蒼髪のハリス

佐藤 駿

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第一章 はじまり

第10話 新しい仲間

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 国公立剣術魔術学園の寮内二階の部屋にて。

「みんなこれからよろしくね。入学式で僕のスピーチを聞いて知ってると思うけど。もう1回言うね。僕はハリス・ファルティ。首席だよ。」

「僕はハリスの小さい時からの友達なんだ。名前はネイ・ハルエス。ハリスと同じ出身地なんだ。これからよろしくね。」
と僕たち二人は簡単に説明をした。

あとの4人は
5stの「ラスカ・ムスタル」pt92
6stの「レイス・ライマー」pt90
7stの「セイル・ハイディ」pt88
8stの「ロイズ・レバン」pt87

で上位10位内のメンバーが集まった。
 みんな個性的で面白くて本音で話せる人達だった。
簡易的な自己紹介と話が終わり

「君らはこれからどうする?」

とハリスは言い

「自分はちょっと食堂に行って、昼食かな。」

と、ラスカが言うと

「……じゃあみんなで合格祝いに食堂で食べようよ!」
というこの俺含め5人の中でダントツで元気がいいレイスがそう言った。

「いいね、そうしよう!」

「決まりだね!」

と僕が賛成をし
 みんなで国公立剣術魔術学園の寮の食堂に行ってみんなで昼食を食べた。
 その後も一日中部屋で会話が続いた。

翌日。

「はぁぁ。みんなおはよう。今日からだね。」

「おはようー!」

とみんなが挨拶をしてくれた。
 制服に着替えて6人揃って、Sクラスの教室へ向かった。
 当然ながら成績と実力トップクラスが集まる境地なため、若干緊張してしまったが、俺以外に5人いるし大丈夫だろうと自分を鼓舞した。

 S-1の教室の扉は何故か輝くしく見え
見た目は黄金で頑丈そうな感じであった。
 扉を開けると、教室内の会話が一瞬にして消え
教室中の生徒がこっちを見て、数分固まると。

「……ハリスくんだ!入学試験の時、見たよ!凄く凄かった!」

と一人の女子が近寄って来て
そこから俺は生徒全員に囲まれた。

「み、みんな落ち着いて、十分君たちもすごいよ。」

と、俺はとてつもなく焦ってしまった。

「おい、全員席に付けー。」

と担任と思われる一人の男性がそう言い
みんなは一斉に席へ着席した。

「……えー。今回。このS-1クラスの担任となった。カレス・ヴァイスだ。よろしく頼む。俺は主に魔術を中心に教えていくつもりだ。そして、君たちに一ヶ月後の研修について話す。」

 カレス先生によると、一ヶ月後の研修は生徒達の親交を含めた強化合宿。2泊3日でテストを行うようだ。
 テスト内容によると魔物を討伐しつつ目標に定められたものを持って帰るというシンプルなものだった。
 しかし、カレス先生曰く、その目標は遠くて集団能力が試されるとか何とか。
 どのみち早く馴染めってことだろう。

とりあえず頑張るしかないなと思った。
 授業が終わったあと、みんなで自己紹介が行われた。


その後、学長室では

「…最近魔物の活動が活発化している。魔物の発見した報告も増えてきているし、何とか抑えなければならないのだが、近辺の被害が日に日に増えている。下手したら万を超える魔物が、餌を求めてこの王都カルトゥスに向かってきていると思っていいだろう。それがいつになるのか、もしかしたら明日になるか、正直いつ魔物が来てもおかしくないのだが、近辺の警戒態勢を強化する他ないだろう。とりあえず油断大敵ではある。1ヶ月後の研修合宿まで何も無いもいいが。」

と、学長は深刻な眼差しで国から送られてきた紙を深刻な眼差しで見ていた。
 何としてでもこの王都カルトゥスに被害が出ないように頭を抱えている様子であった。

国公立剣術魔術学園の
授業が始まり、二週間後が経ったある日。
 一年生最初のテストが迫っており、その研修合宿とはまた違うテストを行うらしい。
その内容は実技と筆記テストということだ。
 能力が鈍っていないか確かめるという趣旨の定期テストと思われる物だ。
 ハリスとネイの二人は前回満点に近い点数を取っているからなんとも思っていないが、その他は焦っている様子。
 そして、Sランクだけの勉強会がハリスとネイの部屋で行われることになった。
  ハリスは人に教えることは慣れていたのだが、ネイは初めて人に魔法と剣術について教えるので少し戸惑っていたが
ハリスは

(……ネイなら問題ないだろう。僕が見込んだ男だ。)

そして、勉強会当日。
合計15人が集まった。
国公立剣術魔術学園の寮の二階のSクラスの部屋にて

「…ようこそ!勉強会へ!とことん教えてあげるから覚悟しててね!」

「……はい!」

と大きな声で返事をしてくれた。
実力トップクラスのもの達ばかりだが
ほとんどの者は苦手とする科目をクリアしたいという目的があったり、僕たちの考えを知りたいという者もいたり、色々な者がいた。
 正直こんな集まるとは思わなかった。みんな実力は確かなのに、集まってくれたという不思議と嬉しさが込み上げてきた。
 それから1週間半後に向けた勉強会が始まったのであった。

さすが実力トップクラスということもあって
覚えがとてもよく、理解力が凄まじい者たちばかりだった。
その事もあり、あまり苦労はしなかった。

この定期テストは良い成績を残さないと補習とかがあり
色々と面倒なため、将来のために良い成績を残したいところではあった。
 ハリスは国公立剣術魔術学園の首席として、頑張らなければならないと強く思い、体を崩さない程度に勉強に熱心になった。

そして
 ついに国公立剣術魔術学園の最初の3日にわたる定期テストが始まったのであった。



《STATUS-ステータス-》
名前:ハリス・ファルティ
レベル:165
種族:人間
年齢:12歳
身長:150cm
所有ゴールド(G):0
職業:不明
称号: : 獣の討伐者・ストーンブレイカー・メンタルハート・死の狭間を超えし者・転生者・一級騎士・努力の賜物・駆け出し指導者 
属性:火、水、木、光、闇
スキル:異空間バッグ・全能力上昇Ⅲ・抜剣の恒星 ・攻撃無効 ・光輝の疾風斬・狂獄の炎剣・神秘の水剣・精霊の光源・漆黒の黒剣 
HP:24000
MP:∞
STR 20000
DEF 17500
AGI 20000
パッシブスキル:経験値倍増Ⅲ・攻撃強化Ⅹ・防御力強化Ⅹ・敵意感知Ⅴ・魔物感知Ⅴ・全属性適応・全言語読解・剣の技能上昇Ⅹ・魔法技能上昇Ⅹ・不意打ち・状態異常無効・ステータス補正・能力鑑定 ・付与魔法Ⅲ・危険察知・自動回復・隠密・透明感知 ・邪眼
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