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ダンディルグ王国 1
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ダンディルグ王国は、クリスが想像していたよりも巨大で活気のある国だった。
高くそびえ立つ外壁を抜けると、石造りや木造建築がひしめき合う街が広がり街の奥には、左右に塔を携えた城が見えた。城壁の上には、交差する剣をモチーフにした旗がなびく。
「何て大きな国なんだ」と、クリスは思わず足を止めて街並みを見渡した。
やはりここで暮らす人々は、魔族ばかりだ。
異なる種族を目にしたが、旅商人や冒険者らしき者ぐらいしか居ない。
「兄ちゃん、どいておくれ。荷馬車が通るよ」、大通りは、荷物を積んだ多くの馬車が往来するので、道を歩く人々は建物に沿って脇を歩いていた。
「ああ、すまない」と、大通りの真ん中に立っていたクリスは、道の脇へ移動した。
口を半開きにして、通りの真ん中で立ち尽くしている姿は、まるで田舎者だなとクリスは思い、一人で笑いを堪えた。
先にスライブからの書簡を渡してしまおうと、ダンディルグのギルド会館を探し始めた。
すれ違った男性に彼は道を聞く、「あのー、ギルド会館はどこですか?」
「ギルド会館は、街の中でもひときわ大きいあの建物だよ」と、街の西側を指さした。
「有り難うございます、助かりました」
クリスは礼を言うと、真っすぐギルド会館を目指して歩く。
建物は見えているが、中々たどり着かない。
遠回りをしているつもりは全く無かったのに、何処まで行けば建物に着くのだと、土地勘の無い彼は少し焦った。
それ程この国の中心都市は、広いのだ。
ギルド会館の受付カウンターには、アルフェリアのギルド職員が着る制服と同じ、紺色のブレザー姿の受付嬢が対応してくれた。
彼女は金髪のショートカットで、魔族特有の赤い瞳をしている。
細い四肢とタイトな制服のせいで彼女の胸は、やたらと大きく見える。
「ようこそ、ダンディルグのギルド会館へ。どういったご用件でしょうか?」
自分の胸に目がくぎ付けになっている事に気が付いていたのか、クスッと受付嬢が笑った。
我に戻ったクリスは、恥ずかしくなり彼女の胸から目を逸らした。
「俺は、アルフェリアの館長の依頼で来た。ここの館長に会いたいのだが」
「分かりました、お名前を頂戴してもよろしいでしょうか」
「俺は、クリス・アラートだ」
「確認しますので、少々お待ちください」、丁寧な対応を見せる彼女は軽くお辞儀をした。
待っている間にクリスは、周りを見渡す。冒険者達は、人族、獣人族、エルフ族と魔族以外の種族が目立つ。この国で生活をする者は少ないが、旅でここを訪れる冒険者は多いんだなと、クリスは思った。
「お待たせしました。館長がお会いするようですので、一緒に来てください」
クリスは、受付嬢に連れられて館長室へ案内される。
部屋に入ると、エルフ族の初老の男性が待っていた。
金色の長い髪と老いを感じさせない綺麗な顔立ちをしている。緑色のローブの襟元や袖には、草花の刺繍があしらわれていた。
「ようこそ、ダンディルグギルドへ。クリス、君の事はスライブから聞いていたので会うのを楽しみにしていたよ」
「初めまして、モーガン・ギドーさん」
「まあ、座り給え。ミルフィーナ、後でクリスに宿屋を紹介してやってくれないか」
「かしこまりました」と、受付嬢のミルフィーナが部屋を出て行った。
「早速ですが、スライブから預かって来た手紙と資料です」と、モーガンに手渡した。
顎に手をやりながら、モーガンは黙ってスライブの手紙と資料を読む。時折、彼は目を細めうーんと声を漏らす。手紙や資料にかかれているのは、どうやら難しい問題のようだ。
「全てに君は、関与しているのか。慈愛の女神の行動、異世界からの人族の勇者召喚、グランベルノ国王による勇者の洗脳、それに男神の妨害とな。初めて聞く事ばかりだ」
「やはり、情報はまだそちらに行っていませんでしたか」
「女神や男神が話していた内容に間違いは、無いのかね」
「残念ながら、全て本当です。直接、彼らと話しましたから」
「何! ここに書かれているのは、彼らと会って話した内容か」
「そうです、ちょっと色々ありまして、女神や男神に出会ってしまいました」
モーガンは、後頭部に手を当て細長く先の尖ったエルフ特有の耳を動かす。
