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北の遺跡 5
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試練が待ち受ける塔の中を元気になったカレンが先頭で進む。鼻歌まじりで歩くご機嫌な彼女は、下唇に指を当て首を傾げながら後ろから来るクリスを見た。
『冷静に考えると、最強の夫の後ろ盾を持つ私は、最強の勇者なのよ。そんな私が恐れる事など何もないはず、そんな最強の夫婦に子供が出来たら・・・』、想像を膨らますカレンの顔が、ボンと顔が真っ赤になった。
勇者であっても頭の中は、普通の若い女性達と同じである。
振り返ったジルは、後ろでのほほんと歩くクリスに話しかけた、「昨夜遅くに何をしていたんだ? 女の機嫌が良くなると言う事は、あれだと思うけど、ほどほどにしとけよ」
いきなり下ネタ混じりの話をされたクリスは、目を白黒させる。やましい気持ちは無いものの、自分とカレンを見る男性達の目が気になってしまう。
「勘違いするなよ、昨晩は、彼女とそんな事はしていないよ。ただ、話をしていただけだ」
藪蛇だった、昨晩の事は本当にカレンと二人で話をしていただけなのに、何処か説得力に欠けるような気がしてしまった。
「昨晩は、・・・か。まあ、夫婦だから構わないけど」
「はあー、からかうなよ。それより、しっかりと勇者をサポートしないと置いてかれるぞ」
順調に塔の中の螺旋階段を上って行く一行の前に、何の障害も無かった。1階から9階まで塔の中は空洞になっており、魔獣が出てくれば直ぐに分かる。しかし、何も現れなかったのだ。
魔獣だけでなくトラップも無さげな道中に、本当に勇者の武具があるのだろうかと、全員の頭に不安とも取れる疑問が沸いた。十階に辿り着くと、階段の先には石造りの重厚な扉があった。そこからは各階が部屋になっており、それなりに強い魔獣や何らかの障害が、彼等の行く手を阻む仕組みになっている。勇者の試練は、ここからスタートなのだった。
十階の部屋に入ると天井は高く、中は結構広かった。最後尾のクリスが部屋に足を踏み入れると、扉は大きな音を立てて自動的に閉まった。全員が身構えると、柔らかそうな毛で全身を覆われた毛玉が五つ床の下から現れた。
「なんだ!? あの毛むくじゃら」、見るからに難易度の低そうな魔獣に、すっかり警戒心を無くしたジルが近づき、剣先で毛玉の魔獣を突《つつ》いた。
「ジル、気を付けろ。あんまり油断していると痛い目に会うぞ」
注意したクリスの言葉通り、これからジルは本当に痛い目に会う。そんな事も露知らず、ジルは楽しそうに毛玉を突くのを止めなかった。
剣先で突かれた毛玉は、コロコロと床を転がりピョコと耳を出すと、愛らしい目で彼らを見つめる。思わず、可愛いと声を出した女性陣に対して、キューと鳴き声を出してアピールしてきた。
「本当に気を付けないといけない魔獣でしょうか」、愛くるしい魔獣の姿に癒される、後衛のサーシャが足元に転がって来た魔獣を拾い上げようとした。
きっと彼女は、抱きしめてその毛並みの柔らかさを確かめたかったのだろう。
屈んだサーシャが魔獣に手を伸ばすと、毛玉の魔獣は彼女の手元から消え部屋の真ん中で寄り添う様に集まった。一匹がピョンピョンと上下に跳ねだすと、つられるように残りの四匹も同じ動作をする。
「ほら見ろ、気を付けるほどの魔獣じゃないよ」と、振り返ったジルに目がけて跳ねる魔獣は、一斉に襲い掛かった。
