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楽しい旅行。
『ロリ』と『ショタ』
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ロリコンとは、少女を性的に愛する変態である。
ショタ。
ショタとは少年の意味を示す。
リョウは見た目はりっぱなショタである。
「僕は普通だ!! お国に帰れば、僕はショタではない!! 」
そうリョウは東洋人、顔の彫りが浅いので西洋人から見れば幼く見えるのだ。
「エリちんは、ショタコンなのか!! 」
「エリちん、ショタコンじゃないよ。」
ショタコンとは、少年を性的に愛する変態である。
「そうか、ならこの話はなかった (ポッキーン)」
父を黙らせるために、母は愛の締め付けを強くした。
エドワードは、小さく何かが折れる音を聞いた。
(ような気がしたが、気のせいだろう…… )
ショタじゃないと主張しながら、ショタだからと逃げようとするリョウ。
「でもエリちん。リョウちんと遊べて、すっごく楽しかった。」
頬を染めて、子猫のように目をきらきらさせてシエリアはリョウを見る。
(ずっきゅーん)
リョウは胸を掴み、顔を赤らめ、目を泳がせた。
それは、初めて相手を意識したように見える。
もじもじとする二人。
見た目も合間って、二人の姿は初々しく見える。
「リョウちんは、楽しくなかった? 」
「……リョウちんも、楽しかった。」
久しぶりに体を思いっきり動かせて、テンション上げ上げになって社会人にはあるまじき喧嘩にまで首を突っ込んだリョウである。
シエリアとの追いかけっこが楽しくないはずはない、すっごく楽しかったのだ。
だが見た目がロリのシエリアに、どうしても成人男子の罪悪感がストップをかける。
キラリーンと、エリシアの目が光った。
(今しかない。)
「リョウちんさん。」
エリシアは神妙な顔でリョウの前に立った。
(此処は押しの行って。)
エリシアの商人のカンが心に訴えてる。
「リョウちんさんは、ショタなの。」
「いや、僕は 」
「いいえ、ショタよ! 」
エリシアはリョウに強くショタを印象付ける。
「お国ではどうか分からないけど、此処では皆が認めるショタよ! 」
エリシアは母を見、エドワードに目を向ける。
「ええ、坊やね。」
「ショタだな。」
皆(二人)が、肯定する。
「此処でリョウちんさんは、恋愛はできないわ。だって、それは犯罪ですもの。」
「いや、僕は 」
「私には分かるわ! 」
エリシアはリョウの肩を掴んだ。
「リョウちんさんと付き合う女性の心が! 」
「例えリョウちんさんが成人でも見た目はショタ。誘拐犯と見られないかと締め付けられる胸。」
「犯罪者と思われなくても、よくて弟、もしくは甥。」
「そう甥、『優しいおばさんね』と、知らない人から呼ばれる辛さ。」
「若いのに、まだ若いのに、おばさんと呼ばれる辛さ! 」
「うっ!! 」
リョウはエリシアの言葉に圧倒される。
その通りであった。
お試しでなんとかデートにこぎ着けたリョウであったが、ことごとく振られていた。
行く先々で『弟さん』『甥っ子』と言われ続けた日々。
『優しいおばさんね』と言われ、傷つく女性。
「分かってるわ、親族と熟女のおばさんは意味が違うことは…… 」
「でも!! 響きはいっしょなの!! 」
「リョウちんさんは悪くない、悪くないけど…… 」
デートとという嬉しさのあまりに、はしゃいでしまうのでソレがリョウのショタに拍車をかける。
「僕は…… この国では恋愛ができない? 」
呆然と呟くリョウ。
「ええ、残念ですけど…… 」
エリシアの言葉にリョウはその場で膝をつく。
静まり返るその場。
どん底まで落ち込んで、打ち崩れるリョウ。
「でも安心して!! 」
明るいエリシアの声が響き渡る。
「貴方にはエリーが、シエリアいるわ!! 」
エリシアの言葉にリョウは顔を上げた。
「神があたえたリョウちんさんの天使。」
「リョウちんさんの救い。」
「僕の救い…… 」
エリシアは畳み掛ける。
「見て、シエリアはロリよ!! 」
「リョウちんさんと同じ幼く見えるロリ!! 」
「ショタとロリ、誰はばかることないお似合いのカップル!! 」
エリシアはシエリアを示す。
「僕の天使…… 」
「僕の救い…… 」
「僕を見捨てないで!! 」
リョウはシエリアに近づき、縋り付いた。
「リョウちんは私が守る!! 」
「エリちん。」
エリシアの洗脳により、シエリアとリョウの婚約が決まるのであった。
ショタ。
ショタとは少年の意味を示す。
リョウは見た目はりっぱなショタである。
「僕は普通だ!! お国に帰れば、僕はショタではない!! 」
そうリョウは東洋人、顔の彫りが浅いので西洋人から見れば幼く見えるのだ。
「エリちんは、ショタコンなのか!! 」
「エリちん、ショタコンじゃないよ。」
ショタコンとは、少年を性的に愛する変態である。
「そうか、ならこの話はなかった (ポッキーン)」
父を黙らせるために、母は愛の締め付けを強くした。
エドワードは、小さく何かが折れる音を聞いた。
(ような気がしたが、気のせいだろう…… )
ショタじゃないと主張しながら、ショタだからと逃げようとするリョウ。
「でもエリちん。リョウちんと遊べて、すっごく楽しかった。」
頬を染めて、子猫のように目をきらきらさせてシエリアはリョウを見る。
(ずっきゅーん)
リョウは胸を掴み、顔を赤らめ、目を泳がせた。
それは、初めて相手を意識したように見える。
もじもじとする二人。
見た目も合間って、二人の姿は初々しく見える。
「リョウちんは、楽しくなかった? 」
「……リョウちんも、楽しかった。」
久しぶりに体を思いっきり動かせて、テンション上げ上げになって社会人にはあるまじき喧嘩にまで首を突っ込んだリョウである。
シエリアとの追いかけっこが楽しくないはずはない、すっごく楽しかったのだ。
だが見た目がロリのシエリアに、どうしても成人男子の罪悪感がストップをかける。
キラリーンと、エリシアの目が光った。
(今しかない。)
「リョウちんさん。」
エリシアは神妙な顔でリョウの前に立った。
(此処は押しの行って。)
エリシアの商人のカンが心に訴えてる。
「リョウちんさんは、ショタなの。」
「いや、僕は 」
「いいえ、ショタよ! 」
エリシアはリョウに強くショタを印象付ける。
「お国ではどうか分からないけど、此処では皆が認めるショタよ! 」
エリシアは母を見、エドワードに目を向ける。
「ええ、坊やね。」
「ショタだな。」
皆(二人)が、肯定する。
「此処でリョウちんさんは、恋愛はできないわ。だって、それは犯罪ですもの。」
「いや、僕は 」
「私には分かるわ! 」
エリシアはリョウの肩を掴んだ。
「リョウちんさんと付き合う女性の心が! 」
「例えリョウちんさんが成人でも見た目はショタ。誘拐犯と見られないかと締め付けられる胸。」
「犯罪者と思われなくても、よくて弟、もしくは甥。」
「そう甥、『優しいおばさんね』と、知らない人から呼ばれる辛さ。」
「若いのに、まだ若いのに、おばさんと呼ばれる辛さ! 」
「うっ!! 」
リョウはエリシアの言葉に圧倒される。
その通りであった。
お試しでなんとかデートにこぎ着けたリョウであったが、ことごとく振られていた。
行く先々で『弟さん』『甥っ子』と言われ続けた日々。
『優しいおばさんね』と言われ、傷つく女性。
「分かってるわ、親族と熟女のおばさんは意味が違うことは…… 」
「でも!! 響きはいっしょなの!! 」
「リョウちんさんは悪くない、悪くないけど…… 」
デートとという嬉しさのあまりに、はしゃいでしまうのでソレがリョウのショタに拍車をかける。
「僕は…… この国では恋愛ができない? 」
呆然と呟くリョウ。
「ええ、残念ですけど…… 」
エリシアの言葉にリョウはその場で膝をつく。
静まり返るその場。
どん底まで落ち込んで、打ち崩れるリョウ。
「でも安心して!! 」
明るいエリシアの声が響き渡る。
「貴方にはエリーが、シエリアいるわ!! 」
エリシアの言葉にリョウは顔を上げた。
「神があたえたリョウちんさんの天使。」
「リョウちんさんの救い。」
「僕の救い…… 」
エリシアは畳み掛ける。
「見て、シエリアはロリよ!! 」
「リョウちんさんと同じ幼く見えるロリ!! 」
「ショタとロリ、誰はばかることないお似合いのカップル!! 」
エリシアはシエリアを示す。
「僕の天使…… 」
「僕の救い…… 」
「僕を見捨てないで!! 」
リョウはシエリアに近づき、縋り付いた。
「リョウちんは私が守る!! 」
「エリちん。」
エリシアの洗脳により、シエリアとリョウの婚約が決まるのであった。
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