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34話 アステル王立学園1
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「大事な話があるから明日は朝一番に二人でギルドマスター室に顔を出せ。あと今晩の稽古は無しだ」
ある日、唐突にそう告げられたクロムは困惑するも、拒否権はなさそうだったので素直に頷いた。
何故ならアルファンの表情はいつもよりも数段険しく、何か良からぬことが起きている事が容易に想像できたからだ。
それは隣に立つルフランも感じ取れていたようで、クロムが顔を向けると、彼女は無言で頷いた。
しかし、アルファンの稽古がないからと怠けるのは好ましくなかったので、結局その夜は一人でひたすら剣を振って過ごす事となる。
そして翌朝。
朝に強いクロムに対して寝ぼけ眼を隠そうともしないルフランは、何度も大きなあくびと目を擦る動作を繰り返していた。
「うぅ……まだ日が昇りきってないじゃない……なんでこんなに早く呼び出されるのよ……」
そんな文句を垂れながら、ゆっくりと階段を上がっていく。
確かにアルファンが指定した時間は、普段二人が依頼が受けるタイミングよりも数時間早い、まだほとんどギルドに人がいない時間だった。
同じく朝に弱めのエルミアも、きっとまだベッドの上で夢を見ている事だろう。
そして4階に辿り着き、ドアを軽くノックすると中から返事が返ってきたので、クロムはゆっくりとドアを開けて中に入っていく。
「よお。悪かったな。こんな朝っぱらから呼び出して」
「いえ、僕は全然大丈夫です。しかし一体何があったんですか?」
「おう。それが実はな……」
アルファンが机に置かれた紙を数枚手に取ってからクロム達に事情を話し始める。
それはこの王都アウレーに存在する、パルメア王国最大規模の学園――アステル王立学園に関連する話だ。
その名前はクロムも耳にしたことがある。
それはかつて貴族の一員だったクロムが通えなかった学園だ。
アステル王立学園は初等部、中等部、高等部の3つの区分に分類され、初等部には早ければ10歳に満たない年齢から通うことができる。
そこでは魔法や剣術などと言ったこの世界の基本的な戦闘方法はもちろん、社会常識から上流階級のマナーまで、基礎学問を含めたあらゆる学びを得ることが可能だ。
ちなみに文字の読み書きなどは"出来て当然"の領域なので、身につけていなければ入学はできない。
まあ、それに関してはこの国最高峰の教育機関なので当然と言えるだろう。
無論ジーヴェスト公爵家に生まれた子供は、クロムただ一人を除いて全員がアステル王立学園に通っている。
割り切ったとはいえクロムとしては、苦い過去を連想させることからあまり聞き心地の良い単語ではなかった。
そんなクロムの心情を知ってか知らずか、アルファンは学園については簡単な説明をするに留め、すぐさま本題を切り出した。
「……殺害予告、ですか?」
「ああ。具体的に誰を殺すと言った明言はねえが、3日後に行われる高等部の武闘大会で"殺し"をやるって言う予告状が送られている」
「なによそれ……物騒ね」
アステル王立学園高等部では年に一度、学園内で最も強い者を決める武闘大会が開かれる。
そこで自身の力をアピールすることで、騎士団や宮廷魔導士団からのスカウトが来ることもあるそうだ。
貴族社会的にも子の強さを競わせる重要なイベントであり、優れた血筋と教育の成果を見せつける場でもあるのだ。
そんな訳で、こんな怪しげな予告状一枚で開催を中止することは不可能に近い。
ただし、参加者の中には王族や大貴族の子息も混じっているため、普段よりも警戒レベルを上げなければならないのは事実。
「そこで俺たち冒険者ギルドの出番って訳だ」
「なるほど……でもこういうのってAランクの冒険者がやるような依頼では?」
「ああ、もちろんその通りだ。当日はあちらさんが用意した騎士達に加えて複数のAランク以上の冒険者を配置する。だが、お偉いさん方はどうやらそれだけじゃ不安なようでな。もっと傍で護衛できる人材が欲しいみてえなんだ」
「傍で……?」
「簡潔に言えば、学生に紛れ込める護衛も何人か用意しろってこった。お前らは若い上に実力は折り紙つきだ。適任だろ」
なんと言っても俺とエルミアの弟子だからな、とアルファンは笑って言った。
「あと、どうせだからついでにこの依頼をお前らのAランク試験代わりにしようと思ってる。Aランクの認定は基本的にギルドマスターの裁量によるものだからな」
「なっ……Aランクに! ほんとですか!?」
アルファンのその言葉を聞いて目が覚めたのか、ルフランが大きな声を出す。
彼女はずっとAランクの冒険者になることを目標としていたので当然の反応だろう。
