21 / 68
夏の宵編
第20話
しおりを挟む
七月。I県の最高気温が三十九度に上がったという朝の報道を、刹那はアイスキャンディーを片手に眺めていた。
蜃気楼漂うテレビの映像を見ているだけで茹だるような熱気の中にいることを錯覚する。刹那は今から三十分ほどかけて自転車に乗り駅を目指さなければならない。外気温を思えば思うほど、外に出ることが億劫になっていく。
制服のネイビーのポロシャツは、生地が厚く好きではなかった。中学のただのワイシャツの方が、中にタンクトップを着て前開きにできたので好きだった。
だがこの制服を着ることには、刹那にとって大きな意味があった。
「あ、また朝からアイス食べてる……」
居間に顔を出すなり、ぷりぷり怒った顔を見せたのは妹の茅雪(ちゆき)だった。茅雪は春から中学に進学したばかりの大人ぶりたい年頃らしく、刹那のやることなすことに逐一小言を漏らすようになった。
「気にするごどねぇ」
「また訛ってるし、学校で笑われちゃう」
「笑われねーって」
妹の心配が過剰になったのは刹那が進学先を地元から突然変更したころからだった。
年の初めに刹那は中等部からそのまま進学するのをやめふと宣言した。子供が町を離れることなど、柏葉家にとっては前代未聞だった。果ては家族会議が行われ、新年早々長男の進学に関する議論が三日三晩行われた。
「外さ出てもっと勉強してえんだ。俺の世代が考えていかねえと、この町は続いていけねえべ? そのために向こうの町のことも知りたい」
と刹那が訴えかけると、両親はいたく感動した。心配という大きな重しと必死に天秤にかけられた結果、刹那はようやく希望の高校への進学を認められたのだった。
町がどうという思考は刹那には毛頭ない。家族を言いくるめるための材料に過ぎなかった。
他所に行くのは家族に話せない理由がある。今の刹那にとってはもしかすれば家族よりも、手放し難い存在のそばにいたいからだった。
そんな刹那の本心を、茅雪だけは知っていた。
「お兄ちゃん学校楽しい?」
「うん。楽しいけど」
唐突な茅雪の質問を怪訝そうにしながらも答える。茅雪は片肘をもう片方の手で掴み、少し目を逸らす。
「でもさ、学校遠いよね」
「そりゃ遠いけど……」
「だよね」
「……」
「……」
「なに?」
茅雪の真意が刹那には見えない。妹の顔を凝視して続きの言葉を待つ。茅雪の前髪を止めているピンが、重みでずるりと下がった。
「……あの、隣町のねっ」
だが茅雪がようやく口を開いた次の瞬間、茅雪の背後の襖が勢いよく開き、その奥から母が現れた。早朝から牛の世話をしており、タオルを巻いた下の首は随分と汗だくだった。
「おめはんたぢはいづまでのんびりしてらんだが? 学校さ遅れるよ!」
「やっべ……」
母の声を聞いて刹那は慌てて立ち上がる。テレビに映った時計は、普段の出発時刻の一分前だった。
「茅雪、用事あるなら帰ってからな!」
「お、お兄ちゃん」
「ちーちゃん、あんたも早ぐして!」
最後に何とか伝えようとしたのを母に遮られ、家を飛び出していく兄を追いかけられず、茅雪はしゅんと項垂れた。
***
刹那は全速力で自転車を漕ぎ、駅の待ち合わせ場所に急いで辿り着いた。
あと数歩歩けば日陰があるにも関わらず、炎天下の下で日傘も刺さずに立っている待ち人の姿が見える。
「浅賀ーっ!」
名前を呼ぶ。その声に反応して先に着いて待っていた怜史が刹那を振り返った。黒髪が太陽の光を反射して眩く輝いている。目を細めて笑う顔の横で汗が一雫流れる。刹那はバッグからハンカチを取り出しながら、怜史の元へと駆け寄った。
「おはよ柏葉」
「おはよう……だけど、なんで暑いところで突っ立ってんだお前は」
こめかみの汗を強引に拭う。ハンカチを握る手に怜史がそっと指を触れさせてくる。思わず刹那の手が震えた。その隙に怜史はハンカチをするりと自分の手に持ち帰る。
「ここにいないと柏葉気付かないかもって」
「気付くわ流石に……つーか当たり前のようにハンカチ使うな。自分で持ってこい」
「えーだって、先に拭いてくれたのは柏葉の方だよ?」
