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第四章 代表戦選抜試合
4-3 初戦 シャーロットの活躍
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僕たちの試合が始まった。
「じゃあ、【スキンオフ】を使うので、相手の出方を待とう・・・っておい!」
「行きますわよ!」
シャーロットは、胸から出したメガネをかけた。そして、僕が防御スキルを使う前に、相手3人に突っ込んでいった。
「ちょ、ちょっとまだ早い!」
その声が届く前に、シャーロットはあっという間に相手選手前に到達した。
「な、王女様が突っ込んできたぞ!」
「迎え撃て!」
長剣を持った男性剣士一人が、剣を振り下ろす。しかし、シャーロットはその剣を左にさっとかわし、持っていたレイピアの剣先を相手の左脇腹に突き刺す。剣が当てる瞬間、剣先は不思議な動きをする。
「ぐえ~」
当てた場所は、軽量な鎧で保護されていた部分。そこに攻撃をまともに食らい、闘技場の外に飛ばされた。
シャーロットは2週間の練習で覚えた、【スプリングショット】という剣技を使った。この剣技は、剣をバネのようにしならせて、相手にダメージを与えるよりも、吹き飛ばすことが目的の技だ。
「次はこっち!」
シャーロットはそういって、左にいた女性剣士にレイピアで刺す動作を取る。
「そうはさせない!」
持っていた盾をレイピアの軌跡上に構える。
「かかったわね!」
シャーロットは、レイピアを刺す動作をキャンセルし、スライディングをして構えた盾の下に滑り込んだ。そして、一気に相手の後ろ側に移動した。
「じゃあね!」
そういって、シャーロットは後ろから【スプリングショット】を使った。背中の、鎧で保護された個所にレイピアを刺したのだが、女性剣士は受け身をとれていないため、まともに剣技を受け、先ほど同様に闘技場の外に飛ばされた。
「おのれ!」
そういって、大剣を持つ大柄な男性剣士がシャーロットに襲い掛かる。シャーロットはその攻撃を迎え撃とうとした時、バランスを崩した。
「チャンスだ!」
そういって、男性剣士は大剣を振り下ろす。
「残念でした!」
シャーロットは体勢を瞬時に整え、相手に足払いをかけた。男性剣士はバランスを崩してその場に倒れる。先ほど、体勢が崩れたように見えたのは、相手のスキを突くためのフェイクだったのだ。
シャーロットは倒れた男性剣士の大剣にレイピアをからませて、大剣を遠くに飛ばした。男性剣士が手をついて起き上がろうとしたところ、目の前にレイピアの剣先があった。
「どう?このまま続けます?」
「いや、私たちの負けだ。」
競技場は静まり返っている。
「試合終了。勝者はキューティナイト!」
終了のベルが鳴った。その瞬間、会場が大きくわいた。
「おい、今の攻撃は?」
「あっという間に終わってしまった。10秒しかたっていないぞ。」
「王女って、あんなに強かったのか?」
「最後の攻撃は、わざとバランスを崩したみたいだ。なんてクレイジーだ!」
そんな声が聞こえてくる。僕とカレンは何もせず、ただ立ち尽くしているだけだった。
「ほら、ぼーっとしていないで戻りますわよ。」
シャーロットは手を振りながら、闘技場を降りて行った。僕たちもそのあとに続く。第一試合はこうして終わった。
次のチームの試合が始まるのだが、先ほどの試合の、あまりにもすごいシャーロットの攻撃に、試合会場は今だどよめいている。
「まあ、このくらい当り前ですわ。相手が悪かったですわね。」
「練習は見ていたのだが、正直、ここまで強いとは・・・」
「なに、私の力を見くびっていたのですか?」
「いや、そうじゃないけど、この短期間でよくぞここまでって。」
「マリリンとパトリシアとの練習のおかげですわ。ま、私だったからここまで出来るようになったのですけどね。」
「ちなみに、相手の出方を待とうって言っていたのだが、どうして突っ込んで行ったの?」
「ですから、私が攻撃のために突っ込んでいき、出方を見て戦えってことですわよね?」
いかん、僕のあいまいな依頼が良くなかったようだ。今度はちゃんと話しなければ。
「そう言えば、メガネの調子はどうなの?」
「もちろん、最高ですわよ。私が使うことに感謝しなさい!」
感謝はともかく、効果があったようだ。
「会場はさっきのシャーロットを見て、とても驚いているよ。」
「何をおっしゃってますの。伝説はまだ始まったばかりですわ!」
シャーロットは高笑いしている。この上から目線こそ王女の器か。
---------------------------------------------------------------------------------------
トーナメントの各チームの初戦が全て終わり、次は第2戦だ。会場はいろいろな戦いを見て盛り上がっている。
「クリスティーナ、この盛り上がりに負けじと頑張ろう。」
「そうですね。でも、とても緊張しますわ。」
「カレンはどう?」
「どうといわれても、1回戦は何もしませんでしたし・・・」
「確かに、シャーロットはやりすぎた・・・」
そろそろ試合時間だ。僕たちは闘技場にむかった。
「では、司会開始を行います。選手は闘技場に上がって下さい。」
僕たちはそのまま闘技場の階段を上がり、戦闘開始位置に立った。相手はすでにスタンバイ済みだ。全員男子だ。
「それでは、1回戦で勝ち上がったチームの、第2戦を開始します。東がチーム名:マジシャンズ5、西がチーム名:キューティーナイトです。」
相変わらずその名で呼ばれると恥ずかしい。
「マジシャンズ5ってことは、やっぱり魔法士ですよね?」
「見た目も魔法士だから、間違いなさそうだ。」
「たぶん出ていないもう1人も、魔法士なんでしょうね。」
「ま、ここで倒すので関係ないけどね。」
「では試合開始します!」
開始のベルが鳴った。
「じゃあ、【スキンオフ】を使うので、相手の出方を待とう・・・っておい!」
「行きますわよ!」
シャーロットは、胸から出したメガネをかけた。そして、僕が防御スキルを使う前に、相手3人に突っ込んでいった。
「ちょ、ちょっとまだ早い!」
その声が届く前に、シャーロットはあっという間に相手選手前に到達した。
「な、王女様が突っ込んできたぞ!」
「迎え撃て!」
長剣を持った男性剣士一人が、剣を振り下ろす。しかし、シャーロットはその剣を左にさっとかわし、持っていたレイピアの剣先を相手の左脇腹に突き刺す。剣が当てる瞬間、剣先は不思議な動きをする。
「ぐえ~」
当てた場所は、軽量な鎧で保護されていた部分。そこに攻撃をまともに食らい、闘技場の外に飛ばされた。
シャーロットは2週間の練習で覚えた、【スプリングショット】という剣技を使った。この剣技は、剣をバネのようにしならせて、相手にダメージを与えるよりも、吹き飛ばすことが目的の技だ。
「次はこっち!」
シャーロットはそういって、左にいた女性剣士にレイピアで刺す動作を取る。
「そうはさせない!」
持っていた盾をレイピアの軌跡上に構える。
「かかったわね!」
シャーロットは、レイピアを刺す動作をキャンセルし、スライディングをして構えた盾の下に滑り込んだ。そして、一気に相手の後ろ側に移動した。
「じゃあね!」
そういって、シャーロットは後ろから【スプリングショット】を使った。背中の、鎧で保護された個所にレイピアを刺したのだが、女性剣士は受け身をとれていないため、まともに剣技を受け、先ほど同様に闘技場の外に飛ばされた。
「おのれ!」
そういって、大剣を持つ大柄な男性剣士がシャーロットに襲い掛かる。シャーロットはその攻撃を迎え撃とうとした時、バランスを崩した。
「チャンスだ!」
そういって、男性剣士は大剣を振り下ろす。
「残念でした!」
シャーロットは体勢を瞬時に整え、相手に足払いをかけた。男性剣士はバランスを崩してその場に倒れる。先ほど、体勢が崩れたように見えたのは、相手のスキを突くためのフェイクだったのだ。
シャーロットは倒れた男性剣士の大剣にレイピアをからませて、大剣を遠くに飛ばした。男性剣士が手をついて起き上がろうとしたところ、目の前にレイピアの剣先があった。
「どう?このまま続けます?」
「いや、私たちの負けだ。」
競技場は静まり返っている。
「試合終了。勝者はキューティナイト!」
終了のベルが鳴った。その瞬間、会場が大きくわいた。
「おい、今の攻撃は?」
「あっという間に終わってしまった。10秒しかたっていないぞ。」
「王女って、あんなに強かったのか?」
「最後の攻撃は、わざとバランスを崩したみたいだ。なんてクレイジーだ!」
そんな声が聞こえてくる。僕とカレンは何もせず、ただ立ち尽くしているだけだった。
「ほら、ぼーっとしていないで戻りますわよ。」
シャーロットは手を振りながら、闘技場を降りて行った。僕たちもそのあとに続く。第一試合はこうして終わった。
次のチームの試合が始まるのだが、先ほどの試合の、あまりにもすごいシャーロットの攻撃に、試合会場は今だどよめいている。
「まあ、このくらい当り前ですわ。相手が悪かったですわね。」
「練習は見ていたのだが、正直、ここまで強いとは・・・」
「なに、私の力を見くびっていたのですか?」
「いや、そうじゃないけど、この短期間でよくぞここまでって。」
「マリリンとパトリシアとの練習のおかげですわ。ま、私だったからここまで出来るようになったのですけどね。」
「ちなみに、相手の出方を待とうって言っていたのだが、どうして突っ込んで行ったの?」
「ですから、私が攻撃のために突っ込んでいき、出方を見て戦えってことですわよね?」
いかん、僕のあいまいな依頼が良くなかったようだ。今度はちゃんと話しなければ。
「そう言えば、メガネの調子はどうなの?」
「もちろん、最高ですわよ。私が使うことに感謝しなさい!」
感謝はともかく、効果があったようだ。
「会場はさっきのシャーロットを見て、とても驚いているよ。」
「何をおっしゃってますの。伝説はまだ始まったばかりですわ!」
シャーロットは高笑いしている。この上から目線こそ王女の器か。
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トーナメントの各チームの初戦が全て終わり、次は第2戦だ。会場はいろいろな戦いを見て盛り上がっている。
「クリスティーナ、この盛り上がりに負けじと頑張ろう。」
「そうですね。でも、とても緊張しますわ。」
「カレンはどう?」
「どうといわれても、1回戦は何もしませんでしたし・・・」
「確かに、シャーロットはやりすぎた・・・」
そろそろ試合時間だ。僕たちは闘技場にむかった。
「では、司会開始を行います。選手は闘技場に上がって下さい。」
僕たちはそのまま闘技場の階段を上がり、戦闘開始位置に立った。相手はすでにスタンバイ済みだ。全員男子だ。
「それでは、1回戦で勝ち上がったチームの、第2戦を開始します。東がチーム名:マジシャンズ5、西がチーム名:キューティーナイトです。」
相変わらずその名で呼ばれると恥ずかしい。
「マジシャンズ5ってことは、やっぱり魔法士ですよね?」
「見た目も魔法士だから、間違いなさそうだ。」
「たぶん出ていないもう1人も、魔法士なんでしょうね。」
「ま、ここで倒すので関係ないけどね。」
「では試合開始します!」
開始のベルが鳴った。
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