ゴムまりの様に弾む毛玉がジルの顔面を打ち付けると、腹や背中と次々に毛玉が彼に体当たりする。攻撃されるジルは、体を縮めて防御していた。
ボーン、ボーンと毛玉は何かにぶつかる度に音を立てる。
弾む毛玉とダメージを受けている様に見えないジルを仲間達は、不思議そうに眺めていた。
うーん、痛くないぞと、ジルは背中を伸ばし姿勢よく立った。
首をぐるっと回した彼は、声を出して笑いだし、余裕の表情を見せた。
「焦った・・・、こいつらの攻撃は、全然痛くないぞ」
魔獣の体は柔らかく素早い動きで体当たりして来るが、弾力性のある体なので攻撃力はかなり低くなる。しかし、部屋の壁に当たり、天井に当たり、ジルの体に当たるを繰り返すうちに、もの凄いスピードになって行った。
「・・・ッ、何だどうなっているのだ?」
魔獣のスピードに目が付いて行かない。そうこうしている内に、攻撃されるジルは全身に激痛が走り出した。跳ねる度に魔獣は、体を固く変化させていたのだった。
「ほら見ろ、油断するから痛い思いをする羽目になるんだよ」、手出しをするつもりがさらさらないクリスは、半笑いで呆れていた。
素早過ぎて攻撃が避け切れない。このままでは、何も出来ずに攻撃を受けるだけになってしまうと判断したジルは、闇雲に剣を振り回す。そんな攻撃が魔獣に当たる訳も無く、毛玉の集中攻撃を一人で受ける彼は、四つん這いになって頭を抱え防御しだした。
「いい加減、助けてくれよ!」、我慢しきれず傍観する仲間に助けを求めた。
あまりの無様さにギリは、肩をすぼめて首を横に振る。
見かねたサーシャが、ジルに杖を向けて詠唱を唱えた。
「此処に集いし風よ、我が友を守れ【中級魔法】エアーシールド!」
風がジルの周りに集まり、高速で回転して彼を守る。
空気の壁が、魔獣の体当たりを跳ね返す。攻撃は防げたが、魔獣はスピードを更に増し動きを止める気配は無かった。
どう攻撃すれば良いのか、腕を組み仁王立ちで考えるカレンは、後方で待機するチェンを呼んだ。
「チェン、あの魔獣を捕まえる事は出来るかしら?」
「一匹ずつなら、捕まえられると思いますよ。試して見ましょうか?」
「お願いします」、何か策でもあるのか指示を出したカレンは、冷静に見える。
チェンは大きく息を吸い、「フン!」と、全身に力を込め闘気を纏った。
飛び跳ねる魔獣の中に入って行った彼は、壁を蹴り、天井を蹴り、スピードを上げながら魔獣と同じ動作を繰り返した。魔獣と同じ速度に達した所で、ヒョイと一匹両手で捕まえカレンの足元に押さえつけながら置いた。
「これで良いですか。捕まえて見ると、意外に柔らかい体をした魔獣ですね」
「有り難う。じゃあ、倒すわよ」、容赦なく可愛らしい魔獣に聖剣をブスリと突き刺した。
どうなるのだろうかと仲間達が見守る中、魔獣はいとも簡単にパーンと、風船が割れる様に弾けてしまった。
なるほど、スピードに比例して攻撃力を高める魔獣は、速さゆえに直接攻撃するのは難しいが、捕らえさえすれば簡単に倒せる。攻略方法を見出したカレンは、嬉しそうに口元に手を当てクスッと笑った。
「問題は解決ね。じゃあ、後はこれを繰り返すだけよ。チェンが捕えて、ギリが槍で突き刺して残りの魔獣を全て倒してちょうだい」
弱点が分かれば、後は簡単な事だった。チェンが魔獣を捕まえて来ると、ギリは槍で突き刺し一匹ずつ倒す。この繰り返しをするだけでだった。
結局、胡坐をかいて座るジルは、エアーシールドの中からチェンとギリの活躍を見る事しか出来ず、もどかしそうにしていた。全ての魔獣を倒した後は、サーシャに笑われながら回復魔法をかけてもらう彼は、何の役にも立たなかったので気まずそうにしていた。
十階を攻略すると、部屋の真ん中に台座が現れた。台座の上では、七色に光る玉が浮いており、それに触れた彼等は自動的に次の部屋へと転送される。
『冷静に考えると、最強の夫の後ろ盾を持つ私は、最強の勇者なのよ。そんな私が恐れる事など何もないはず、そんな最強の夫婦に子供が出来たら・・・』、想像を膨らますカレンの顔が、ボンと顔が真っ赤になった。
勇者であっても頭の中は、普通の若い女性達と同じである。
振り返ったジルは、後ろでのほほんと歩くクリスに話しかけた、「昨夜遅くに何をしていたんだ? 女の機嫌が良くなると言う事は、あれだと思うけど、ほどほどにしとけよ」
いきなり下ネタ混じりの話をされたクリスは、目を白黒させる。やましい気持ちは無いものの、自分とカレンを見る男性達の目が気になってしまう。
「勘違いするなよ、昨晩は、彼女とそんな事はしていないよ。ただ、話をしていただけだ」
藪蛇だった、昨晩の事は本当にカレンと二人で話をしていただけなのに、何処か説得力に欠けるような気がしてしまった。
「昨晩は、・・・か。まあ、夫婦だから構わないけど」
「はあー、からかうなよ。それより、しっかりと勇者をサポートしないと置いてかれるぞ」
順調に塔の中の螺旋階段を上って行く一行の前に、何の障害も無かった。1階から9階まで塔の中は空洞になっており、魔獣が出てくれば直ぐに分かる。しかし、何も現れなかったのだ。
魔獣だけでなくトラップも無さげな道中に、本当に勇者の武具があるのだろうかと、全員の頭に不安とも取れる疑問が沸いた。十階に辿り着くと、階段の先には石造りの重厚な扉があった。そこからは各階が部屋になっており、それなりに強い魔獣や何らかの障害が、彼等の行く手を阻む仕組みになっている。勇者の試練は、ここからスタートなのだった。
十階の部屋に入ると天井は高く、中は結構広かった。最後尾のクリスが部屋に足を踏み入れると、扉は大きな音を立てて自動的に閉まった。全員が身構えると、柔らかそうな毛で全身を覆われた毛玉が五つ床の下から現れた。
「なんだ!? あの毛むくじゃら」、見るからに難易度の低そうな魔獣に、すっかり警戒心を無くしたジルが近づき、剣先で毛玉の魔獣を突《つつ》いた。
「ジル、気を付けろ。あんまり油断していると痛い目に会うぞ」
注意したクリスの言葉通り、これからジルは本当に痛い目に会う。そんな事も露知らず、ジルは楽しそうに毛玉を突くのを止めなかった。
剣先で突かれた毛玉は、コロコロと床を転がりピョコと耳を出すと、愛らしい目で彼らを見つめる。思わず、可愛いと声を出した女性陣に対して、キューと鳴き声を出してアピールしてきた。
「本当に気を付けないといけない魔獣でしょうか」、愛くるしい魔獣の姿に癒される、後衛のサーシャが足元に転がって来た魔獣を拾い上げようとした。
きっと彼女は、抱きしめてその毛並みの柔らかさを確かめたかったのだろう。
屈んだサーシャが魔獣に手を伸ばすと、毛玉の魔獣は彼女の手元から消え部屋の真ん中で寄り添う様に集まった。一匹がピョンピョンと上下に跳ねだすと、つられるように残りの四匹も同じ動作をする。
「ほら見ろ、気を付けるほどの魔獣じゃないよ」と、振り返ったジルに目がけて跳ねる魔獣は、一斉に襲い掛かった。
ゴムまりの様に弾む毛玉がジルの顔面を打ち付けると、腹や背中と次々に毛玉が彼に体当たりする。攻撃されるジルは、体を縮めて防御していた。
ボーン、ボーンと毛玉は何かにぶつかる度に音を立てる。
弾む毛玉とダメージを受けている様に見えないジルを仲間達は、不思議そうに眺めていた。
うーん、痛くないぞと、ジルは背中を伸ばし姿勢よく立った。
首をぐるっと回した彼は、声を出して笑いだし、余裕の表情を見せた。
「焦った・・・、こいつらの攻撃は、全然痛くないぞ」
魔獣の体は柔らかく素早い動きで体当たりして来るが、弾力性のある体なので攻撃力はかなり低くなる。しかし、部屋の壁に当たり、天井に当たり、ジルの体に当たるを繰り返すうちに、もの凄いスピードになって行った。
「・・・ッ、何だどうなっているのだ?」
魔獣のスピードに目が付いて行かない。そうこうしている内に、攻撃されるジルは全身に激痛が走り出した。跳ねる度に魔獣は、体を固く変化させていたのだった。
「ほら見ろ、油断するから痛い思いをする羽目になるんだよ」、手出しをするつもりがさらさらないクリスは、半笑いで呆れていた。
素早過ぎて攻撃が避け切れない。このままでは、何も出来ずに攻撃を受けるだけになってしまうと判断したジルは、闇雲に剣を振り回す。そんな攻撃が魔獣に当たる訳も無く、毛玉の集中攻撃を一人で受ける彼は、四つん這いになって頭を抱え防御しだした。
「いい加減、助けてくれよ!」、我慢しきれず傍観する仲間に助けを求めた。
あまりの無様さにギリは、肩をすぼめて首を横に振る。
見かねたサーシャが、ジルに杖を向けて詠唱を唱えた。
「此処に集いし風よ、我が友を守れ【中級魔法】エアーシールド!」
風がジルの周りに集まり、高速で回転して彼を守る。
空気の壁が、魔獣の体当たりを跳ね返す。攻撃は防げたが、魔獣はスピードを更に増し動きを止める気配は無かった。
どう攻撃すれば良いのか、腕を組み仁王立ちで考えるカレンは、後方で待機するチェンを呼んだ。
「チェン、あの魔獣を捕まえる事は出来るかしら?」
「一匹ずつなら、捕まえられると思いますよ。試して見ましょうか?」
「お願いします」、何か策でもあるのか指示を出したカレンは、冷静に見える。
チェンは大きく息を吸い、「フン!」と、全身に力を込め闘気を纏った。
飛び跳ねる魔獣の中に入って行った彼は、壁を蹴り、天井を蹴り、スピードを上げながら魔獣と同じ動作を繰り返した。魔獣と同じ速度に達した所で、ヒョイと一匹両手で捕まえカレンの足元に押さえつけながら置いた。
「これで良いですか。捕まえて見ると、意外に柔らかい体をした魔獣ですね」
「有り難う。じゃあ、倒すわよ」、容赦なく可愛らしい魔獣に聖剣をブスリと突き刺した。
どうなるのだろうかと仲間達が見守る中、魔獣はいとも簡単にパーンと、風船が割れる様に弾けてしまった。
なるほど、スピードに比例して攻撃力を高める魔獣は、速さゆえに直接攻撃するのは難しいが、捕らえさえすれば簡単に倒せる。攻略方法を見出したカレンは、嬉しそうに口元に手を当てクスッと笑った。
「問題は解決ね。じゃあ、後はこれを繰り返すだけよ。チェンが捕えて、ギリが槍で突き刺して残りの魔獣を全て倒してちょうだい」
弱点が分かれば、後は簡単な事だった。チェンが魔獣を捕まえて来ると、ギリは槍で突き刺し一匹ずつ倒す。この繰り返しをするだけでだった。
結局、胡坐をかいて座るジルは、エアーシールドの中からチェンとギリの活躍を見る事しか出来ず、もどかしそうにしていた。全ての魔獣を倒した後は、サーシャに笑われながら回復魔法をかけてもらう彼は、何の役にも立たなかったので気まずそうにしていた。
十階を攻略すると、部屋の真ん中に台座が現れた。台座の上では、七色に光る玉が浮いており、それに触れた彼等は自動的に次の部屋へと転送される。
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