バンドマンの俺が転生してバンドマンになる話

ひろ

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プロローグ

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「ブレイカーズです!よろしくお願いしまーす!!」
28歳となった俺は「ブレイカーズ」というしがないバンドを組み、大学を卒業してから今までバンドを続けている。特に目的もなく始めたこのバンドだったが、同級生の「インディーズにならなれるんじゃねえ?」の一言でバンドを組んでしまったのが運の尽きだった。大学にいた時は大学の同級生たちがチケットを買ってくれたため、ライブをすることができていたのだが、立派な大人になった今はライブをすることすら、生きていくことすら厳しい。俺は何のために生きているのかを考える毎日で今だ目的というものは特にない。
「じゃあ、また来月にこのライブハウスで会いましょう!」毎月のようにライブを開催することすら危機的な状況ではあるがこの決めセリフを力に俺たちは頑張っている。毎日バイトをしながらの生活で生きていくことすら大変な今、これから何をしようかなと考えていたその時だった。

「危なーい!!」
ちょうど俺が交差点を渡ろうとしていた時にトラックが飛び出してきた。
俺は避けることすらままならずそのまま……



どれだけ寝ていたのだろうか。目を開けるとそこは広大な草原だった。大きな山もあるし、川やほとりもある。
俺の持っていた荷物は何もなく、あるのは自分の身一つだ。そうだ、俺にとって命と同じくらい大切なギターすらないんだ。
「お兄さん、誰??」
そんな俺に一人の少女が声をかけてきた。
そこからが出会いの始まりだった。
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