150 / 266
第6章……復讐の勇者編
141話……勇者クリード
しおりを挟む
「副業【勇者】?」
まぁサーシャ救出、勇者殺害のついでに魔王も倒そうかと思ってる感じだから副業はむしろ正解なのか?
勇者たちの遺体を集めて炎の魔法を使い荼毘に付す。
成仏しなさいよ。
『マスター、お疲れ様でした』
「ウルトもお疲れ様、ありがとな」
ウルトの近くには数人? 数体? の魔族が転がっている。
増援に来た魔族をウルトが片付けてくれたのだろう。
「サーシャは起きてる?」
『はい、中でお待ちです』
マジか、時間かけすぎたかな……
あんまり見られたくなかったんだけど、まぁ仕方ない。
「クリード様!」
ウルトに乗り込むとどこかの聖女に回復魔法を掛けていたサーシャがこちらに掛けてきた。
「大丈夫だった? 何もされてない?」
「はい、ほとんど眠らされていたようで……ご迷惑をおかけしました!」
頭を下げようとするサーシャを手で制して止めさせる。
「それはサーシャのせいじゃないよ。だから気にしないで」
「でも私のせいで……」
下を向いてだんだんと声が小さくなっていく。
ケイトのことかな? リンから聞かされたのかな?
「それは違うよ。アレはサーシャのせいなんかじゃなくてアイツらのせいであり守れなかった俺のせいだ」
俺がもっと強ければ失うことも攫われることも無かったはず。
「でも……」
「そういうのは後にしよう。まずは、この2人を起こしてやる事やってしまおう」
勇者の代わりに魔王討伐やらないとね。
「はい……わかりました」
サーシャが治療に戻ると入れ替わりにリンがこちらにやって来る。
「お疲れ様。終わったわね」
「お疲れ、一旦ね。この後もあるけど」
「そうね……あたしたちで勝てるかしら?」
「それは大丈夫さ」
リンは不安そうな顔をしているので安心させるため力強く答えておく。
さっきの戦いで大量に職業とスキルを得た、なんせ副業勇者だし。
それになにより俺が強化されたことでその分ウルトも強化されているはず……
勇者の力を得た俺の力を使えるウルトなら魔王くらい何とかなるだろ。
「……そうね、クリードが居ればどうにかなりそうね」
「いやまぁ……俺よりウルトがね」
「ウルトもだけど、勇者たちを1人であっさり倒したクリードが居ればって安心できるのよ」
「いや……弱かったよ? 予想より遥かに弱かったよ?」
正直レベル上げも迷宮攻略も必要なかったと思う。
【精神攻撃】や【腐食攻撃】は役に立ったけど戦いに必要だったかと言われると必要無かったし……
耐性系もそもそも攻撃受けてないから不要だったしね。
どうしてこの程度の強さで魔王に勝てると判断して魔王領に踏み込んだのかさっぱり分からない……
「それでクリード、どんなスキルを手に入れられたの?」
「戦闘中だったからあんまり覚えてないな……副業に勇者が追加されたのは覚えてるけど」
さすがに副業勇者はパワーワード過ぎた。
「確認してみましょう」
先程とは打って変わって何故かリンがノリノリだ。
「そうだね。ステータスオープン」
◇◆
名前……レオ・クリイド レベル100 称号【超越者】
職業……(本業)トラック運転手(副業)剣鬼、忍者、賢者、聖騎士、勇者
年齢……21
生命力……SS 魔力……SS 筋力………SS 素早さ……SS 耐久力……SS 魔攻……SS 魔防……SS
スキル
(身体能力系)
【身体強化(極)】【タイタン】【ヘルメス】【アイギス】【瞬間加速・停止】【絶倫(強)】【生命力強化(大)】【俊敏】【回復力強化(大)】【限界突破】
(魔法系)
【魔法適正(聖属性を除く全て)】【魔力吸収(極)】【トリプルマジック】【魔法威力上昇(極)】【合成魔法】【魔力極大ブースト】【精霊召喚】【忍術】
(感覚系)
【気配察知(極)】【直感強化(特)】【知覚強化(特)】【魔力視】【弱点看破(極)】【見切り(極)】【魔力感知(上)】【五感強化】【闇視】【傲慢なる者の瞳】【思考共有】
(耐性)
【痛覚鈍化】【物理攻撃耐性】【魔法攻撃耐性】【状態異常耐性(強)】【毒無効】
(攻撃)
【剣術(神)】【斧術(特)】【槍術(上)】
【魔力撃(極)】【精神攻撃】【状態異常攻撃】【腐食攻撃】【毒攻撃】【投擲】【闘気剣】
(防御)
【盾術(特)】【闘気盾】【衝撃緩和(上)】【攻撃反射(上)】【不動】【騎士の矜恃】【挑発(上)】
(特殊)
【トラック召喚】【トラック完全支配】【無限積載】【魔剣召喚】【暗器召喚】【聖盾召喚】【聖剣召喚】
【天駆(上)】【隠密(上)】【自己再生】【糸生成】【テイム(極)】【捕食】【水中呼吸】【アイテムボックス】【ブースト】
◇◆
「なんじゃこりゃ……」
「これは……予想外ね……」
ツッコミどころがありすぎてどこからツッコめばいいのやら……
「レベル100?」
99でカンストじゃ無かったの? それに称号とか付いてるし……
【超越者】ってもしかしてレベル99を超えたからってこと?
リンと2人でワイワイとステータスを見ているとサーシャが興味を惹かれたのかこちらの様子を見に来た。
「サーシャちゃん、コレ見てみて」
「クリード様のステータスですか?」
リンに促され覗き込む。
「……え?」
上から下へと視線が移動していたがある一点で視線の動きが止まった。
「なんですかこのレベルと職業……」
そこだよね、まずそこだよね。
「どうしてこんなレベルと職業が? それに称号【超越者】とは?」
「分からない。なんか勇者たち全員斬ったらこうなったとしか……」
サーシャは変な顔をしてそのまま視線を下に滑らせていく。
「……信じられません」
「よね、いくらなんでもこれは無いわよね」
「俺もそう思います」
ごもっとも。
「それで……クリード様は魔王と戦うのですよね?」
話の流れを変えるためか一度咳払いをしてからサーシャが尋ねてきた。
「あぁ、今なら負ける気もしないしね。ウルトも居るし……それで頼みがあるんだけど」
「はい。【聖浄化結界】はお任せ下さい。必要とあらば【聖女の祈り】の使用も覚悟は出来ております」
「いや……」
【聖浄化結界】は頼みたいけど【聖女の祈り】に関しては使わない覚悟をして欲しい。
「【聖女の祈り】はまぁ必要ないと思う。【聖浄化結界】を3人で使ってもらうことは出来るかな?」
「3人で……なるほど」
納得の表情でサーシャは頷いた。
「確かに1人より3人でなら効果は大きくなるかもしれません……考えたこともありませんでした」
「勇者が問題無く魔王を倒せるのなら考える必要も無いかもね。聖女が【聖女の祈り】を使って亡くなるのは名誉なんだろ?」
「はい。聖女はその為に存在していると教えられてきました」
死ぬために……か。
「そんなことは俺が許さない。だからあの2人にも協力をお願いしよう」
「そうですね」
俺たちは未だにヒソヒソしている2人の聖女に近付いていく。
まぁサーシャ救出、勇者殺害のついでに魔王も倒そうかと思ってる感じだから副業はむしろ正解なのか?
勇者たちの遺体を集めて炎の魔法を使い荼毘に付す。
成仏しなさいよ。
『マスター、お疲れ様でした』
「ウルトもお疲れ様、ありがとな」
ウルトの近くには数人? 数体? の魔族が転がっている。
増援に来た魔族をウルトが片付けてくれたのだろう。
「サーシャは起きてる?」
『はい、中でお待ちです』
マジか、時間かけすぎたかな……
あんまり見られたくなかったんだけど、まぁ仕方ない。
「クリード様!」
ウルトに乗り込むとどこかの聖女に回復魔法を掛けていたサーシャがこちらに掛けてきた。
「大丈夫だった? 何もされてない?」
「はい、ほとんど眠らされていたようで……ご迷惑をおかけしました!」
頭を下げようとするサーシャを手で制して止めさせる。
「それはサーシャのせいじゃないよ。だから気にしないで」
「でも私のせいで……」
下を向いてだんだんと声が小さくなっていく。
ケイトのことかな? リンから聞かされたのかな?
