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第四章 代表戦選抜試合
4-2 試合開始前 その2
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すでに壇上に登っている、騎士団長キルギスが挨拶を始めた。
「競技場にいる皆さん、おはようございます。今日は待ちに待った訓練生代表戦の選抜試合です。今回出場する16のチームの中で優勝したチームは、後日行われる、国別代表戦に出場できます。今年は1年生のチームもいるようですし、面白い試合が見れると楽しみにしています。」
彼の言葉を選手たちはしっかり聞いている。
「では、観客席の扉を開けますので、客席に人が入ってきます。皆さん、騎士団の敬礼をして、出迎えてください。準備は良いですか?」
「ちょっと待ちなさい!!」
聞いたことある声が、後ろのほうから近づいてくる。これはもしや・・・
「私を忘れてもらっては困りますわ!」
僕も含め全員が、彼女の声がする方を向いた。やっぱりシャーロットだ。しかし、いつもと違うのは、見たこと無い眼鏡をかけている。僕が渡したスマートグラスの改良版だろうか?似合っていることは間違いない。
「私はこの大会で優勝し、国別代表戦も優勝して、名実ともに最強の人になりますの!今ここにいる方々は、伝説の始まりを目の当たりにすることになりますわ!」
会場は静まり返る。僕もあまりの出来事に唖然としている。とどのつまり、ドン引きだ!
「相変わらず、シャーロットは目立つのが好きね。」
「さすがです、シャーロット。」
クリスティーナとカレンからすると、慣れっこのようだ。
「ゴホン落ち着いてください。では、全員集まったようですので、観客を入れます。」
キルギス団長は冷静だ。
僕達は左手で拳を作り、胸の中央に持って来た。騎士団の敬礼の姿だ。全員で騎士団の敬礼の形をとり、観客を出迎える。すると、沢山の人が待ちに待っていたのか、どんどん入ってくる。
「おい、シャーロット、今の何なんだよ?」
「言ったままですわよ。今日から伝説が始まるの。」
何なんだ、この自信は?
「そう言えば、どう?この眼鏡?これかけたら私って分からないでしょ?いつもの私とはまた違った美女でしょ?」
「もしかして、僕が渡した【スマートグラス】?」
「そうよ。あなたのダサいデザインからは想像もつかないでしょ?私のお抱えのスタイリストにお願いしたの。」
お抱えですか、そうなんですか。
「優勝して、実は王女だったって言ったら、みんな驚くわよ。それが楽しみなの!」
正直、美人なのはわかるが、メガネをかけた程度では隠せていません。
多分、優勝した時に一番驚くのは、あなただと思います。
シャーロットの悲しい話を聞いていると、いつの間にか観客席はすごい人で埋め尽くされている。こんなに人が来るなんて思っても見なかった。
「クリスティーナ、何故一般市民の観客を呼ぶんだ?」
「毎年、この大会でヒーローやヒロインが出ます。その方達を使って騎士団のアピールや奉仕活動を行い、人集めに役立たせているの。」
なるほど、人材確保は確かに重要だからね。
「あと、入場料と売店で資金集めもやっています。」
お金か。確かに重要なのだか、妙にリアリティー感が増してきた。
「観客席の皆様、ここにいる若者たちが、我ら騎士団の未来を担う者たちです。本日の試合を見ていただけば、必ずは感動を与えましょう。そして、騎士団に興味を持った方は、ぜひ入団試験を!そして、騎士団の将来を期待される方は、是非寄付をお願いします。」
そのまんまじゃないか!
「毎年言っていることなので、だれも気にしていませんよ。」
騎士団長の話が終わると、選手全員で観客席に礼をし、選手の控え場所に移動した。
その途中、観客席からは
「あそこにいる眼鏡をかけている人って、王女様よね?」
「シャーロット様よ、絶対。」
「相変わらずの、おてんばぶりを見せられるのかしら。」
って声が聞こえる。客にもしっかりばれてます!!
僕は控え場に到着して、のんびり水でも飲もうかと思っていると、カレンが肩を叩いた。
「エリックさん、私たち、この大会の初戦のようです。」
「え、そうなの?全然気がつかなかった。」
「あそこの表に書かれているわよ。」
近づいて、それを見てみる。確かに初戦だ!
「さ、行きましょ!」
僕たちは休む間もなく、先ほどいた試合会場に戻った。
試合会場は、攻撃の余波や、魔法等が観客に届かないように、観客席の前に先ほどまで無かった結界が張られていた。また、大きなけががあってもすぐに治療ができるように、騎士団最高クラスの治療師が複数スタンバイしていた。万全の体制だ。
「では、トーナメント一回戦を始めます。初戦は、東側はチーム名:マックスソード、西側はチーム名:キューティーナイトです。選手たちは闘技場に上がってください。」
その名前、呼ばれるとやっぱり恥ずかしい。
僕たちは、闘技場に上がり戦闘開始位置についた。戦闘は、円形の闘技場の東側と西側に分かれてスタートする。相手選手もほぼ同じタイミングで位置につく。相手は長剣と盾を持った男女2人と、大剣を両手で持った大柄な男子だ。
シャーロットは、メガネを外した状態で闘技場にあがる。あれ?メガネで正体を隠すんじゃなかったの?
王女が出てきたので、観客席はざわついてしているようだ。
「二人とも、移動中に言ったように、僕が最初に防御スキルを使う。そして、相手の出方を見よう。」
「はい、分かりました。あ~とっても緊張します。」
「しょうがないわね、従いましょう。感謝しなさい!」
いやいや、作戦だから。。。従うとかの問題ではないのです。
「試合は、闘技場から外に落ちるか、気絶するか、参ったと宣言すると負けになります。即死魔法に代表される、治療が出来ないような攻撃は禁止です。」
すでに、知っている内容だ。
「では、試合開始!」
試合開始のベルが鳴った。ついに僕達の戦いが始まった。
「競技場にいる皆さん、おはようございます。今日は待ちに待った訓練生代表戦の選抜試合です。今回出場する16のチームの中で優勝したチームは、後日行われる、国別代表戦に出場できます。今年は1年生のチームもいるようですし、面白い試合が見れると楽しみにしています。」
彼の言葉を選手たちはしっかり聞いている。
「では、観客席の扉を開けますので、客席に人が入ってきます。皆さん、騎士団の敬礼をして、出迎えてください。準備は良いですか?」
「ちょっと待ちなさい!!」
聞いたことある声が、後ろのほうから近づいてくる。これはもしや・・・
「私を忘れてもらっては困りますわ!」
僕も含め全員が、彼女の声がする方を向いた。やっぱりシャーロットだ。しかし、いつもと違うのは、見たこと無い眼鏡をかけている。僕が渡したスマートグラスの改良版だろうか?似合っていることは間違いない。
「私はこの大会で優勝し、国別代表戦も優勝して、名実ともに最強の人になりますの!今ここにいる方々は、伝説の始まりを目の当たりにすることになりますわ!」
会場は静まり返る。僕もあまりの出来事に唖然としている。とどのつまり、ドン引きだ!
「相変わらず、シャーロットは目立つのが好きね。」
「さすがです、シャーロット。」
クリスティーナとカレンからすると、慣れっこのようだ。
「ゴホン落ち着いてください。では、全員集まったようですので、観客を入れます。」
キルギス団長は冷静だ。
僕達は左手で拳を作り、胸の中央に持って来た。騎士団の敬礼の姿だ。全員で騎士団の敬礼の形をとり、観客を出迎える。すると、沢山の人が待ちに待っていたのか、どんどん入ってくる。
「おい、シャーロット、今の何なんだよ?」
「言ったままですわよ。今日から伝説が始まるの。」
何なんだ、この自信は?
「そう言えば、どう?この眼鏡?これかけたら私って分からないでしょ?いつもの私とはまた違った美女でしょ?」
「もしかして、僕が渡した【スマートグラス】?」
「そうよ。あなたのダサいデザインからは想像もつかないでしょ?私のお抱えのスタイリストにお願いしたの。」
お抱えですか、そうなんですか。
「優勝して、実は王女だったって言ったら、みんな驚くわよ。それが楽しみなの!」
正直、美人なのはわかるが、メガネをかけた程度では隠せていません。
多分、優勝した時に一番驚くのは、あなただと思います。
シャーロットの悲しい話を聞いていると、いつの間にか観客席はすごい人で埋め尽くされている。こんなに人が来るなんて思っても見なかった。
「クリスティーナ、何故一般市民の観客を呼ぶんだ?」
「毎年、この大会でヒーローやヒロインが出ます。その方達を使って騎士団のアピールや奉仕活動を行い、人集めに役立たせているの。」
なるほど、人材確保は確かに重要だからね。
「あと、入場料と売店で資金集めもやっています。」
お金か。確かに重要なのだか、妙にリアリティー感が増してきた。
「観客席の皆様、ここにいる若者たちが、我ら騎士団の未来を担う者たちです。本日の試合を見ていただけば、必ずは感動を与えましょう。そして、騎士団に興味を持った方は、ぜひ入団試験を!そして、騎士団の将来を期待される方は、是非寄付をお願いします。」
そのまんまじゃないか!
「毎年言っていることなので、だれも気にしていませんよ。」
騎士団長の話が終わると、選手全員で観客席に礼をし、選手の控え場所に移動した。
その途中、観客席からは
「あそこにいる眼鏡をかけている人って、王女様よね?」
「シャーロット様よ、絶対。」
「相変わらずの、おてんばぶりを見せられるのかしら。」
って声が聞こえる。客にもしっかりばれてます!!
僕は控え場に到着して、のんびり水でも飲もうかと思っていると、カレンが肩を叩いた。
「エリックさん、私たち、この大会の初戦のようです。」
「え、そうなの?全然気がつかなかった。」
「あそこの表に書かれているわよ。」
近づいて、それを見てみる。確かに初戦だ!
「さ、行きましょ!」
僕たちは休む間もなく、先ほどいた試合会場に戻った。
試合会場は、攻撃の余波や、魔法等が観客に届かないように、観客席の前に先ほどまで無かった結界が張られていた。また、大きなけががあってもすぐに治療ができるように、騎士団最高クラスの治療師が複数スタンバイしていた。万全の体制だ。
「では、トーナメント一回戦を始めます。初戦は、東側はチーム名:マックスソード、西側はチーム名:キューティーナイトです。選手たちは闘技場に上がってください。」
その名前、呼ばれるとやっぱり恥ずかしい。
僕たちは、闘技場に上がり戦闘開始位置についた。戦闘は、円形の闘技場の東側と西側に分かれてスタートする。相手選手もほぼ同じタイミングで位置につく。相手は長剣と盾を持った男女2人と、大剣を両手で持った大柄な男子だ。
シャーロットは、メガネを外した状態で闘技場にあがる。あれ?メガネで正体を隠すんじゃなかったの?
王女が出てきたので、観客席はざわついてしているようだ。
「二人とも、移動中に言ったように、僕が最初に防御スキルを使う。そして、相手の出方を見よう。」
「はい、分かりました。あ~とっても緊張します。」
「しょうがないわね、従いましょう。感謝しなさい!」
いやいや、作戦だから。。。従うとかの問題ではないのです。
「試合は、闘技場から外に落ちるか、気絶するか、参ったと宣言すると負けになります。即死魔法に代表される、治療が出来ないような攻撃は禁止です。」
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「では、試合開始!」
試合開始のベルが鳴った。ついに僕達の戦いが始まった。
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