なっちゃんは、おしゃまさん

湖灯

文字の大きさ
上 下
7 / 17

すいぞくかん ①

しおりを挟む
 きょうは、かぞくで、すいぞくかんにいく日です。

 でんしゃの中でママが、なっちゃんにききました。

「なっちゃん、きょうは、どこへいくんだったっけ?」

 なっちゃんは、たのしそうに「すいぞくかんよ」と、こたえました。

「すいぞくかんには、なにがいるの?」

 なっちゃんにママが、ききました。

「おさかな」と、なっちゃんは、こたえます。

「おさかなのほかには、なにがいるの?」

「うーん、ほかには、なんだっけ?」

 ママは、わらいながらいいました。

「ペンギンもいるよ」って。

 なっちゃんは、それをきくと、まじめなかおをしてママいいました。

「ペンギンがいるということは、こおりがあるということだね」

 こんどはママが、まじめなかおをしていいました。

「よくしっているね」と。

 「だって、ペンギンは、こおりが大すきなんだもん」

 となりのせきで、きいていたパパがクククと、わらいだしました。
しおりを挟む
1 / 2

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

和泉式部

現代文学 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:1

変化

ホラー / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

剣雄伝記 大陸十年戦争

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:22

処理中です...