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3.悲しみ
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*少し怖いところがあると思います!!
中庭で、私達はすることもなく、子供のできる範囲の世間話をしていた。
その後、深夜0時の鐘が鳴り響き、舞踏会は無事に終わった。
それから数日後だった。
ほとんど晴れていることが多い王都の空を厚い雲が覆った。
今日は久しぶりの茶会で、珍しいお菓子が出ると聞き、楽しみにしていた私たちには憂鬱でしかなかった。
「雨止んでくれたら私たちもいけるのに。」
そう言って、短剣を磨いている妹をなぜか私は不気味に感じてしまった。
「天気には叶わない。今日は父様と母様のお土産話でも待とう。」
そう言い、私はまた剣の素振りを始めた。
今日のお茶会は天気が怪しいため、大人だけになってしまったのだ。
「ねぇ、スピーナ。その熊の中に短剣とか隠すのってどうかな?」
私はいつもスピーナが抱いている熊のぬいぐるみを指して言った。
どこかに隠すより1番いいと思う。
「姉様、それはこの熊を解体せよってことですか?」
すんごい変なやつを見る目で見られている私はなんなんだろう...。
そう談笑できてたのも束の間だった。
「お嬢様方、ご両親がおかえりになられましたよ。」
私達は剣を腰に収め、ロビーに降りた。
「お父様、お母様、お帰りなさい。......その子は...?確か男爵家の...。」
ずぶ濡れになった女の子がお父様とお母様の隣に立っていた。
様子がおかしい。
気がした...。
「あ~この子今さっき門のとこに立っていてね。両親には連絡したしすぐに迎えにくるさ。」
そう言い、その子をお父様が抱き上げた瞬間だった。
グサッ
お父様の喉に短剣が突き刺さっていた。
「あ、あなたっ!!」
いつも冷静なお母様が叫んだ。
ダメだっ!
お父様に...その子に近づいちゃ!
私達でもわかるそれに、お母様はお父様を見て、近寄ってしまった。
グサッ
いっつも綺麗なお母様のドレスに赤ワインをかけたような鮮血が飛び散った。
床はお母様の血か、お父様のものかわからないくらいに、赤く染まっていった。
「あなた達が悪いのよ。」
そう言って私たちの方を狂気じみた充血した目で見たその子に、鳥肌を立つのが感じた。
「あなた達は孤独でなくてはいけないの。そうじゃないと綺麗じゃない。あなた達は、あなた達だけでいいのよ。あなた達は、優しくなってはいけないのっっ!!!」
そう言った後、その子はその場で倒れて動かなくなった。
「姉様...?」
いつにもなく怯えたスピーナと、その瞳には真っ青な顔の私が映っていた。
私は...何も出来なかった。
声すら...出せなかった。
頭の中で復唱される今さっきの声。
「私達は...私達だけでいい。」
そしたらもう人は巻き込まない。
お母様達のように誰も私達のせいでは死なない。
その言葉はすとんと胸に落ちた。
今の言葉を聞いてか、私達の顔からは表情というものが消えた。
「お嬢様方!!ここに居らず「国王陛下に連絡を取ってください。」」
私たちを案じて近寄ってきた侍女にそう言った。
「ねぇ、姉様。私このぬいぐるみの中に短剣入れとくから、」
そう言ったスピーナと私はお母様達の目を閉じさせた。
「私達は、私達だけで十分だから。」
そう、自分にか、言い聞かせるようにもう一度言った。
~作者~
自分で書いてて悲しくなりました。
気分を害していなければ良いのですが...。
中庭で、私達はすることもなく、子供のできる範囲の世間話をしていた。
その後、深夜0時の鐘が鳴り響き、舞踏会は無事に終わった。
それから数日後だった。
ほとんど晴れていることが多い王都の空を厚い雲が覆った。
今日は久しぶりの茶会で、珍しいお菓子が出ると聞き、楽しみにしていた私たちには憂鬱でしかなかった。
「雨止んでくれたら私たちもいけるのに。」
そう言って、短剣を磨いている妹をなぜか私は不気味に感じてしまった。
「天気には叶わない。今日は父様と母様のお土産話でも待とう。」
そう言い、私はまた剣の素振りを始めた。
今日のお茶会は天気が怪しいため、大人だけになってしまったのだ。
「ねぇ、スピーナ。その熊の中に短剣とか隠すのってどうかな?」
私はいつもスピーナが抱いている熊のぬいぐるみを指して言った。
どこかに隠すより1番いいと思う。
「姉様、それはこの熊を解体せよってことですか?」
すんごい変なやつを見る目で見られている私はなんなんだろう...。
そう談笑できてたのも束の間だった。
「お嬢様方、ご両親がおかえりになられましたよ。」
私達は剣を腰に収め、ロビーに降りた。
「お父様、お母様、お帰りなさい。......その子は...?確か男爵家の...。」
ずぶ濡れになった女の子がお父様とお母様の隣に立っていた。
様子がおかしい。
気がした...。
「あ~この子今さっき門のとこに立っていてね。両親には連絡したしすぐに迎えにくるさ。」
そう言い、その子をお父様が抱き上げた瞬間だった。
グサッ
お父様の喉に短剣が突き刺さっていた。
「あ、あなたっ!!」
いつも冷静なお母様が叫んだ。
ダメだっ!
お父様に...その子に近づいちゃ!
私達でもわかるそれに、お母様はお父様を見て、近寄ってしまった。
グサッ
いっつも綺麗なお母様のドレスに赤ワインをかけたような鮮血が飛び散った。
床はお母様の血か、お父様のものかわからないくらいに、赤く染まっていった。
「あなた達が悪いのよ。」
そう言って私たちの方を狂気じみた充血した目で見たその子に、鳥肌を立つのが感じた。
「あなた達は孤独でなくてはいけないの。そうじゃないと綺麗じゃない。あなた達は、あなた達だけでいいのよ。あなた達は、優しくなってはいけないのっっ!!!」
そう言った後、その子はその場で倒れて動かなくなった。
「姉様...?」
いつにもなく怯えたスピーナと、その瞳には真っ青な顔の私が映っていた。
私は...何も出来なかった。
声すら...出せなかった。
頭の中で復唱される今さっきの声。
「私達は...私達だけでいい。」
そしたらもう人は巻き込まない。
お母様達のように誰も私達のせいでは死なない。
その言葉はすとんと胸に落ちた。
今の言葉を聞いてか、私達の顔からは表情というものが消えた。
「お嬢様方!!ここに居らず「国王陛下に連絡を取ってください。」」
私たちを案じて近寄ってきた侍女にそう言った。
「ねぇ、姉様。私このぬいぐるみの中に短剣入れとくから、」
そう言ったスピーナと私はお母様達の目を閉じさせた。
「私達は、私達だけで十分だから。」
そう、自分にか、言い聞かせるようにもう一度言った。
~作者~
自分で書いてて悲しくなりました。
気分を害していなければ良いのですが...。
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