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お父様の御学友。(国王陛下)
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「其れでは、次の話に入ろうではないか。」
コッペリウスは淡々と言った。
「次の話? 」
スワニルダ令嬢は首を傾げる。この話は終わったのではないかと、不思議そうにフランツを見上げた。その意を受けてフランツがコッペリウスに問いかける。
「この話は終わったのではないのか? 」
「ああ、娘の令嬢への虐めをした事についての問題はアルプース男爵令嬢の寛大な心により終わった。しかし婚約解消、婚約破棄についての話だ。」
コッペリウスはフランツを見て言った。周りを見て声をあげる。
「エベレート公爵、アルプース男爵、出てきて頂きたい。なにせ、婚約破棄の事ですので御子息だけで話を纏めるわけにはいかないでしょう。」
それはそうだと、周りの者達もザワザワとざわめく。宰相であるコッペリウスを相手にしたくないのか、渋々二人は姿を表す。
コッペリウスは聖堂の舞台に用意されていた王座の方に顔を向け、一つ礼を取る。其処には有り難くも尊い国王両陛下が鎮座していた。両陛下に気づいた貴族達も一斉に、礼を取る。
「いつの間に」と囁く声も聞こえてくる。だが当然だ、授賞する者の褒美を言い渡すために伴って来る宰相閣下が既にこの場に居るのだから。
この会場に入ってくる国王陛下を告げる従者声よりも、断罪を言い渡すフランツ達の声が大きかった。聖堂の少し高い場所から両陛下達は、断罪劇を見て輪になっている保護者や学生達を驚いた顔で見下ろしていた。
何故なら断罪をしている中に自分の息子(王太子)もいたからだ。陛下はそっと後ろを振り向いた。表情を変えず『鉄壁の宰相』と言われるコッペリアの父、コッペリウスがその断罪劇を見ている。
(あの馬鹿、何をやって!! )
うあぁ、やらかした~と、陛下は頭を抱えたくなった。
「陛下、失礼致します。」
コッペリウスは鉄面皮を崩すことなく、両陛下に退席を述べて前を後にした。
「陛下暫し時間を頂戴致します。」
コッペリウスは恭しく礼をすると、公爵達に振り返った。
「婚約破棄の賠償は、10億イエンでどうでしょうか? 」
コッペリウスは早く話を済ますために、核心の賠償問題から話し始めた。その高額な金額に、その場の貴族達が驚く。
「しみったれた侯爵が、かなりの高額を提示したな。」
(お前ぇーーぇ!! なんてこと言うんだーーぁ!! )
王太子の言葉に、段上の陛下は心の中で突っ込んだ。
(言ったはずだぞ、ペリウスは敵にまわすなと!! 口が酸っぱく酸っぱくなるほど、耳にタコが出来るほど言ったはずだぞ!! 王太子辞めたくなかったら仲良くしろと!! いったい誰に似たんだ!! )
「あらほんと、あのしみったれたフジ侯爵家にしては高額な金額を提示してきましたわ。」
(こいつかーーぁ!! )
正妃の言葉に、陛下は心の中で突っ込んだ。
この正妃はエベレート公爵の妹であった。半世紀前に王女がエベレート侯爵に嫁いだため、公爵地位に上がった。より強い結びつきを望んだエベレート公爵家が、強く妹を推薦したため諍いを恐れた王家が迎え入れた妃であった。完璧な政略結婚であったが、陛下はそれなりに正妃を大事にしていた。
宰相であるコッペリウスは、正妃を嫌っていた。国庫で提示した、王族生活費以上に散財しょうとする正妃と王太子に。
「いつ離縁なされますか。」
と真面目に聞いてくるくらいなのだから。やろうと思えばやれる、コッペリウスはそういった奴であった。学友であった国王陛下は其れをよく知っていた。だからこその「仲良くしてね」の両家の婚約だったのに。
(渋るペリウスを、やっと了解させたのに~~!! )
「公爵家ですので、これくらいは当然だと。」
「ハハッ、そうか、そうか。」
コッペリウスの言葉にエベレート公爵はご満悦だ。
(ひいぃ~~、怒ってる、怒ってるぞ~~ペリウスが~~!! )
コッペリウスは淡々と言った。
「次の話? 」
スワニルダ令嬢は首を傾げる。この話は終わったのではないかと、不思議そうにフランツを見上げた。その意を受けてフランツがコッペリウスに問いかける。
「この話は終わったのではないのか? 」
「ああ、娘の令嬢への虐めをした事についての問題はアルプース男爵令嬢の寛大な心により終わった。しかし婚約解消、婚約破棄についての話だ。」
コッペリウスはフランツを見て言った。周りを見て声をあげる。
「エベレート公爵、アルプース男爵、出てきて頂きたい。なにせ、婚約破棄の事ですので御子息だけで話を纏めるわけにはいかないでしょう。」
それはそうだと、周りの者達もザワザワとざわめく。宰相であるコッペリウスを相手にしたくないのか、渋々二人は姿を表す。
コッペリウスは聖堂の舞台に用意されていた王座の方に顔を向け、一つ礼を取る。其処には有り難くも尊い国王両陛下が鎮座していた。両陛下に気づいた貴族達も一斉に、礼を取る。
「いつの間に」と囁く声も聞こえてくる。だが当然だ、授賞する者の褒美を言い渡すために伴って来る宰相閣下が既にこの場に居るのだから。
この会場に入ってくる国王陛下を告げる従者声よりも、断罪を言い渡すフランツ達の声が大きかった。聖堂の少し高い場所から両陛下達は、断罪劇を見て輪になっている保護者や学生達を驚いた顔で見下ろしていた。
何故なら断罪をしている中に自分の息子(王太子)もいたからだ。陛下はそっと後ろを振り向いた。表情を変えず『鉄壁の宰相』と言われるコッペリアの父、コッペリウスがその断罪劇を見ている。
(あの馬鹿、何をやって!! )
うあぁ、やらかした~と、陛下は頭を抱えたくなった。
「陛下、失礼致します。」
コッペリウスは鉄面皮を崩すことなく、両陛下に退席を述べて前を後にした。
「陛下暫し時間を頂戴致します。」
コッペリウスは恭しく礼をすると、公爵達に振り返った。
「婚約破棄の賠償は、10億イエンでどうでしょうか? 」
コッペリウスは早く話を済ますために、核心の賠償問題から話し始めた。その高額な金額に、その場の貴族達が驚く。
「しみったれた侯爵が、かなりの高額を提示したな。」
(お前ぇーーぇ!! なんてこと言うんだーーぁ!! )
王太子の言葉に、段上の陛下は心の中で突っ込んだ。
(言ったはずだぞ、ペリウスは敵にまわすなと!! 口が酸っぱく酸っぱくなるほど、耳にタコが出来るほど言ったはずだぞ!! 王太子辞めたくなかったら仲良くしろと!! いったい誰に似たんだ!! )
「あらほんと、あのしみったれたフジ侯爵家にしては高額な金額を提示してきましたわ。」
(こいつかーーぁ!! )
正妃の言葉に、陛下は心の中で突っ込んだ。
この正妃はエベレート公爵の妹であった。半世紀前に王女がエベレート侯爵に嫁いだため、公爵地位に上がった。より強い結びつきを望んだエベレート公爵家が、強く妹を推薦したため諍いを恐れた王家が迎え入れた妃であった。完璧な政略結婚であったが、陛下はそれなりに正妃を大事にしていた。
宰相であるコッペリウスは、正妃を嫌っていた。国庫で提示した、王族生活費以上に散財しょうとする正妃と王太子に。
「いつ離縁なされますか。」
と真面目に聞いてくるくらいなのだから。やろうと思えばやれる、コッペリウスはそういった奴であった。学友であった国王陛下は其れをよく知っていた。だからこその「仲良くしてね」の両家の婚約だったのに。
(渋るペリウスを、やっと了解させたのに~~!! )
「公爵家ですので、これくらいは当然だと。」
「ハハッ、そうか、そうか。」
コッペリウスの言葉にエベレート公爵はご満悦だ。
(ひいぃ~~、怒ってる、怒ってるぞ~~ペリウスが~~!! )
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