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それから数日が立って、家に手紙が届いた。
『イリシスお嬢さまへ』
そう、封筒にはきれいな文字で書かれていた。
『拝啓
~~~
イリシスお嬢様、数日ぶりです。
突然ですが、本題に入らせていただきます。
マーシェリアの熱が徐々に下がり、今ではそちらのお家に行っても何の支障もありません。
マーシェリア本人もあなた様のお傍で使えたいと申しております。
~~~』
簡単に言うとこんな感じのものだった。
私はその手紙を持ち、お父様の所に行った…。
もう少し順序を踏めと自分を恨むことになるとは知らず…。
コンコンコン
「誰だ。」
低めの声がドア越しに聞こえた。
「お父様、イリシスです。」
そう言ってはいる許可を待つと、さっきとは別人のような甘ったるい声で返事があった。
「なんだい?私の愛しい娘よ。」
キッモ。
っという言葉を飲み込んで、私は要件を話す。
さすがにいけおじであるお父様があのような言葉を言うとは思ってもなくはないんだけど、一歩下がったところから話してしまったのは、しょうがないと思う。
「その件は分かった。
が、なぜ君はそんなところまで行けたのかが知りたいな~?」
そんな内容を話していたら、隣でお父様の手伝いをしていたカインズお兄様が声をかけてきた。
うっ。
お父様は気づかずにいてくれたのに…。
ジト目でカインズお兄様を睨めつける。
お父様もそうだねぇ~的なふうに見てくるので、しょうがなくあの隠し通路について説明しないといけなくなりました…。
『覚えてろよカインズお兄様!!』
っと目配せしたものの…。
今にも鼻で笑うようなここを向けられました!!
どの世界でも兄とはこういう生き物だということは忘れてはいけない…と思った瞬間だった。
「ここです…。」
しょうがなく隠し通路に案内した私であるが、開け方など教えてやらん。
「?どこにあるのかい?」
天然の入ったお父様が質問してくるものの…。
「わたしが見つけれるほど簡単な仕掛けです。
せっかくですので、次期当主のお兄様が探してみるのはどうかと思うのですが?」
『借りはすぐ返すべし』
私の辞書にこれをもって書き加えられとことでした。
「そうだな。カインズ。」
お父様は私に甘い。
そう思いながら、カインズお兄様を見ると、めんど的な顔で私が隠し通路の扉を開けたようにチャチャっと開けちゃいました。
私これ開けるのに2年かかったんですけど…。
この兄はちょっと…ていうか、結構論外だと思う。
落ち込む私を、『ざまー。』的な顔で嘲笑う兄に絶対勝つと決めた瞬間でした!!
少し兄のうざさを書いてしまったのは許してください。
これは兄がいる人ならわかってくれると思います…。
きっと…。
『イリシスお嬢さまへ』
そう、封筒にはきれいな文字で書かれていた。
『拝啓
~~~
イリシスお嬢様、数日ぶりです。
突然ですが、本題に入らせていただきます。
マーシェリアの熱が徐々に下がり、今ではそちらのお家に行っても何の支障もありません。
マーシェリア本人もあなた様のお傍で使えたいと申しております。
~~~』
簡単に言うとこんな感じのものだった。
私はその手紙を持ち、お父様の所に行った…。
もう少し順序を踏めと自分を恨むことになるとは知らず…。
コンコンコン
「誰だ。」
低めの声がドア越しに聞こえた。
「お父様、イリシスです。」
そう言ってはいる許可を待つと、さっきとは別人のような甘ったるい声で返事があった。
「なんだい?私の愛しい娘よ。」
キッモ。
っという言葉を飲み込んで、私は要件を話す。
さすがにいけおじであるお父様があのような言葉を言うとは思ってもなくはないんだけど、一歩下がったところから話してしまったのは、しょうがないと思う。
「その件は分かった。
が、なぜ君はそんなところまで行けたのかが知りたいな~?」
そんな内容を話していたら、隣でお父様の手伝いをしていたカインズお兄様が声をかけてきた。
うっ。
お父様は気づかずにいてくれたのに…。
ジト目でカインズお兄様を睨めつける。
お父様もそうだねぇ~的なふうに見てくるので、しょうがなくあの隠し通路について説明しないといけなくなりました…。
『覚えてろよカインズお兄様!!』
っと目配せしたものの…。
今にも鼻で笑うようなここを向けられました!!
どの世界でも兄とはこういう生き物だということは忘れてはいけない…と思った瞬間だった。
「ここです…。」
しょうがなく隠し通路に案内した私であるが、開け方など教えてやらん。
「?どこにあるのかい?」
天然の入ったお父様が質問してくるものの…。
「わたしが見つけれるほど簡単な仕掛けです。
せっかくですので、次期当主のお兄様が探してみるのはどうかと思うのですが?」
『借りはすぐ返すべし』
私の辞書にこれをもって書き加えられとことでした。
「そうだな。カインズ。」
お父様は私に甘い。
そう思いながら、カインズお兄様を見ると、めんど的な顔で私が隠し通路の扉を開けたようにチャチャっと開けちゃいました。
私これ開けるのに2年かかったんですけど…。
この兄はちょっと…ていうか、結構論外だと思う。
落ち込む私を、『ざまー。』的な顔で嘲笑う兄に絶対勝つと決めた瞬間でした!!
少し兄のうざさを書いてしまったのは許してください。
これは兄がいる人ならわかってくれると思います…。
きっと…。
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