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第3章 白狼と最愛の人
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後ろをほぐすための指が3本入った。
セックスをしてから何日か経つにも関わらず、ミアのナカはすぐにとろとろになり具合が良くなった。ミアは声を上げながら、「もう入れて」と後ろ手でガイアスのソコを掴む。
うつ伏せで顔を振り向かせているミアを返して仰向きにさせると、その上に被さる。
「ん、入れないの?」
「入れるぞ。この体勢でするからな。」
蕩けた目で頭がはっきりとしていなかったミアだが、その言葉に顔をボッと赤くする。正常位は本に載っていないアブノーマルなプレイだと思っているミアは「恥ずかしい…」と顔を隠す。その様子が可愛らしく、ガイアスは自分の加虐心が顔を出すのを感じた。
「顔を見せてくれ。」
「や…、」
ミアに尋ねるも「嫌だ」と言われ、ガイアスは仕方ないとミアの後ろの窄まりに自分の高ぶりを擦りつけた。ぬちぬちと往復したところで、ズッと中へ入っていく。
「あああ…ッ!」
「…ふ、」
熱く柔らかい壁に包まれて、ガイアスが少し声を漏らし、ミアはその質量に驚いたようで声をあげる。ズズッとミアの奥まで行ったところで止まり、「大丈夫か?」と声を掛ける。
「うん、熱くて気持ちいぃ…。」
その言葉は嬉しいが、早く動きたくなってしまい、それを抑えるのが辛い。
ミアの息が落ち着いたのを確認し、ナカにいる自分のモノを引き、もう一度奥へ腰を進める。ミアは相変わらず顔に腕を乗せて、見えるのは薄く開いた赤い唇だけだ。
腰を動かしながらミアの方へ身体を倒す。
「ミア、キスしたいから腕をのけてくれ。」
「…ん、」
キスが好きなミアだ。思惑通り、その言葉に頷いて素直に腕をずらすと、真っ赤な顔で目を潤ませたミアがガイアスを見つめてきた。
「キスをしながらするのが好きだと言っていただろう。」
「うん、好き。」
じゃあ…とガイアスが目を瞑ると、その唇にミアが口付けた。
「ん、は、あ…もう、もう駄目。」
「出そうか?」
コクコクと頭を上下させ、キスを深くするよう小さな舌を一生懸命絡めてくるミアに、ガイアスは速く腰を打ち付けた。
「んむ…ん、で、出ぅ…ッ」
キスをしながらギューッと内壁が狭くなった瞬間、ミアは白いモノを吐き出した。ガイアスは少し腰を揺すってナカからソレを抜き出すと、1,2回扱いてミアの腹に白濁を打ち付けた。
「はぁ…ッ」
「ん、ガイアス。」
息を乱すガイアスの腕をミアが引く。キスしたいのかとすぐに分かったガイアスは、口を薄く開けてミアへ唇を寄せる。ちゅむちゅむとミアが唇と食み、「気持ちよかった…」と呟いた。
「俺もだ。」
ミアとする時はいつも最高に気持ちが良いと伝えると、ミアは嬉しそうに笑った。
ぐったりと動けないミアを用意されていた濡れタオルで拭いていく。
(毎回思うが、これはイリヤ殿が用意してるんだよな…)
自分達が今日部屋でそういうことをするかもしれない、と思われていることにいささか恥ずかしさを感じたガイアスだったが、もう結婚するのだから当然だろう…と開き直ることにした。
ミアは頭がすっきりした様子で、あの甘い匂いもしなくなったと言っていた。セックスしたことで効果が切れたのか、詳細は分からないがミアが苦しまずに済んで安心したガイアスだった。
(ジェンが帰ってきたら聞いてみるか。)
効果の継続時間や甘い匂いがしたというミアの言葉も気になったガイアスは、もうすぐ自分の隊へ戻ってくる副隊長に聞くことが沢山あると、その帰りを待ち遠しく思った。
翌朝ガイアスが目を覚ますと、媚薬の入った小瓶を持ち、顔を近づけて中身を見ているミアの姿。
「ミア、危ないだろ。しまっておけ。」
「あ、ガイアス起きたの?」
しまっておけ、という言葉に頷くと、「じゃあここに入れとくね。」とベッドサイドの2番目の引き出しを指さす。
「ここに、入れとくからね。」
「…ああ。」
チラチラとガイアスの顔を見ながらゆっくりと小瓶をしまう姿に、「もしかして…使ってほしいのか?」と思わざるを得ないガイアスだった。
・・・・・
自衛隊の食堂。
珍しく居るガイアスに声を掛けたマックスとケニーが、隣の席に腰掛ける。
「お疲れ様っス!隣いいですか?」
「もう座ってるだろ。」
普段は執務室か体調室で昼食を取る隊長に「今日は何で食堂なんっスか?」と聞くマックス。さっきまで他の隊長に呼ばれて話をしていたと答えたガイアスになるほどと頷く。
「隊長、どうぞ。」
「すまないな。」
遠慮無く座って自分の隊長を質問攻めにするマックスとは違い、食事を終えている様子のガイアスにお茶を入れてきたケニーに礼を言う。
マックスはそれも気にしていないようで、最近の隊の様子や自分がどれほど第4隊でしごかれたのかを再度ガイアスに訴える。
「おい、お前がミア様に変なこと言ったからだろ?」
「まぁそれは…でももう許されたんだよ!」
ケニーが呆れながらチクリと言うものの、ふんぞり返って言い返すマックス。しばらくやいやいと争う部下達を見ていたガイアスだったが、「そういえば…」とマックスが話を振ってくる。非常に聞きづらいんですが…と前置きする部下に、『なら聞くな。』と思いつつ言葉を待っていると、
「ミア様と、もうそういう事したんスか?」
横にいるマックスの問題発言に、ケニーがそれはもう動揺し、スプーンをカチャンと床に落とした。マックスに「お前!やめろよ!」と止めるが、マックスは興味津々のようで、「どうなんスか?」と聞いている。
学生のような質問に、溜息が出そうだが、変にごまかして前のようにこじれたら困る。ガイアスは「ああ。」と淡々と答えた。
「や、やっぱり…そうっスよね。ミア様がいくら神々しい美しさだとしても、恋人だったらそういうことできるってことっスね!」
ケニーもガイアスが肯定したことでこれ以上何も言わず、話に耳を傾けている。
「どんなプレイするんっスか?」
「……。」
あまりに失礼な質問に、これ以上は言うまいと決めていたケニーも思わず立ち上がりマックスの頭を叩く。「いてー!何すんだよ!」と怒るマックスは無視し、ケニーがガイアスの様子を見ると、怒るわけでもなく、考えるように少し下を向いている。
ガイアスは自分とミアの性事情を思い返してみた。
自分の公開自慰から始まり、ミアを酔わせて精液を飲んだ。それからは『練習』と称して素股、目の前で洗浄を強要し、自分の手を使って自慰をさせた挙句、つい数日前には媚薬まで使ってしまった。
(改めて考えると、凄いことをしているな…。)
黙り込むガイアスに「ほら、お前が失礼なことばっか聞くから。」と責めるケニーと、「わ、すんませんっス!」と慌てて謝るマックス。
そんな2人の声は聞こえず、ただ自分のしてきたことが少しアブノーマルであったか…と頭を悩ませるガイアスだった。
セックスをしてから何日か経つにも関わらず、ミアのナカはすぐにとろとろになり具合が良くなった。ミアは声を上げながら、「もう入れて」と後ろ手でガイアスのソコを掴む。
うつ伏せで顔を振り向かせているミアを返して仰向きにさせると、その上に被さる。
「ん、入れないの?」
「入れるぞ。この体勢でするからな。」
蕩けた目で頭がはっきりとしていなかったミアだが、その言葉に顔をボッと赤くする。正常位は本に載っていないアブノーマルなプレイだと思っているミアは「恥ずかしい…」と顔を隠す。その様子が可愛らしく、ガイアスは自分の加虐心が顔を出すのを感じた。
「顔を見せてくれ。」
「や…、」
ミアに尋ねるも「嫌だ」と言われ、ガイアスは仕方ないとミアの後ろの窄まりに自分の高ぶりを擦りつけた。ぬちぬちと往復したところで、ズッと中へ入っていく。
「あああ…ッ!」
「…ふ、」
熱く柔らかい壁に包まれて、ガイアスが少し声を漏らし、ミアはその質量に驚いたようで声をあげる。ズズッとミアの奥まで行ったところで止まり、「大丈夫か?」と声を掛ける。
「うん、熱くて気持ちいぃ…。」
その言葉は嬉しいが、早く動きたくなってしまい、それを抑えるのが辛い。
ミアの息が落ち着いたのを確認し、ナカにいる自分のモノを引き、もう一度奥へ腰を進める。ミアは相変わらず顔に腕を乗せて、見えるのは薄く開いた赤い唇だけだ。
腰を動かしながらミアの方へ身体を倒す。
「ミア、キスしたいから腕をのけてくれ。」
「…ん、」
キスが好きなミアだ。思惑通り、その言葉に頷いて素直に腕をずらすと、真っ赤な顔で目を潤ませたミアがガイアスを見つめてきた。
「キスをしながらするのが好きだと言っていただろう。」
「うん、好き。」
じゃあ…とガイアスが目を瞑ると、その唇にミアが口付けた。
「ん、は、あ…もう、もう駄目。」
「出そうか?」
コクコクと頭を上下させ、キスを深くするよう小さな舌を一生懸命絡めてくるミアに、ガイアスは速く腰を打ち付けた。
「んむ…ん、で、出ぅ…ッ」
キスをしながらギューッと内壁が狭くなった瞬間、ミアは白いモノを吐き出した。ガイアスは少し腰を揺すってナカからソレを抜き出すと、1,2回扱いてミアの腹に白濁を打ち付けた。
「はぁ…ッ」
「ん、ガイアス。」
息を乱すガイアスの腕をミアが引く。キスしたいのかとすぐに分かったガイアスは、口を薄く開けてミアへ唇を寄せる。ちゅむちゅむとミアが唇と食み、「気持ちよかった…」と呟いた。
「俺もだ。」
ミアとする時はいつも最高に気持ちが良いと伝えると、ミアは嬉しそうに笑った。
ぐったりと動けないミアを用意されていた濡れタオルで拭いていく。
(毎回思うが、これはイリヤ殿が用意してるんだよな…)
自分達が今日部屋でそういうことをするかもしれない、と思われていることにいささか恥ずかしさを感じたガイアスだったが、もう結婚するのだから当然だろう…と開き直ることにした。
ミアは頭がすっきりした様子で、あの甘い匂いもしなくなったと言っていた。セックスしたことで効果が切れたのか、詳細は分からないがミアが苦しまずに済んで安心したガイアスだった。
(ジェンが帰ってきたら聞いてみるか。)
効果の継続時間や甘い匂いがしたというミアの言葉も気になったガイアスは、もうすぐ自分の隊へ戻ってくる副隊長に聞くことが沢山あると、その帰りを待ち遠しく思った。
翌朝ガイアスが目を覚ますと、媚薬の入った小瓶を持ち、顔を近づけて中身を見ているミアの姿。
「ミア、危ないだろ。しまっておけ。」
「あ、ガイアス起きたの?」
しまっておけ、という言葉に頷くと、「じゃあここに入れとくね。」とベッドサイドの2番目の引き出しを指さす。
「ここに、入れとくからね。」
「…ああ。」
チラチラとガイアスの顔を見ながらゆっくりと小瓶をしまう姿に、「もしかして…使ってほしいのか?」と思わざるを得ないガイアスだった。
・・・・・
自衛隊の食堂。
珍しく居るガイアスに声を掛けたマックスとケニーが、隣の席に腰掛ける。
「お疲れ様っス!隣いいですか?」
「もう座ってるだろ。」
普段は執務室か体調室で昼食を取る隊長に「今日は何で食堂なんっスか?」と聞くマックス。さっきまで他の隊長に呼ばれて話をしていたと答えたガイアスになるほどと頷く。
「隊長、どうぞ。」
「すまないな。」
遠慮無く座って自分の隊長を質問攻めにするマックスとは違い、食事を終えている様子のガイアスにお茶を入れてきたケニーに礼を言う。
マックスはそれも気にしていないようで、最近の隊の様子や自分がどれほど第4隊でしごかれたのかを再度ガイアスに訴える。
「おい、お前がミア様に変なこと言ったからだろ?」
「まぁそれは…でももう許されたんだよ!」
ケニーが呆れながらチクリと言うものの、ふんぞり返って言い返すマックス。しばらくやいやいと争う部下達を見ていたガイアスだったが、「そういえば…」とマックスが話を振ってくる。非常に聞きづらいんですが…と前置きする部下に、『なら聞くな。』と思いつつ言葉を待っていると、
「ミア様と、もうそういう事したんスか?」
横にいるマックスの問題発言に、ケニーがそれはもう動揺し、スプーンをカチャンと床に落とした。マックスに「お前!やめろよ!」と止めるが、マックスは興味津々のようで、「どうなんスか?」と聞いている。
学生のような質問に、溜息が出そうだが、変にごまかして前のようにこじれたら困る。ガイアスは「ああ。」と淡々と答えた。
「や、やっぱり…そうっスよね。ミア様がいくら神々しい美しさだとしても、恋人だったらそういうことできるってことっスね!」
ケニーもガイアスが肯定したことでこれ以上何も言わず、話に耳を傾けている。
「どんなプレイするんっスか?」
「……。」
あまりに失礼な質問に、これ以上は言うまいと決めていたケニーも思わず立ち上がりマックスの頭を叩く。「いてー!何すんだよ!」と怒るマックスは無視し、ケニーがガイアスの様子を見ると、怒るわけでもなく、考えるように少し下を向いている。
ガイアスは自分とミアの性事情を思い返してみた。
自分の公開自慰から始まり、ミアを酔わせて精液を飲んだ。それからは『練習』と称して素股、目の前で洗浄を強要し、自分の手を使って自慰をさせた挙句、つい数日前には媚薬まで使ってしまった。
(改めて考えると、凄いことをしているな…。)
黙り込むガイアスに「ほら、お前が失礼なことばっか聞くから。」と責めるケニーと、「わ、すんませんっス!」と慌てて謝るマックス。
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