ワタクシ達は兄弟ではなくて姉妹です!!(姉版)

snow-lia

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5.鍛錬の8年間

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「スー!水を汲んできて!」


私達はなんとか2人でこの屋敷でやりくりしている。


「ロジ!そろそろ鍛錬しないと狩の時間が減る!!」


私は母親譲りの金髪、スピーナは父親譲りの銀髪をまだ腰の長さまで伸ばしている。
まぁ縛ってるけど...。

ここは思っていた通り周りには町や村もなく、森、森、森!!なのだ。

週に3度来る侍女は今では月に1度、ニュースや手紙、最近の王都について話すだけになってしまっている。


簡単にいうと、私達は、私達だけで生きているのような感じだ。


「早く~!!僕新しい技考えたんだよ!」


そう言って笑っているところは、あまり変わってないな。
私は剣を握る。
柄が手に収まると、体に馴染んだように剣が動く。


カキンッ


「あ~また負けた~」


そう言い、大の字で床に寝るところは、もう男の子と変わらないくらいだ。


「じゃぁそろそろ、」


そう言って立ち上がったら、


「ロジ様、スー様!急用です~!!」


顔なじみになった侍女が馬でかけてきた。

はぁはぁと荒い息を立てていることから、それなりのことなのだろう。


「お...。」


そう言って息をがいた侍女。

「お??」


スーが気になって急かす。


「お披露目パーティーです!!」


そう言った侍女の顔はすごく嬉しそうだが、私達はとんでもない顔になっている自信がある。


「いつですか?」


渋々と聞く私に、興奮した様子で教えてくれる。


「1ヶ月後です!」


満面の笑み。
完璧ですね...。


「それはどっちとして出るの?」


その返答に複雑そうに顔を歪ませた侍女は、一瞬で顔を真面目に戻した。


「ロジカさんとスピーナさんとしてです。」


魂が抜けかけているスピーナの背中を叩いた。


「帯剣許可は?」


普通の令嬢は聞かないであろうことに侍女は吹き出す。


「普通はダメですけど、見つからなかったら犯罪じゃありません!それに私もついてますからね。」


そう言ってピースして見せてくれるとこ。
この人でよかったと改めて思った。
ドレスも持っていない私達は、急いで支度をして別荘を出た。

もう一度やり直せるかもという、小さな希望を心に秘めて。









~作者~
前向きになったロジ、どうなるんでしょうか?
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