19 / 58
【 用宗港決戦 】
開戦
しおりを挟む
場所も分からないし運転しているのも俺じゃない訳なので、状況は分からない。
ただ暫く荷台で揺られていると、激しい銃声が響き渡る。
更に空から響いて来る花火のような爆音。
見ると、駅でギラントと呼ばれていた翼竜の群れが大量に飛来している。どう見ても千匹は下るまい。
そこに向けて、無数の光が尾を引いて飛んでいく。あれは普通の銃みたいだな。
たまに起こる爆発は対空砲だろう。
この辺りにもビルがあり、幾つかにはそういったものが設置されている様子が見える。
しかしあまり効いていないな。
何とか有効なのは対空砲くらいか。あれでは撃つだけ弾の無駄だ。
「アレは無駄弾じゃないのか?」
「対空砲で殲滅するから、それまで降りてこないようにしているのよ」
「ああ、納得だ」
要するに、射撃は威嚇か。
確かに普通のライフルでも射程内なら倒せる相手だ。
それに無駄と言っても、たまには当たっているのか落ちている奴もいる。
「あれなら俺たちの出番はなさそうだが、奴らを撃つのか?」
「あんなのは普通に対処できるわ。本命はこれからよ」
その言葉が言い終わるか否かというタイミングで、突然の急ブレーキ。
当然軽トラの荷台にシートベルトなんてものは無い。
俺は勢いのまま、高円寺の胸に顔からダイブしていた。
今日2度目です。ありがとうございます。
「だ、大丈夫ですか?」
「ああ、助かったよ。ありがとう」
本当に素晴らしいクッションでした。
「ケッ!」
杉林はお気に召さないようだが、もちろんわざとじゃないぞ。
とは言ってもそういう事を言いたいわけじゃないだろうな。俺以外は微動だにしなかったし。
「高円寺は広野海岸公園の後方に待機。俺も車両の護衛でここに残る。お前たちはそこを登って海へ行け。特に佐々森は初めてだろう。死なない程度に堪能しろ」
堪能しろと言われても、多分そんな余裕はないぞ。
既に先に飛び出た二人に遅れている。早く追い付かないとな。
海岸公園下の道路には石垣があり、その端に階段がある。
そこから登っていくと、月明かりに照らされた林の向こうに海が見える。
と言っても、ここから海岸までは繋がっていない。
前方の端は切り立った崖の様になっていて、かなり下に船の陸揚げ場があり、その右側が港だな。
要は、ここはかなりの高台だ。
そして横には相当に広いわりに、さほど奥行は無い。名前に反して、あまり公園という感じはないな。
だがその向こうから、まるで空間から湧き出てくるようにオレンジの光と共に巨大な怪物が現れる。
シルエット的には下半身が芋虫のケンタウロスだろう。
体高は4メートルほどだろうか。顔の中央に単体の複眼。体に対して異様に長い、7本指の人間の腕が4本。
下半身は芋虫で、もそもそと動く足がキモイ。それに意外と早そうだ。
見ただけで不気味さと迫力に圧倒される。
それが海岸公園の端から端まで次々と現れた。1体だけじゃないのかよ。
というより、公園の奥行きが狭いだけにいきなり近い。20メートルも無いぞ。
その上空では同じ様にオレンジの光に包まれた翼竜が湧き出している。
どうやら出る時だけ、あの光に包まれるようだ。
既に出て来た芋虫のケンタウロスは、既に生白い姿を現している。
それにしても、本当に空間から突然に湧き出てきたように感じる。
あれはどういう事だ?
