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初セックス
しおりを挟む夕方になり、テントに帰宅した俺は、【アイテムボックス】にサーシャの荷物を勝手に詰め込んでいく。
荷物といっても、沢山有るわけではないので、すぐに済んだ。
「帰って来て、いきなり何してんだよ!?」
「いい加減風呂に入りたい! 今日から宿に泊まる」
我慢の限界なんだ……日本人として生まれた俺は毎日、風呂に入らないと気がすまない。
あと、セックスするから風呂で身体を清めたいっていう理由もある。
セックスしたいが1番の理由かもしれない。
だから、色んな事は後回しにする。
最後にテントを回収して、この広場を出て宿へと向った。
◆◆◆
サーシャに尋ねたところ、風呂付きとなると高級な宿になるみたいで、荘月という名の宿に来た。
宝石を換金したことで金なら腐るほどあるが、この世界の通貨の知識が無い俺は計算ができないので、金の事をサーシャに事細かに教えて貰う。
銭貨 1円
鉄貨 5円
銅貨 10円
大銅貨 100円
銀貨 1000円
大銀貨 1万円
金貨 10万円
王金貨 100万円
サーシャの教えてもらったのを、自分なりに日本円に直してみたが大体こんなもんだと思う。
この宿、荘月は一泊、食事付きで大銀貨2枚、日本円で2万円になる。
そう考えると、結構高い気がするな。
今回は風呂に入りたいから、ここしか選択肢がない。
「はわわ……オレ、こんな高級なとこ初めて泊まる」
「とりあえず風呂に入ってこい!」
「うん、分かった!」
【アイテムボックス】からサーシャの服を出して渡して、お互いに男女別の風呂へと行き、身体を洗い流す。
この後行われる愛の行為で、すぐ汚くなるのだが、念入りに身体を洗う。
久しぶりの風呂をゆっくり堪能したいけど、性欲が邪魔して落ち着かない。
早くセックスがしたい……
俺は慌てるように風呂をあがり、自分の部屋のベッドに腰掛ける。
「もーう我慢できない! 早く風呂からあがってこいサーシャ」
一分一秒が待ちきれず、ソワソワと動いてしまう。
部屋の中を歩き回ったりして時間を稼ぐ。
せっかく高級な宿に泊まっているのだから、味わい尽くしたいが、今はセックスしたい欲求から視野が狭くなって、楽しめない。
くっそっーーー!!! まだかよ?
その時だった、パタンっと扉が開きサーシャが入って来た。
「なぁー聞いてくれよ! お風呂凄かった……あむ!?」
我慢できない……風呂の感想を言おうとするがキスで黙らせる。
「んっっっっうんっ!?」
サーシャの身体を抱きしめて、唇を開かせて無理矢理、舌をねじ込むと、向こうも、それに応えるかのように、少しづつ舌を絡ませてくる。
風呂に入ったせいか、興奮しているせいなのか、だんだんと身体が熱を帯びていく。
「うんっ♡ ち、ちょっと待てよ……あむっ♡」
しばらくキスした後、サーシャの腕を掴んでベッドに連れていき座らせる。
俺も横に座りお互いに見つめ合う。
彼女の濡れた赤い髪が色っぽく、瞳もうるうるしている。
「サーシャいいよな?」
「うぅぅ……まだ心の準備が」
「俺が我慢できないから、セックスさせろ!」
「うん、分かった……でも、オレ初めてで、何していいか分からねえ……」
そんなもん俺に全部任せとけ!!!
暗いとよく視えないから、ランプは付けたままで行う。
サーシャの上着を脱がせると小ぶりだが、ぷるんっと柔らかそうな胸が出てきた。
「ぅぅ見んなっ! 恥ずかしいから見んなよっ……あんっ♡」
隠そうとした手を押しのけて、しばらく胸を揉んで堪能する。
気持ちいいのかピンっと乳首を隆起させて固くさせる。
ピンクの乳首を軽く摘むと、甲高い声をだした。
「あっ♡ やめろっ、そこっ♡ 掴むなっっっ」
乳首を掴む度に、艶っぽい声を響かせる。
「あんっっっ、だめぇ、だめだってぇ♡」
「駄目って言うわりには、全然抵抗しないな?」
「ぅぅ……だってセツナの事……」
押し黙り口を開かないサーシャ。
「俺の事が何だよ?」
「言わねえ! 恥ずかしいから言いたくない♡」
だったら恥ずかし気持ちが無くなるぐらい犯してやる。
乳首を責めるのを辞めて、ズボンを脱がす。
今回は抵抗しないみたいだ。
お次はパンティーを剥ぎ取り、匂いを嗅ぎたい、強い衝動に駆られてしまう。
うぅぅ……駄目だ! 今は我慢だっ……
姉妹のパンティーを同時に手に入れるまでの辛抱。
それまでは堪え忍ぶしかない。
野望の為に、今は我慢だ……
パンティーから手を離し、そっと優しくベッドの端に置いて、俺も服を脱いで全裸になる。
これで準備は整った!
「入れるぞサーシャ」
「……恥ずかしいから、ちょっとだけ待ってぇぇあんっ♡」
待つつもりなど無い!
容赦無用!
サーシャの言葉を無視して挿入すると、ぬるっとした感触が俺の股間を包む。
中が濡れているお陰で、楽に挿入でき奥の壁に突き当たる。
「あっっっうん♡ セツナ、そこ駄目ぇ!」
「あんっあんっあんっ……奥は駄目って言ってんのにぃぃ♡」
「やめっ♡ やめっっろ♡」
腰を降る度に奥に当たり、甘い声で鳴く。
サーシャは奥が大好きみたいだから、もっと強めに責める。
「馬鹿っ♡ そこ弱いから辞めろっつてんだろぅぅぅ♡」
「き、きっ気持ちぃぃぃ。 オレの弱いところ気持ちいい♡」
俺も気持ちいい。
正直になってきたサーシャ。
濡れたマンコが抱きついてる、みたいで気持ちいい。
「はぁはぁ♡ 何かくるぅぅぅ!? あんっっっらめぇぇぇ♡♡♡」
サーシャの身体が震えて絶頂を迎えるが、それでも俺は腰を振り続けた。
「んんんっ♡ もう無理ぃぃぃ♡ 今だめぇ~~~♡」
まだだ! まだ辞めない!
俺が逝くまで終わらない!
逝ったせいで敏感になってる弱い所を必要以上に攻めまくる。
サーシャの腰がびくびく反応するが、それでも辞めない。
「だめぇ~~~また、くるぅぅううう……あうううっん♡♡♡」
甘く蕩けきった声が響き、また達してしまう。
俺もそろそろ限界でやっと逝けそうだ。
「逝くぞサーシャ」
「あああ♡ セツナ好きぃぃぃすきすきすき♡」
俺に対して好意的な感情を吐くサーシャに、躊躇いなく中出しを決める。
妊娠させるつもりは無いが、中以外に出すなんて選択肢はない。
「あ、馬鹿っっっ中は♡ いっぱい出しやがってぇぇぇ♡」
言葉からは嫌がってるのか、喜んでいるのか分からないが、たくさん出せたので俺は満足した。
愛の行為が終わり、お互いに抱きしめあいながら眠りについた。
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