「何とも、興味深い話だな」
「スライブからの手紙には書かれていないが、どうやって君は男神が手を加えた魔獣を倒したのだ? 勇者とは異なる特別な力の持ち主か?」
「そ、それは・・・、何と言いますか、特別と言うか、気まぐれと言うか・・・」
「はっきりしない若者だな」と、モーガンは鋭い眼光をクリスに射った。
「見透かされていますか? 面倒ごとは御免なので、スライブにしか話していないのですが」
「話したくなくても、おかしいだろ。君はブロンズの三ツ星、どう見ても実力と合わない」
観念するしか無いのかと、クリスがモーガンを見た時に、忘れていた事を思い出した。
「ああ、そうか。あなたは、ブラッディ―ワイズマンだ! だから迫力があるのか」
「ふっふふふ、懐かしい呼び名だな」
「どうせ、バレるなら話しますが、絶対に内密にしてくれますか」
「約束するよ、他人に話せるような内容では無いと感じるからの」
クリスは、フリント王国とグランベルノ王国との戦いから今に至るまでの全てをモーガンに包み隠さず話した。
「確かに、最高神の気まぐれだな。じゃが、今の状況を考えると、お前も女神や男神と同等にこの世界のバランスを保つ者なのかも知れない」
「そんな、大それた使命は担っていませんよ。自由気ままに生きて良いと言われたので」
「神がそう話しても、君は知らぬ間に導かれているのかも知れない」
「そうなのかな?」と、あまりピンと来ない内容にクリスは首を傾げた。
「まあ、女神と男神だけでなくグランベルノ王の企みにも注意が必要だな。勇者を洗脳してまで利用するとは、欲深い奴だ」
「人族の勇者ミツヤには、洗脳が解かれている事を悟られない様に注意しろと伝えていますが、グランベルノ王国の動向には気を付けてください」
問題が山積みで頭が痛いと、モーガンは自身の首を回し、クリスへの質問を終えた。
「クリス、君は暫くこの国に滞在する予定かね」
「そうですね、せっかくだから暫く滞在します。何か面白い事が、あるかも知れないし」
何かあったら連絡してくださいと言い残し、クリスは館長室を出た。ギルド会館を出る前に受付嬢のミルフィーナから宿屋を紹介してもらい、長かった旅の半分が終わったのを実感した。
ギルドから紹介してもらった宿屋は、値段の張る高級宿だった。
クリスが滞在する間の費用は全てギルドで見てくれる事になっていたので、気が引けた彼は後日モーガンに宿泊代を払うと話したが、遠慮するなと断られた。
初日から2、3日かけて街の探索をしたので、色々な事が分かった。
城の側や周辺の地区は、貴族や城で要職に就く人たちと騎士達が暮らしている。
城を取り囲む様に生活する庶民の暮らしは豊かで、この国にスラム街は無かった。
みんな毎月一定金額の税金を納めており、国の財政とするだけで無く、生活に困った時にはその税金で援助が受けられると聞いた。
初めて聞く税金の使い方にクリスは、良い制度だと感心した。
流石に一週間を過ぎると何もする事が無くなり、クリスは街をブラブラするのにも飽きてきた。そんな時に、ギルドから呼び出しがあった。
「何かありましたか?」と、クリスは受付でミルフィーナに聞いた。
「ええ、モーガン館長からクリス様に仕事の依頼です」
「それで、仕事の内容は?」、ミルフィーナが答えようとすると、後ろからモーガンが彼女の肩を叩いた。
「私が説明するよ、ミルフィーナ」
「モーガンさん、何があったんですか?」
「魔獣討伐を手伝って欲しい」
「魔獣討伐って、三日前にこの国の勇者と騎士団、それに冒険者達が加わって街の中を行進して行った彼らの応援ですか?」
「そうだ、森を出て近くの村や町を襲っている魔獣の討伐だ」
モーガンが話す内容はこうだ。
ここから東に早馬に乗り半日ほどで辿り着ける魔の森は、通常の森とは異なり魔獣の巣窟となっている。
普段は森に入ってまで、魔獣討伐をするような危険な行動は取らない。しかし、たまに森から出て来て町や村を襲う魔獣が居るので、その時は国を挙げて討伐に向かう。
今回もいつもと同じ様に獣型の魔獣を想定していたのだが、討伐に向かった彼らが遭遇した魔獣は人型だったらしい。そのため強力な魔獣の相手をする羽目になり、森と村との間にある草原で、人型の魔獣と丸一日一進一退を続けていると報告が来たのだ。
「人型の魔獣を見た事はありませんが、急いで何とかしないと」
「君の馬を潰すわけには行かないから、こちらで早馬を用意しているので、直ぐにでも出発してくれると助かる」
クリスは早馬に乗ると、急いで魔の森へ向かった。人型の魔獣の脅威は、スライブから聞いていたので、移動時に身体強化をして無駄に体力の消耗をしたく無かった。
高くそびえ立つ外壁を抜けると、石造りや木造建築がひしめき合う街が広がり街の奥には、左右に塔を携えた城が見えた。城壁の上には、交差する剣をモチーフにした旗がなびく。
「何て大きな国なんだ」と、クリスは思わず足を止めて街並みを見渡した。
やはりここで暮らす人々は、魔族ばかりだ。
異なる種族を目にしたが、旅商人や冒険者らしき者ぐらいしか居ない。
「兄ちゃん、どいておくれ。荷馬車が通るよ」、大通りは、荷物を積んだ多くの馬車が往来するので、道を歩く人々は建物に沿って脇を歩いていた。
「ああ、すまない」と、大通りの真ん中に立っていたクリスは、道の脇へ移動した。
口を半開きにして、通りの真ん中で立ち尽くしている姿は、まるで田舎者だなとクリスは思い、一人で笑いを堪えた。
先にスライブからの書簡を渡してしまおうと、ダンディルグのギルド会館を探し始めた。
すれ違った男性に彼は道を聞く、「あのー、ギルド会館はどこですか?」
「ギルド会館は、街の中でもひときわ大きいあの建物だよ」と、街の西側を指さした。
「有り難うございます、助かりました」
クリスは礼を言うと、真っすぐギルド会館を目指して歩く。
建物は見えているが、中々たどり着かない。
遠回りをしているつもりは全く無かったのに、何処まで行けば建物に着くのだと、土地勘の無い彼は少し焦った。
それ程この国の中心都市は、広いのだ。
ギルド会館の受付カウンターには、アルフェリアのギルド職員が着る制服と同じ、紺色のブレザー姿の受付嬢が対応してくれた。
彼女は金髪のショートカットで、魔族特有の赤い瞳をしている。
細い四肢とタイトな制服のせいで彼女の胸は、やたらと大きく見える。
「ようこそ、ダンディルグのギルド会館へ。どういったご用件でしょうか?」
自分の胸に目がくぎ付けになっている事に気が付いていたのか、クスッと受付嬢が笑った。
我に戻ったクリスは、恥ずかしくなり彼女の胸から目を逸らした。
「俺は、アルフェリアの館長の依頼で来た。ここの館長に会いたいのだが」
「分かりました、お名前を頂戴してもよろしいでしょうか」
「俺は、クリス・アラートだ」
「確認しますので、少々お待ちください」、丁寧な対応を見せる彼女は軽くお辞儀をした。
待っている間にクリスは、周りを見渡す。冒険者達は、人族、獣人族、エルフ族と魔族以外の種族が目立つ。この国で生活をする者は少ないが、旅でここを訪れる冒険者は多いんだなと、クリスは思った。
「お待たせしました。館長がお会いするようですので、一緒に来てください」
クリスは、受付嬢に連れられて館長室へ案内される。
部屋に入ると、エルフ族の初老の男性が待っていた。
金色の長い髪と老いを感じさせない綺麗な顔立ちをしている。緑色のローブの襟元や袖には、草花の刺繍があしらわれていた。
「ようこそ、ダンディルグギルドへ。クリス、君の事はスライブから聞いていたので会うのを楽しみにしていたよ」
「初めまして、モーガン・ギドーさん」
「まあ、座り給え。ミルフィーナ、後でクリスに宿屋を紹介してやってくれないか」
「かしこまりました」と、受付嬢のミルフィーナが部屋を出て行った。
「早速ですが、スライブから預かって来た手紙と資料です」と、モーガンに手渡した。
顎に手をやりながら、モーガンは黙ってスライブの手紙と資料を読む。時折、彼は目を細めうーんと声を漏らす。手紙や資料にかかれているのは、どうやら難しい問題のようだ。
「全てに君は、関与しているのか。慈愛の女神の行動、異世界からの人族の勇者召喚、グランベルノ国王による勇者の洗脳、それに男神の妨害とな。初めて聞く事ばかりだ」
「やはり、情報はまだそちらに行っていませんでしたか」
「女神や男神が話していた内容に間違いは、無いのかね」
「残念ながら、全て本当です。直接、彼らと話しましたから」
「何! ここに書かれているのは、彼らと会って話した内容か」
「そうです、ちょっと色々ありまして、女神や男神に出会ってしまいました」
モーガンは、後頭部に手を当て細長く先の尖ったエルフ特有の耳を動かす。
「何とも、興味深い話だな」
「スライブからの手紙には書かれていないが、どうやって君は男神が手を加えた魔獣を倒したのだ? 勇者とは異なる特別な力の持ち主か?」
「そ、それは・・・、何と言いますか、特別と言うか、気まぐれと言うか・・・」
「はっきりしない若者だな」と、モーガンは鋭い眼光をクリスに射った。
「見透かされていますか? 面倒ごとは御免なので、スライブにしか話していないのですが」
「話したくなくても、おかしいだろ。君はブロンズの三ツ星、どう見ても実力と合わない」
観念するしか無いのかと、クリスがモーガンを見た時に、忘れていた事を思い出した。
「ああ、そうか。あなたは、ブラッディ―ワイズマンだ! だから迫力があるのか」
「ふっふふふ、懐かしい呼び名だな」
「どうせ、バレるなら話しますが、絶対に内密にしてくれますか」
「約束するよ、他人に話せるような内容では無いと感じるからの」
クリスは、フリント王国とグランベルノ王国との戦いから今に至るまでの全てをモーガンに包み隠さず話した。
「確かに、最高神の気まぐれだな。じゃが、今の状況を考えると、お前も女神や男神と同等にこの世界のバランスを保つ者なのかも知れない」
「そんな、大それた使命は担っていませんよ。自由気ままに生きて良いと言われたので」
「神がそう話しても、君は知らぬ間に導かれているのかも知れない」
「そうなのかな?」と、あまりピンと来ない内容にクリスは首を傾げた。
「まあ、女神と男神だけでなくグランベルノ王の企みにも注意が必要だな。勇者を洗脳してまで利用するとは、欲深い奴だ」
「人族の勇者ミツヤには、洗脳が解かれている事を悟られない様に注意しろと伝えていますが、グランベルノ王国の動向には気を付けてください」
問題が山積みで頭が痛いと、モーガンは自身の首を回し、クリスへの質問を終えた。
「クリス、君は暫くこの国に滞在する予定かね」
「そうですね、せっかくだから暫く滞在します。何か面白い事が、あるかも知れないし」
何かあったら連絡してくださいと言い残し、クリスは館長室を出た。ギルド会館を出る前に受付嬢のミルフィーナから宿屋を紹介してもらい、長かった旅の半分が終わったのを実感した。
ギルドから紹介してもらった宿屋は、値段の張る高級宿だった。
クリスが滞在する間の費用は全てギルドで見てくれる事になっていたので、気が引けた彼は後日モーガンに宿泊代を払うと話したが、遠慮するなと断られた。
初日から2、3日かけて街の探索をしたので、色々な事が分かった。
城の側や周辺の地区は、貴族や城で要職に就く人たちと騎士達が暮らしている。
城を取り囲む様に生活する庶民の暮らしは豊かで、この国にスラム街は無かった。
みんな毎月一定金額の税金を納めており、国の財政とするだけで無く、生活に困った時にはその税金で援助が受けられると聞いた。
初めて聞く税金の使い方にクリスは、良い制度だと感心した。
流石に一週間を過ぎると何もする事が無くなり、クリスは街をブラブラするのにも飽きてきた。そんな時に、ギルドから呼び出しがあった。
「何かありましたか?」と、クリスは受付でミルフィーナに聞いた。
「ええ、モーガン館長からクリス様に仕事の依頼です」
「それで、仕事の内容は?」、ミルフィーナが答えようとすると、後ろからモーガンが彼女の肩を叩いた。
「私が説明するよ、ミルフィーナ」
「モーガンさん、何があったんですか?」
「魔獣討伐を手伝って欲しい」
「魔獣討伐って、三日前にこの国の勇者と騎士団、それに冒険者達が加わって街の中を行進して行った彼らの応援ですか?」
「そうだ、森を出て近くの村や町を襲っている魔獣の討伐だ」
モーガンが話す内容はこうだ。
ここから東に早馬に乗り半日ほどで辿り着ける魔の森は、通常の森とは異なり魔獣の巣窟となっている。
普段は森に入ってまで、魔獣討伐をするような危険な行動は取らない。しかし、たまに森から出て来て町や村を襲う魔獣が居るので、その時は国を挙げて討伐に向かう。
今回もいつもと同じ様に獣型の魔獣を想定していたのだが、討伐に向かった彼らが遭遇した魔獣は人型だったらしい。そのため強力な魔獣の相手をする羽目になり、森と村との間にある草原で、人型の魔獣と丸一日一進一退を続けていると報告が来たのだ。
「人型の魔獣を見た事はありませんが、急いで何とかしないと」
「君の馬を潰すわけには行かないから、こちらで早馬を用意しているので、直ぐにでも出発してくれると助かる」
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