いつからか癖のように見せるようになった小首をかしげる仕草でにこりと微笑む怜史を、刹那は目を細めて見つめた。刹那の胸の奥がぎゅっと苦しくなる。
「……明日から利子が追加されます」
「やだ、追加しないで」
横切って駅の方に進む刹那の肩を怜史が叩く。その指先が身体に触れるたび、刹那は心臓が高鳴った。
中学後半にできた親友であるこの浅賀怜史のことを、刹那は好きだった。
もちろん、恋愛感情を向ける相手として。
電車は少し混雑していて、二人は乗車口の端に並んで立った。角を背もたれにする怜史の前で刹那が手すりを掴む。
怜史は首元をぱたぱたと仰いで、ふうと小さく息を吐く。
刹那と同じ制服のポロシャツ姿だが、色は白を選んでいるらしい。その上からグレーのベストを重ね合わせていている。
「暑くねえの?」
「暑いー。でもポロシャツ似合わない。刹那みたいにカッコよく着れない」
「嫌味に聞こえんぞそれ」
刹那は笑って怜史をたしなめる。似合わないからそうしている、という格好がとにかく似合っている。刹那は怜史らしいその着こなしが好きだった。
ただ、その美貌ゆえに似合う格好をされると一段と目立つ。そのことに刹那は毎日のように気を揉んでいた。
高校に入ってからも怜史はいつも注目の的だった。高校は共学で女子もスラックスを選べる時代だ。入学式では完全に女子の扱いを受けて、無数の男子生徒が怜史に連絡先の交換を迫っていた。彼が男子とわかるや否や、今度は女子生徒を中心にアイドルまがいのファンクラブが結成された。
(こいつかっけえもん。今までがおかしかったんだ)
中学時代と違い、怜史を揶揄する者はほとんどおらず、また怜史自身も少し強引な性格に変わって自分を主張するようになった。刹那を含んだグループでの付き合いだが、刹那以外の友達もいる。
刹那は少し寂しさを覚えていた。だが、怜史の世界が広がることは祝福するべきことだった。
刹那のスマートフォンに中学時代のクラスメイトからメッセージが届く。来週の町内の夏祭りに誘う連絡だった。刹那は送り主に返事をするより先に怜史に問いかける。
「なあ……来週町の夏祭り行く?」
「いかない」
怜史は間髪入れずに返事をした。あまりの速さに刹那は口を開けたまま黙り込む。
「行かないよ?」
怜史は微笑みながら、釘を刺すように言った。冷たい笑顔だ。
「……だよな。うん」
刹那は乾いた笑いを浮かべるしかできなかった。その反応は話題を振る前から分かりきっていた。わかっていたのに聞いて、それでも落胆してしまう。
怜史は刹那と同じく今もあの町に住んでいる。だがそれは自宅があるからであって、駅に行く以外で町の外に出ることはほとんどないらしい。流生の一件以来、怜史は徹底してそうしている。
怜史はもう、あの町そのものに落胆してしまったのだ。
「よそのお祭りなら行くかも」
「あ、ああ! そうだよな。学校の近くの方が帰りに行きやすいしな」
「うん。学校の近くにしよ?」
怜史は刹那のポロシャツの裾を引っ張って、目の奥で訴えかける。怜史は無邪気に振る舞っているだけなのに、人形のように大きな目に見つめられると、否応なしに頷いてしまう。
刹那は町「側」の人間だ。流生を傷つけたうちの一人としての負い目がある。だから怜史の主張を拒めないし、友人というラインを超えて触れ合うことはできない。
町が、怜史と刹那を一番隔てている。
それでも怜史が刹那を町という一括りにせずに、今も一緒に高校生活を過ごしてくれている事実は、刹那にとって何よりも救ってくれるものだった。
(浅賀が俺を許してくれるんなら、なんだっていい)
刹那はメッセージに『今年は行けねえ』と手早く返信をする。そしてスマートフォンをスラックスのポケットに押し込んだ。その隙に怜史は別の町の夏祭りを調べている。
「ほらあるよ、花火もあるって」
「お、規模でかそうでいいな!」
すぐに返事が来てブルブルとスマートフォンが震えていたが気付かないことにした。怜史との他愛もない時間以上に大切なものなど、今の刹那の世界には存在しなかった。
蜃気楼漂うテレビの映像を見ているだけで茹だるような熱気の中にいることを錯覚する。刹那は今から三十分ほどかけて自転車に乗り駅を目指さなければならない。外気温を思えば思うほど、外に出ることが億劫になっていく。
制服のネイビーのポロシャツは、生地が厚く好きではなかった。中学のただのワイシャツの方が、中にタンクトップを着て前開きにできたので好きだった。
だがこの制服を着ることには、刹那にとって大きな意味があった。
「あ、また朝からアイス食べてる……」
居間に顔を出すなり、ぷりぷり怒った顔を見せたのは妹の茅雪(ちゆき)だった。茅雪は春から中学に進学したばかりの大人ぶりたい年頃らしく、刹那のやることなすことに逐一小言を漏らすようになった。
「気にするごどねぇ」
「また訛ってるし、学校で笑われちゃう」
「笑われねーって」
妹の心配が過剰になったのは刹那が進学先を地元から突然変更したころからだった。
年の初めに刹那は中等部からそのまま進学するのをやめふと宣言した。子供が町を離れることなど、柏葉家にとっては前代未聞だった。果ては家族会議が行われ、新年早々長男の進学に関する議論が三日三晩行われた。
「外さ出てもっと勉強してえんだ。俺の世代が考えていかねえと、この町は続いていけねえべ? そのために向こうの町のことも知りたい」
と刹那が訴えかけると、両親はいたく感動した。心配という大きな重しと必死に天秤にかけられた結果、刹那はようやく希望の高校への進学を認められたのだった。
町がどうという思考は刹那には毛頭ない。家族を言いくるめるための材料に過ぎなかった。
他所に行くのは家族に話せない理由がある。今の刹那にとってはもしかすれば家族よりも、手放し難い存在のそばにいたいからだった。
そんな刹那の本心を、茅雪だけは知っていた。
「お兄ちゃん学校楽しい?」
「うん。楽しいけど」
唐突な茅雪の質問を怪訝そうにしながらも答える。茅雪は片肘をもう片方の手で掴み、少し目を逸らす。
「でもさ、学校遠いよね」
「そりゃ遠いけど……」
「だよね」
「……」
「……」
「なに?」
茅雪の真意が刹那には見えない。妹の顔を凝視して続きの言葉を待つ。茅雪の前髪を止めているピンが、重みでずるりと下がった。
「……あの、隣町のねっ」
だが茅雪がようやく口を開いた次の瞬間、茅雪の背後の襖が勢いよく開き、その奥から母が現れた。早朝から牛の世話をしており、タオルを巻いた下の首は随分と汗だくだった。
「おめはんたぢはいづまでのんびりしてらんだが? 学校さ遅れるよ!」
「やっべ……」
母の声を聞いて刹那は慌てて立ち上がる。テレビに映った時計は、普段の出発時刻の一分前だった。
「茅雪、用事あるなら帰ってからな!」
「お、お兄ちゃん」
「ちーちゃん、あんたも早ぐして!」
最後に何とか伝えようとしたのを母に遮られ、家を飛び出していく兄を追いかけられず、茅雪はしゅんと項垂れた。
***
刹那は全速力で自転車を漕ぎ、駅の待ち合わせ場所に急いで辿り着いた。
あと数歩歩けば日陰があるにも関わらず、炎天下の下で日傘も刺さずに立っている待ち人の姿が見える。
「浅賀ーっ!」
名前を呼ぶ。その声に反応して先に着いて待っていた怜史が刹那を振り返った。黒髪が太陽の光を反射して眩く輝いている。目を細めて笑う顔の横で汗が一雫流れる。刹那はバッグからハンカチを取り出しながら、怜史の元へと駆け寄った。
「おはよ柏葉」
「おはよう……だけど、なんで暑いところで突っ立ってんだお前は」
こめかみの汗を強引に拭う。ハンカチを握る手に怜史がそっと指を触れさせてくる。思わず刹那の手が震えた。その隙に怜史はハンカチをするりと自分の手に持ち帰る。
「ここにいないと柏葉気付かないかもって」
「気付くわ流石に……つーか当たり前のようにハンカチ使うな。自分で持ってこい」
「えーだって、先に拭いてくれたのは柏葉の方だよ?」
いつからか癖のように見せるようになった小首をかしげる仕草でにこりと微笑む怜史を、刹那は目を細めて見つめた。刹那の胸の奥がぎゅっと苦しくなる。
「……明日から利子が追加されます」
「やだ、追加しないで」
横切って駅の方に進む刹那の肩を怜史が叩く。その指先が身体に触れるたび、刹那は心臓が高鳴った。
中学後半にできた親友であるこの浅賀怜史のことを、刹那は好きだった。
もちろん、恋愛感情を向ける相手として。
電車は少し混雑していて、二人は乗車口の端に並んで立った。角を背もたれにする怜史の前で刹那が手すりを掴む。
怜史は首元をぱたぱたと仰いで、ふうと小さく息を吐く。
刹那と同じ制服のポロシャツ姿だが、色は白を選んでいるらしい。その上からグレーのベストを重ね合わせていている。
「暑くねえの?」
「暑いー。でもポロシャツ似合わない。刹那みたいにカッコよく着れない」
「嫌味に聞こえんぞそれ」
刹那は笑って怜史をたしなめる。似合わないからそうしている、という格好がとにかく似合っている。刹那は怜史らしいその着こなしが好きだった。
ただ、その美貌ゆえに似合う格好をされると一段と目立つ。そのことに刹那は毎日のように気を揉んでいた。
高校に入ってからも怜史はいつも注目の的だった。高校は共学で女子もスラックスを選べる時代だ。入学式では完全に女子の扱いを受けて、無数の男子生徒が怜史に連絡先の交換を迫っていた。彼が男子とわかるや否や、今度は女子生徒を中心にアイドルまがいのファンクラブが結成された。
(こいつかっけえもん。今までがおかしかったんだ)
中学時代と違い、怜史を揶揄する者はほとんどおらず、また怜史自身も少し強引な性格に変わって自分を主張するようになった。刹那を含んだグループでの付き合いだが、刹那以外の友達もいる。
刹那は少し寂しさを覚えていた。だが、怜史の世界が広がることは祝福するべきことだった。
刹那のスマートフォンに中学時代のクラスメイトからメッセージが届く。来週の町内の夏祭りに誘う連絡だった。刹那は送り主に返事をするより先に怜史に問いかける。
「なあ……来週町の夏祭り行く?」
「いかない」
怜史は間髪入れずに返事をした。あまりの速さに刹那は口を開けたまま黙り込む。
「行かないよ?」
怜史は微笑みながら、釘を刺すように言った。冷たい笑顔だ。
「……だよな。うん」
刹那は乾いた笑いを浮かべるしかできなかった。その反応は話題を振る前から分かりきっていた。わかっていたのに聞いて、それでも落胆してしまう。
怜史は刹那と同じく今もあの町に住んでいる。だがそれは自宅があるからであって、駅に行く以外で町の外に出ることはほとんどないらしい。流生の一件以来、怜史は徹底してそうしている。
怜史はもう、あの町そのものに落胆してしまったのだ。
「よそのお祭りなら行くかも」
「あ、ああ! そうだよな。学校の近くの方が帰りに行きやすいしな」
「うん。学校の近くにしよ?」
怜史は刹那のポロシャツの裾を引っ張って、目の奥で訴えかける。怜史は無邪気に振る舞っているだけなのに、人形のように大きな目に見つめられると、否応なしに頷いてしまう。
刹那は町「側」の人間だ。流生を傷つけたうちの一人としての負い目がある。だから怜史の主張を拒めないし、友人というラインを超えて触れ合うことはできない。
町が、怜史と刹那を一番隔てている。
それでも怜史が刹那を町という一括りにせずに、今も一緒に高校生活を過ごしてくれている事実は、刹那にとって何よりも救ってくれるものだった。
(浅賀が俺を許してくれるんなら、なんだっていい)
刹那はメッセージに『今年は行けねえ』と手早く返信をする。そしてスマートフォンをスラックスのポケットに押し込んだ。その隙に怜史は別の町の夏祭りを調べている。
「ほらあるよ、花火もあるって」
「お、規模でかそうでいいな!」
すぐに返事が来てブルブルとスマートフォンが震えていたが気付かないことにした。怜史との他愛もない時間以上に大切なものなど、今の刹那の世界には存在しなかった。
1
あなたにおすすめの小説
僕の幸せは
春夏
BL
【完結しました】
【エールいただきました。ありがとうございます】
【たくさんの“いいね”ありがとうございます】
【たくさんの方々に読んでいただけて本当に嬉しいです。ありがとうございます!】
恋人に捨てられた悠の心情。
話は別れから始まります。全編が悠の視点です。
十七歳の心模様
須藤慎弥
BL
好きだからこそ、恋人の邪魔はしたくない…
ほんわか読者モデル×影の薄い平凡くん
柊一とは不釣り合いだと自覚しながらも、
葵は初めての恋に溺れていた。
付き合って一年が経ったある日、柊一が告白されている現場を目撃してしまう。
告白を断られてしまった女の子は泣き崩れ、
その瞬間…葵の胸に卑屈な思いが広がった。
※fujossy様にて行われた「梅雨のBLコンテスト」出品作です。
【完】君に届かない声
未希かずは(Miki)
BL
内気で友達の少ない高校生・花森眞琴は、優しくて完璧な幼なじみの長谷川匠海に密かな恋心を抱いていた。
ある日、匠海が誰かを「そばで守りたい」と話すのを耳にした眞琴。匠海の幸せのために身を引こうと、クラスの人気者・和馬に偽の恋人役を頼むが…。
すれ違う高校生二人の不器用な恋のお話です。
執着囲い込み☓健気。ハピエンです。
【完結】恋した君は別の誰かが好きだから
海月 ぴけ
BL
本編は完結しました。後日、おまけ&アフターストーリー随筆予定。
青春BLカップ31位。
BETありがとうございました。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
俺が好きになった人は、別の誰かが好きだからーー。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
二つの視点から見た、片思い恋愛模様。
じれきゅん
ギャップ攻め
キミがいる
hosimure
BL
ボクは学校でイジメを受けていた。
何が原因でイジメられていたかなんて分からない。
けれどずっと続いているイジメ。
だけどボクには親友の彼がいた。
明るく、優しい彼がいたからこそ、ボクは学校へ行けた。
彼のことを心から信じていたけれど…。
ハルとアキ
花町 シュガー
BL
『嗚呼、秘密よ。どうかもう少しだけ一緒に居させて……』
双子の兄、ハルの婚約者がどんな奴かを探るため、ハルのふりをして学園に入学するアキ。
しかし、その婚約者はとんでもない奴だった!?
「あんたにならハルをまかせてもいいかなって、そう思えたんだ。
だから、さよならが来るその時までは……偽りでいい。
〝俺〟を愛してーー
どうか気づいて。お願い、気づかないで」
----------------------------------------
【目次】
・本編(アキ編)〈俺様 × 訳あり〉
・各キャラクターの今後について
・中編(イロハ編)〈包容力 × 元気〉
・リクエスト編
・番外編
・中編(ハル編)〈ヤンデレ × ツンデレ〉
・番外編
----------------------------------------
*表紙絵:たまみたま様(@l0x0lm69) *
※ 笑いあり友情あり甘々ありの、切なめです。
※心理描写を大切に書いてます。
※イラスト・コメントお気軽にどうぞ♪
Candy pop〜Bitter&Sweet
義井 映日
BL
完結済み作品。全6話。番外編1本追加!
「185cmの看板男」が、たった一人の恋人の前で理性を失う。
――三ヶ月の禁欲を経て、その愛は甘く、激しく、暴走する。
「あらすじ」
大学の「看板男」こと安達大介は、後輩の一之瀬功(いちのせ こう)を溺愛している。
ついに迎えた初めての夜。しかし、安達の圧倒的な「雄」の迫力に、功は恐怖して逃げ出してしまう。
「――お前は俺を狂わせる毒だと思ってた」
絶望した安達と、愛しているのに身体が竦む功。
三ヶ月の育みを経て、到達した二人の「じれったい禁欲生活」の行方は?
看板男の仮面が剥がれるとき、世界で一番甘い夜が始まる。
お話が気に入った、面白かった、と思ってくださったら、お気に入り登録、いいね、をお願い致します!
作者の励みになります!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる