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6話
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2人が動画を見て数時間が経過した。用事もなければイベントもない。寂しい男の一人暮らしなんてものはそんなもんだ。そう念じながらスマートフォンを閉じたところで、冬子さんが話しかけてきた。
「今から散歩でも行きませんか」
「散歩」
「そう、散歩」
「いいですけど、どこ行くんですか?」
「なんか適当に歩きましょう」
「はい」
突然提案された散歩。しかし、この辺りは都会とも田舎とも言えない街だった。スーパーもコンビニもある。娯楽のためなら少し歩けばそれなりには楽しくできる。しかし、そのための移動は少しだけ時間を要するものがほとんどだった。
冬子さんは自分が返事してすぐに立ち上がり、準備を始めた。自分もそれに合わせて準備を始める。
準備が終わって、部屋を出る。家の鍵を閉めてから、アパートを出てひとまず駅の方向へと向かって歩き始めた。
「どこ行きます?」
「この町、何があるんですか」
「駅前にご飯屋さんが大量にあるのと、スーパーとコンビニです」
「田舎ですね」
「ギリギリ不便じゃないくらいですね」
「スーパー、日用品売り場ありますか」
「3階より上にはあります」
「分かりました」
「でも、袋有料ですけど」
「それは用意してあります」
「なるほど」
用意周到な冬子さんとは対照的にいつもの適当なカバンで出た自分は、買い物があった時に容量が足りるか少しだけ不安になった。
駅前のスーパーまでは2人で歩けば結構すぐ到着したように感じた。他愛のない会話は盛り上がることはないが、場をつなぐにはそれなりに役に立ってくれた。
スーパーに入ると、冬子さんは無言で階段を登っていった。自分もそれについていく形で階段を登っていく。
冬子さんは買うものが全て決まっていたようで、目当てのものを見つけて買い物籠へと取り込んでいった。
カゴの中身をセルフレジで通し、代金を入れて袋に詰め込んでいく様は、店員さながらのスピード感だった。
「ありがとうございます。必要なものは買えました」
「袋、結構中身入ってますね」
「まぁ、買い物できる時にしておかないと」
「なるほど」
「秋吉さんも買い物したんですね」
「まぁ、必要なものがあったので」
洗濯洗剤と食器洗い洗剤を買った。いつも無くなる直前に気づくのに、買うのを忘れてしまうものだった。たまたま今日思いついたので買っただけだったが、今の洗濯洗剤の容器の中身が分からない。思いついた時に買っておくのが悪くない選択肢のはずだった。
買い物が終わるとすぐにスーパーを出た。買い物袋にパンパンに詰まった荷物を持つ冬子さんと、適当な袋にちょっと入った荷物で済む自分。2人で荷物を持ちながら、入り口付近で立ち止まる。
「今から何します?」
「思ってたより買い物が多かったので、一回秋吉さんの家に帰ります」
「了解です」
冬子さんの荷物の量を見て、まだ散歩を続けましょうとは言えなかったので、ある意味助かったと言える。まだ時間も早かったが、ひとまず僕と冬子さんは家に戻ることにした。
「今から散歩でも行きませんか」
「散歩」
「そう、散歩」
「いいですけど、どこ行くんですか?」
「なんか適当に歩きましょう」
「はい」
突然提案された散歩。しかし、この辺りは都会とも田舎とも言えない街だった。スーパーもコンビニもある。娯楽のためなら少し歩けばそれなりには楽しくできる。しかし、そのための移動は少しだけ時間を要するものがほとんどだった。
冬子さんは自分が返事してすぐに立ち上がり、準備を始めた。自分もそれに合わせて準備を始める。
準備が終わって、部屋を出る。家の鍵を閉めてから、アパートを出てひとまず駅の方向へと向かって歩き始めた。
「どこ行きます?」
「この町、何があるんですか」
「駅前にご飯屋さんが大量にあるのと、スーパーとコンビニです」
「田舎ですね」
「ギリギリ不便じゃないくらいですね」
「スーパー、日用品売り場ありますか」
「3階より上にはあります」
「分かりました」
「でも、袋有料ですけど」
「それは用意してあります」
「なるほど」
用意周到な冬子さんとは対照的にいつもの適当なカバンで出た自分は、買い物があった時に容量が足りるか少しだけ不安になった。
駅前のスーパーまでは2人で歩けば結構すぐ到着したように感じた。他愛のない会話は盛り上がることはないが、場をつなぐにはそれなりに役に立ってくれた。
スーパーに入ると、冬子さんは無言で階段を登っていった。自分もそれについていく形で階段を登っていく。
冬子さんは買うものが全て決まっていたようで、目当てのものを見つけて買い物籠へと取り込んでいった。
カゴの中身をセルフレジで通し、代金を入れて袋に詰め込んでいく様は、店員さながらのスピード感だった。
「ありがとうございます。必要なものは買えました」
「袋、結構中身入ってますね」
「まぁ、買い物できる時にしておかないと」
「なるほど」
「秋吉さんも買い物したんですね」
「まぁ、必要なものがあったので」
洗濯洗剤と食器洗い洗剤を買った。いつも無くなる直前に気づくのに、買うのを忘れてしまうものだった。たまたま今日思いついたので買っただけだったが、今の洗濯洗剤の容器の中身が分からない。思いついた時に買っておくのが悪くない選択肢のはずだった。
買い物が終わるとすぐにスーパーを出た。買い物袋にパンパンに詰まった荷物を持つ冬子さんと、適当な袋にちょっと入った荷物で済む自分。2人で荷物を持ちながら、入り口付近で立ち止まる。
「今から何します?」
「思ってたより買い物が多かったので、一回秋吉さんの家に帰ります」
「了解です」
冬子さんの荷物の量を見て、まだ散歩を続けましょうとは言えなかったので、ある意味助かったと言える。まだ時間も早かったが、ひとまず僕と冬子さんは家に戻ることにした。
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