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★第2次ノモンハン事件★
【対米戦、準備せよ!】
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日中間がまだ不安定だった頃に、蒋介石との橋渡しなど尽力してくれた秋山・宮部氏に礼を言って上海を発ち、満洲に向かった。
ノモンハンで最初に事件が起きたときと同じ様に、大使館は汽車の1等の席を取ってくれてあの日と同じように薫さんと二人で乗った。
違うのは、あの日列車の中で長い髪を短く切った薫さんの髪が少し伸びた事と、服装が男物の国防服から女性らしいスカートのスーツに変わった事くらい。
汽車が出発してしばらく経った頃、私たちは上海の町で購入したもので軽く食事をした。
薫さんは沢山の焼売を、私はヒマワリのタネを食べながら、日中の平和を願って青島ビールで乾杯した。
ビールを片手にヒマワリのタネをつまむ私を見て、また薫さんが「とっとこハムちゃんね」と訳の分からない事を言ってクスッと笑った。
北京から満洲国白城行きの汽車に乗り替え、白城でまた乗り替えてアルシャンに向かう。
今回は急用ではないので、飛行機は使わず、のんびりと汽車の旅を楽しんだ。
アルシャン駅に着くと、第2次ノモンハン事件でソビエト軍の空爆により損害を受けた建物の修理を捕虜になったソビエト兵たちが行っていた。
アルシャンからノモンハン要塞までは軍が出してくれた車で移動したが、道中にも沢山の捕虜たちが居た。
彼らは鉄道をノモンハン要塞まで繋ぐために作業をしていて、彼らの列もまたノモンハン要塞まで続いていた。
前に来たときは、すれ違う車もいなかったが、今は沢山のトラックとすれ違った。
ノモンハン要塞に着き、司令部の石原中将を尋ねた。
「やあ、久しぶり。日中友好条約、おめでとう」
開口一番、石原は笑顔で言った。
「すみません。その節は何のお役に立てなくて」と、謝る。
「なに構わんよ。君のお友だちの柳生さんが、良くやってくれた。それにあんなちっぽけな事件に関わる必要はない。君にはもっと大きな仕事があるのだから、わざわざこんな所に来なくても良かったのに」
そう言われて、少しホッとした。
石原は薫さんを見て、この前の大使館員の変わりかと聞いてきたので、私の同僚だと答えた。
すると彼は「いかにもスパイごっこが好きそうな、娘さんだな」と、薫さんに聞こえないように私の耳元でつぶやいて私を慌てさせ、夕食を一緒に取る約束をして司令部に戻って行った。
私たちには来賓用の部屋が用意された。
荷物を置いた私たちは、丘の頂上にある見張り台に登った。
前来たときと違い、有刺鉄線と高い塀で囲まれた広い捕虜収容所があったが、どこからどこまでが戦場になったのかは分からない。
ハルハ河の東岸には数キロにもわたって燃料弾が投下され空を真っ赤に染め、36センチ砲弾はマグマが飛び出すのかもしれないというほどの大穴を地面に開けたと柳生さんから聞いていた。
だがどこまでも続く平原には、戦いの痕跡はもう見当たらない。
自然は強い!
そのような戦争の傷跡さえも、ステップの短い夏に生える草たちが隠してしまったのだ。
ただ多くの人々が死に、地面に埋められた。
死んだ人たちの家族が負った傷は、おそらくその人が亡くなるまで消えることはないだろう。
薫さんと2人、黙祷をして戦死者とその家族のために手を合わせた。
けれども私たちに出来ることは決して祈る事だけではない。
どんな時でも平和を愛する心を失わないこと。
一人一人の力は弱いが、国民が一丸となって平和を願えば、どんな戦争だって止められるはず。
そしてそれこそが真の平和をもたらす。
夕食の時に珍しく石原がボヤいていた。
早く捕虜を返したいと。
「でも鉄道が完成するまでは、こき使うんでしょう?」
薫さんがそう言うと、石原はいかにもおかしそうに笑った後で言った。
「こき使われているのはコッチの方だよ。ここへ来るときにトラックの列を見ただろう?アイツ等バカみたいに食いやがるから、エサをやるだけで毎日何十台もトラックで食料を運ばなくてはならない! 戦後賠償金だって、みんなアイツ等が食っちまうし、コッチは運送費が嵩むばかり。おまけにアイツ等は帰ると粛清に遭うから帰りたくないんだとさ!まったく、どっちが勝ったんだか分かりゃしねえ」
そう言って私たちを笑わせた。
「あーっ、やっぱりわが家が一番いいわ!」
日本に戻り、宿舎に着くと薫さんがそう言って畳の上に寝転んだ。
「あれ 柳生さんは?」
「武蔵野よきっと」
武蔵野とは、おそらく中島航空武蔵野工場の事だろう。
しかし日中戦争が避けられた今くらい、少し休んでもいいのにと思った。