「今連中が出て来たラインをちゃんと覚えてね。あそこから先の世界は幻。この世の記憶のようなものよ。その向こうは、奴らの巣。一度入ったらお終いよ。わたしたちは境界が見えるから良いけど、貴方は絶対に前に出てはだめよ」
「よく分からんが了解した。俺は元々狙撃手だからな。前に出るような戦いはしないよ」
それ以前に、何も知らない状態で知っている人間の忠告を無視するほど馬鹿ではないさ。
今は分からなくとも、説明なんて後で聞けばいい。
というよりも、奴らが出て来た境界線を越えるという事は、奴らを突破するという事だ。
馬鹿言っちゃいけない。誰がそんな事をするか。
今考える事は、奴らが危険な害獣であるという事実だけ。
どんな弾が有効かは分からないが、ここまでの話からこの二人が神弾を持っていない事は明らかだ。
なら通常弾でいい。先ずはどんなものか試させてもらおう。
ボルトを引き、薬室に弾を込める。
だが狙いを付ける前に、背後からポンポンポンポンと軽い音が響く。
いや、音は軽いが背後から飛来した物体は空中で分裂し、無数のクラスター弾が風切り音と共に公園を横一列に降り注ぐ。
無数と言える程に炸裂する爆炎。鼓膜を破壊するような音。痛いほどの衝撃。吹き飛ぶ敵。
高円寺が持っていたウエポンラックはこれか。
それにしたって――、
「戦争でもおっぱじめるつもりか」
「今まで何を聞いていたの!? もう戦争をしているのよ」
そう言いながら、まだ次々と湧き出て来る敵を来栖と杉林が自動小銃で迎撃する。
見た目以上に威力があるのか、それとも連中が見た目以上に脆いのか、熊よりも簡単に吹き飛ばされていく。
まあ試すのは簡単だ。狙いを定め、撃ち抜く。
目標は複眼の下、剥き出しの皮膚だ。
動きは鈍い。それ以上に近い。
弾は寸分たがわず首を撃ち抜き、その勢いで首は完全に吹き飛んだ。
やはり脆い。こいつらは数だけか。
だがあの長いリーチの腕。銃を使うには狭すぎるステージ。
背後に階段はあるが、そこ以外は全方位石垣による崖。前は論外。結構タフな戦いになりそうだ。
前衛の二人も応戦しているが、3人では面制圧が出来ない。
左側からも次第に迫って来るし、右の用宗港にもちらほらと出現し始めている。
囲まれたらアウトだな。
そんな事を考えていると、背後から再び多弾頭弾が撃ち込まれたのだった。
ただ暫く荷台で揺られていると、激しい銃声が響き渡る。
更に空から響いて来る花火のような爆音。
見ると、駅でギラントと呼ばれていた翼竜の群れが大量に飛来している。どう見ても千匹は下るまい。
そこに向けて、無数の光が尾を引いて飛んでいく。あれは普通の銃みたいだな。
たまに起こる爆発は対空砲だろう。
この辺りにもビルがあり、幾つかにはそういったものが設置されている様子が見える。
しかしあまり効いていないな。
何とか有効なのは対空砲くらいか。あれでは撃つだけ弾の無駄だ。
「アレは無駄弾じゃないのか?」
「対空砲で殲滅するから、それまで降りてこないようにしているのよ」
「ああ、納得だ」
要するに、射撃は威嚇か。
確かに普通のライフルでも射程内なら倒せる相手だ。
それに無駄と言っても、たまには当たっているのか落ちている奴もいる。
「あれなら俺たちの出番はなさそうだが、奴らを撃つのか?」
「あんなのは普通に対処できるわ。本命はこれからよ」
その言葉が言い終わるか否かというタイミングで、突然の急ブレーキ。
当然軽トラの荷台にシートベルトなんてものは無い。
俺は勢いのまま、高円寺の胸に顔からダイブしていた。
今日2度目です。ありがとうございます。
「だ、大丈夫ですか?」
「ああ、助かったよ。ありがとう」
本当に素晴らしいクッションでした。
「ケッ!」
杉林はお気に召さないようだが、もちろんわざとじゃないぞ。
とは言ってもそういう事を言いたいわけじゃないだろうな。俺以外は微動だにしなかったし。
「高円寺は広野海岸公園の後方に待機。俺も車両の護衛でここに残る。お前たちはそこを登って海へ行け。特に佐々森は初めてだろう。死なない程度に堪能しろ」
堪能しろと言われても、多分そんな余裕はないぞ。
既に先に飛び出た二人に遅れている。早く追い付かないとな。
海岸公園下の道路には石垣があり、その端に階段がある。
そこから登っていくと、月明かりに照らされた林の向こうに海が見える。
と言っても、ここから海岸までは繋がっていない。
前方の端は切り立った崖の様になっていて、かなり下に船の陸揚げ場があり、その右側が港だな。
要は、ここはかなりの高台だ。
そして横には相当に広いわりに、さほど奥行は無い。名前に反して、あまり公園という感じはないな。
だがその向こうから、まるで空間から湧き出てくるようにオレンジの光と共に巨大な怪物が現れる。
シルエット的には下半身が芋虫のケンタウロスだろう。
体高は4メートルほどだろうか。顔の中央に単体の複眼。体に対して異様に長い、7本指の人間の腕が4本。
下半身は芋虫で、もそもそと動く足がキモイ。それに意外と早そうだ。
見ただけで不気味さと迫力に圧倒される。
それが海岸公園の端から端まで次々と現れた。1体だけじゃないのかよ。
というより、公園の奥行きが狭いだけにいきなり近い。20メートルも無いぞ。
その上空では同じ様にオレンジの光に包まれた翼竜が湧き出している。
どうやら出る時だけ、あの光に包まれるようだ。
既に出て来た芋虫のケンタウロスは、既に生白い姿を現している。
それにしても、本当に空間から突然に湧き出てきたように感じる。
あれはどういう事だ?
「今連中が出て来たラインをちゃんと覚えてね。あそこから先の世界は幻。この世の記憶のようなものよ。その向こうは、奴らの巣。一度入ったらお終いよ。わたしたちは境界が見えるから良いけど、貴方は絶対に前に出てはだめよ」
「よく分からんが了解した。俺は元々狙撃手だからな。前に出るような戦いはしないよ」
それ以前に、何も知らない状態で知っている人間の忠告を無視するほど馬鹿ではないさ。
今は分からなくとも、説明なんて後で聞けばいい。
というよりも、奴らが出て来た境界線を越えるという事は、奴らを突破するという事だ。
馬鹿言っちゃいけない。誰がそんな事をするか。
今考える事は、奴らが危険な害獣であるという事実だけ。
どんな弾が有効かは分からないが、ここまでの話からこの二人が神弾を持っていない事は明らかだ。
なら通常弾でいい。先ずはどんなものか試させてもらおう。
ボルトを引き、薬室に弾を込める。
だが狙いを付ける前に、背後からポンポンポンポンと軽い音が響く。
いや、音は軽いが背後から飛来した物体は空中で分裂し、無数のクラスター弾が風切り音と共に公園を横一列に降り注ぐ。
無数と言える程に炸裂する爆炎。鼓膜を破壊するような音。痛いほどの衝撃。吹き飛ぶ敵。
高円寺が持っていたウエポンラックはこれか。
それにしたって――、
「戦争でもおっぱじめるつもりか」
「今まで何を聞いていたの!? もう戦争をしているのよ」
そう言いながら、まだ次々と湧き出て来る敵を来栖と杉林が自動小銃で迎撃する。
見た目以上に威力があるのか、それとも連中が見た目以上に脆いのか、熊よりも簡単に吹き飛ばされていく。
まあ試すのは簡単だ。狙いを定め、撃ち抜く。
目標は複眼の下、剥き出しの皮膚だ。
動きは鈍い。それ以上に近い。
弾は寸分たがわず首を撃ち抜き、その勢いで首は完全に吹き飛んだ。
やはり脆い。こいつらは数だけか。
だがあの長いリーチの腕。銃を使うには狭すぎるステージ。
背後に階段はあるが、そこ以外は全方位石垣による崖。前は論外。結構タフな戦いになりそうだ。
前衛の二人も応戦しているが、3人では面制圧が出来ない。
左側からも次第に迫って来るし、右の用宗港にもちらほらと出現し始めている。
囲まれたらアウトだな。
そんな事を考えていると、背後から再び多弾頭弾が撃ち込まれたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる