永遠の愛を女騎士に

Riu ⊿

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王子様が優しい日は

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今までだってそうだ。レオンは自分の望みや欲しい物が手に入らなかったり、入らないとわかると、必要以上にアナベルに優しくする。
何時だってそういう時は、レオンの望みがわかるから、できる限りのことをして望みが叶うよう手伝ってきたが、今回ばかりはレオンが一体何を望んでいるのか、てんでわからずにいた。


翌朝は雨が降っており、あまり目覚めの良い朝とは、言えないがそれでも瞼の重い目をこすって、起き上がる。シルク生地のブラウスに袖を通す。アナベルはこれからレオンの部屋までアーリー・モーニング・ティーを運ばなくてはならない。彼女はレオン専用の騎士であり、又身の回りの世話も行う執事としても仕えていた。
何故アナベルがここまでレオンの世話をするのかというと、理由はしごく簡単で、単にレオンが、アナベルやレオンが信頼する使用人数人のみしか部屋に入ることを許さないからだ。

「レオン様アーリー・モーニング・ティーをお持ちしました。アナベルです。」
「入れ」

重い扉を開くと、レオンがあくびをして涙の浮かんだ目をこすっているところだった。

「おはよう。昨日はよく眠れたか?」
「ん、いつも通り。」

アナベルはティーカップに紅茶を注ぐ。

「今日はセイロン?」
「あぁ、ティーセットはウェッジウッドの蒼白であわせた。」
「そっか、なぁアナベル明日から身の回りはバンネルに任せることにしたから。」
「えっ?」
「わからない?お前はもう来なくていいってことだよ」
「どうしたんだよ、急にそんな・・・」
「という訳で長い間ご苦労様!」
「おい、レオンお前何が望みなんだよ、この間からどうしたんだよ」
「・・・何が望みって?」

レオンはフッと馬鹿にしたように笑う。そのくせ顔は寂しそうにしているものだから。アナベルは開きかけた口を閉じた。

「本当、何が望みなんて面白いこと言ってくれる」
「レオン?」

レオンはアナベルが持っているティーカップを払った。バシャッとシーツに紅茶色のしみが広がる。

「バカ何すんだよ」

レオンは何も言わずにアナベルの両腕をとる。
そのまま抵抗できずにいるアナベルを紅茶の溢したベッドの上に押し倒した。

「なっ、離せ・・・」

バシバシとレオンの背中を叩く。
そんなことではびくともしないレオンはアナベルの腰に手をあてる。

「っ!?やめろ・・・」

そのままレオンは手を腿へと滑らせキスをする。続いて休むまもなくシルクのブラウスの胸元をぐっと下に下げ表れた白桃にキスをする。

すっかり赤くなって言葉も出ないアナベルにレオンはバサリとブランケットをかけた。

最後に腕に軽いキスをすると、

「今までお疲れさまシーツはバンネルに任せるから。  バイバイ」

と、言って立ち去った。
アナベルは震える口に手をあてがう。

「そんな・・・」


腿へのキスは支配。
胸へのキスは所有。

腕へのキスは恋慕。

「レオンいつからお前は・・・」
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