経済的にアメリカとは良好な関係にあり、ソビエトだって史実通りならこれからドイツとの戦いで忙しくなり、もう日本どころではないはず。
ひょっとして柳生さんは兵器を開発することが趣味なのだろうかと疑った。
夕方遅く帰って来た柳生さんに、そのことを話すと彼は暗い顔をしてこう言った。
「束の間の平和に、気を緩めてはいけない」と。
気を緩めるも何も、当面起こるような問題は排除できた。
戦争を推し進めようとするのなら、こう言ったときにでも軍事力増強に努めなければならないが、問題がない以上平和側から進んでするようなことはないはず。
そのことを柳生さんに伝えると、彼は今まで見たことのない冷徹な顔をして呟いた。
「本来昭和14年に起こるはずのノモンハン事件が、1年前倒して昭和13年に起きた。この当時日本の戦闘機は最大710馬力のハ1乙を搭載する九七式戦闘機だが、ソビエトは5年も前に1100馬力のスーパーチャージャー付きエンジンを搭載するI-16の生産を始めていたんだ」
たしかに馬力は飛行機の性能を語るうえで重要な要素になるが、日本は操縦技術や軽量化で、そのハンデを乗り越えて来た。
それに新しい技術の現在では、日本もようやく1150馬力のエンジンを獲得したではないか!
しかし柳生さんは話を止めなかった。
「いいかI-16に搭載されているソビエト製シュベツォフ M-63エンジンは、その前身であるシュベツォフ M-62を改造して作られたもので、そのシュベツォフ M-62はアメリカのB-17爆撃機やSBDドーントレス艦上爆撃機などにも採用されているライト R-1820のライセンス生産品で、スーパーチャージャーなどもアメリカによる技術協力によって作り得たものだ」
「……」
柳生さんが言おうとしていることは分かったが、それを言葉にはしたくなかった。
「つまりアメリカ……いやルーズベルトの考えも中国国民党軍と日本軍を戦わせたスターリンと全く同じで、敵の敵は味方なのだ。これの意味するところは、頭の良い君ならもう分かるだろう」
私の頭の中で、ある言葉が爆発するように吹き出した。
『対米戦、準備せよ!』と。
ノモンハンで最初に事件が起きたときと同じ様に、大使館は汽車の1等の席を取ってくれてあの日と同じように薫さんと二人で乗った。
違うのは、あの日列車の中で長い髪を短く切った薫さんの髪が少し伸びた事と、服装が男物の国防服から女性らしいスカートのスーツに変わった事くらい。
汽車が出発してしばらく経った頃、私たちは上海の町で購入したもので軽く食事をした。
薫さんは沢山の焼売を、私はヒマワリのタネを食べながら、日中の平和を願って青島ビールで乾杯した。
ビールを片手にヒマワリのタネをつまむ私を見て、また薫さんが「とっとこハムちゃんね」と訳の分からない事を言ってクスッと笑った。
北京から満洲国白城行きの汽車に乗り替え、白城でまた乗り替えてアルシャンに向かう。
今回は急用ではないので、飛行機は使わず、のんびりと汽車の旅を楽しんだ。
アルシャン駅に着くと、第2次ノモンハン事件でソビエト軍の空爆により損害を受けた建物の修理を捕虜になったソビエト兵たちが行っていた。
アルシャンからノモンハン要塞までは軍が出してくれた車で移動したが、道中にも沢山の捕虜たちが居た。
彼らは鉄道をノモンハン要塞まで繋ぐために作業をしていて、彼らの列もまたノモンハン要塞まで続いていた。
前に来たときは、すれ違う車もいなかったが、今は沢山のトラックとすれ違った。
ノモンハン要塞に着き、司令部の石原中将を尋ねた。
「やあ、久しぶり。日中友好条約、おめでとう」
開口一番、石原は笑顔で言った。
「すみません。その節は何のお役に立てなくて」と、謝る。
「なに構わんよ。君のお友だちの柳生さんが、良くやってくれた。それにあんなちっぽけな事件に関わる必要はない。君にはもっと大きな仕事があるのだから、わざわざこんな所に来なくても良かったのに」
そう言われて、少しホッとした。
石原は薫さんを見て、この前の大使館員の変わりかと聞いてきたので、私の同僚だと答えた。
すると彼は「いかにもスパイごっこが好きそうな、娘さんだな」と、薫さんに聞こえないように私の耳元でつぶやいて私を慌てさせ、夕食を一緒に取る約束をして司令部に戻って行った。
私たちには来賓用の部屋が用意された。
荷物を置いた私たちは、丘の頂上にある見張り台に登った。
前来たときと違い、有刺鉄線と高い塀で囲まれた広い捕虜収容所があったが、どこからどこまでが戦場になったのかは分からない。
ハルハ河の東岸には数キロにもわたって燃料弾が投下され空を真っ赤に染め、36センチ砲弾はマグマが飛び出すのかもしれないというほどの大穴を地面に開けたと柳生さんから聞いていた。
だがどこまでも続く平原には、戦いの痕跡はもう見当たらない。
自然は強い!