クロムとしてもこの国を発ち、世界を巡って己の剣を磨くためにもAランクの地位が欲しいところだったので、これは喜ばしい提案だ。
アルファンからもAランクになったらその後は好きにしろと言われている。
つまりこれは実質免許皆伝の試験でもあるのだ。
「あぁ、本当さ。その反応なら受けてくれるって捉えていいよな?」
「はい! もちろんです!」
「よし。クロムは?」
「……さっき高等部って言いましたよね? 僕たち、年齢的には全然高等部相当じゃないんですけれど」
クロムがこの町に辿り着いてからそれなりの月日が流れ、彼は13歳になっていた。
ルフランはクロムの二つ上なので現在15歳。
学園の基準で見れば中等部相当と言える年齢なのだが……
「あー細えことは気にすんな。あのデカい学園には色んな奴がいる。中には飛び級してる奴もいるから、なんか聞かれたらそう言っとけ」
「は、はぁ……それでいいなら良いんですけど……」
そんな適当で良いのだろうかと思ったが、アルファンがそう言うのであればそれで良いのだろう。
二人が承諾したのを確認したアルファンは、具体的なクロム達の行動についての話を始めた。
と言っても、武闘大会が始まるまでは学園内で待機し、武闘大会本番の際はギルド側が指定した人物の近くでこっそり護衛をするだけなので、そう難しそうな話ではなかった。
それもそのはず。本来護衛対象となるような人物には、各家が用意した付人が付いているはずなので、クロムとルフランの二人はあくまで保険。
それに加えて教師役として既に何人か凄腕の冒険者を潜り込ませていることから、本当の意味で万が一の時に備えて配置されるだけの存在に過ぎない。
「んじゃ早速、これ着て学園に向かってくれ」
そう言って彼から手渡されたのは、アステル王立学園高等部の制服だった。
向こうにつけばギルド側が手配した人間が二人を誘導してくれるとのこと。
それだけ告げられると、二人は追い出されるようにギルドマスター室を後にした。
「……行こうか、ルフラン」
練魂石の一件以降、いい加減敬語はやめてほしいとルフランに言われたので、自然体の口調でクロムが話しかけた。
最初こそ違和感が拭えなかったが、あれからそれなりの時間が経過した今はもはや慣れたものだ。
「そうね。とりあえずどこかで着替えないと」
受けると決めたからには必ずやり遂げてみせる。
改めてそう心の中で決意した二人だった。
ある日、唐突にそう告げられたクロムは困惑するも、拒否権はなさそうだったので素直に頷いた。
何故ならアルファンの表情はいつもよりも数段険しく、何か良からぬことが起きている事が容易に想像できたからだ。
それは隣に立つルフランも感じ取れていたようで、クロムが顔を向けると、彼女は無言で頷いた。
しかし、アルファンの稽古がないからと怠けるのは好ましくなかったので、結局その夜は一人でひたすら剣を振って過ごす事となる。
そして翌朝。
朝に強いクロムに対して寝ぼけ眼を隠そうともしないルフランは、何度も大きなあくびと目を擦る動作を繰り返していた。
「うぅ……まだ日が昇りきってないじゃない……なんでこんなに早く呼び出されるのよ……」
そんな文句を垂れながら、ゆっくりと階段を上がっていく。
確かにアルファンが指定した時間は、普段二人が依頼が受けるタイミングよりも数時間早い、まだほとんどギルドに人がいない時間だった。
同じく朝に弱めのエルミアも、きっとまだベッドの上で夢を見ている事だろう。
そして4階に辿り着き、ドアを軽くノックすると中から返事が返ってきたので、クロムはゆっくりとドアを開けて中に入っていく。
「よお。悪かったな。こんな朝っぱらから呼び出して」
「いえ、僕は全然大丈夫です。しかし一体何があったんですか?」
「おう。それが実はな……」
アルファンが机に置かれた紙を数枚手に取ってからクロム達に事情を話し始める。
それはこの王都アウレーに存在する、パルメア王国最大規模の学園――アステル王立学園に関連する話だ。
その名前はクロムも耳にしたことがある。
それはかつて貴族の一員だったクロムが通えなかった学園だ。
アステル王立学園は初等部、中等部、高等部の3つの区分に分類され、初等部には早ければ10歳に満たない年齢から通うことができる。
そこでは魔法や剣術などと言ったこの世界の基本的な戦闘方法はもちろん、社会常識から上流階級のマナーまで、基礎学問を含めたあらゆる学びを得ることが可能だ。
ちなみに文字の読み書きなどは"出来て当然"の領域なので、身につけていなければ入学はできない。
まあ、それに関してはこの国最高峰の教育機関なので当然と言えるだろう。
無論ジーヴェスト公爵家に生まれた子供は、クロムただ一人を除いて全員がアステル王立学園に通っている。
割り切ったとはいえクロムとしては、苦い過去を連想させることからあまり聞き心地の良い単語ではなかった。
