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迷惑千万!!
しおりを挟む「げっきょら────────!!」
「ぐあああああぁぁぁぁ────────!?!?」
少女の蹴りで男の身体が錐揉みしながら宙を舞う。
「何があったんですか!?」
通報を受けて駆けつけた新人の女性魔法警察官は、店内で少女と男性が争っているのを目撃。
先にいた先輩に目の前の光景について思わず尋ねた。
「浮気現場を目撃して怒って婚約の破棄を申し出た彼女。それに逆切れして、意思疎通を阻害する魔法を掛けたらしい彼氏。────────二人の喧嘩で店が大変なことになってしまっている」
「あの変な奇声は掛け声じゃなくて魔法のせい!?」
店内は戦闘の余波でボロボロになってしまっている。
(怪我人はいない。皆、急いでその場から逃げ出した)
「みっぴゃ!!」
「ぐぎゃあっ!?」
「………………あれっ? 彼氏の方、一方的に負けてません?」
「彼女は先日開催していた武闘会の優勝者だ」
「あっ、女の子は傷つけられないとかの理由じゃないんですね」
手加減で負けているわけではなく、単純に実力差で勝てていないだけだった。
「大変だが、街の平和の為だ。なんとかして止めるぞ」
「はいっす!!」
「……………………あの~。この騒動、彼女が彼氏を気の済むまでボッコボコにしきったら止まりません……………………?」
「その案は却下だ。そうなる前に店が崩壊してしまうからな」
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