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カルラシア 2
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城の前に到着すると、城壁の上から矢の雨が降り注いでいた。騎士達は、ギリギリ矢の届かない位置で盾を構える。
重厚な扉を閉ざした城は、堀と分厚く高さのある城壁に囲まれており、簡単に中へは入れない様子だった。
「籠城戦になっている様だが、直ぐに戦闘に参加するのか?」
ミツヤの問いかけにリリアは、「膠着状態を打破するには、我々だけでなく味方の協力が必要です。それに明日の朝から万全の態勢で、総攻撃をかけると聞いています。もう直ぐ、日も落ちますから今日は、安全な場所で休みましょう」
ミツヤ達は、城から少し離れた場所にある商家に案内された。
この国の流通を一手に引き受けていた商家は、貴族の屋敷に負けないくらい立派だ。広大な屋敷は、彼らだけでなく騎士団長や戦闘に参加する貴族達の休息の場として、十分な部屋数を持っていた。
リリアは、いつも通り勇者と同じ部屋で過ごそうと、ミツヤと一緒に部屋に入る。彼女は、ポケットから薬を取り出すと、ミツヤに手渡した。
「ミツヤ様、今日はかなり取り乱していらっしゃったので、お薬をお飲みください」
「ふっ、わざとらしいな。もう薬は要らないよ! ・・・必要ない」
「いえ、お薬をお飲みください。お体が、心配です」
「リリア、嘘はもう沢山だ。僕の洗脳を維持するための薬だろ」
「そ、そんな事は、ありません。これは、体調を崩しやすいミツヤ様の為に処方された薬です」
ミツヤはリリアの腕を掴み、手から薬を奪い投げ捨てた。コロコロと四粒の赤い玉が、床を転がって行った。
「リリア、いつもより薬の量が多いじゃないか? そんなに沢山飲ませたいのは、洗脳が解けてきていると思ったからだろ」
彼女は、何も答えず手を胸に当て俯いた。
リリアの腕を掴む隼人の手に力が入る、「洗脳は、既に解けているよ。嘘を付いても無駄だ」
「いっ、いつからですか? いつから洗脳が解けていたのですか、誰が解いたのですか」
「僕の洗脳を解いたのは、慈愛の女神ディアナだ」
「女神さまが、解いたのですか。そんな、それじゃあ、私達はどうなるの」
「お前達がどうなろうと、もう僕には関係ない! この戦闘が終わったら、僕は、グランベルノから出て行きたいから」
「ダメです、あなたは・・・、勇者は、人族の為に与えられた希望なのですから」
「人族の為じゃないだろ、グランベルノ王国だけの為だろ。僕の役割は、ここまでだ。戦闘を早く終わらせて、グランベルノの勇者を辞める」
「そ、そんな・・・」、崩れる様に床に四つん這いになったリリアは、舌打ちをした。
どこに本心を隠しているのか分からない王女に、ミツヤは嫌悪感を抱く。今となっては、彼女と同じ部屋で同じ空気を吸う事さえ腹立たしく思えた。
無言で部屋を出たミツヤは、明日を待たずに戦闘を終わらせようと考える。
彼は、まだ勘違いしていた。魔族に操られているカルラシア王を討てば、全てが終わり自分もこの国の民も解放されると。
身体強化の魔法を自身にかけたミツヤは、降り注ぐ矢をものともせず、堀にかかる橋を渡り城門の前にやって来た。
城壁の上から矢と魔法を次々と放つが、勇者の体に傷を付ける事さえ出来なかった。
「うぉりゃああああああ、剣技千剣払い!!!」
城門の扉は、聖剣で切り刻まれた。
ぽっかりと穴の開いた城壁の向こうには、唖然とする騎士や兵士達の姿が現れる。
ミツヤは、容赦なく彼らをなぎ倒して城の中へと走り出した。
先陣を切る勇者の奇襲に、味方の士気は上がる。
グランベルノ王国の騎士達は、ミツヤの後に続けと、城へなだれ込んだ。
奇襲攻撃を受けたカルラシア王国の騎士や兵士達は、突然の出来事に混乱してしまう。戦意喪失し逃げ場を失ったカルラシアの兵士達は、次々に武器を捨て投降してしまった。
あっという間に勝敗は決して終い、グランベルノ王国の兵士達の勝どきが上がった。
玉座に座るカルラシア王は、この時を待つていたかのように、一人で勇者を待ち構えていた。
「そろそろ来ると思っていた。勇者ミツヤ・タカハシ殿、私がカルラシア王だ」
「あなたには、何の恨みもありませんが、あなたを討ち人族の国から魔族の脅威を排除させてもらいます」
「そうか、魔族とな。グランベルノ王は、分かりやすい嘘をつく。しかし、異世界から来た君には、有効的な嘘だったようだな」
早く戦いを終わらせたいと焦るミツヤに、王の言葉は届かなかった。
ミツヤは、ゆっくりと玉座へと続く階段を昇る。
ミツヤを見つめながらカルラシア王は、立ち上がり両手を広げた。
「さあ、終わりにするが良い」
聖剣が、カルラシア王の体を貫いた。
口から血を流すカルラシア王は、自分の腹を貫く聖剣の柄を両手で握りしめ、前へ歩き出した。血まみれの両手でミツヤの肩を掴むと、耳元で最後の言葉を伝えた。
「ぐふっ・・・私は魔族では無い、この国は魔族の脅威に晒されていない。うっ・・・そもそも、魔族は我々人族と同じ姿をする種族で・・・闇の者でも我々の脅威でも無い」
「な、何を今更、魔族とはこの世界を滅ぼそうとする悪の根源では無いのか?」
「はぁ、はぁ・・・悪の根源は、お前を呼び寄せたグランベルノ王だ。うぐっ・・・あいつこそ、この世界のバランスを無視して・・・破滅に導く悪の権限となるだろう」
「そ、そんな。じゃあ、この戦いは・・・何なんだ?」
「がはっ・・・自分自身で確かめるのだ。これからは、真の勇者として行動し・・・本当の意味で・・・人族の力となれ・・・、ぐ、ぐふぅ」
カルラシア王の血が、聖剣を伝って流れる。
生温かい王の血が、ミツヤの手を真っ赤に染めて行く。
まるで自分の犯した過ちを見せつけるかの様に。
早く戦いを終わらせてこの場所から、グランベルノから出て行きたかった。
ミツヤは、焦って先を急ぐあまり、自分の判断が間違っていた事に気が付いた。
―――彼らと魔族は、関係無かった。しまった。これは、この戦いは、単なるグランベルノの侵略戦争だったのか。
「うっわああああ、父上、お前が父上を・・・!」
壇上で倒れるカルラシア王の傍らに立つ、血まみれの勇者を見た第一王子ルーカスが叫んだ。
勇者に飛び掛かろうとする彼を後から攻め込んできたグランベルノの騎士達が捕らえた。
後ろ手で両手を騎士に捕まれた彼は、強引に跪かさる。
大きく目を見開き体を震わせるルーカスは、復讐心に満たされていく。
「絶対に許さない! 俺は、必ずお前を・・・勇者であるお前を殺して見せる!!!」
カルラシア王の死によって、この戦闘は終わった。
人族を支配するために多大な労力を得たかったグランベルノ王の思惑通り、カルラシア王国の侵略戦争は成功した。この国の人間は、年齢や身分に関係なく全員グランベルノの為に働く奴隷とされた。
勝利に酔いしれる兵士達の目をかいくぐり、誰にも気づかれる事無く、ミツヤは姿を消してしまった。彼は、この世界で唯一信頼できる友人となったクリスに会う為、アルフェリアに向かった。
重厚な扉を閉ざした城は、堀と分厚く高さのある城壁に囲まれており、簡単に中へは入れない様子だった。
「籠城戦になっている様だが、直ぐに戦闘に参加するのか?」
ミツヤの問いかけにリリアは、「膠着状態を打破するには、我々だけでなく味方の協力が必要です。それに明日の朝から万全の態勢で、総攻撃をかけると聞いています。もう直ぐ、日も落ちますから今日は、安全な場所で休みましょう」
ミツヤ達は、城から少し離れた場所にある商家に案内された。
この国の流通を一手に引き受けていた商家は、貴族の屋敷に負けないくらい立派だ。広大な屋敷は、彼らだけでなく騎士団長や戦闘に参加する貴族達の休息の場として、十分な部屋数を持っていた。
リリアは、いつも通り勇者と同じ部屋で過ごそうと、ミツヤと一緒に部屋に入る。彼女は、ポケットから薬を取り出すと、ミツヤに手渡した。
「ミツヤ様、今日はかなり取り乱していらっしゃったので、お薬をお飲みください」
「ふっ、わざとらしいな。もう薬は要らないよ! ・・・必要ない」
「いえ、お薬をお飲みください。お体が、心配です」
「リリア、嘘はもう沢山だ。僕の洗脳を維持するための薬だろ」
「そ、そんな事は、ありません。これは、体調を崩しやすいミツヤ様の為に処方された薬です」
ミツヤはリリアの腕を掴み、手から薬を奪い投げ捨てた。コロコロと四粒の赤い玉が、床を転がって行った。
「リリア、いつもより薬の量が多いじゃないか? そんなに沢山飲ませたいのは、洗脳が解けてきていると思ったからだろ」
彼女は、何も答えず手を胸に当て俯いた。
リリアの腕を掴む隼人の手に力が入る、「洗脳は、既に解けているよ。嘘を付いても無駄だ」
「いっ、いつからですか? いつから洗脳が解けていたのですか、誰が解いたのですか」
「僕の洗脳を解いたのは、慈愛の女神ディアナだ」
「女神さまが、解いたのですか。そんな、それじゃあ、私達はどうなるの」
「お前達がどうなろうと、もう僕には関係ない! この戦闘が終わったら、僕は、グランベルノから出て行きたいから」
