてたっけ? あの歳で凄いなあ」
祝勝会……のような物なのでもちろん、朝野こむぎも誘ったのだが……これからお店の手伝いがあるらしく、午後からはお友達との約束も入っていると言っていたので、またの機会にという話になった。
「ウチも食べてみたいわあ~。二人は食べたんよね、朝野さんのパン」
「とても美味でしたよ。次は是非とも、朝野さんのお店で頂きたいですね」
「そうね。今度、三人でいきましょうか。私もまた朝野さんのパン、食べたいわ」
次は戦場ではなく、ゆっくりと。彼女の焼いたパンを食べに行こう。そう決意するのだった。
「お待たせしました、『プレミアム抹茶餅』と、『スペシャルカステラ』です」
激しい戦いの後に――のんびりと他愛のない話をしていると、時間の流れがとても早く感じるのだろうか。氷乃が注文した抹茶餅と、八坂が注文したカステラがそれぞれ運ばれてくる。が、しかし。
「ウチのはまだみたいやねぇ……」
蓮見の頼んだスイーツだけは、まだ来ない。
「そりゃそうよ……。あれは相当時間が掛かると思うわ。それじゃ、氷乃さん。お先に食べちゃいましょうか」
「それでは、蓮見先輩。頂きます」
二人は一緒に、スイーツを……ぱくりっ。
「うん、美味しいー! やっぱり、戦いの後はこうでなくちゃねっ!」
「そうやねえー。最後にやったのは六月だし、氷乃さんに至っては盛大にやるのも初めてやなあ」
『六月』――蓮見遥が魔法少女として死を迎えた、あの戦いの日。もう魔法少女にはなれなくなってしまった彼女は、戦いの後――普段と変わらず。今回のような祝勝会を開いたのだった。
蓮見遥が魔法少女になってから、都市伝説や噂といった、大きな敵を倒した後には決まって開いているのが今回のような『祝勝会』。
彼女が魔法少女ではなくなった今も、そしてこれからも――この街の魔法少女の間では、この慣例が受け継がれていくのかもしれない。
「……ってことは。ウチ、朝野さんばっかり気にしてたけど……氷乃さんも都市伝説と戦うのは初めてだったんやなあ」
「はい。正直、都市伝説が……これ程までだとは思ってもいませんでしたね。これからも日々、精進――」
「今回がイレギュラーなだけよ。氷乃さんも、朝野さんも――初めてなのに、私なんかよりも良くやってたじゃない。これじゃ、先輩としての顔が立たないわ……」
「ウチなんて、二人の面倒を見てただけやで……? ウチこそ本当に、立場ないわぁ……」
「いえ……蓮見先輩が都市伝説の違和感を感じ取ってくれたお陰で、今回のような不測の事態を予測する事が出来ましたので」
そこで、あっ……、と思い出したように。八坂星羅が口を開く。
「そうそう。確か私、朝野さんがいるからわざわざ隣町にまで氷乃さんが来ることはないって言ったのに……一体、どうして駆けつけてくれたのかしら……?」
二人があのネガエネミーに手も足も出ずに――そのまま倒されかけた所に駆けつけてくれたのが、氷乃京香と蓮見遥の二人だった。あの時は事態が事態だったので、疑問にさえ思わなかったが……よくよく考えると、色々と都合が良すぎる気がする。
「蓮見先輩が、都市伝説『命岐橋』の違和感に気づいたのです。先輩が言うには、『広まり方が他の都市伝説と違った』ようです」
「他の都市伝説と比べて、広まるのが異様に早かったんや。パッと出て、ブワーッ! みたいな感じで広がっていったからなあ。
そして、もう一つ……『命岐橋』の話が出たのと同じ頃に、同じような文体で、大量の都市伝説がネットに書き込まれていたんや。しかもピンポイントで全部鳴繰市。広まる事はなくネットの海に消えていったんやけど……ウチはこう思った。『どうしても鳴繰市で、都市伝説を流行らせたかったんや』……って」
やはり……蓮見先輩は凄いな、と、八坂星羅は思う。
彼女は、戦えなくなった今も、アドバイスや調べ物といった分野で私たち魔法少女を手助けしてくれている。
しかしいつかは、直接的な戦い以外の事でも本当に――魔法少女の戦いから手を引くことになるだろう。もしそうなったとして、私なんかで代役が務まるなんて思えない。八坂先輩は――凄すぎる。
そんな事を考えていると――横から。
「お待たせしました。『超超特大ビッグイチゴパフェ』です。以上でご注文はお揃いでしょうか?」
ドーーーーーンッ!! と、テーブルにずっしりと置かれたのは――イチゴミルクの入っていたコップでさえ大きいと思ったのに、その何倍も大きなガラスの容器に、これでもかというくらいのコーンフレーク、アイス、生クリーム、溢れんばかりの果物……この世のスイーツというスイーツを全て詰め込んだような一品。
「はい、ありがとうございます~」
蓮見がそれを受け取ると――『待て』から解放された犬のように、がつがつがつがつっ! と、勢いよく食べ始める。
「想像の何十倍も大きいわよ、これ……。蓮見先輩、食べ切れるんですか?」
「おうぅーあえぇ~っ!」……食べながらなので、何を言っているのかは聞き取れないが……多分、こんな大きなパフェも、蓮見先輩一人でペロッと平らげてしまう事だろう。
0
あなたにおすすめの小説
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】無能と婚約破棄された令嬢、辺境で最強魔導士として覚醒しました
東野あさひ
ファンタジー
無能の烙印、婚約破棄、そして辺境追放――。でもそれ、全部“勘違い”でした。
王国随一の名門貴族令嬢ノクティア・エルヴァーンは、魔力がないと断定され、婚約を破棄されて辺境へと追放された。
だが、誰も知らなかった――彼女が「古代魔術」の適性を持つ唯一の魔導士であることを。
行き着いた先は魔物の脅威に晒されるグランツ砦。
冷徹な司令官カイラスとの出会いをきっかけに、彼女の眠っていた力が次第に目を覚まし始める。
無能令嬢と嘲笑された少女が、辺境で覚醒し、最強へと駆け上がる――!
王都の者たちよ、見ていなさい。今度は私が、あなたたちを見下ろす番です。
これは、“追放令嬢”が辺境から世界を変える、痛快ざまぁ×覚醒ファンタジー。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる