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熱
友人
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2限が終わるチャイムがなる。荷物を片付けてから、梨咲が1人で食堂へと向かうと、いつも通りの混み具合だった。特に何かを考えることなく席に座り、弁当を取り出して食べ始める。いつもなら高杉が対面で座っている状況だが、今日は座っていない。今となっては当たり前の光景だったものが目の前から消えると、こんなにも違和感があるものかと思う。
適当に弁当を食べていると、普段少しだけ話す同級生が目の前に座った。相手が昼食を取り出したタイミングで梨咲に気付いた。
「梨咲じゃん。彼氏は?」
「今日は帰ったらしい」
「珍しいねー。梨咲にずっとべったりくっついてたのにね」
「そうなんだよね。まぁでも、たまにはいいんじゃないかな」
目の前に座った友人も弁当を取り出して食べ始める。いつもと違う光景だが、これはこれで悪くない。普段から会うわけではないが、連絡を取り合わないわけではない。そんな微妙な距離感の友人と昼食を取る。2人ともがそれぞれに対して熱量が高いわけではないが、冷めた関係でもない。大学の授業の話や日常の話。対面でしか話せないわけではないが、どうせなら対面で話ができるならそれに越したことはない。高杉とは違う距離感。それは友人と恋人の差なのか、個人に対する本質的な興味の差なのか。梨咲にはわからなかった。いつもよりゆっくりとした時間が過ぎ、2人とも弁当が食べ終わる頃には3限まであと10分となっていた。
「じゃあ私、3限あるから行くわ」
「頑張って、私はこのあと図書館に行くわ」
食堂の出口で友人と別れてから、梨咲は講義室へと向かう。たまにはいつもと違う友人と昼食を取るというのも悪くない。そう思いつつ、それでもやっぱり心の中の寂しさは誤魔化せなかった。
適当に弁当を食べていると、普段少しだけ話す同級生が目の前に座った。相手が昼食を取り出したタイミングで梨咲に気付いた。
「梨咲じゃん。彼氏は?」
「今日は帰ったらしい」
「珍しいねー。梨咲にずっとべったりくっついてたのにね」
「そうなんだよね。まぁでも、たまにはいいんじゃないかな」
目の前に座った友人も弁当を取り出して食べ始める。いつもと違う光景だが、これはこれで悪くない。普段から会うわけではないが、連絡を取り合わないわけではない。そんな微妙な距離感の友人と昼食を取る。2人ともがそれぞれに対して熱量が高いわけではないが、冷めた関係でもない。大学の授業の話や日常の話。対面でしか話せないわけではないが、どうせなら対面で話ができるならそれに越したことはない。高杉とは違う距離感。それは友人と恋人の差なのか、個人に対する本質的な興味の差なのか。梨咲にはわからなかった。いつもよりゆっくりとした時間が過ぎ、2人とも弁当が食べ終わる頃には3限まであと10分となっていた。
「じゃあ私、3限あるから行くわ」
「頑張って、私はこのあと図書館に行くわ」
食堂の出口で友人と別れてから、梨咲は講義室へと向かう。たまにはいつもと違う友人と昼食を取るというのも悪くない。そう思いつつ、それでもやっぱり心の中の寂しさは誤魔化せなかった。
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