【完結】私の婚約者は、妹を選ぶ。

❄️冬は つとめて

文字の大きさ
44 / 45
楽しい旅行。

『ロリ』と『ショタ』

しおりを挟む
ロリコンとは、少女をに愛する変態である。

ショタ。
ショタとは少年の意味を示す。

リョウは見た目はりっぱなショタである。

「僕は普通だ!! お国に帰れば、僕はショタではない!! 」

そうリョウは東洋人、顔の彫りが浅いので西洋人から見れば幼く見えるのだ。

「エリちんは、ショタコンなのか!! 」
「エリちん、じゃないよ。」

ショタコンとは、少年を愛する変態である。

「そうか、ならこの話はなかった (ポッキーン)」
父を黙らせるために、母は愛の締め付け包容を強くした。

エドワードは、小さく音を聞いた。

(ような気がしたが、気のせいだろう…… )

ショタじゃないと主張しながら、ショタだからと逃げようとするリョウ。

「でもエリちん。リョウちんと遊べて、すっごく楽しかった。」
頬を染めて、子猫のように目をきらきらさせてシエリアはリョウを見る。

(ずっきゅーん)
リョウは胸を掴み、顔を赤らめ、目を泳がせた。

それは、初めて相手をしたように見える。

もじもじとする二人。
見た目も合間って、二人の姿は初々しく見える。

「リョウちんは、楽しくなかった? 」
「……リョウちんも、楽しかった。」
久しぶりに体を思いっきり動かせて、テンション上げ上げになって社会人にはあるまじき喧嘩にまで首を突っ込んだリョウである。

シエリアとの追いかけっこが楽しくないはずはない、すっごく楽しかったのだ。

だが見た目がロリのシエリアに、どうしても成人男子の罪悪感がストップをかける。
  
キラリーンと、エリシアの目が光った。
(今しかない。)

「リョウちんさん。」
エリシアは神妙な顔でリョウの前に立った。

(此処は押しの行って。)
エリシアの商人のが心に訴えてる。

「リョウちんさんは、なの。」
「いや、僕は 」
「いいえ、ショタよ! 」
エリシアはリョウに強くを印象付ける。

「お国ではどうか分からないけど、皆が認めるショタよ! 」
エリシアは母を見、エドワードに目を向ける。

「ええ、坊やね。」
「ショタだな。」
皆(二人)が、肯定する。

「此処でリョウちんさんは、恋愛はできないわ。だって、それは犯罪ですもの。」
「いや、僕は 」

「私には分かるわ! 」
エリシアはリョウの肩を掴んだ。

「リョウちんさんと付き合う女性の心が! 」

「例えリョウちんさんが成人でも見た目はショタ。誘拐犯犯罪者と見られないかと締め付けられる胸。」

「犯罪者と思われなくても、よくて弟、もしくは。」

「そう甥、『優しいね』と、知らない人から呼ばれる辛さ。」

「若いのに、まだ若いのに、と呼ばれる辛さ! 」
「うっ!! 」
リョウはエリシアの言葉に圧倒される。

その通りであった。
お試しでなんとかデートにこぎ着けたリョウであったが、ことごとく振られていた。

行く先々で『弟さん』『甥っ子』と言われ続けた日々。
『優しいね』と言われ、傷つく女性。

「分かってるわ、親族伯母さん熟女おばさんは意味が違うことは…… 」

「でも!! 響きはいっしょなの!! 」

「リョウちんさんは悪くない、悪くないけど…… 」

デートとという嬉しさのあまりに、はしゃいでしまうのでソレがリョウのショタに拍車をかける。

「僕は…… この国では恋愛ができない? 」 
呆然と呟くリョウ。

「ええ、残念ですけど…… 」
エリシアの言葉にリョウはその場で膝をつく。


静まり返るその場。

どん底まで落ち込んで、打ち崩れるリョウ。

「でも安心して!! 」
明るいエリシアの声が響き渡る。

「貴方にはエリーが、シエリアいるわ!! 」
エリシアの言葉にリョウは顔を上げた。

「神があたえたの天使。」

の救い。」

「僕の救い…… 」

エリシアは畳み掛ける。

「見て、シエリアはよ!! 」

「リョウちんさんと幼く見える!! 」

、誰はばかることないお似合いのカップル!! 」
エリシアはシエリアを示す。

「僕の天使…… 」

「僕の救い…… 」

「僕を見捨てないで!! 」
リョウはシエリアに近づき、縋り付いた。

「リョウちんは私が守る!! 」
「エリちん。」

エリシアの洗脳説得により、シエリアとリョウの婚約が決まるのであった。

しおりを挟む
感想 56

あなたにおすすめの小説

王女に夢中な婚約者様、さようなら 〜自分を取り戻したあとの学園生活は幸せです! 〜

鳴宮野々花@書籍4作品発売中
恋愛
王立学園への入学をきっかけに、領地の屋敷から王都のタウンハウスへと引っ越した、ハートリー伯爵家の令嬢ロザリンド。婚約者ルパートとともに始まるはずの学園生活を楽しみにしていた。 けれど現実は、王女殿下のご機嫌を取るための、ルパートからの理不尽な命令の連続。 「かつらと黒縁眼鏡の着用必須」「王女殿下より目立つな」「見目の良い男性、高位貴族の子息らと会話をするな」……。 ルパートから渡された「禁止事項一覧表」に縛られ、ロザリンドは期待とは真逆の、暗黒の学園生活を送ることに。 そんな日々の中での唯一の救いとなったのは、友人となってくれた冷静で聡明な公爵令嬢、ノエリスの存在だった。 学期末、ロザリンドはついにルパートの怒りを買い、婚約破棄を言い渡される。 けれど、深く傷つきながら長期休暇を迎えたロザリンドのもとに届いたのは、兄の友人であり王国騎士団に属する公爵令息クライヴからの婚約の申し出だった。 暗黒の一学期が嘘のように、幸せな長期休暇を過ごしたロザリンド。けれど新学期を迎えると、エメライン王女が接触してきて……。 ※長くなりそうだったら長編に変更します。 ※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。

ローザとフラン ~奪われた側と奪った側~

水無月あん
恋愛
私は伯爵家の娘ローザ。同じ年の侯爵家のダリル様と婚約している。が、ある日、私とはまるで性格が違う従姉妹のフランを預かることになった。距離が近づく二人に心が痛む……。 婚約者を奪われた側と奪った側の二人の少女のお話です。 5話で完結の短いお話です。 いつもながら、ゆるい設定のご都合主義です。 お暇な時にでも、お気軽に読んでいただければ幸いです。よろしくお願いします。

旦那様に学園時代の隠し子!? 娘のためフローレンスは笑う-昔の女は引っ込んでなさい!

恋せよ恋
恋愛
結婚五年目。 誰もが羨む夫婦──フローレンスとジョシュアの平穏は、 三歳の娘がつぶやいた“たった一言”で崩れ落ちた。 「キャ...ス...といっしょ?」 キャス……? その名を知るはずのない我が子が、どうして? 胸騒ぎはやがて確信へと変わる。 夫が隠し続けていた“女の影”が、 じわりと家族の中に染み出していた。 だがそれは、いま目の前の裏切りではない。 学園卒業の夜──婚約前の学園時代の“あの過ち”。 その一夜の結果は、静かに、確実に、 フローレンスの家族を壊しはじめていた。 愛しているのに疑ってしまう。 信じたいのに、信じられない。 夫は嘘をつき続け、女は影のように フローレンスの生活に忍び寄る。 ──私は、この結婚を守れるの? ──それとも、すべてを捨ててしまうべきなの? 秘密、裏切り、嫉妬、そして母としての戦い。 真実が暴かれたとき、愛は修復か、崩壊か──。 🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。 🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。 🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。 🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。 🔶 いいね❤️励みになります!ありがとうございます!

気づいたときには遅かったんだ。

水瀬瑠奈
恋愛
 「大好き」が永遠だと、なぜ信じていたのだろう。

【完結】本当に愛していました。さようなら

梅干しおにぎり
恋愛
本当に愛していた彼の隣には、彼女がいました。 2話完結です。よろしくお願いします。

もう何も信じられない

ミカン♬
恋愛
ウェンディは同じ学年の恋人がいる。彼は伯爵令息のエドアルト。1年生の時に学園の図書室で出会って二人は友達になり、仲を育んで恋人に発展し今は卒業後の婚約を待っていた。 ウェンディは平民なのでエドアルトの家からは反対されていたが、卒業して互いに気持ちが変わらなければ婚約を認めると約束されたのだ。 その彼が他の令嬢に恋をしてしまったようだ。彼女はソーニア様。ウェンディよりも遥かに可憐で天使のような男爵令嬢。 「すまないけど、今だけ自由にさせてくれないか」 あんなに愛を囁いてくれたのに、もう彼の全てが信じられなくなった。

君を幸せにする、そんな言葉を信じた私が馬鹿だった

白羽天使
恋愛
学園生活も残りわずかとなったある日、アリスは婚約者のフロイドに中庭へと呼び出される。そこで彼が告げたのは、「君に愛はないんだ」という残酷な一言だった。幼いころから将来を約束されていた二人。家同士の結びつきの中で育まれたその関係は、アリスにとって大切な生きる希望だった。フロイドもまた、「君を幸せにする」と繰り返し口にしてくれていたはずだったのに――。

貴方なんて大嫌い

ララ愛
恋愛
婚約をして5年目でそろそろ結婚の準備の予定だったのに貴方は最近どこかの令嬢と いつも一緒で私の存在はなんだろう・・・2人はむつまじく愛し合っているとみんなが言っている それなら私はもういいです・・・貴方なんて大嫌い

処理中です...