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奔走 11
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森の出口に着く前に偵察を終えたシルクが戻って来た。
「先ほどの冒険者達が話した通りでした。グランベルノ王国の軍勢は、数千規模です」
「今までの事を踏まえると、アルフェリアに攻め込む可能性が高いな」
「どうしますか? 戦うには数が多すぎますが、クリスさんとサーシャさんの魔法なら何とかなるんじゃないですか」と、隣に立つミツヤが聞いてくる。
「確かに、上手くいけば一掃出来るかも知れないが・・・、しかし」と、何か思う所があるのかクリスはサーシャの方へ目を向けた。
「私も同じことを考えていました。魔獣ならともかく、人に対して広範囲魔法を使うのはちょっと気が引けますね・・・」
「やっぱりな、俺もそう思うよ」
クリスとサーシャのやり取りにミツヤは、何が問題なのか気が付いていない。
「二人ともどうしたんですか。攻撃される前に敵を討った方が良いと思いますが」
「いや、そう言われても。俺とサーシャで魔法攻撃をすれば、大量虐殺になるぞ。サーシャと同じく、俺も気が進まないな」
「あっ・・・」
クリスに言われてやっと気が付いたミツヤは、口を開けたまま言葉を失った。
広範囲魔法の奇襲を受ければ防御する暇はない。そうなると、敵に与えるダメージは必要以上に大きくなってしまい多くの死者を出してしまう。
正しく大量虐殺だ。
自分の居た世界なら考えもしなかった事を口に出している。
ミツヤは、知らない内に死を軽んじる思考になってしまっている自分が怖くなった。
「気にしなくて良いから、他に良い方法を考えているよ」と、クリスは俯くミツヤの頭に手を置いた。
森の入り口では、多くの冒険者達が身を潜め戸惑いながらグランベルノの軍勢を見守っていた。街に戻りたくても戻れない状況になす術が無い様子だ。
「おい、クリスじゃないか。今まで、どこに行ってたんじゃ」と、集まる冒険者達の中から熟練冒険者のトルカが顔を出した。
「トルカ、もう年なんだからいい加減引退しろよ」
「久しぶり会えたと思ったのに、お前まで儂に引退しろと言うのか」
「ははは、元気そうだけど、もう体がついて来ないだろ。危ない仕事は若い連中に任せたらいいって事だよ」
冒険者達がウイムジーが帰って来たと口にするのを聞いたサーシャは、手にする杖でクリスの背中を小突いた。
「ねえ、みんなクリスさんの事をウイムジーと小ばかにしていますが、良いんですか?」
「なんだサーシャ、仲間を思ってくれる気持ちは嬉しいが良いんだよ。アルフェリアでの俺のあだ名だよ。ここでは、目立たずのらりくらりと生活していたからな」
「ねえ、サーシャ。ウイムジーて何、どうしてそんなに不機嫌なの」
「もう、知らない!」
質問に答えず横を向いたサーシャにミツヤは、オロオロしていた。
「お前らは、まるで付き合い始めたばかりの恋人同士みたいだな」と、クリスが笑い出す。
「そんなんじゃありません!」と、同じタイミングで同じ言葉を発したミツヤとサーシャは照れくさそうにお互いを見た。
クリスは、冒険者達を呼び寄せ総勢二十人ほどが輪を作る。
輪の中でクリスは、久しぶりに会う知人達と挨拶がてら少し話しをしてから輪の中心に立った。これから彼が何を話し出すのか、みんなが興味深そうに見つめる。
「それじゃあ、この危機からアルフェリアを救うための作戦会議を始めようか」
クリスが話し出して直ぐに体も顔つきもたくましくなったアルフが手を上げた。
「なんだ、アルフじゃないか。気になる事でもあるのか」
「いくらあんたが強くても、あの軍勢を相手にするには無理があるだろ。それでも、街を守れるのか」
「そうだ、俺達の街は俺達が守る。軍事力の乏しい自由都市には、冒険者の力が必要だからな。だから皆に協力して欲しいんだよ」
「はあ、こんな状況でもウイムジーは動揺しないんだな。もう、何でも言う事を聞くよ」
「ありがとう。みんなも心配しなくて良いから。俺だけじゃなくて、一緒に旅をしてここまで来たミツヤは人間族の勇者だし、サーシャはあの有名なブラッディ―ワイズマンの弟子だ」
勇者と高名な魔法使いの弟子が一緒に居ると聞き冒険者達がざわつく。
強力な助っ人だが、それでもざわつく彼等の不安は全て払拭できない。
「まあ聞け。俺の作戦は、何も真正面からグランベルノの軍勢と戦うんじゃないんだから」
「なんじゃ、救うと言いながら戦わないのか」と、トルカが口を挟む。
「戦うよ、ただし、あいつ等を相手するのは俺とミツヤとサーシャ、それにシルクの四人だけだ」
「えっ、僕たちだけで大丈夫ですか」と、ミツヤが心配そうに話した。
「大丈夫だよ、必ず上手く行くから。それに兵士達と真正面から戦うのは、森の中で寝ている魔獣だからな」
「一体、お前は何を考えているんじゃ?」
「トルカにも出来る事だよ。俺とサーシャは、魔法攻撃で敵の本陣に一撃入れる。それと同時に森の中から魔獣を連れ出して軍勢を襲わせれば良いだけだから」
「そうか、何も全員相手しなくてもかく乱すれば良いのか」
「ミツヤの言う通りだ。この作戦は、各々が与えられた役割を果たすだけだ。俺とサーシャは敵の本陣を狙うからミツヤとシルクは魔獣を起こして森の外まで連れて来てくれ。皆は攻撃が始まる前に軍勢に近づいて「魔獣が来る」と叫んで欲しい。絶対に戦闘に加わらない事、叫びながら街の中に逃げ込んでくれ」
「本当にそれだけで上手く行くんでしょうか?」と、サーシャは心配そうに杖を握りしめた。
「万が一何かあったら、俺が皆を助ける。誰も死なせないよ。・・・じゃあ、始めようか」
正直クリス自身、あまり深く考えていなかった。作戦が成功するかしないかは、運任せな所もあったからだ。それだけに、今は上手く行くと信じるしかなかった。
「先ほどの冒険者達が話した通りでした。グランベルノ王国の軍勢は、数千規模です」
「今までの事を踏まえると、アルフェリアに攻め込む可能性が高いな」
「どうしますか? 戦うには数が多すぎますが、クリスさんとサーシャさんの魔法なら何とかなるんじゃないですか」と、隣に立つミツヤが聞いてくる。
「確かに、上手くいけば一掃出来るかも知れないが・・・、しかし」と、何か思う所があるのかクリスはサーシャの方へ目を向けた。
「私も同じことを考えていました。魔獣ならともかく、人に対して広範囲魔法を使うのはちょっと気が引けますね・・・」
「やっぱりな、俺もそう思うよ」
クリスとサーシャのやり取りにミツヤは、何が問題なのか気が付いていない。
「二人ともどうしたんですか。攻撃される前に敵を討った方が良いと思いますが」
「いや、そう言われても。俺とサーシャで魔法攻撃をすれば、大量虐殺になるぞ。サーシャと同じく、俺も気が進まないな」
「あっ・・・」
クリスに言われてやっと気が付いたミツヤは、口を開けたまま言葉を失った。
広範囲魔法の奇襲を受ければ防御する暇はない。そうなると、敵に与えるダメージは必要以上に大きくなってしまい多くの死者を出してしまう。
正しく大量虐殺だ。
自分の居た世界なら考えもしなかった事を口に出している。
ミツヤは、知らない内に死を軽んじる思考になってしまっている自分が怖くなった。
「気にしなくて良いから、他に良い方法を考えているよ」と、クリスは俯くミツヤの頭に手を置いた。
森の入り口では、多くの冒険者達が身を潜め戸惑いながらグランベルノの軍勢を見守っていた。街に戻りたくても戻れない状況になす術が無い様子だ。
「おい、クリスじゃないか。今まで、どこに行ってたんじゃ」と、集まる冒険者達の中から熟練冒険者のトルカが顔を出した。
「トルカ、もう年なんだからいい加減引退しろよ」
「久しぶり会えたと思ったのに、お前まで儂に引退しろと言うのか」
「ははは、元気そうだけど、もう体がついて来ないだろ。危ない仕事は若い連中に任せたらいいって事だよ」
冒険者達がウイムジーが帰って来たと口にするのを聞いたサーシャは、手にする杖でクリスの背中を小突いた。
「ねえ、みんなクリスさんの事をウイムジーと小ばかにしていますが、良いんですか?」
「なんだサーシャ、仲間を思ってくれる気持ちは嬉しいが良いんだよ。アルフェリアでの俺のあだ名だよ。ここでは、目立たずのらりくらりと生活していたからな」
「ねえ、サーシャ。ウイムジーて何、どうしてそんなに不機嫌なの」
「もう、知らない!」
質問に答えず横を向いたサーシャにミツヤは、オロオロしていた。
「お前らは、まるで付き合い始めたばかりの恋人同士みたいだな」と、クリスが笑い出す。
「そんなんじゃありません!」と、同じタイミングで同じ言葉を発したミツヤとサーシャは照れくさそうにお互いを見た。
クリスは、冒険者達を呼び寄せ総勢二十人ほどが輪を作る。
輪の中でクリスは、久しぶりに会う知人達と挨拶がてら少し話しをしてから輪の中心に立った。これから彼が何を話し出すのか、みんなが興味深そうに見つめる。
「それじゃあ、この危機からアルフェリアを救うための作戦会議を始めようか」
クリスが話し出して直ぐに体も顔つきもたくましくなったアルフが手を上げた。
「なんだ、アルフじゃないか。気になる事でもあるのか」
「いくらあんたが強くても、あの軍勢を相手にするには無理があるだろ。それでも、街を守れるのか」
「そうだ、俺達の街は俺達が守る。軍事力の乏しい自由都市には、冒険者の力が必要だからな。だから皆に協力して欲しいんだよ」
「はあ、こんな状況でもウイムジーは動揺しないんだな。もう、何でも言う事を聞くよ」
「ありがとう。みんなも心配しなくて良いから。俺だけじゃなくて、一緒に旅をしてここまで来たミツヤは人間族の勇者だし、サーシャはあの有名なブラッディ―ワイズマンの弟子だ」
勇者と高名な魔法使いの弟子が一緒に居ると聞き冒険者達がざわつく。
強力な助っ人だが、それでもざわつく彼等の不安は全て払拭できない。
「まあ聞け。俺の作戦は、何も真正面からグランベルノの軍勢と戦うんじゃないんだから」
「なんじゃ、救うと言いながら戦わないのか」と、トルカが口を挟む。
「戦うよ、ただし、あいつ等を相手するのは俺とミツヤとサーシャ、それにシルクの四人だけだ」
「えっ、僕たちだけで大丈夫ですか」と、ミツヤが心配そうに話した。
「大丈夫だよ、必ず上手く行くから。それに兵士達と真正面から戦うのは、森の中で寝ている魔獣だからな」
「一体、お前は何を考えているんじゃ?」
「トルカにも出来る事だよ。俺とサーシャは、魔法攻撃で敵の本陣に一撃入れる。それと同時に森の中から魔獣を連れ出して軍勢を襲わせれば良いだけだから」
「そうか、何も全員相手しなくてもかく乱すれば良いのか」
「ミツヤの言う通りだ。この作戦は、各々が与えられた役割を果たすだけだ。俺とサーシャは敵の本陣を狙うからミツヤとシルクは魔獣を起こして森の外まで連れて来てくれ。皆は攻撃が始まる前に軍勢に近づいて「魔獣が来る」と叫んで欲しい。絶対に戦闘に加わらない事、叫びながら街の中に逃げ込んでくれ」
「本当にそれだけで上手く行くんでしょうか?」と、サーシャは心配そうに杖を握りしめた。
「万が一何かあったら、俺が皆を助ける。誰も死なせないよ。・・・じゃあ、始めようか」
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