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第二章 王国騎士団入団試験と3人の女子
2-8 試験2日目 その3 初めての協力戦線
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僕と怪しさ満載の女子3人は、試験官の話の後森に入った。またまた集団の後ろの方にいたため、最後に森に入っていった。
テントを設置出来そうないい感じの場所はいくつかあるのだが、歩いて5時間ほど奥にある、川の近くの場所が、次の日の移動を含め良さそうだったので、渡された地図に基づいてそこを目指すことに決めた。
「当然、男子が先頭よね??」
「女子はか弱いのよ。」
「頼りになります!!」
そんなことを言われなくても、先頭に立ちますよ!!
丁度春の陽気もあり、木と木の間から太陽の光が差し込んでくる。その光が、じめっとした森を温めてくれている。いやー、気持ち良い!ピクニックってこんな感じなのかなぁ。
そうやって進んで行くうちに、他のグループが見えた。男だけの集団で、騒ぎながらゆっくりと進んでいるようだった。
「おお、女子の中に男一人か~。うらやましいね~」
「男が一人だと、心配だよね?助けてあげようか?」
「今夜はどうやってお休みするの?」
そんなしょうもないからかいを無視して進んだ。
「あら、人を馬鹿にるような人は、生きて帰れませんわよ」
「そうね、ろくでもない人たちは、残れないのがセオリーだものね。」
「こんな場所でのナンパはちょっと微妙です。って言うか、ドン引き。。。」
「なんだと~、優しく言ってみれば!」
「なによ~」
あーもう、いちいち相手するなって。特にシャーロットは気が短いようだ。
長くなるとウザいので、彼らの進む先に【トラップウォーク】を仕掛けた。彼らは見事にそこに足を突っ込んた。
「あ~きったね~」
「靴の中まで汚れちまった!」
「何でこんなところに、泥溜まりが。」
「ふん、天罰が下ったのよ!!」
騒いでいる彼らをほっといて、僕たち4人は先に進んだ。
2時間ほど歩いた。きれいな湧水が出るところがあったので、ここで休憩することにした。僕が湧き水を手ですくって飲むと、
「え、なに、飲めるの?」
「うん、美味しいよ。」
「分かった。喉乾いたし。。。ゴクゴク。わ~この水とってもおいしいですわ。」
「初めて自然からの水を飲みましたわ!」
「いつもメイドに入れてもらっている紅茶に使うといいんじゃないかしら。」
メイド?メイドって、普通お金持ちや貴族の家にいるはず。
それにしても、3人とも、とても可愛い。そしてその立ち振る舞いは一般の人ではない、何か気品にあふれるものを感じた。やっぱり彼女らは・・・なんとなく彼女らが隠している秘密の姿が見えてきた。
そんな感じでまったりしていると、突然茂みの奥から魔獣が現れた。
石カタツムリとキバリスだ。
石カタツムリとは、本来無害であるカタツムリが、魔獣化したものだ。硬い石の殻を背負っており、殻に隠れると、手では攻撃できない。
弱い魔法は効かないが、剣等の武器で打撃を与えるとそんなに苦労せず倒せる、弱い魔獣だ。
キバリスはリスが魔獣化し、人の食料を襲うようになった獣だ。通常のリスよりも大きくはあるが、それでも猫くらいの大きさで素早い。魔法に非常に弱いので、打撃よりも魔法で倒すのがセオリーだ。
「よ~し、ここは剣士の私の出番ですわね。」
シャーロットはそう言って、腰に下げているレイピアを抜き手に持った。そして石カタツムリに向かっていった。
彼女の構えと動きは意外と様になっている。なかなかのお手前か?
「や~!とう~!なかなかすばしっこいカタツムリね。うまく当たりませんわ!」
あれ?僕は驚いた。彼女の攻撃は石カタツムリにほとんどダメージを与えていない。相手の動きはそんなに速くないため、レイピアを避けているわけではない。
なのに、彼女のレイピアはほとんど当たらない。そう、ポイントが外れているのだ。もう少しちゃんと狙わないと。
「私はこっちを相手するわ!」
クリスティーナは魔法を唱え始めた。唱えているのは【ファイヤーボール】であることが分かった。彼女のローブがふわっと浮いて、すらっとした綺麗な素足が見える。彼女はスタイル抜群で、14歳とは思えないほど艶やかで雲中白鶴。要はエロい。
その見た目とは裏腹に、意外と魔法の構築が早い。こっちは期待できそうだ。
「ゴー」
そう音を出しながら、ファイヤボールがキバリスに向かっていっ・・・ていない。魔法が右に曲がって、キバリスの横にある岩に当たって燃え上がり消滅した。
「逃げ足が速いわね。もう一度。」
そう言って、またファイアーボールの魔法を構築した。先ほどよりも構築が早い。威力も先程の岩に当たった時の燃え上がり方を見るかぎりは、なかなかの威力。当たれば一発で倒せるはずだ!
「ジュッ」
今度は魔法はキバリスの左に曲がり湧き水の水たまり中に消えていった。キバリスはちょっとしか動いていない。というか、動かなくても当たらないくらい曲がったのだが。
そうしているうちに、石カタツムリがシャーロットの攻撃の隙を狙って体当たりした。
「きゃ!!いった~い!」
そう言って、彼女は後ろに倒れた。その時肘をついたので、肘から血がにじみ出た。ここは治療士のカレンの出番だ。
「血・・怖い」
彼女はシャーロットの血を見てたとたん、顔を下げて両手で目を隠し、座り込んだ。到底治療出来るような雰囲気ではない。
・・・・・僕は唖然とした。これってダメダメ女子の集まりじゃ~!!
テントを設置出来そうないい感じの場所はいくつかあるのだが、歩いて5時間ほど奥にある、川の近くの場所が、次の日の移動を含め良さそうだったので、渡された地図に基づいてそこを目指すことに決めた。
「当然、男子が先頭よね??」
「女子はか弱いのよ。」
「頼りになります!!」
そんなことを言われなくても、先頭に立ちますよ!!
丁度春の陽気もあり、木と木の間から太陽の光が差し込んでくる。その光が、じめっとした森を温めてくれている。いやー、気持ち良い!ピクニックってこんな感じなのかなぁ。
そうやって進んで行くうちに、他のグループが見えた。男だけの集団で、騒ぎながらゆっくりと進んでいるようだった。
「おお、女子の中に男一人か~。うらやましいね~」
「男が一人だと、心配だよね?助けてあげようか?」
「今夜はどうやってお休みするの?」
そんなしょうもないからかいを無視して進んだ。
「あら、人を馬鹿にるような人は、生きて帰れませんわよ」
「そうね、ろくでもない人たちは、残れないのがセオリーだものね。」
「こんな場所でのナンパはちょっと微妙です。って言うか、ドン引き。。。」
「なんだと~、優しく言ってみれば!」
「なによ~」
あーもう、いちいち相手するなって。特にシャーロットは気が短いようだ。
長くなるとウザいので、彼らの進む先に【トラップウォーク】を仕掛けた。彼らは見事にそこに足を突っ込んた。
「あ~きったね~」
「靴の中まで汚れちまった!」
「何でこんなところに、泥溜まりが。」
「ふん、天罰が下ったのよ!!」
騒いでいる彼らをほっといて、僕たち4人は先に進んだ。
2時間ほど歩いた。きれいな湧水が出るところがあったので、ここで休憩することにした。僕が湧き水を手ですくって飲むと、
「え、なに、飲めるの?」
「うん、美味しいよ。」
「分かった。喉乾いたし。。。ゴクゴク。わ~この水とってもおいしいですわ。」
「初めて自然からの水を飲みましたわ!」
「いつもメイドに入れてもらっている紅茶に使うといいんじゃないかしら。」
メイド?メイドって、普通お金持ちや貴族の家にいるはず。
それにしても、3人とも、とても可愛い。そしてその立ち振る舞いは一般の人ではない、何か気品にあふれるものを感じた。やっぱり彼女らは・・・なんとなく彼女らが隠している秘密の姿が見えてきた。
そんな感じでまったりしていると、突然茂みの奥から魔獣が現れた。
石カタツムリとキバリスだ。
石カタツムリとは、本来無害であるカタツムリが、魔獣化したものだ。硬い石の殻を背負っており、殻に隠れると、手では攻撃できない。
弱い魔法は効かないが、剣等の武器で打撃を与えるとそんなに苦労せず倒せる、弱い魔獣だ。
キバリスはリスが魔獣化し、人の食料を襲うようになった獣だ。通常のリスよりも大きくはあるが、それでも猫くらいの大きさで素早い。魔法に非常に弱いので、打撃よりも魔法で倒すのがセオリーだ。
「よ~し、ここは剣士の私の出番ですわね。」
シャーロットはそう言って、腰に下げているレイピアを抜き手に持った。そして石カタツムリに向かっていった。
彼女の構えと動きは意外と様になっている。なかなかのお手前か?
「や~!とう~!なかなかすばしっこいカタツムリね。うまく当たりませんわ!」
あれ?僕は驚いた。彼女の攻撃は石カタツムリにほとんどダメージを与えていない。相手の動きはそんなに速くないため、レイピアを避けているわけではない。
なのに、彼女のレイピアはほとんど当たらない。そう、ポイントが外れているのだ。もう少しちゃんと狙わないと。
「私はこっちを相手するわ!」
クリスティーナは魔法を唱え始めた。唱えているのは【ファイヤーボール】であることが分かった。彼女のローブがふわっと浮いて、すらっとした綺麗な素足が見える。彼女はスタイル抜群で、14歳とは思えないほど艶やかで雲中白鶴。要はエロい。
その見た目とは裏腹に、意外と魔法の構築が早い。こっちは期待できそうだ。
「ゴー」
そう音を出しながら、ファイヤボールがキバリスに向かっていっ・・・ていない。魔法が右に曲がって、キバリスの横にある岩に当たって燃え上がり消滅した。
「逃げ足が速いわね。もう一度。」
そう言って、またファイアーボールの魔法を構築した。先ほどよりも構築が早い。威力も先程の岩に当たった時の燃え上がり方を見るかぎりは、なかなかの威力。当たれば一発で倒せるはずだ!
「ジュッ」
今度は魔法はキバリスの左に曲がり湧き水の水たまり中に消えていった。キバリスはちょっとしか動いていない。というか、動かなくても当たらないくらい曲がったのだが。
そうしているうちに、石カタツムリがシャーロットの攻撃の隙を狙って体当たりした。
「きゃ!!いった~い!」
そう言って、彼女は後ろに倒れた。その時肘をついたので、肘から血がにじみ出た。ここは治療士のカレンの出番だ。
「血・・怖い」
彼女はシャーロットの血を見てたとたん、顔を下げて両手で目を隠し、座り込んだ。到底治療出来るような雰囲気ではない。
・・・・・僕は唖然とした。これってダメダメ女子の集まりじゃ~!!
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