そのような戦争の傷跡さえも、ステップの短い夏に生える草たちが隠してしまったのだ。
ただ多くの人々が死に、地面に埋められた。
死んだ人たちの家族が負った傷は、おそらくその人が亡くなるまで消えることはないだろう。
薫さんと2人、黙祷をして戦死者とその家族のために手を合わせた。
けれども私たちに出来ることは決して祈る事だけではない。
どんな時でも平和を愛する心を失わないこと。
一人一人の力は弱いが、国民が一丸となって平和を願えば、どんな戦争だって止められるはず。
そしてそれこそが真の平和をもたらす。
夕食の時に珍しく石原がボヤいていた。
早く捕虜を返したいと。
「でも鉄道が完成するまでは、こき使うんでしょう?」
薫さんがそう言うと、石原はいかにもおかしそうに笑った後で言った。
「こき使われているのはコッチの方だよ。ここへ来るときにトラックの列を見ただろう?アイツ等バカみたいに食いやがるから、エサをやるだけで毎日何十台もトラックで食料を運ばなくてはならない! 戦後賠償金だって、みんなアイツ等が食っちまうし、コッチは運送費が嵩むばかり。おまけにアイツ等は帰ると粛清に遭うから帰りたくないんだとさ!まったく、どっちが勝ったんだか分かりゃしねえ」
そう言って私たちを笑わせた。
「あーっ、やっぱりわが家が一番いいわ!」
日本に戻り、宿舎に着くと薫さんがそう言って畳の上に寝転んだ。
「あれ 柳生さんは?」
「武蔵野よきっと」
武蔵野とは、おそらく中島航空武蔵野工場の事だろう。
しかし日中戦争が避けられた今くらい、少し休んでもいいのにと思った。
経済的にアメリカとは良好な関係にあり、ソビエトだって史実通りならこれからドイツとの戦いで忙しくなり、もう日本どころではないはず。
ひょっとして柳生さんは兵器を開発することが趣味なのだろうかと疑った。
夕方遅く帰って来た柳生さんに、そのことを話すと彼は暗い顔をしてこう言った。
「束の間の平和に、気を緩めてはいけない」と。
気を緩めるも何も、当面起こるような問題は排除できた。
戦争を推し進めようとするのなら、こう言ったときにでも軍事力増強に努めなければならないが、問題がない以上平和側から進んでするようなことはないはず。
そのことを柳生さんに伝えると、彼は今まで見たことのない冷徹な顔をして呟いた。
「本来昭和14年に起こるはずのノモンハン事件が、1年前倒して昭和13年に起きた。この当時日本の戦闘機は最大710馬力のハ1乙を搭載する九七式戦闘機だが、ソビエトは5年も前に1100馬力のスーパーチャージャー付きエンジンを搭載するI-16の生産を始めていたんだ」
たしかに馬力は飛行機の性能を語るうえで重要な要素になるが、日本は操縦技術や軽量化で、そのハンデを乗り越えて来た。
それに新しい技術の現在では、日本もようやく1150馬力のエンジンを獲得したではないか!
しかし柳生さんは話を止めなかった。
「いいかI-16に搭載されているソビエト製シュベツォフ M-63エンジンは、その前身であるシュベツォフ M-62を改造して作られたもので、そのシュベツォフ M-62はアメリカのB-17爆撃機やSBDドーントレス艦上爆撃機などにも採用されているライト R-1820のライセンス生産品で、スーパーチャージャーなどもアメリカによる技術協力によって作り得たものだ」
「……」
柳生さんが言おうとしていることは分かったが、それを言葉にはしたくなかった。
「つまりアメリカ……いやルーズベルトの考えも中国国民党軍と日本軍を戦わせたスターリンと全く同じで、敵の敵は味方なのだ。これの意味するところは、頭の良い君ならもう分かるだろう」
私の頭の中で、ある言葉が爆発するように吹き出した。
『対米戦、準備せよ!』と。
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