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王子様が優しい日
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「なぁアナベルこっち向いてくれよー」
「・・・」
「まだ怒ってるのー?キ・・」
「うぁぁぁぁぁぁー」
「やっと反応してくれた」
レオンは顔を赤くしているアナベルを面白そうに眺めている。
レオンがアナベルに不意討ちでキスをしたのは、つい三日前のことで、いや、もう三日も前のことでそれをずるずると引きずるアナベルにレオンがちょっかいを入れる。
「許してよ」
レオンはアナベルの耳元で囁く。
「ばっなにすっ」
「ね?」
「~くそ、馬鹿野郎〃」
「うん。照れてる顔も可愛いよ。」
「っ! お前なんなんだよこの間から、馬鹿にすんのも大概にしろよ」
アナベルは右手を振り上げる。それでもレオンは愛しそうにアナベルの瞳を見つめるものだからアナベルはふと恥ずかしくなって目をそらした。
「・・・」
「・・・」
「お前今日本当にどうしたんだよ」
「何が?」
「~変だぞなんかなんというか・・・」
頭をかきむしって考え込むアナベルの頭をレオンが優しく撫でる。
「可愛いね、アナベルは」
「本当に何かあったのか?」
レオンは投げかけられた質問には答えず、フッと笑ってその整った甘い形の唇に人差し指をあてがった。
「それは、秘密。」
そのまま、おやすみと言って部屋を出ていく。
アナベルは浮かび上がった嫌な予感や雑念を払いのける。
「くそっ、頭から離れないじゃないか お前なんで今日そんな優しいんだよ・・・」
「・・・」
「まだ怒ってるのー?キ・・」
「うぁぁぁぁぁぁー」
「やっと反応してくれた」
レオンは顔を赤くしているアナベルを面白そうに眺めている。
レオンがアナベルに不意討ちでキスをしたのは、つい三日前のことで、いや、もう三日も前のことでそれをずるずると引きずるアナベルにレオンがちょっかいを入れる。
「許してよ」
レオンはアナベルの耳元で囁く。
「ばっなにすっ」
「ね?」
「~くそ、馬鹿野郎〃」
「うん。照れてる顔も可愛いよ。」
「っ! お前なんなんだよこの間から、馬鹿にすんのも大概にしろよ」
アナベルは右手を振り上げる。それでもレオンは愛しそうにアナベルの瞳を見つめるものだからアナベルはふと恥ずかしくなって目をそらした。
「・・・」
「・・・」
「お前今日本当にどうしたんだよ」
「何が?」
「~変だぞなんかなんというか・・・」
頭をかきむしって考え込むアナベルの頭をレオンが優しく撫でる。
「可愛いね、アナベルは」
「本当に何かあったのか?」
レオンは投げかけられた質問には答えず、フッと笑ってその整った甘い形の唇に人差し指をあてがった。
「それは、秘密。」
そのまま、おやすみと言って部屋を出ていく。
アナベルは浮かび上がった嫌な予感や雑念を払いのける。
「くそっ、頭から離れないじゃないか お前なんで今日そんな優しいんだよ・・・」
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