「それは違うよ。アレはサーシャのせいなんかじゃなくてアイツらのせいであり守れなかった俺のせいだ」
俺がもっと強ければ失うことも攫われることも無かったはず。
「でも……」
「そういうのは後にしよう。まずは、この2人を起こしてやる事やってしまおう」
勇者の代わりに魔王討伐やらないとね。
「はい……わかりました」
サーシャが治療に戻ると入れ替わりにリンがこちらにやって来る。
「お疲れ様。終わったわね」
「お疲れ、一旦ね。この後もあるけど」
「そうね……あたしたちで勝てるかしら?」
「それは大丈夫さ」
リンは不安そうな顔をしているので安心させるため力強く答えておく。
さっきの戦いで大量に職業とスキルを得た、なんせ副業勇者だし。
それになにより俺が強化されたことでその分ウルトも強化されているはず……
勇者の力を得た俺の力を使えるウルトなら魔王くらい何とかなるだろ。
「……そうね、クリードが居ればどうにかなりそうね」
「いやまぁ……俺よりウルトがね」
「ウルトもだけど、勇者たちを1人であっさり倒したクリードが居ればって安心できるのよ」
「いや……弱かったよ? 予想より遥かに弱かったよ?」
正直レベル上げも迷宮攻略も必要なかったと思う。
【精神攻撃】や【腐食攻撃】は役に立ったけど戦いに必要だったかと言われると必要無かったし……
耐性系もそもそも攻撃受けてないから不要だったしね。
どうしてこの程度の強さで魔王に勝てると判断して魔王領に踏み込んだのかさっぱり分からない……
「それでクリード、どんなスキルを手に入れられたの?」
「戦闘中だったからあんまり覚えてないな……副業に勇者が追加されたのは覚えてるけど」
さすがに副業勇者はパワーワード過ぎた。
「確認してみましょう」
先程とは打って変わって何故かリンがノリノリだ。
「そうだね。ステータスオープン」
◇◆
名前……レオ・クリイド レベル100 称号【超越者】
職業……(本業)トラック運転手(副業)剣鬼、忍者、賢者、聖騎士、勇者
年齢……21
生命力……SS 魔力……SS 筋力………SS 素早さ……SS 耐久力……SS 魔攻……SS 魔防……SS
スキル
(身体能力系)
【身体強化(極)】【タイタン】【ヘルメス】【アイギス】【瞬間加速・停止】【絶倫(強)】【生命力強化(大)】【俊敏】【回復力強化(大)】【限界突破】
(魔法系)
【魔法適正(聖属性を除く全て)】【魔力吸収(極)】【トリプルマジック】【魔法威力上昇(極)】【合成魔法】【魔力極大ブースト】【精霊召喚】【忍術】
(感覚系)
【気配察知(極)】【直感強化(特)】【知覚強化(特)】【魔力視】【弱点看破(極)】【見切り(極)】【魔力感知(上)】【五感強化】【闇視】【傲慢なる者の瞳】【思考共有】
(耐性)
【痛覚鈍化】【物理攻撃耐性】【魔法攻撃耐性】【状態異常耐性(強)】【毒無効】
(攻撃)
【剣術(神)】【斧術(特)】【槍術(上)】
【魔力撃(極)】【精神攻撃】【状態異常攻撃】【腐食攻撃】【毒攻撃】【投擲】【闘気剣】
(防御)
【盾術(特)】【闘気盾】【衝撃緩和(上)】【攻撃反射(上)】【不動】【騎士の矜恃】【挑発(上)】
(特殊)
【トラック召喚】【トラック完全支配】【無限積載】【魔剣召喚】【暗器召喚】【聖盾召喚】【聖剣召喚】
【天駆(上)】【隠密(上)】【自己再生】【糸生成】【テイム(極)】【捕食】【水中呼吸】【アイテムボックス】【ブースト】
◇◆
「なんじゃこりゃ……」
「これは……予想外ね……」
ツッコミどころがありすぎてどこからツッコめばいいのやら……
「レベル100?」
99でカンストじゃ無かったの? それに称号とか付いてるし……
【超越者】ってもしかしてレベル99を超えたからってこと?
リンと2人でワイワイとステータスを見ているとサーシャが興味を惹かれたのかこちらの様子を見に来た。
「サーシャちゃん、コレ見てみて」
「クリード様のステータスですか?」
リンに促され覗き込む。
「……え?」
上から下へと視線が移動していたがある一点で視線の動きが止まった。
「なんですかこのレベルと職業……」
そこだよね、まずそこだよね。
「どうしてこんなレベルと職業が? それに称号【超越者】とは?」
「分からない。なんか勇者たち全員斬ったらこうなったとしか……」
サーシャは変な顔をしてそのまま視線を下に滑らせていく。
「……信じられません」
「よね、いくらなんでもこれは無いわよね」
「俺もそう思います」
ごもっとも。
「それで……クリード様は魔王と戦うのですよね?」
話の流れを変えるためか一度咳払いをしてからサーシャが尋ねてきた。
「あぁ、今なら負ける気もしないしね。ウルトも居るし……それで頼みがあるんだけど」
「はい。【聖浄化結界】はお任せ下さい。必要とあらば【聖女の祈り】の使用も覚悟は出来ております」
「いや……」
【聖浄化結界】は頼みたいけど【聖女の祈り】に関しては使わない覚悟をして欲しい。
「【聖女の祈り】はまぁ必要ないと思う。【聖浄化結界】を3人で使ってもらうことは出来るかな?」
「3人で……なるほど」
納得の表情でサーシャは頷いた。
「確かに1人より3人でなら効果は大きくなるかもしれません……考えたこともありませんでした」
「勇者が問題無く魔王を倒せるのなら考える必要も無いかもね。聖女が【聖女の祈り】を使って亡くなるのは名誉なんだろ?」
「はい。聖女はその為に存在していると教えられてきました」
死ぬために……か。
「そんなことは俺が許さない。だからあの2人にも協力をお願いしよう」
「そうですね」
俺たちは未だにヒソヒソしている2人の聖女に近付いていく。
14
あなたにおすすめの小説
元皇子の寄り道だらけの逃避行 ~幽閉されたので国を捨てて辺境でゆっくりします~
下昴しん
ファンタジー
武力で領土を拡大するベギラス帝国に二人の皇子がいた。魔法研究に腐心する兄と、武力に優れ軍を指揮する弟。
二人の父である皇帝は、軍略会議を軽んじた兄のフェアを断罪する。
帝国は武力を求めていたのだ。
フェアに一方的に告げられた罪状は、敵前逃亡。皇帝の第一継承権を持つ皇子の座から一転して、罪人になってしまう。
帝都の片隅にある独房に幽閉されるフェア。
「ここから逃げて、田舎に籠るか」
給仕しか来ないような牢獄で、フェアは脱出を考えていた。
帝都においてフェアを超える魔法使いはいない。そのことを知っているのはごく限られた人物だけだった。
鍵をあけて牢を出ると、給仕に化けた義妹のマトビアが現れる。
「私も連れて行ってください、お兄様」
「いやだ」
止めるフェアに、強引なマトビア。
なんだかんだでベギラス帝国の元皇子と皇女の、ゆるすぎる逃亡劇が始まった──。
※カクヨム様、小説家になろう様でも投稿中。
『辺境伯一家の領地繁栄記』スキル育成記~最強双子、成長中~
鈴白理人
ファンタジー
ラザナキア王国の国民は【スキルツリー】という女神の加護を持つ。
そんな国の北に住むアクアオッジ辺境伯一家も例外ではなく、父は【掴みスキル】母は【育成スキル】の持ち主。
母のスキルのせいか、一家の子供たちは生まれたころから、派生スキルがポコポコ枝分かれし、スキルレベルもぐんぐん上がっていった。
双子で生まれた末っ子、兄のウィルフレッドの【精霊スキル】、妹のメリルの【魔法スキル】も例外なくレベルアップし、十五歳となった今、学園入学の秒読み段階を迎えていた──
前作→『辺境伯一家の領地繁栄記』序章:【動物スキル?】を持った辺境伯長男の場合
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
無魔力の令嬢、婚約者に裏切られた瞬間、契約竜が激怒して王宮を吹き飛ばしたんですが……
タマ マコト
ファンタジー
王宮の祝賀会で、無魔力と蔑まれてきた伯爵令嬢エリーナは、王太子アレクシオンから突然「婚約破棄」を宣告される。侍女上がりの聖女セレスが“新たな妃”として選ばれ、貴族たちの嘲笑がエリーナを包む。絶望に胸が沈んだ瞬間、彼女の奥底で眠っていた“竜との契約”が目を覚まし、空から白銀竜アークヴァンが降臨。彼はエリーナの涙に激怒し、王宮を半壊させるほどの力で彼女を守る。王国は震え、エリーナは自分が竜の真の主であるという運命に巻き込まれていく。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
迷宮に捨てられた俺、魔導ガチャを駆使して世界最強の大賢者へと至る〜
サイダーボウイ
ファンタジー
アスター王国ハワード伯爵家の次男ルイス・ハワードは、10歳の【魔力固定の儀】において魔法適性ゼロを言い渡され、実家を追放されてしまう。
父親の命令により、生還率が恐ろしく低い迷宮へと廃棄されたルイスは、そこで魔獣に襲われて絶体絶命のピンチに陥る。
そんなルイスの危機を救ってくれたのが、400年の時を生きる魔女エメラルドであった。
彼女が操るのは、ルイスがこれまでに目にしたことのない未発見の魔法。
その煌めく魔法の数々を目撃したルイスは、深い感動を覚える。
「今の自分が悔しいなら、生まれ変わるしかないよ」
そう告げるエメラルドのもとで、ルイスは努力によって人生を劇的に変化させていくことになる。
これは、未発見魔法の列挙に挑んだ少年が、仲間たちとの出会いを通じて成長し、やがて世界の命運を動かす最強の大賢者へと至る物語である。
『辺境伯一家の領地繁栄記』序章:【動物スキル?】を持った辺境伯長男の場合
鈴白理人
ファンタジー
北の辺境で雨漏りと格闘中のアーサーは、貧乏領主の長男にして未来の次期辺境伯。
国民には【スキルツリー】という加護があるけれど、鑑定料は銀貨五枚。そんな贅沢、うちには無理。
でも最近──猫が雨漏りポイントを教えてくれたり、鳥やミミズとも会話が成立してる気がする。
これってもしかして【動物スキル?】
笑って働く貧乏大家族と一緒に、雨漏り屋敷から始まる、のんびりほのぼの領地改革物語!
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる