イケメン社長に超口説かれるモブの受難

モト

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僕がS極なら君はN極 ※

「…………」

俺は、薄目を開け、そして目の前の光景に目を閉じた。
腰痛有、下半身の違和感有、身体の倦怠感有……………。


な、泣きたい。
朝、起きたばっかりだけど、男として大事なものを失った日は泣きたい。

「うぅ~~~~クスン、スン……」
「…………」

ちなみに、今の“うぅ~~~~クスン、スン……”は俺の泣き声ではない。
横で裸で座っている男のものだ。

「嬉しすぎて死んでしまいそうだ」

嬉しすぎて……と泣きながら少女のように言っているのは、社長……せいちゃんだ。

俺は、今までにない感情が込み上げてきた。愛しさや切なさ? いやいや、そんな甘いもんじゃぁないっ!!!




昨日のことになる。せいちゃんに風呂場に連れて行かれた俺は、尻を揉まれ、指を挿入された。
「ひ」「うあっ」「むり」「ひぅう」「だ、め」「やだ」「うそ」「なんで」「気持ちいい」

せいちゃんは、何をやらせても器用なようで、俺の尻もそれは器用にゆっくり弄られた。
いや、むしろ、これは、俺に抜群の才能とセンスがあったのかもしれない。

「ぁあうっ……んぁっ、尻、やだ、せいちゃ、俺、またイきたいっ!」
「はぁ、可愛い。ベッドへ行こうか」

ベッド? と思っているうちに連れて行かれて、ベッドに押し倒されて、サーっと血の気が引く。
しかし、もう指三本挿入されて、気持ちよくなっている俺は、色々と遅かったのかもしれない。トプトプと尻にたっぷりローションを塗り付けられて、さらに滑りがよくなった指で気持ちよく追い立てられる。

「拓郎君、気持ちいい?」
「う、あっ、……うぅうっ、んん、いや、だ、んっあうんんっ」
「君の中、熱くてうねっている。ここトントンするのが気持ちいいのかい?」
「……っ、っ……んっ」

前立腺を彼の言うトントンでやられると、尻の奥でキュンキュンと痙攣が起き始め、射精していないのに射精したような感覚になる。

「……っ、はあはぁはぁ……??」

なに、今の。尻が凄い気持ちよかった。
しばらく放心状態になっている俺の顔中に彼がキスしまくる。

「可愛い。可愛さで胸が痛い。どうしよう」

いや、どうしようはこっちの台詞だ。色々どうしてくれんだ。尻なんかで気持ちよくなって呆けている俺の身になってみろ。

「好きだ好きだ好きだ好きだ……拓郎君、大好きだ。触ってもまだ全然触りたい。もっと続けていいかい?」

ギュウギュウ、ぬいぐるみのように抱きしめられる。ゴリゴリマッチョのせいちゃんに強めに抱きしめられると、マジで苦しい。やめてほしいと背中をポンポン叩いた。

「——っ、いいんだね。大事にするよ」

身体を離されて、ホッとしていると、後ろを向かされ、グポゥとデカい物が挿入してきた。

「——へ、あぁああっ!?」
「うっ、締め付けないで。気持ち良すぎて、すぐに出てしまう」
「あ!? え、あぁうっ!! くる、しっ!」


俺、せいちゃんに抱かれ!? チンコ挿れられてる!? え!? これ、挿いってんのチンコ!? え、え!?

「……はぁ、まだ半分しか挿入してないよ」

あと、半分もあるのか!? 
俺は、振り向いて、ブンブン首を横に振った。

「無理っ!!」
「あぁ、苦しいね」

せいちゃんは、一度息を吐き、またベッドサイドに置いているローションを俺の尻と多分社長のモノに塗る。
そのローションまみれの手で今度は俺の陰茎をにゅるにゅると擦ってきた。