「ダメです、あなたは・・・、勇者は、人族の為に与えられた希望なのですから」
「人族の為じゃないだろ、グランベルノ王国だけの為だろ。僕の役割は、ここまでだ。戦闘を早く終わらせて、グランベルノの勇者を辞める」
「そ、そんな・・・」、崩れる様に床に四つん這いになったリリアは、舌打ちをした。
どこに本心を隠しているのか分からない王女に、ミツヤは嫌悪感を抱く。今となっては、彼女と同じ部屋で同じ空気を吸う事さえ腹立たしく思えた。
無言で部屋を出たミツヤは、明日を待たずに戦闘を終わらせようと考える。
彼は、まだ勘違いしていた。魔族に操られているカルラシア王を討てば、全てが終わり自分もこの国の民も解放されると。
身体強化の魔法を自身にかけたミツヤは、降り注ぐ矢をものともせず、堀にかかる橋を渡り城門の前にやって来た。
城壁の上から矢と魔法を次々と放つが、勇者の体に傷を付ける事さえ出来なかった。
「うぉりゃああああああ、剣技千剣払い!!!」
城門の扉は、聖剣で切り刻まれた。
ぽっかりと穴の開いた城壁の向こうには、唖然とする騎士や兵士達の姿が現れる。
ミツヤは、容赦なく彼らをなぎ倒して城の中へと走り出した。
先陣を切る勇者の奇襲に、味方の士気は上がる。
グランベルノ王国の騎士達は、ミツヤの後に続けと、城へなだれ込んだ。
奇襲攻撃を受けたカルラシア王国の騎士や兵士達は、突然の出来事に混乱してしまう。戦意喪失し逃げ場を失ったカルラシアの兵士達は、次々に武器を捨て投降してしまった。
あっという間に勝敗は決して終い、グランベルノ王国の兵士達の勝どきが上がった。
玉座に座るカルラシア王は、この時を待つていたかのように、一人で勇者を待ち構えていた。
「そろそろ来ると思っていた。勇者ミツヤ・タカハシ殿、私がカルラシア王だ」
「あなたには、何の恨みもありませんが、あなたを討ち人族の国から魔族の脅威を排除させてもらいます」
「そうか、魔族とな。グランベルノ王は、分かりやすい嘘をつく。しかし、異世界から来た君には、有効的な嘘だったようだな」
早く戦いを終わらせたいと焦るミツヤに、王の言葉は届かなかった。
ミツヤは、ゆっくりと玉座へと続く階段を昇る。
ミツヤを見つめながらカルラシア王は、立ち上がり両手を広げた。
「さあ、終わりにするが良い」
聖剣が、カルラシア王の体を貫いた。
口から血を流すカルラシア王は、自分の腹を貫く聖剣の柄を両手で握りしめ、前へ歩き出した。血まみれの両手でミツヤの肩を掴むと、耳元で最後の言葉を伝えた。
「ぐふっ・・・私は魔族では無い、この国は魔族の脅威に晒されていない。うっ・・・そもそも、魔族は我々人族と同じ姿をする種族で・・・闇の者でも我々の脅威でも無い」
「な、何を今更、魔族とはこの世界を滅ぼそうとする悪の根源では無いのか?」
「はぁ、はぁ・・・悪の根源は、お前を呼び寄せたグランベルノ王だ。うぐっ・・・あいつこそ、この世界のバランスを無視して・・・破滅に導く悪の権限となるだろう」
「そ、そんな。じゃあ、この戦いは・・・何なんだ?」
「がはっ・・・自分自身で確かめるのだ。これからは、真の勇者として行動し・・・本当の意味で・・・人族の力となれ・・・、ぐ、ぐふぅ」
カルラシア王の血が、聖剣を伝って流れる。
生温かい王の血が、ミツヤの手を真っ赤に染めて行く。
まるで自分の犯した過ちを見せつけるかの様に。
早く戦いを終わらせてこの場所から、グランベルノから出て行きたかった。
ミツヤは、焦って先を急ぐあまり、自分の判断が間違っていた事に気が付いた。
―――彼らと魔族は、関係無かった。しまった。これは、この戦いは、単なるグランベルノの侵略戦争だったのか。
「うっわああああ、父上、お前が父上を・・・!」
壇上で倒れるカルラシア王の傍らに立つ、血まみれの勇者を見た第一王子ルーカスが叫んだ。
勇者に飛び掛かろうとする彼を後から攻め込んできたグランベルノの騎士達が捕らえた。
後ろ手で両手を騎士に捕まれた彼は、強引に跪かさる。
大きく目を見開き体を震わせるルーカスは、復讐心に満たされていく。
「絶対に許さない! 俺は、必ずお前を・・・勇者であるお前を殺して見せる!!!」
カルラシア王の死によって、この戦闘は終わった。
人族を支配するために多大な労力を得たかったグランベルノ王の思惑通り、カルラシア王国の侵略戦争は成功した。この国の人間は、年齢や身分に関係なく全員グランベルノの為に働く奴隷とされた。
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