9 / 36
第一章 はじまり
第5話 鍛錬の日々
しおりを挟む
いや、もうあの世界とは比べちゃダメだ、前を向こう。
俺は質問した。
「国公立剣術魔術学園って、どんな人達が集まる場所なの?」
「ああ、通称ラースリックって言われていて、
王国の至る所から優秀な人材が集まる場所だ。未来を担う者が集まり、貴族も当然。王国で一番難関だと思われてるな。卒業すれば冒険者や医師などなんでも行けるだろう。」
「それって僕は大丈夫なの?入れる?」
「ハリスはもう問題ない。俺が保証する。そして、あと稽古はあと三年でお終いとする」
あと三年か。いざ終わるとなると名残惜しくなる。
小さい時からバシッと鍛えられて来たからな。
あれはあれで楽しかったな、今までに味わったことがない感覚だった。
親子の絆というのは本当はこういうものなんだと。
「終わるからには、少しキツめにするからな。そして、稽古と並行して、魔術も学んでおけ。小さい時に分厚い茶色い本を渡しただろう?あの本で学ぶんだ。」
「わかった。終わるからには僕も、より集中するよ!」
「キツめの稽古は明日からだ。今日は体を休めながら、魔術を学んでおくんだ。」
「分かったよ。父さん、ありがとう。」
よし、少しは魔術の勉強に集中できるな。
まだ知らないことも山ほどあるし。
俺は自分の部屋に戻り、机の椅子に座り魔術を学ぶようにした。
そして、稽古の隙間時間を使って毎日村外れの森で魔術を鍛錬することにした。
国公立剣術魔術学園の受験まであと三年だ。
父さん曰く、この世界の受験は実技試験が大きく影響するらしい。
主に2つの項目がある。
1つ目は、剣術試験。
試験官とやり、試験官に合格と言われるまで続ける。
体力と即時判断力と剣術能力が試されるだろう。
2つ目は、魔術試験
結晶で体内のマナを計らされる。特定の数字を超えれば良し。
その後、そのマナでスキルを利用しコントロールできるかを試される。コントロール出来なければ、合格は遠ざかる
つまりは、マナとコントロールする能力がなければならない。
スキルはなんでもよし。
正直いって、王国で一番難関なため、魔術試験は、
しょぼいスキルだと評価は低くなるだろう。
従って、反対は扱うのが難しいスキルを見せれば評価は高くなる。
剣術試験は、試験官も攻撃を仕掛けてくるため、攻撃を交わすかガードして、挑まなければならない。
いわば、模擬戦だ。
その試験官は、名が知れた人物らしくて、一発一発が重いという。
そのために、父さんとの稽古は欠かせない。
俺はある日、ネイに聞いた。
「ネイは、三年後の受験はどこにするの?」
「……ああ、僕は国公立剣術魔術学園に行こうと思う。僕、こう見えて毎日独学で剣術と魔術を学んでいるんだ。父さんと母さんは普通の平民と違って稀にマナが多く生まれたから、もしかしたらって勧めてくれたのがきっかけなんだ。」
「……驚いたよ!一緒だね!僕も同じ国公立剣術魔術学園を受験するんだ!お互い頑張ろうね!」
「そうだったんだ!ああ、お互い頑張ろう。」
「……ネイ!良かったら剣術の練習一緒にやらない?父さんと一緒に長く稽古やってるから少しでも手伝えたらなって。」
「いいの?」
「いいさ。」
「僕は魔術は本を見ればある程度はわかるんだけど、剣術ってなると難しくて。」
「なるほどね、ちょうど良かったよ。」
「剣術の練習よろしくね、ハリス。」
こうして、ネイとハリスは村外れの森でお互いに切磋琢磨し合いながら成長した。
「ネイ!凄いね、覚えるのすごく早いよ!」
「はぁはぁ…ハリスは父さんと、とてつもないハードな稽古をしてるんだね…覚えるのが精一杯だよ……。でも、少しは上達した気がするよ!」
(結構疲れてるな、一旦休憩挟むか。ついでにパッシブスキル「能力鑑定」使ってみるか。どれどれ、ネイのステータスは。)
「能力鑑定!」
ネイのステータスが目の前に現れた。
《STATUS-ステータス-》
名前:ネイ・ハルエス
レベル:75
種族:人間
年齢:9才
身長:134cm
所有ゴールド(G):0
職業:なし
称号:なし
属性:木・光・闇
スキル:なし
HP:5075
MP:3450
STR 3500
DEF 3025
AGI 4500
以上。
(おお、意外と高いな。俺と鍛錬したからか?にしても属性は3種類か。ネイに似合ってるな。もう少し鍛錬すれば国公立剣術魔術学校も夢じゃないだろうな。相当努力してきたんだろう。俺も頑張らないとな。)
「ハリスは剣術凄いね。お父さんは昔は凄い人だったんじゃないかな?」
「そうだね、実は父さんは元国家騎士団団長なんだ。」
「…え!そうなの!?知らなかった。だから剣術が上手いわけだ……」
「……秘密だよ?」
「……分かってるって。」
とネイは、驚いて笑いながら言った。
そして、ネイとハリスは、
三年後の国公立剣術魔術学園の受験まで鍛錬し続けた。
俺は父さんに稽古をしてもらい、俺はネイに剣術を教える。こうして、三年後。
ネイとハリスは12歳になり、待ちに待った国公立剣術魔術学園の試験が1週間前に迫っていた。
「システム」
・3年間剣術と魔術の鍛錬により、パッシブスキルとスキルのレベルが上昇しました。
・レベルが150に達しました。新たに新スキルが追加されます。
・称号「駆け出し指導者」を獲得しました。ステータスに能力が上乗せされます。
・称号「二級騎士」が「一級騎士」にパワーアップしました。新たに追加ステータスが付与されます。
《STATUS-ステータス-》
名前:ハリス・ファルティ
レベル:150
種族:人間
年齢:12歳
身長:150cm
所有ゴールド(G):0
職業:不明
称号: : 獣の討伐者・ストーンブレイカー・メンタルハート・死の狭間を超えし者・転生者・一級騎士・努力の賜物・駆け出し指導者 New
属性:火、水、木、光、闇
スキル:異空間バッグ・全能力上昇Ⅲ・抜剣の恒星 ・攻撃無効 New
HP:22500
MP:∞
STR 16250
DEF 13650
AGI 17650
パッシブスキル:経験値倍増Ⅲ・攻撃強化Ⅹ・防御力強化Ⅹ・敵意感知Ⅴ・魔物感知Ⅴ・全属性適応・全言語読解・剣の技能上昇Ⅹ・魔法技能上昇Ⅹ・不意打ち・状態異常無効・ステータス補正・能力鑑定 ・付与魔法Ⅲ・危険察知・自動回復・隠密・透明感知
駆け出し指導者 攻撃無効 New!!
俺は質問した。
「国公立剣術魔術学園って、どんな人達が集まる場所なの?」
「ああ、通称ラースリックって言われていて、
王国の至る所から優秀な人材が集まる場所だ。未来を担う者が集まり、貴族も当然。王国で一番難関だと思われてるな。卒業すれば冒険者や医師などなんでも行けるだろう。」
「それって僕は大丈夫なの?入れる?」
「ハリスはもう問題ない。俺が保証する。そして、あと稽古はあと三年でお終いとする」
あと三年か。いざ終わるとなると名残惜しくなる。
小さい時からバシッと鍛えられて来たからな。
あれはあれで楽しかったな、今までに味わったことがない感覚だった。
親子の絆というのは本当はこういうものなんだと。
「終わるからには、少しキツめにするからな。そして、稽古と並行して、魔術も学んでおけ。小さい時に分厚い茶色い本を渡しただろう?あの本で学ぶんだ。」
「わかった。終わるからには僕も、より集中するよ!」
「キツめの稽古は明日からだ。今日は体を休めながら、魔術を学んでおくんだ。」
「分かったよ。父さん、ありがとう。」
よし、少しは魔術の勉強に集中できるな。
まだ知らないことも山ほどあるし。
俺は自分の部屋に戻り、机の椅子に座り魔術を学ぶようにした。
そして、稽古の隙間時間を使って毎日村外れの森で魔術を鍛錬することにした。
国公立剣術魔術学園の受験まであと三年だ。
父さん曰く、この世界の受験は実技試験が大きく影響するらしい。
主に2つの項目がある。
1つ目は、剣術試験。
試験官とやり、試験官に合格と言われるまで続ける。
体力と即時判断力と剣術能力が試されるだろう。
2つ目は、魔術試験
結晶で体内のマナを計らされる。特定の数字を超えれば良し。
その後、そのマナでスキルを利用しコントロールできるかを試される。コントロール出来なければ、合格は遠ざかる
つまりは、マナとコントロールする能力がなければならない。
スキルはなんでもよし。
正直いって、王国で一番難関なため、魔術試験は、
しょぼいスキルだと評価は低くなるだろう。
従って、反対は扱うのが難しいスキルを見せれば評価は高くなる。
剣術試験は、試験官も攻撃を仕掛けてくるため、攻撃を交わすかガードして、挑まなければならない。
いわば、模擬戦だ。
その試験官は、名が知れた人物らしくて、一発一発が重いという。
そのために、父さんとの稽古は欠かせない。
俺はある日、ネイに聞いた。
「ネイは、三年後の受験はどこにするの?」
「……ああ、僕は国公立剣術魔術学園に行こうと思う。僕、こう見えて毎日独学で剣術と魔術を学んでいるんだ。父さんと母さんは普通の平民と違って稀にマナが多く生まれたから、もしかしたらって勧めてくれたのがきっかけなんだ。」
「……驚いたよ!一緒だね!僕も同じ国公立剣術魔術学園を受験するんだ!お互い頑張ろうね!」
「そうだったんだ!ああ、お互い頑張ろう。」
「……ネイ!良かったら剣術の練習一緒にやらない?父さんと一緒に長く稽古やってるから少しでも手伝えたらなって。」
「いいの?」
「いいさ。」
「僕は魔術は本を見ればある程度はわかるんだけど、剣術ってなると難しくて。」
「なるほどね、ちょうど良かったよ。」
「剣術の練習よろしくね、ハリス。」
こうして、ネイとハリスは村外れの森でお互いに切磋琢磨し合いながら成長した。
「ネイ!凄いね、覚えるのすごく早いよ!」
「はぁはぁ…ハリスは父さんと、とてつもないハードな稽古をしてるんだね…覚えるのが精一杯だよ……。でも、少しは上達した気がするよ!」
(結構疲れてるな、一旦休憩挟むか。ついでにパッシブスキル「能力鑑定」使ってみるか。どれどれ、ネイのステータスは。)
「能力鑑定!」
ネイのステータスが目の前に現れた。
《STATUS-ステータス-》
名前:ネイ・ハルエス
レベル:75
種族:人間
年齢:9才
身長:134cm
所有ゴールド(G):0
職業:なし
称号:なし
属性:木・光・闇
スキル:なし
HP:5075
MP:3450
STR 3500
DEF 3025
AGI 4500
以上。
(おお、意外と高いな。俺と鍛錬したからか?にしても属性は3種類か。ネイに似合ってるな。もう少し鍛錬すれば国公立剣術魔術学校も夢じゃないだろうな。相当努力してきたんだろう。俺も頑張らないとな。)
「ハリスは剣術凄いね。お父さんは昔は凄い人だったんじゃないかな?」
「そうだね、実は父さんは元国家騎士団団長なんだ。」
「…え!そうなの!?知らなかった。だから剣術が上手いわけだ……」
「……秘密だよ?」
「……分かってるって。」
とネイは、驚いて笑いながら言った。
そして、ネイとハリスは、
三年後の国公立剣術魔術学園の受験まで鍛錬し続けた。
俺は父さんに稽古をしてもらい、俺はネイに剣術を教える。こうして、三年後。
ネイとハリスは12歳になり、待ちに待った国公立剣術魔術学園の試験が1週間前に迫っていた。
「システム」
・3年間剣術と魔術の鍛錬により、パッシブスキルとスキルのレベルが上昇しました。
・レベルが150に達しました。新たに新スキルが追加されます。
・称号「駆け出し指導者」を獲得しました。ステータスに能力が上乗せされます。
・称号「二級騎士」が「一級騎士」にパワーアップしました。新たに追加ステータスが付与されます。
《STATUS-ステータス-》
名前:ハリス・ファルティ
レベル:150
種族:人間
年齢:12歳
身長:150cm
所有ゴールド(G):0
職業:不明
称号: : 獣の討伐者・ストーンブレイカー・メンタルハート・死の狭間を超えし者・転生者・一級騎士・努力の賜物・駆け出し指導者 New
属性:火、水、木、光、闇
スキル:異空間バッグ・全能力上昇Ⅲ・抜剣の恒星 ・攻撃無効 New
HP:22500
MP:∞
STR 16250
DEF 13650
AGI 17650
パッシブスキル:経験値倍増Ⅲ・攻撃強化Ⅹ・防御力強化Ⅹ・敵意感知Ⅴ・魔物感知Ⅴ・全属性適応・全言語読解・剣の技能上昇Ⅹ・魔法技能上昇Ⅹ・不意打ち・状態異常無効・ステータス補正・能力鑑定 ・付与魔法Ⅲ・危険察知・自動回復・隠密・透明感知
駆け出し指導者 攻撃無効 New!!
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
『ミッドナイトマート 〜異世界コンビニ、ただいま営業中〜』
KAORUwithAI
ファンタジー
深夜0時——街角の小さなコンビニ「ミッドナイトマート」は、異世界と繋がる扉を開く。
日中は普通の客でにぎわう店も、深夜を回ると鎧を着た騎士、魔族の姫、ドラゴンの化身、空飛ぶ商人など、“この世界の住人ではない者たち”が静かにレジへと並び始める。
アルバイト店員・斉藤レンは、バイト先が異世界と繋がっていることに戸惑いながらも、今日もレジに立つ。
「袋いりますか?」「ポイントカードお持ちですか?」——そう、それは異世界相手でも変わらない日常業務。
貯まるのは「ミッドナイトポイントカード(通称ナイポ)」。
集まるのは、どこか訳ありで、ちょっと不器用な異世界の住人たち。
そして、商品一つひとつに込められる、ささやかで温かな物語。
これは、世界の境界を越えて心を繋ぐ、コンビニ接客ファンタジー。
今夜は、どんなお客様が来店されるのでしょう?
※異世界食堂や異世界居酒屋「のぶ」とは
似て非なる物として見て下さい
追放令嬢と【神の農地】スキル持ちの俺、辺境の痩せ地を世界一の穀倉地帯に変えたら、いつの間にか建国してました。
黒崎隼人
ファンタジー
日本の農学研究者だった俺は、過労死の末、剣と魔法の異世界へ転生した。貧しい農家の三男アキトとして目覚めた俺には、前世の知識と、触れた土地を瞬時に世界一肥沃にするチートスキル【神の農地】が与えられていた!
「この力があれば、家族を、この村を救える!」
俺が奇跡の作物を育て始めた矢先、村に一人の少女がやってくる。彼女は王太子に婚約破棄され、「悪役令嬢」の汚名を着せられて追放された公爵令嬢セレスティーナ。全てを失い、絶望の淵に立つ彼女だったが、その瞳にはまだ気高い光が宿っていた。
「俺が、この土地を生まれ変わらせてみせます。あなたと共に」
孤独な元・悪役令嬢と、最強スキルを持つ転生農民。
二人の出会いが、辺境の痩せた土地を黄金の穀倉地帯へと変え、やがて一つの国を産み落とす奇跡の物語。
優しくて壮大な、逆転建国ファンタジー、ここに開幕!
酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ
天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。
ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。
そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。
よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。
そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。
こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる