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Irregular 43
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「あんまり待たせるといけないから、俺の指先に意識を集中させながら、頭では君の好い人を思い浮かべてごらん?」
Sの言葉を待たずにKはSの全身の位置を細かく移動させながら、クライアントの要望に応えていった。
「はい、こんな感じでいいですか?分かりました。なるべく早くスケッチを仕上げてお見せします。はい、ではまた。」
Sはその会話を聞いて一気に気が緩み、全身から力が抜けた。
「疲れちゃった?ごめんね、いきなり。」
明るくそう言いながら、KはSの頭に被せていたスカーフを手早く取り外した。
「汗かいちゃってる。」
現れたSの顔は随分と疲弊していて、汗だくだった。Kは枕元のタオルをSの顔にそっと当て、拭い取っていった。
「個人情報だけどね・・・君が難儀な要求に頑張って応えてくれたから、こっそり教えておく。クライアントね、随分長い事EDで苦しんでいてね・・・身体はそうでも、煩悩は変わらない。生身の相手を求められないから、無機質なものに頼るしかなくなるんだけど・・・」
「それで、ドール、ですか?」
「うん。彼は長い時間とお金を懸けて試行錯誤したんだよ。社会生活に支障が出ない為の、最低限、心と身体のバランスを保てる手段をね。今はこのドールに頼れているけど、いつか終わりが来るかも分からない。画期的な治療法や医師に出逢えるかもしれないし、いつかはEDと煩悩のアンバランスなんか気にならない年齢になるかもしれない。先の話は誰にも分からないけど、今、俺の作るドールがクライアントのバランサーの役目を果たせるなら、精一杯応えたいと思ってるんだ。」
「・・・はい。」
「その俺が・・・作品製作にちょっと限界を感じて、行き詰って・・・頼ったのが君だよ、S君。」
「どうして・・・僕なんですか・・・」
「直感に、理由があると思う?」
Sは会話の意味を把握しきれていない。だから、首を振った。
Kにもそれが伝わっていて、困ったように笑みを浮かべるとSの手を両手でそっと握った。
「直感って、本能なんだ。理由は全部後付けでしか無いんだよ。S君、俺を助けてくれる?」
Kと出逢ってからの出来事と、今この部屋で起きた全てと、予測不可能な今から起きる事への不安がない交ぜになって、Kの目を見詰めるSの大きな目から涙が一筋零れ落ちた。
「ごめんね。」
Kは右手の親指でその涙を優しく拭った。
「何も分からないから、恐怖しか無いよね・・・ごめん、俺の配慮不足だ・・・止めてもいいんだよ?」
Kは目を合わせたまま、片手でSの片頬を抱いた。
知っている。Sの生真面目さが、一度交わした約束を違えたり出来ないと言う事を。
Kは少し顔を近付け、揺れる眼差しを覗き込んだ。
知っている。Sは自分の頼みを断れない。
出逢った最初から、分かっていた。決まった相手の有無関わらず、Sが自分に興味を抱いている事を。
興味はいわゆる謎解きだ。答えが出るまでそれに惹かれ続けるものなのだ。
Sは、この先に何が起きるのか興味を止められ無い。好奇心は全ての感情をも凌駕してしまうと、Kは知っている。
「僕をモデルにしたドールが・・・先生が作るドールが・・・クライアントさんを救うんですね?」
「そうだね、いつまでかは分からないけど・・・」
「僕、大丈夫です。続けましょう。」
「S君、ありがとう。」
Kは上半身裸のままのSをそっと抱き寄せた。自分の背におずおずとSの手が回されたのを温もりで知って、肩越しにSには見えない顔はしたり顔だった。
「でも、いつでも止めていいからね?」
「はい・・・」
「じゃ、ちょっと休憩入れてからにしよう。」
「あの・・・先生、シャワーお借りしてもいいですか?さっき、汗かいちゃって・・・」
「勿論、いいよ。備品はどれでも好きなのを使ってね。タオルも好きなだけ使って。」
KはSをバスルームに案内し、あれこれと説明する声が浮かれていると自覚があった。
「何か冷たい飲み物を用意しておくからね。ごゆっくり。」
Kは笑顔でドアを閉めた。
「・・・そうか。賭けの約束も律儀に果たそうとしてるからか。」
Kはでたらめな鼻歌を歌いながら、冷蔵庫の扉を開けた。
暫くして、濡れてうねり小さな束になった髪の先から滴を垂らしながらバスルームから戻って来たSは、全裸の腰にバスタオルを巻いただけの姿だった。
「どうしたの?風邪引いちゃうよ。」
Kは慌ててバスルームから新しいタオルを掴むとSに駆け寄り、濡れた髪を拭き上げてやった。
ふと、Kの手首を掴んでSが真っ直ぐな瞳でKの動きを止めた。
「先生、僕も男です。約束は約束です。ちゃんと果たしますから・・・クライアントさんの意に沿えるよう、頑張ります。」
Sの言葉にKの胸がチクリと痛んだ。
人生経験が希薄だからこそ、生真面目な性格と相まって物事を疑う事を知らない。無防備過ぎるのが、Sの最大の魅力でもあっただろう。相手が男女問わず、庇護欲を駆り立てられるのだ。だから同世代やそれより下の年齢の者達からすれば、物足らない、頼りない男性として目に映りもするだろう。大学時代のガールフレンドの話を聞いて、Kはすぐにそれを見抜いていた。
その澄み切った素直さを、今から欲望の為に利用しようとしている。人としての良心があるのなら、罪悪感が湧いて来るのは当然だ。まだ自分が正常である証だ。
「ここから・・・もっと狂っていくのか・・・・」
声にならないKの呟きは、Sの耳には届かない。
「うん。ありがとう。でも、嫌だと思ったらすぐに言ってほしい。俺もアーチストの端くれだから、想像で補完する。」
「はい。」
Kは再びSの髪を拭き上げてやりながら、ベッドへ座るよう促した。
KはSの頭に乗せたままのタオルの上に片手を置いたまま、Sの顔を覗き込むようにして話始めた。
「最初に予定していたドールの形態を覚えてる?」
「はい。僕の顔の表情をメインに、球体関節の模型に肉付けしていくんでしたよね?」
「よく覚えてたね。」
「僕には未知の世界の話なので、凄く興味があるんです。先生、制作過程で見学って・・・ダメですよね?気が散っちゃう・・・」
「そんな事無いよ。ただ、細かい作業で集中しちゃうと、側で君が見ていても透明人間になっちゃうだろうね。」
「じゃあ、時間があった時に見せて頂けませんか?静かにして邪魔にならないようにしますから。」
「うん。いいよ?でね・・・さっきクライアントに顔を隠して君のポージングを見せただろ?」
「・・・はい。」
「気になるポーズがあるって言うんだ。」
「電話しながら僕にポージングさせてたアレですか?」
Sは合わせた目を泳ぎ始めた。
それはそうだろう。誰がどう見ても事の最中のような、あられもない姿だったのだ。
「うん。多分ね・・・君を自分の相手として、自分が脳内で抱いているって・・・そういう事なんだろうね。」
「・・・・・」
少し俯いた顔を下から覗き込むようにして、Kはますます顔を近付けた。
「気持ち悪いかな?怖いかな?」
「・・・僕、僕の知らない誰かと、知らない場所で、その・・・そういう・・・・」
「君じゃないさ。僕の作品と、だよ。」
「・・・理解出来ませんが、それでその方は少しでも病気から癒されるって事ですよね?」
「そうだね。」
Sは俯いたまま少し考えているようだったが、すぐにKの目を真正面から見詰め口を横に引いて笑顔を見せた。
「平気です。やりましょう。」
「ちょっと、無理な要求をするかもしれないよ?」
「さっき先生が仰ったじゃないですか、嫌ならすぐに止めるって。何処までが僕の限界か分かりませんが、やるだけやってみましょう。」
「・・・ありがとう。」
Kも笑顔を作ってSの両手を握った。
「あ・・・先生、さっきの賭けに負けたから僕、オールヌードなんですけど・・・僕の・・・そこもその通りに作るんですか?それはなんだか・・・恥ずかしいな・・・」
「ドールのサイズが30㎝だからそこまでリアルには作らない。ごめんね、恥ずかしい思いをさせて。俺のギャラの半分君にあげるよ。全部上げたっていい位だ。」
「ふふっ・・・先生、ただ働きになっちゃうでしょ。」
Sは頭に被さったままの濡れたタオルをそのままに、腰に巻いていたバスタオルをそっと外して腹部に掛けた。
「今まで中途半端ばかりだった僕が、作品をコンテストに出品出来る”結果”を出せたんです。先生と出会わなかったら、僕はずっと中途半端を続けていたでしょう。あれを切っ掛けにどんな小さな事でもやり遂げる意識が持てたんです。先生に恩返し出来るなら、僕は・・・これくらい、どうってことありません。」
Kの胸がギリリと軋むような痛みを覚えた。
今なら・・・今ならまだ引き返せる。
自分の欲望など、一過性のものに過ぎない。嵐が去るのを待つ事も知っている大人だった筈だ。
「先生?早くポージング指示出しして貰わないと、また僕、寝落ちしちゃいますよ?」
Kは自分の卑劣さに吐き気を催していた。
Sの言葉を待たずにKはSの全身の位置を細かく移動させながら、クライアントの要望に応えていった。
「はい、こんな感じでいいですか?分かりました。なるべく早くスケッチを仕上げてお見せします。はい、ではまた。」
Sはその会話を聞いて一気に気が緩み、全身から力が抜けた。
「疲れちゃった?ごめんね、いきなり。」
明るくそう言いながら、KはSの頭に被せていたスカーフを手早く取り外した。
「汗かいちゃってる。」
現れたSの顔は随分と疲弊していて、汗だくだった。Kは枕元のタオルをSの顔にそっと当て、拭い取っていった。
「個人情報だけどね・・・君が難儀な要求に頑張って応えてくれたから、こっそり教えておく。クライアントね、随分長い事EDで苦しんでいてね・・・身体はそうでも、煩悩は変わらない。生身の相手を求められないから、無機質なものに頼るしかなくなるんだけど・・・」
「それで、ドール、ですか?」
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「・・・はい。」
「その俺が・・・作品製作にちょっと限界を感じて、行き詰って・・・頼ったのが君だよ、S君。」
「どうして・・・僕なんですか・・・」
「直感に、理由があると思う?」
Sは会話の意味を把握しきれていない。だから、首を振った。
Kにもそれが伝わっていて、困ったように笑みを浮かべるとSの手を両手でそっと握った。
「直感って、本能なんだ。理由は全部後付けでしか無いんだよ。S君、俺を助けてくれる?」
Kと出逢ってからの出来事と、今この部屋で起きた全てと、予測不可能な今から起きる事への不安がない交ぜになって、Kの目を見詰めるSの大きな目から涙が一筋零れ落ちた。
「ごめんね。」
Kは右手の親指でその涙を優しく拭った。
「何も分からないから、恐怖しか無いよね・・・ごめん、俺の配慮不足だ・・・止めてもいいんだよ?」
Kは目を合わせたまま、片手でSの片頬を抱いた。
知っている。Sの生真面目さが、一度交わした約束を違えたり出来ないと言う事を。
Kは少し顔を近付け、揺れる眼差しを覗き込んだ。
知っている。Sは自分の頼みを断れない。
出逢った最初から、分かっていた。決まった相手の有無関わらず、Sが自分に興味を抱いている事を。
興味はいわゆる謎解きだ。答えが出るまでそれに惹かれ続けるものなのだ。
Sは、この先に何が起きるのか興味を止められ無い。好奇心は全ての感情をも凌駕してしまうと、Kは知っている。
「僕をモデルにしたドールが・・・先生が作るドールが・・・クライアントさんを救うんですね?」
「そうだね、いつまでかは分からないけど・・・」
「僕、大丈夫です。続けましょう。」
「S君、ありがとう。」
Kは上半身裸のままのSをそっと抱き寄せた。自分の背におずおずとSの手が回されたのを温もりで知って、肩越しにSには見えない顔はしたり顔だった。
「でも、いつでも止めていいからね?」
「はい・・・」
「じゃ、ちょっと休憩入れてからにしよう。」
「あの・・・先生、シャワーお借りしてもいいですか?さっき、汗かいちゃって・・・」
「勿論、いいよ。備品はどれでも好きなのを使ってね。タオルも好きなだけ使って。」
KはSをバスルームに案内し、あれこれと説明する声が浮かれていると自覚があった。
「何か冷たい飲み物を用意しておくからね。ごゆっくり。」
Kは笑顔でドアを閉めた。
「・・・そうか。賭けの約束も律儀に果たそうとしてるからか。」
Kはでたらめな鼻歌を歌いながら、冷蔵庫の扉を開けた。
暫くして、濡れてうねり小さな束になった髪の先から滴を垂らしながらバスルームから戻って来たSは、全裸の腰にバスタオルを巻いただけの姿だった。
「どうしたの?風邪引いちゃうよ。」
Kは慌ててバスルームから新しいタオルを掴むとSに駆け寄り、濡れた髪を拭き上げてやった。
ふと、Kの手首を掴んでSが真っ直ぐな瞳でKの動きを止めた。
「先生、僕も男です。約束は約束です。ちゃんと果たしますから・・・クライアントさんの意に沿えるよう、頑張ります。」
Sの言葉にKの胸がチクリと痛んだ。
人生経験が希薄だからこそ、生真面目な性格と相まって物事を疑う事を知らない。無防備過ぎるのが、Sの最大の魅力でもあっただろう。相手が男女問わず、庇護欲を駆り立てられるのだ。だから同世代やそれより下の年齢の者達からすれば、物足らない、頼りない男性として目に映りもするだろう。大学時代のガールフレンドの話を聞いて、Kはすぐにそれを見抜いていた。
その澄み切った素直さを、今から欲望の為に利用しようとしている。人としての良心があるのなら、罪悪感が湧いて来るのは当然だ。まだ自分が正常である証だ。
「ここから・・・もっと狂っていくのか・・・・」
声にならないKの呟きは、Sの耳には届かない。
「うん。ありがとう。でも、嫌だと思ったらすぐに言ってほしい。俺もアーチストの端くれだから、想像で補完する。」
「はい。」
Kは再びSの髪を拭き上げてやりながら、ベッドへ座るよう促した。
KはSの頭に乗せたままのタオルの上に片手を置いたまま、Sの顔を覗き込むようにして話始めた。
「最初に予定していたドールの形態を覚えてる?」
「はい。僕の顔の表情をメインに、球体関節の模型に肉付けしていくんでしたよね?」
「よく覚えてたね。」
「僕には未知の世界の話なので、凄く興味があるんです。先生、制作過程で見学って・・・ダメですよね?気が散っちゃう・・・」
「そんな事無いよ。ただ、細かい作業で集中しちゃうと、側で君が見ていても透明人間になっちゃうだろうね。」
「じゃあ、時間があった時に見せて頂けませんか?静かにして邪魔にならないようにしますから。」
「うん。いいよ?でね・・・さっきクライアントに顔を隠して君のポージングを見せただろ?」
「・・・はい。」
「気になるポーズがあるって言うんだ。」
「電話しながら僕にポージングさせてたアレですか?」
Sは合わせた目を泳ぎ始めた。
それはそうだろう。誰がどう見ても事の最中のような、あられもない姿だったのだ。
「うん。多分ね・・・君を自分の相手として、自分が脳内で抱いているって・・・そういう事なんだろうね。」
「・・・・・」
少し俯いた顔を下から覗き込むようにして、Kはますます顔を近付けた。
「気持ち悪いかな?怖いかな?」
「・・・僕、僕の知らない誰かと、知らない場所で、その・・・そういう・・・・」
「君じゃないさ。僕の作品と、だよ。」
「・・・理解出来ませんが、それでその方は少しでも病気から癒されるって事ですよね?」
「そうだね。」
Sは俯いたまま少し考えているようだったが、すぐにKの目を真正面から見詰め口を横に引いて笑顔を見せた。
「平気です。やりましょう。」
「ちょっと、無理な要求をするかもしれないよ?」
「さっき先生が仰ったじゃないですか、嫌ならすぐに止めるって。何処までが僕の限界か分かりませんが、やるだけやってみましょう。」
「・・・ありがとう。」
Kも笑顔を作ってSの両手を握った。
「あ・・・先生、さっきの賭けに負けたから僕、オールヌードなんですけど・・・僕の・・・そこもその通りに作るんですか?それはなんだか・・・恥ずかしいな・・・」
「ドールのサイズが30㎝だからそこまでリアルには作らない。ごめんね、恥ずかしい思いをさせて。俺のギャラの半分君にあげるよ。全部上げたっていい位だ。」
「ふふっ・・・先生、ただ働きになっちゃうでしょ。」
Sは頭に被さったままの濡れたタオルをそのままに、腰に巻いていたバスタオルをそっと外して腹部に掛けた。
「今まで中途半端ばかりだった僕が、作品をコンテストに出品出来る”結果”を出せたんです。先生と出会わなかったら、僕はずっと中途半端を続けていたでしょう。あれを切っ掛けにどんな小さな事でもやり遂げる意識が持てたんです。先生に恩返し出来るなら、僕は・・・これくらい、どうってことありません。」
Kの胸がギリリと軋むような痛みを覚えた。
今なら・・・今ならまだ引き返せる。
自分の欲望など、一過性のものに過ぎない。嵐が去るのを待つ事も知っている大人だった筈だ。
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