そんなクロムの心情を知ってか知らずか、アルファンは学園については簡単な説明をするに留め、すぐさま本題を切り出した。
「……殺害予告、ですか?」
「ああ。具体的に誰を殺すと言った明言はねえが、3日後に行われる高等部の武闘大会で"殺し"をやるって言う予告状が送られている」
「なによそれ……物騒ね」
アステル王立学園高等部では年に一度、学園内で最も強い者を決める武闘大会が開かれる。
そこで自身の力をアピールすることで、騎士団や宮廷魔導士団からのスカウトが来ることもあるそうだ。
貴族社会的にも子の強さを競わせる重要なイベントであり、優れた血筋と教育の成果を見せつける場でもあるのだ。
そんな訳で、こんな怪しげな予告状一枚で開催を中止することは不可能に近い。
ただし、参加者の中には王族や大貴族の子息も混じっているため、普段よりも警戒レベルを上げなければならないのは事実。
「そこで俺たち冒険者ギルドの出番って訳だ」
「なるほど……でもこういうのってAランクの冒険者がやるような依頼では?」
「ああ、もちろんその通りだ。当日はあちらさんが用意した騎士達に加えて複数のAランク以上の冒険者を配置する。だが、お偉いさん方はどうやらそれだけじゃ不安なようでな。もっと傍で護衛できる人材が欲しいみてえなんだ」
「傍で……?」
「簡潔に言えば、学生に紛れ込める護衛も何人か用意しろってこった。お前らは若い上に実力は折り紙つきだ。適任だろ」
なんと言っても俺とエルミアの弟子だからな、とアルファンは笑って言った。
「あと、どうせだからついでにこの依頼をお前らのAランク試験代わりにしようと思ってる。Aランクの認定は基本的にギルドマスターの裁量によるものだからな」
「なっ……Aランクに! ほんとですか!?」
アルファンのその言葉を聞いて目が覚めたのか、ルフランが大きな声を出す。
彼女はずっとAランクの冒険者になることを目標としていたので当然の反応だろう。
クロムとしてもこの国を発ち、世界を巡って己の剣を磨くためにもAランクの地位が欲しいところだったので、これは喜ばしい提案だ。
アルファンからもAランクになったらその後は好きにしろと言われている。
つまりこれは実質免許皆伝の試験でもあるのだ。
「あぁ、本当さ。その反応なら受けてくれるって捉えていいよな?」
「はい! もちろんです!」
「よし。クロムは?」
「……さっき高等部って言いましたよね? 僕たち、年齢的には全然高等部相当じゃないんですけれど」
クロムがこの町に辿り着いてからそれなりの月日が流れ、彼は13歳になっていた。
ルフランはクロムの二つ上なので現在15歳。
学園の基準で見れば中等部相当と言える年齢なのだが……
「あー細えことは気にすんな。あのデカい学園には色んな奴がいる。中には飛び級してる奴もいるから、なんか聞かれたらそう言っとけ」
「は、はぁ……それでいいなら良いんですけど……」
そんな適当で良いのだろうかと思ったが、アルファンがそう言うのであればそれで良いのだろう。
二人が承諾したのを確認したアルファンは、具体的なクロム達の行動についての話を始めた。
と言っても、武闘大会が始まるまでは学園内で待機し、武闘大会本番の際はギルド側が指定した人物の近くでこっそり護衛をするだけなので、そう難しそうな話ではなかった。
それもそのはず。本来護衛対象となるような人物には、各家が用意した付人が付いているはずなので、クロムとルフランの二人はあくまで保険。
それに加えて教師役として既に何人か凄腕の冒険者を潜り込ませていることから、本当の意味で万が一の時に備えて配置されるだけの存在に過ぎない。
「んじゃ早速、これ着て学園に向かってくれ」
そう言って彼から手渡されたのは、アステル王立学園高等部の制服だった。
向こうにつけばギルド側が手配した人間が二人を誘導してくれるとのこと。
それだけ告げられると、二人は追い出されるようにギルドマスター室を後にした。
「……行こうか、ルフラン」
練魂石の一件以降、いい加減敬語はやめてほしいとルフランに言われたので、自然体の口調でクロムが話しかけた。
最初こそ違和感が拭えなかったが、あれからそれなりの時間が経過した今はもはや慣れたものだ。
「そうね。とりあえずどこかで着替えないと」
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改めてそう心の中で決意した二人だった。
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そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
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