「あっ!? んんっ!んん……、はぁ~、はぁ~、あぅう」
「うん。前に意識しようか。大丈夫、息吐いてて」

ローションまみれにされて擦られると、気持ちいい。両手で陰茎と先端部分、捏ねられたり擦られたりすると、尻に大きな違和感と苦しさがあっても感じてきてしまう。

「はぅ。うぅ……んんはぁ」

さっきから、寸止めばかりだったので、射精したくなってくる。

もう少しでイく。というところで、ズズッと彼の性器が奥に挿入された。完全に油断していた。

「ひぅっ! んぁあっ、はぁはぁ、いれ、たぁ……、苦し……、んぁっはぁはぁ」
「大丈夫、もうこれ以上奥には挿入しないよ。ね、上手に飲み込んでるから、もう少し頑張って」

せいちゃんが、なだめるように肩にキスして、腹部を撫でてくる。

どうやら、すぐには動かさず大きさに慣れるのを待ってくれているようだ。

「拓郎君の、さっきから萎えていないよ」
「っ!!」

苦しさに枕に突っ伏していたが、顔を下げて、自分の状態を見ると、陰茎は固いままで、その先端から涎がツゥ~ッと落ちている。


「っ! だって、さっきイく寸前で、せいちゃ、手ぇ、止めっ、あぁうっ!」

せいちゃんの手が腹部から胸部へと上がってきて、胸の尖りをサワサワと触り始める。

「ひっ、あぁうっ、うぅん……む、ね……やだぁ……」
「……っ、う、君の中うねってる。気持ち良すぎてもう……ごめん!」
「あっ」

ゆるゆると浅く腰を前後に動かされる。乳首への刺激の方が強くて苦しさが薄れていく。
俺が力を上手く抜けるようになった時、せいちゃんが腰の角度を変えた。さっき指でトントン擦られた場所を掠めた。

「っ、……!?」

思わず、キュウッと彼のモノを締め付けてしまう。俺の反応を見て、ここかと同じ場所を刺激する。
何度も擦られているうちに、奥の中から弱い快感が強くなっていく。

なにこれ……チンコ擦るのと違う……。込み上げてくる。
揺すられて、気付けばまた俺の口から喘ぎ声が漏れていた。それを聞いてせいちゃんが何度も可愛い可愛い言っている。

「あっんんぁ、せいちゃ、せいちゃんっ、もう、だめ、イくっ」
「はぁはぁ、うん、僕も。一緒にイこう」

そう言って、ほぼ同時に射精した——————…………

うん。回想おわり!!!!!!!!




————……ふっ。くそぉ、だから、泣きたいのは俺なんだって。

目を瞑っていたが、開いて、メソメソ泣いているせいちゃんを見た。なんで、チンコ挿入した側が泣いてるんだよ。

俺の視線を感じたのか、社長はハッとして、腕で涙を拭って、俺を見た。

「————っ拓郎君っ!!」
「っ!」

パァッと花が咲いたような嬉しそうな顔に……、文句が引っ込んでしまった。

せいちゃんは、飛びつくように寝ている俺にブチュブチュとキスしまくってくる。

「拓郎君っ!! 昨日は、素敵だった!! 声も身体も……あぁ、素晴らしい君を前にして君を表す言葉が出てこない。無知な自分が恥ずかしい。君の中は熱く絡み付いて来て、思い出しては身体が熱くなるし、人生で一番愛おしい日だったよ!! 君を誕生させた神に何百回お礼を言ったか!! いや、それよりも無理させたね。身体が痛むかい!? 動けるかい!? 何か飲むかい? 気分はどうだい!?」
「………」

一気に言われすぎて怒る気がさらに半減してしまう。
俺は、何に怒っていたんだっけ——……はは、もうなんでもいっか~つかれた……


「……甘い香りに誘われて……また、キスしたいのだけど、いいかい?」
「…………」
「あぁ、ジュテーム。勝手に唇が吸い寄せられてしまう。君はきっと磁石だ。僕がS極なら君はN極」

何度も思うが、これ、本気なんだぞ。
本気でこんなこと言ってんだぞ。

ゆっくりと引っ付いてきた唇に、どうしてなんだが、俺は目を瞑った。




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