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第6章……復讐の勇者編
157話……帝国へ
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ライノス家の前に転移で現れた瞬間、ライノス家の門番が緊張した面持ちで警戒を露にした。
「何者……サーシャお嬢様?」
門番は慌てて腰の剣に伸ばした手を引っ込め頭を下げる。
「申し訳ありませんでした! まさかお嬢様だとは思わず……」
「あ、頭を上げてください! いきなり転移で現れた私たちに非があるのですから!」
サーシャがあたふたしている。珍しいものが見れた。
「もう! クリード様! 少しは考えて転移してください!」
「ごめんごめん、次から気をつけるよ」
呼び方が戻っていることを突っ込むのは野暮だな。
「他に人が居なかったから良かったですが、人がいたらどうするのですか?」
「ちゃんと転移する直前に【傲慢なる者の瞳】で人が居ないのは確認したよ?」
通行人がいたら危ないからね。
「なんでその気遣いを……もぅいいです。次からは気を付けてくださいね!」
「分かりました、ごめんなさい」
ちょっと調子に乗りすぎたな、反省しないと。
サーシャから説教されているうちに門番が連絡したのだろう、屋敷内からメイドが出てきて俺たちをアンドレイさんの下まで案内してくれた。
「おはようございます。お父様、お兄様」
「おはようございます」
執務室に入ると、アンドレイさんとアンドレイさんの息子でサーシャの兄であるアレクセイが書類を見ながら何かを話していた。
「おや? おはようレオくん、サーシャ。こんな朝からどうしたんだい?」
「おはようレオ、サーシャ。こんな早くから遊びに来たのかい?」
アンドレイさんは不思議そうに、アレクセイは嬉しそうに挨拶を返してくる。
「遊びに来たんじゃないんだ、実は帝国に向かうにあたって連絡手段を確保しておこうと思いまして」
懐からタブレットを取り出して2人に見せる。
「連絡手段? それにそれは?」
「これは俺の元居た世界の道具です。これがあれば俺の持っている他の道具と繋いで離れた場所に居ても会話が可能になります」
逆の手でスマホを取り出して見せる。
2人はスマホとタブレットを見比べて不思議そうな顔をしている。
「では使い方を説明しますね……アレクセイも聞いといてくれ」
ちなみにアレクセイとは同い年だ。
結婚式の前に顔合わせをして以来割と仲良くしている。
「まずはここのボタンを押して……」
簡単にタブレットの使い方を説明する。
ウルトがらくらくフォン以上に簡単に操作出来るようにしているので分からないということは無いと思いたい。
何度かタブレットからスマホに向けて電話を掛けてみたり、サーシャが別の部屋に移動して会話してみたりと実演するとすぐに使い方を覚えたようだ。
「これは……とても便利な物だね。レオくんの居た世界ではこんな道具がたくさんあるのかい?」
「そうですね、スマホやタブレットは国民の大半が持ってたんじゃないですかね? 何時でも何処でも家族や知り合いと会話出来て見ている景色を共有出来ていましたね」
スマホ以外にも便利な道具はいくらでもあるけど説明が難しいし紹介する必要も無いだろう。
「すごい世界だな……」
「まあ想像出来ないでしょうね、俺たちの世界の住人からしても、魔物が跋扈して魔法が存在する世界なんて御伽噺みたいなものですし」
「そういうものか……」
俺の説明に納得したようにアンドレイさんは頷く。
「では俺たちは帝国に向かいますのでこれで失礼します……アレクセイ、また遊びに来るよ」
「待ってるよ。今度はサーシャとの子供を連れてきてね」
「産まれるまで来るなってことか?」
軽く冗談を言い合って部屋を後にする。
サーシャは真っ赤になって俯いていた。アレクセイのせいだな。
玄関を出た所で今度は自宅の庭に向けて転移を発動、徒歩0分で帰宅する。
「ただいま」
「早かったわね……ってなんでサーシャちゃん真っ赤なの?」
「アレクセイにからかわれてね。じゃあ出発しようと思うんだけど……準備はいい?」
俺がそう聞くと、全員が肯定した。
「そういえばどうやって行く? 帝都の目の前まで転移で行くことも出来るけど……それは不味いよな?」
「それは不味いわね。聖都の外まで転移してそこからウルトでのんびり行けばいいんじゃないかしら?」
うーむ……さっさと行って迷宮を攻略したいんだけど……
「昨日も思ったけど、レオは少し焦りすぎよ。もっと余裕を持たないといざという時に失敗しちゃうわよ?」
「焦りすぎか……そうかもしれないな」
一刻も早く帝国の迷宮を攻略して神の座に行くことばかり考えていたかもしれない……
ベラやイリアーナも含め俺の願いは知っている。
そればかり見ているのはよめーずみんなに失礼でもあるな。
それにトラック運転手は焦ってはならない。
焦ると碌なことが無いことは知っているはずなのにな。
「分かった、ちょっと冷静じゃ無かったかも……ありがとうリン」
「どういたしまして。貴方を支えるのがあたしたちの仕事なんだからもっと頼ってもいいのよ?」
「はは……頼りにしてるよ」
さて、改めて出発しようか。
【傲慢なる者の瞳】を使って目標地点を確認、周りに人影無し。
「じゃあ行こうか」
全員で円になり手を繋ぐ。
しっかりと繋いでいることを確認して転移を発動した。
「何者……サーシャお嬢様?」
門番は慌てて腰の剣に伸ばした手を引っ込め頭を下げる。
「申し訳ありませんでした! まさかお嬢様だとは思わず……」
「あ、頭を上げてください! いきなり転移で現れた私たちに非があるのですから!」
サーシャがあたふたしている。珍しいものが見れた。
「もう! クリード様! 少しは考えて転移してください!」
「ごめんごめん、次から気をつけるよ」
呼び方が戻っていることを突っ込むのは野暮だな。
「他に人が居なかったから良かったですが、人がいたらどうするのですか?」
「ちゃんと転移する直前に【傲慢なる者の瞳】で人が居ないのは確認したよ?」
通行人がいたら危ないからね。
「なんでその気遣いを……もぅいいです。次からは気を付けてくださいね!」
「分かりました、ごめんなさい」
ちょっと調子に乗りすぎたな、反省しないと。
サーシャから説教されているうちに門番が連絡したのだろう、屋敷内からメイドが出てきて俺たちをアンドレイさんの下まで案内してくれた。
「おはようございます。お父様、お兄様」
「おはようございます」
執務室に入ると、アンドレイさんとアンドレイさんの息子でサーシャの兄であるアレクセイが書類を見ながら何かを話していた。
「おや? おはようレオくん、サーシャ。こんな朝からどうしたんだい?」
「おはようレオ、サーシャ。こんな早くから遊びに来たのかい?」
アンドレイさんは不思議そうに、アレクセイは嬉しそうに挨拶を返してくる。
「遊びに来たんじゃないんだ、実は帝国に向かうにあたって連絡手段を確保しておこうと思いまして」
懐からタブレットを取り出して2人に見せる。
「連絡手段? それにそれは?」
「これは俺の元居た世界の道具です。これがあれば俺の持っている他の道具と繋いで離れた場所に居ても会話が可能になります」
逆の手でスマホを取り出して見せる。
2人はスマホとタブレットを見比べて不思議そうな顔をしている。
「では使い方を説明しますね……アレクセイも聞いといてくれ」
ちなみにアレクセイとは同い年だ。
結婚式の前に顔合わせをして以来割と仲良くしている。
「まずはここのボタンを押して……」
簡単にタブレットの使い方を説明する。
ウルトがらくらくフォン以上に簡単に操作出来るようにしているので分からないということは無いと思いたい。
何度かタブレットからスマホに向けて電話を掛けてみたり、サーシャが別の部屋に移動して会話してみたりと実演するとすぐに使い方を覚えたようだ。
「これは……とても便利な物だね。レオくんの居た世界ではこんな道具がたくさんあるのかい?」
「そうですね、スマホやタブレットは国民の大半が持ってたんじゃないですかね? 何時でも何処でも家族や知り合いと会話出来て見ている景色を共有出来ていましたね」
スマホ以外にも便利な道具はいくらでもあるけど説明が難しいし紹介する必要も無いだろう。
「すごい世界だな……」
「まあ想像出来ないでしょうね、俺たちの世界の住人からしても、魔物が跋扈して魔法が存在する世界なんて御伽噺みたいなものですし」
「そういうものか……」
俺の説明に納得したようにアンドレイさんは頷く。
「では俺たちは帝国に向かいますのでこれで失礼します……アレクセイ、また遊びに来るよ」
「待ってるよ。今度はサーシャとの子供を連れてきてね」
「産まれるまで来るなってことか?」
軽く冗談を言い合って部屋を後にする。
サーシャは真っ赤になって俯いていた。アレクセイのせいだな。
玄関を出た所で今度は自宅の庭に向けて転移を発動、徒歩0分で帰宅する。
「ただいま」
「早かったわね……ってなんでサーシャちゃん真っ赤なの?」
「アレクセイにからかわれてね。じゃあ出発しようと思うんだけど……準備はいい?」
俺がそう聞くと、全員が肯定した。
「そういえばどうやって行く? 帝都の目の前まで転移で行くことも出来るけど……それは不味いよな?」
「それは不味いわね。聖都の外まで転移してそこからウルトでのんびり行けばいいんじゃないかしら?」
うーむ……さっさと行って迷宮を攻略したいんだけど……
「昨日も思ったけど、レオは少し焦りすぎよ。もっと余裕を持たないといざという時に失敗しちゃうわよ?」
「焦りすぎか……そうかもしれないな」
一刻も早く帝国の迷宮を攻略して神の座に行くことばかり考えていたかもしれない……
ベラやイリアーナも含め俺の願いは知っている。
そればかり見ているのはよめーずみんなに失礼でもあるな。
それにトラック運転手は焦ってはならない。
焦ると碌なことが無いことは知っているはずなのにな。
「分かった、ちょっと冷静じゃ無かったかも……ありがとうリン」
「どういたしまして。貴方を支えるのがあたしたちの仕事なんだからもっと頼ってもいいのよ?」
「はは……頼りにしてるよ」
さて、改めて出発しようか。
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