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8章 獣操と招集そして神獣
8.10 神竜族の力を知った話
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「おい! 潰れちまったんじゃないか!?」
「あんな小さい子供まで・・・」
「神獣を使役するという噂のパーティーでも・・・神竜族相手には無力という事か」
「神竜族は何が目的だったんだ!?」
全ての観衆がルシファー達の生存を絶望視する中、徐々に砂埃が収まっていく。
「やはり・・・貴様が神域の力を持つ者だったか!」
黒竜の咆哮が響き、全ての観衆にルシファー達の無事な姿が見えるようになる。
「どうなってる!? 無事だぞ!」
「神竜族の前足が、空中で止まっている!」
「黒衣のマスクの男が、片手を上げている! あいつが何かしたんだ!」
黒竜の前足は、空中にある見えない壁に阻まれているように、その進行を止めている。
「なかなかな、ご挨拶じゃないか」
咄嗟にサイコキネシスを発動し、不意打ちに近い攻撃を防いだ。
ガブリエルとウリエルとの戦いを経て、俺の力は素早くそして強くなっている。天使共との戦いも、無駄ではなかったようだ。
「オリービア! ガルム!」
「承知! 神狼の崩口!」
「はい! 神狼の崩口!」
同時に双方から衝撃波が飛んで行き、黒竜に直撃する。
その衝撃に、神竜族は吹き飛ばされながら仰向けになって、轟音と共に地面に倒れた。
後ろの城壁からは歓声が上がっていが、正直うるさいとしか感じない。
その歓声の中、神竜族はゆっくりと起き上がり、何事も無かったかのように歩いてくる。
その姿を見た観衆は、指揮者でもいるかのように一斉に静まり返った。
「なるほど。そこの者達も、良き力を持っているようだ」
「・・・予想はしていたが、無傷とはな」
「まだまだこれからということだ。ところで、貴様の名は?」
「・・・ルシファーだ。お前は?」
「レグナだ。さあ、語らいは終わりだ。貴様の力を見せてもらおう!」
レグナと名乗った神竜族は、息を深く吸い込み黒炎を吐き出してくる。
それはまるで、昔自分の名前の由来を調べた時に聖書で見た、地獄の炎の描写のようだった。
即座にサイコキネシスを発動し、斥力の壁を作り出してその黒炎を防ぐ。
黒炎は放射状に広がり、まるで炎の花が咲いたように霧散していく。
「サラーちゃん! ルルさんに移ってください!」
「はいです!」
この拮抗した状態を打破するために、オリービアは自ら動く事を考えたようで、サラーをルルに移した後、今度は自分がガルムに騎乗する。
オリービアの騎乗を確認したガルムは、そのまま斥力の壁を迂回して回り込むように走り始める。
その一連の動作はあまりにもなめらかで、契約獣との思考伝達がなせる業だということが見るだけで分かった。
「もう一度だ! 神狼の崩口!」
「はい! 神狼の崩口!」
再び衝撃波が放たれて、レグナのわき腹に直撃しそのまま転げさせる。
「小癪な・・・」
流石に転ばされては黒炎を吐き続けられないようで、炎はかき消えていく。
立ち上がるレグナにダメージは無いようだが、何度も転ばされてやや苛立ちが見え始めている。
「行け!」
この瞬間を逃すはずもなく、俺は6本全ての剣を飛ばし、レグナに向かって飛翔させる。
襲い掛かった剣は、まるで金属にぶつかった時のような音をたてて、剣は全て鱗に弾かれてしまう。
「そのような物に、傷などつけられるはずが」
「ならこれはどうだ?」
レグナの言葉を遮りながら、ブロントキネシスを発動し、剣に雷を纏わせた後、それぞれの剣先からレグナに落雷させる。
「ぐばあああああ!」
「思ったより効いてるな」
それでも絶叫のわりには、大したダメージは受けていないようだ。
いったい神竜族を倒すには、どうしたらいいのだろうか。
「ぐううう」
体の痺れが取れたのか、頭を振ってから翼を広げて飛翔を始める。
「やはり地は不利か」
「させません!」
オリービアはガルムから飛び上がり、レグナの眼前で剣を振り下ろす。
「神狼の崩牙!」
額を捉えたオリービアの技は、傷こそ与えなかったものの、衝撃を直接頭部に伝えたことで、頭からレグナを地面に追い落とした。
「ガルムさん~!」
「分かっている。落ち着くのだ・・・」
空中でガルムがオリービアを背に乗せ、そのまま着地している。
「このまま我も、神狼の崩牙!」
ガルムは着地と同時に踵を返し、レグナの翼の根元に噛みついていた。
「うっとうしい!」
だがレグナは翼を羽ばたかせ、ガルムを振りほどいてしまう。
ガルムの技でも、神竜族に傷は付けられないようだ。
「ぐ・・・なんだ? なんだというのだ!?」
レグナがふらついているが、どうやらオリービアの一撃で脳震盪でも起こしているらしい。
これは好機と思った矢先、レグナの右目にサラーのオートボウガンの矢が飛んできた。
「ぐっ!」
あまりの正確な狙撃に正直驚いたが、その矢は目に直撃したのにもかかわらず、潰れてもいなければ傷1つ付いていない。
ここまでくると、流石に頑丈にも程がある。
「好機!」
「行きましょう!」
「おい! 油断するな!」
ガルムとオリービアが再び一直線に突撃していく。
功を焦ったのか、先程までに比べてあまりにも考えなしの動きに見える。
これでは反撃されてもおかしくない。
「よくも!」
レグナは尻尾を鞭のように使い、オリービアとガルムを吹き飛ばした。
「ぐおおおおお!」
「きゃああああ!」
街道沿いにある草原に向けて薙ぎ払われたガルムとオリービアは、抵抗も出来ずに転がっていく。
「貴様もだ! 小娘!」
レグナは完全に脳震盪から解放されたようで、今度はサラーに向かって黒炎を吐き出すが、斥力の壁で防御したので燃やされずに済んでいる。
「おにいちゃん!」
「ご主人!」
「サラー! ルル! 下手に手を出すな! オリービアとガルムを頼んだぞ!」
「了解だよ! 娘さんは僕の耳を手綱代わりにするといいよ!」
「分かったです! うひゃあああああ!」
ルルはガルムに負けない速度で、レグナから離れて倒れているオリービアとガルムの
元に向かっていく。
サラーはルルの首元に座っているが、なるほど考えたな。
あそこなら一番揺れが少ないだろうが、それでもサラーは目を回しそうになっている。
ウリエルとの戦いでも生き残ったのだから、オリービアもガルムも大丈夫ではあるだろうが。
何だろう・・・この気持ちは。
このレグナという神竜族に対して、どこから湧いてくるのか・・・分からない怒りを感じる。
「始めからうろちょろしなければいいものを。これでやっと神域の者との、戦いに没頭できるというもの」
「俺が目的と分かった時点で、あいつらを下がらせるべきだったな」
「ほう、貴様も一対一で戦いたかったと」
「違うな」
何で俺はイラついている。
ただ勝手に付いてきている奴らが、吹き飛ばされただけなのに。
その理由も分かっている。分かっているんだ・・・これは。
「俺の仲間が受けた痛み、返させてもらう」
「ほう、意外だな。貴様は仲間思いであったか」
「俺にもこんな感情があったなんて、驚いているがな・・・」
「良く分からないが、やる気になってくれて何よりだ」
レグナは再び羽ばたいて上昇を始めた。
「あんな小さい子供まで・・・」
「神獣を使役するという噂のパーティーでも・・・神竜族相手には無力という事か」
「神竜族は何が目的だったんだ!?」
全ての観衆がルシファー達の生存を絶望視する中、徐々に砂埃が収まっていく。
「やはり・・・貴様が神域の力を持つ者だったか!」
黒竜の咆哮が響き、全ての観衆にルシファー達の無事な姿が見えるようになる。
「どうなってる!? 無事だぞ!」
「神竜族の前足が、空中で止まっている!」
「黒衣のマスクの男が、片手を上げている! あいつが何かしたんだ!」
黒竜の前足は、空中にある見えない壁に阻まれているように、その進行を止めている。
「なかなかな、ご挨拶じゃないか」
咄嗟にサイコキネシスを発動し、不意打ちに近い攻撃を防いだ。
ガブリエルとウリエルとの戦いを経て、俺の力は素早くそして強くなっている。天使共との戦いも、無駄ではなかったようだ。
「オリービア! ガルム!」
「承知! 神狼の崩口!」
「はい! 神狼の崩口!」
同時に双方から衝撃波が飛んで行き、黒竜に直撃する。
その衝撃に、神竜族は吹き飛ばされながら仰向けになって、轟音と共に地面に倒れた。
後ろの城壁からは歓声が上がっていが、正直うるさいとしか感じない。
その歓声の中、神竜族はゆっくりと起き上がり、何事も無かったかのように歩いてくる。
その姿を見た観衆は、指揮者でもいるかのように一斉に静まり返った。
「なるほど。そこの者達も、良き力を持っているようだ」
「・・・予想はしていたが、無傷とはな」
「まだまだこれからということだ。ところで、貴様の名は?」
「・・・ルシファーだ。お前は?」
「レグナだ。さあ、語らいは終わりだ。貴様の力を見せてもらおう!」
レグナと名乗った神竜族は、息を深く吸い込み黒炎を吐き出してくる。
それはまるで、昔自分の名前の由来を調べた時に聖書で見た、地獄の炎の描写のようだった。
即座にサイコキネシスを発動し、斥力の壁を作り出してその黒炎を防ぐ。
黒炎は放射状に広がり、まるで炎の花が咲いたように霧散していく。
「サラーちゃん! ルルさんに移ってください!」
「はいです!」
この拮抗した状態を打破するために、オリービアは自ら動く事を考えたようで、サラーをルルに移した後、今度は自分がガルムに騎乗する。
オリービアの騎乗を確認したガルムは、そのまま斥力の壁を迂回して回り込むように走り始める。
その一連の動作はあまりにもなめらかで、契約獣との思考伝達がなせる業だということが見るだけで分かった。
「もう一度だ! 神狼の崩口!」
「はい! 神狼の崩口!」
再び衝撃波が放たれて、レグナのわき腹に直撃しそのまま転げさせる。
「小癪な・・・」
流石に転ばされては黒炎を吐き続けられないようで、炎はかき消えていく。
立ち上がるレグナにダメージは無いようだが、何度も転ばされてやや苛立ちが見え始めている。
「行け!」
この瞬間を逃すはずもなく、俺は6本全ての剣を飛ばし、レグナに向かって飛翔させる。
襲い掛かった剣は、まるで金属にぶつかった時のような音をたてて、剣は全て鱗に弾かれてしまう。
「そのような物に、傷などつけられるはずが」
「ならこれはどうだ?」
レグナの言葉を遮りながら、ブロントキネシスを発動し、剣に雷を纏わせた後、それぞれの剣先からレグナに落雷させる。
「ぐばあああああ!」
「思ったより効いてるな」
それでも絶叫のわりには、大したダメージは受けていないようだ。
いったい神竜族を倒すには、どうしたらいいのだろうか。
「ぐううう」
体の痺れが取れたのか、頭を振ってから翼を広げて飛翔を始める。
「やはり地は不利か」
「させません!」
オリービアはガルムから飛び上がり、レグナの眼前で剣を振り下ろす。
「神狼の崩牙!」
額を捉えたオリービアの技は、傷こそ与えなかったものの、衝撃を直接頭部に伝えたことで、頭からレグナを地面に追い落とした。
「ガルムさん~!」
「分かっている。落ち着くのだ・・・」
空中でガルムがオリービアを背に乗せ、そのまま着地している。
「このまま我も、神狼の崩牙!」
ガルムは着地と同時に踵を返し、レグナの翼の根元に噛みついていた。
「うっとうしい!」
だがレグナは翼を羽ばたかせ、ガルムを振りほどいてしまう。
ガルムの技でも、神竜族に傷は付けられないようだ。
「ぐ・・・なんだ? なんだというのだ!?」
レグナがふらついているが、どうやらオリービアの一撃で脳震盪でも起こしているらしい。
これは好機と思った矢先、レグナの右目にサラーのオートボウガンの矢が飛んできた。
「ぐっ!」
あまりの正確な狙撃に正直驚いたが、その矢は目に直撃したのにもかかわらず、潰れてもいなければ傷1つ付いていない。
ここまでくると、流石に頑丈にも程がある。
「好機!」
「行きましょう!」
「おい! 油断するな!」
ガルムとオリービアが再び一直線に突撃していく。
功を焦ったのか、先程までに比べてあまりにも考えなしの動きに見える。
これでは反撃されてもおかしくない。
「よくも!」
レグナは尻尾を鞭のように使い、オリービアとガルムを吹き飛ばした。
「ぐおおおおお!」
「きゃああああ!」
街道沿いにある草原に向けて薙ぎ払われたガルムとオリービアは、抵抗も出来ずに転がっていく。
「貴様もだ! 小娘!」
レグナは完全に脳震盪から解放されたようで、今度はサラーに向かって黒炎を吐き出すが、斥力の壁で防御したので燃やされずに済んでいる。
「おにいちゃん!」
「ご主人!」
「サラー! ルル! 下手に手を出すな! オリービアとガルムを頼んだぞ!」
「了解だよ! 娘さんは僕の耳を手綱代わりにするといいよ!」
「分かったです! うひゃあああああ!」
ルルはガルムに負けない速度で、レグナから離れて倒れているオリービアとガルムの
元に向かっていく。
サラーはルルの首元に座っているが、なるほど考えたな。
あそこなら一番揺れが少ないだろうが、それでもサラーは目を回しそうになっている。
ウリエルとの戦いでも生き残ったのだから、オリービアもガルムも大丈夫ではあるだろうが。
何だろう・・・この気持ちは。
このレグナという神竜族に対して、どこから湧いてくるのか・・・分からない怒りを感じる。
「始めからうろちょろしなければいいものを。これでやっと神域の者との、戦いに没頭できるというもの」
「俺が目的と分かった時点で、あいつらを下がらせるべきだったな」
「ほう、貴様も一対一で戦いたかったと」
「違うな」
何で俺はイラついている。
ただ勝手に付いてきている奴らが、吹き飛ばされただけなのに。
その理由も分かっている。分かっているんだ・・・これは。
「俺の仲間が受けた痛み、返させてもらう」
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