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プロローグ
始まる最後の1年間 ②
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「あ、虎白、清玄おはよー」
「あー、青ちゃんおはよー!」
「おー、青、おはよー、来たばっか?」
2人と挨拶を交わした女生徒、フルネームは葛龍青(ツヅラアオ)、2人と同じ3年生であり仲の良いグループの生徒だ。肩ぐらいまでの長さの少し青みのかった髪ととても落ち着いた雰囲気のある女性である。彼女もまた中学時代から2人と友人で明星とは小学校以前から付き合いのある、いわゆる幼なじみである。
「うん、さっき来たとこー、朱音が早起きできたから一緒に行こーって」
「うぇっ、朱音もー来てんの!?・・・いてっ!?」
「おい清玄、あたしが早く来てたら可笑しいの?あ、虎白おはよ~!」
御武内の頭を軽く叩きながら現れたのは雲雀朱音(ヒバリアカネ)、緩くウェーブした髪を肩甲骨あたりまで伸ばした髪型で髪色も茶色に染め少しギャルっぽい見た目の女性だ。彼女も他の3人と同様同じ中学からの付き合いで御武内とは小学校からの同級生である。
それぞれ部活や個人の活動で高校生になってからは頻繁に遊ぶことはなかったがそれでもこの学校の中では1番仲のいいグループである。
「いってーな!しかも俺には挨拶も無しかよ!」
「人のこと遅刻魔みたいにゆーやつに挨拶なんかしてやんねーよ!馬鹿清玄!」
やんややんやと言い合うふたりだったがこんな光景もいつもの通りで2人とも全く本気で怒ったりしてるわけではない。むしろそのやりとりは仲がいいを通り越して、
「「馬鹿ップル・・・」」、と明星と葛龍が呟けば、
「「カップルじゃねーし!!!」」、と御武内と雲雀が同時に応える。そんな調子でこれまで一緒に4人は過ごしてきた。
「あ、そーいえばさ、クラス分けってもー見た?」
横で騒ぐ2人を無視して明星が葛龍に問いかけると、
「あー!、さっき2人で見たよー!」、と雲雀が反応する。
「今年のクラスはねー、でけでけでけでけ・・・」
「早く言えよ」
「うっさい馬鹿」、と小ボケを挟みつつ、
「でん!なんと!私たち4人ともおんなじクラスでーーす!!」
一同「おおー!」
「一緒のクラスかー!なんか久々だな、清玄」
「久々ってか高校じゃ初めてだぜ!中3以来じゃん!」
「それに私たち4人ともが同じクラスなんて初めてじゃない。すごく嬉しい!」
「ねー!こりゃ最高の一年になるよー!」
「よーし、じゃ教室いこっかー!」
「あー、青ちゃんおはよー!」
「おー、青、おはよー、来たばっか?」
2人と挨拶を交わした女生徒、フルネームは葛龍青(ツヅラアオ)、2人と同じ3年生であり仲の良いグループの生徒だ。肩ぐらいまでの長さの少し青みのかった髪ととても落ち着いた雰囲気のある女性である。彼女もまた中学時代から2人と友人で明星とは小学校以前から付き合いのある、いわゆる幼なじみである。
「うん、さっき来たとこー、朱音が早起きできたから一緒に行こーって」
「うぇっ、朱音もー来てんの!?・・・いてっ!?」
「おい清玄、あたしが早く来てたら可笑しいの?あ、虎白おはよ~!」
御武内の頭を軽く叩きながら現れたのは雲雀朱音(ヒバリアカネ)、緩くウェーブした髪を肩甲骨あたりまで伸ばした髪型で髪色も茶色に染め少しギャルっぽい見た目の女性だ。彼女も他の3人と同様同じ中学からの付き合いで御武内とは小学校からの同級生である。
それぞれ部活や個人の活動で高校生になってからは頻繁に遊ぶことはなかったがそれでもこの学校の中では1番仲のいいグループである。
「いってーな!しかも俺には挨拶も無しかよ!」
「人のこと遅刻魔みたいにゆーやつに挨拶なんかしてやんねーよ!馬鹿清玄!」
やんややんやと言い合うふたりだったがこんな光景もいつもの通りで2人とも全く本気で怒ったりしてるわけではない。むしろそのやりとりは仲がいいを通り越して、
「「馬鹿ップル・・・」」、と明星と葛龍が呟けば、
「「カップルじゃねーし!!!」」、と御武内と雲雀が同時に応える。そんな調子でこれまで一緒に4人は過ごしてきた。
「あ、そーいえばさ、クラス分けってもー見た?」
横で騒ぐ2人を無視して明星が葛龍に問いかけると、
「あー!、さっき2人で見たよー!」、と雲雀が反応する。
「今年のクラスはねー、でけでけでけでけ・・・」
「早く言えよ」
「うっさい馬鹿」、と小ボケを挟みつつ、
「でん!なんと!私たち4人ともおんなじクラスでーーす!!」
一同「おおー!」
「一緒のクラスかー!なんか久々だな、清玄」
「久々ってか高校じゃ初めてだぜ!中3以来じゃん!」
「それに私たち4人ともが同じクラスなんて初めてじゃない。すごく嬉しい!」
「ねー!こりゃ最高の一年になるよー!」
「よーし、じゃ教室いこっかー!」
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