21 / 45
楽しい旅行。
リョウ対シエリア。
しおりを挟む
「なによ!! このお子さま!! 」
「僕の何処が、お子さまだ!! エドワードと同い年の社会人だ!! この、ちぐはぐ!! 」
ムッとしてするシエリアに、リョウは大人げなく言い返す。
「エドワードさまと? 」
「そうだ!! 」
リョウはどうだとばかり胸を張ってみせる。
「ぷぷっ!! 」
その姿にシエリアは吹き出した。
「あなたこそ、ちぐはぐじゃない!! 年齢と姿があってないわ!! 」
「う、うるさい!! 祖国では、コレが普通だ!! 」
その通りであった。背は少し低いほうだが東洋では普通に年相応に見られるが、西洋では顔の彫りが浅い分彼は若く見られていた。
見た感じ、16歳位に見られていた。シエリアもロリ系なので若く見られ、リョウと並べば同年代の青少年である。
エリシアの目の前で繰り広げられる、シエリアとリョウの喧嘩はさしずめカワイイ犬と猫の喧嘩に見える。
「くすっ…… リョウさんて、カワイイ方ですね。」
『ドキッ!! 』
エリシアの言葉にエドワードは焦った。まさか、見た目お子様のリョウに【リョウにエリシアをさらわれる】かも知れないかと。
「シエリア嬢!! 」
エドワードはシエリアに近づき、名お呼び両手で右手を掴んだ。
「エ、エドワード様? 」
(どうして、シエリアの手を? やっぱりシエリアのことを…… )
ギュッと胸のあたりで祈るようにエリシアは手を組んだ。
突然手を取られたシエリアは驚きのあまりエドワードを見ると、手にカサリと紙の感覚が。
「シエリア嬢、頼む!! 」
「任せて、義理兄さま!! 」
シエリアは総てを察した。シエリアは感のいい子である。エリシアがカワイもの好きなのは知っている、目の前で『キャンキャン』騒いでいるリョウは見た目カワイイ。エリシアがリョウに興味を持ったその事に、エドワードが焦りを感じている事も。
(決して、恋愛感情じゃないと思うけど。小動物感覚? )
シエリアはニコッと、笑う。手に感じる紙の感覚に。
「お子さま、お子さま、ちぐはぐ、お子さま~~!! 」
「なんだと!! 僕は、お子様ではない!! ちぐはぐはお前だろ!! 」
シエリアは、リョウを煽って走り出した。その後をリョウも叫んで追いかける。
「きゃ~~!! お小遣い、ゲットよ~~!! 」
「誰が、お小遣いだ!! 」
手にお札を持って商店街へと走り去るシエリア。その後をリョウが追いかける。
「シエリア…… 」
呆然と走り去った二人を見ていたエリシアのもとにエドワードは戻ってきた。
「シエリア嬢に、お小遣いを渡したんだ。」
「お小遣い? 」
そう言えばシエリアが『お小遣い』と、叫んでいたなとエリシアは思った。
「シエリア嬢の事は、リョウに任せよう。」
「大丈夫かしら…… 」
エリシアは少し不安に思う。なにせ二人は、見た目は青少年。
「子供見えても、リョウは成人した社会人だから大丈夫だよ。」
「エドワード様と、同い年でしたね。シエリアも成人しているし。」
エリシアとシエリアは双子であったが、どうしても見た目もお子様であるので感覚的に年下の妹に思えて仕方がなかった。
「俺と、二人っきりは嫌かな? 」
「二人っきり…… エドワード様と。」
ぽっと、エリシアの頬が赤く染まる。あまりのエリシアの可愛さに、エドワードは拳で口元を押さえた。
(ありがとうシエリア嬢。まさか、君の存在に此処まで感謝するとは思わなかった。)
もしシエリアが付いてこなければ、護衛を雇われたかかもしれない。もし、シエリアが付いてこなければ、今頃リョウにリア充爆破っさせられていたかもしれない。
「行こう、エリシア。」
「はい。」
そして二人は手を取り合い、念願の恋人つなぎをして歩くのであった。
「僕の何処が、お子さまだ!! エドワードと同い年の社会人だ!! この、ちぐはぐ!! 」
ムッとしてするシエリアに、リョウは大人げなく言い返す。
「エドワードさまと? 」
「そうだ!! 」
リョウはどうだとばかり胸を張ってみせる。
「ぷぷっ!! 」
その姿にシエリアは吹き出した。
「あなたこそ、ちぐはぐじゃない!! 年齢と姿があってないわ!! 」
「う、うるさい!! 祖国では、コレが普通だ!! 」
その通りであった。背は少し低いほうだが東洋では普通に年相応に見られるが、西洋では顔の彫りが浅い分彼は若く見られていた。
見た感じ、16歳位に見られていた。シエリアもロリ系なので若く見られ、リョウと並べば同年代の青少年である。
エリシアの目の前で繰り広げられる、シエリアとリョウの喧嘩はさしずめカワイイ犬と猫の喧嘩に見える。
「くすっ…… リョウさんて、カワイイ方ですね。」
『ドキッ!! 』
エリシアの言葉にエドワードは焦った。まさか、見た目お子様のリョウに【リョウにエリシアをさらわれる】かも知れないかと。
「シエリア嬢!! 」
エドワードはシエリアに近づき、名お呼び両手で右手を掴んだ。
「エ、エドワード様? 」
(どうして、シエリアの手を? やっぱりシエリアのことを…… )
ギュッと胸のあたりで祈るようにエリシアは手を組んだ。
突然手を取られたシエリアは驚きのあまりエドワードを見ると、手にカサリと紙の感覚が。
「シエリア嬢、頼む!! 」
「任せて、義理兄さま!! 」
シエリアは総てを察した。シエリアは感のいい子である。エリシアがカワイもの好きなのは知っている、目の前で『キャンキャン』騒いでいるリョウは見た目カワイイ。エリシアがリョウに興味を持ったその事に、エドワードが焦りを感じている事も。
(決して、恋愛感情じゃないと思うけど。小動物感覚? )
シエリアはニコッと、笑う。手に感じる紙の感覚に。
「お子さま、お子さま、ちぐはぐ、お子さま~~!! 」
「なんだと!! 僕は、お子様ではない!! ちぐはぐはお前だろ!! 」
シエリアは、リョウを煽って走り出した。その後をリョウも叫んで追いかける。
「きゃ~~!! お小遣い、ゲットよ~~!! 」
「誰が、お小遣いだ!! 」
手にお札を持って商店街へと走り去るシエリア。その後をリョウが追いかける。
「シエリア…… 」
呆然と走り去った二人を見ていたエリシアのもとにエドワードは戻ってきた。
「シエリア嬢に、お小遣いを渡したんだ。」
「お小遣い? 」
そう言えばシエリアが『お小遣い』と、叫んでいたなとエリシアは思った。
「シエリア嬢の事は、リョウに任せよう。」
「大丈夫かしら…… 」
エリシアは少し不安に思う。なにせ二人は、見た目は青少年。
「子供見えても、リョウは成人した社会人だから大丈夫だよ。」
「エドワード様と、同い年でしたね。シエリアも成人しているし。」
エリシアとシエリアは双子であったが、どうしても見た目もお子様であるので感覚的に年下の妹に思えて仕方がなかった。
「俺と、二人っきりは嫌かな? 」
「二人っきり…… エドワード様と。」
ぽっと、エリシアの頬が赤く染まる。あまりのエリシアの可愛さに、エドワードは拳で口元を押さえた。
(ありがとうシエリア嬢。まさか、君の存在に此処まで感謝するとは思わなかった。)
もしシエリアが付いてこなければ、護衛を雇われたかかもしれない。もし、シエリアが付いてこなければ、今頃リョウにリア充爆破っさせられていたかもしれない。
「行こう、エリシア。」
「はい。」
そして二人は手を取り合い、念願の恋人つなぎをして歩くのであった。
114
あなたにおすすめの小説
(本編完結・番外編更新中)あの時、私は死にました。だからもう私のことは忘れてください。
水無月あん
恋愛
本編完結済み。
6/5 他の登場人物視点での番外編を始めました。よろしくお願いします。
王太子の婚約者である、公爵令嬢のクリスティーヌ・アンガス。両親は私には厳しく、妹を溺愛している。王宮では厳しい王太子妃教育。そんな暮らしに耐えられたのは、愛する婚約者、ムルダー王太子様のため。なのに、異世界の聖女が来たら婚約解消だなんて…。
私のお話の中では、少しシリアスモードです。いつもながら、ゆるゆるっとした設定なので、お気軽に楽しんでいただければ幸いです。本編は3話で完結。よろしくお願いいたします。
※お気に入り登録、エール、感想もありがとうございます! 大変励みになります!
(本編完結)無表情の美形王子に婚約解消され、自由の身になりました! なのに、なんで、近づいてくるんですか?
水無月あん
恋愛
本編は完結してます。8/6より、番外編はじめました。よろしくお願いいたします。
私は、公爵令嬢のアリス。ピンク頭の女性を腕にぶら下げたルイス殿下に、婚約解消を告げられました。美形だけれど、無表情の婚約者が苦手だったので、婚約解消はありがたい! はれて自由の身になれて、うれしい! なのに、なぜ、近づいてくるんですか? 私に興味なかったですよね? 無表情すぎる、美形王子の本心は? こじらせ、ヤンデレ、執着っぽいものをつめた、ゆるゆるっとした設定です。お気軽に楽しんでいただければ、嬉しいです。
三年の想いは小瓶の中に
月山 歩
恋愛
結婚三周年の記念日だと、邸の者達がお膳立てしてくれた二人だけのお祝いなのに、その中心で一人夫が帰らない現実を受け入れる。もう彼を諦める潮時かもしれない。だったらこれからは自分の人生を大切にしよう。アレシアは離縁も覚悟し、邸を出る。
※こちらの作品は契約上、内容の変更は不可であることを、ご理解ください。
私は彼に選ばれなかった令嬢。なら、自分の思う通りに生きますわ
みゅー
恋愛
私の名前はアレクサンドラ・デュカス。
婚約者の座は得たのに、愛されたのは別の令嬢。社交界の噂に翻弄され、命の危険にさらされ絶望の淵で私は前世の記憶を思い出した。
これは、誰かに決められた物語。ならば私は、自分の手で運命を変える。
愛も権力も裏切りも、すべて巻き込み、私は私の道を生きてみせる。
毎日20時30分に投稿
殿下、幼馴染の令嬢を大事にしたい貴方の恋愛ごっこにはもう愛想が尽きました。
和泉鷹央
恋愛
雪国の祖国を冬の猛威から守るために、聖女カトリーナは病床にふせっていた。
女神様の結界を張り、国を温暖な気候にするためには何か犠牲がいる。
聖女の健康が、その犠牲となっていた。
そんな生活をして十年近く。
カトリーナの許嫁にして幼馴染の王太子ルディは婚約破棄をしたいと言い出した。
その理由はカトリーナを救うためだという。
だが本当はもう一人の幼馴染、フレンヌを王妃に迎えるために、彼らが仕組んだ計略だった――。
他の投稿サイトでも投稿しています。
私は貴方を許さない
白湯子
恋愛
甘やかされて育ってきたエリザベータは皇太子殿下を見た瞬間、前世の記憶を思い出す。無実の罪を着させられ、最期には断頭台で処刑されたことを。
前世の記憶に酷く混乱するも、優しい義弟に支えられ今世では自分のために生きようとするが…。
一年だけの夫婦でも私は幸せでした。
クロユキ
恋愛
騎士のブライドと結婚をしたフローズンは夫がまだ婚約者だった姉を今でも想っている事を知っていた。
フローズンとブライドは政略結婚で結婚式当日にブライドの婚約者だった姉が姿を消してしまった。
フローズンは姉が戻るまでの一年の夫婦の生活が始まった。
更新が不定期です。誤字脱字がありますが宜しくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる