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史上最強のライバルと再会した件
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「え、相沢くんにも告られてたの!?」
「…うん」
翌日の日曜日。
あたしは今日、美桜とカフェ“Green”でランチをしていた。
二人に告白されたのはあたし自身の問題だけど、やっぱり一人じゃ抱えきれなくて。
だからとりあえず、美桜に今の状況を話すことにしたのだ。
ちなみに兄貴は今日もシフトが入っているから、あまり聞かれないように今日は店内の隅のテーブル席に座っている。
するとそんなあたしに美桜も困惑気味に言った。
「いや、ちょっと待って!相沢くんって、世奈にすっごく冷たくなかったっけ。え、あれって愛情の裏返しってやつ?」
「んー…そう、みたい。で、早月くんにああやって、初対面でいきなり告白されたあとだったからさ。二人、同時期っていうか」
「わ、それ困…いや悩むね」
「でしょ?」
「うん。どうりで最近、世奈に元気がなかったわけだ」
美桜はそう言うと、「なるほどね」と椅子の背もたれに背中を預ける。
でもそこからすぐにまた背中を離すと、興味深々にあたしに聞いてきた。
「で、世奈の答えはどっちなの?」
「え、」
「実はもう決まってたりするんじゃない?相沢くんか翔太くん、どっちが好きなの?」
「…、」
美桜はあたしにそう問いかけると、わくわくと、あたしの答えを待つ。
…だけど、あたしとしてはどっちも良い意味で微妙なところなんだよねぇ。
っていうか、これ以上期間を引き延ばしてもいいのかな?
だってあたしはあの二人に、まだ告白の返事が出来ていない。
…それに、早月くんはわからないけど、健の昨日のあの感じだと待ってくれるかどうかだし。
だからあたしは、オーダーしたオレンジジュースのストローをくるくる回しながら、言った。
「……わかんない」
「え、」
「たぶん早月くんと一緒にいたいけど、健とも最近になってまた話せるようになったから、もっと様子を見てみたい。…気もする」
「…」
「…まぁ実際、早月くんと付き合ったら、またすぐフラれるのが嫌なだけなんだけどね」
あたしはそう言うと、「はぁ…」と深いため息を吐く。
まぁ、二人とも真剣みたいだし、それは伝わってくるし、あたしだって好意を持たれるのは正直嬉しい。
だけど二人ともタイプが違いすぎる。
それに…あの兄貴のことも、あるわけだし。いやコレが一番の問題なんだけど。
あたしがそう思っていると、そんなあたしを見て美桜が言った。
「…まぁ確かに、翔太くん人気あるし、気持ちを伝えてくるのだって、あたしから見ても誰よりハッキリしてるし、付き合ったら楽しそうだよね。不安は少なそう」
「うん。それは思う。けど…」
「けど、“お兄さんに会って、家庭の事情を知った時が心配”なんだよね、世奈は」
「うん…」
そう。それなんだよ。
今までの経験上、兄貴に会って「それでもいい」なんて言ってくれる人は、一人もいなかった。
皆んな決まって「自信が無いから別れよう」とか言う。
あたしがその言葉にうんうんと頷いていると、また言葉を続けて美桜が言った。
「一方相沢くんは、お兄さんのことを知ってるし、世奈の家庭の事情も知り尽くしてるからその点の不安は無いよね。
それに意外と大事にしてくれそう。まぁこれは勝手なイメージだけど。
……あたしなら無難に相沢くんを選びそうだけどな」
美桜はそう言うと、オーダーしていたグリーンカレーを一口、口に含む。
グリーンカレーは今週のオススメメニューらしい。
…あたしがオーダーしたのはいつものサンドイッチのスープ付きセットだけど。
まぁそれは置いておいて。
あたしは美桜の言葉を聞くと、健のことを考えながら素直に口を開く。
「健のことは…正直、凄く大好きだよ」
「…」
「アイツがあたしに冷たくするようになってから、あたし家でいつも泣いてたし。
それに…健はあたしの初恋相手でもあるからね。
嫌われてるんだって思ったら、いてもたってもいられなかった」
「じゃあっ…!」
「でも、健は何を考えてるのかよく見えないから。早月くんと違って」
あたしのそんな言葉を聞いて、美桜が「どういうこと?」と首を傾げる。
そんな美桜に、あたしは言葉を続けた。
「…早月くんは気持ちをストレートにぶつけてくれてそれが心地よかったりするんだけど、健って昔からちょっと不器用なところあるから、早月くんみたいに全然伝わってこないの。
だから、本当に想ってくれてるのか、どのくらい好きでいてくれてるのか、たまに疑う時もある」
「…、」
「…あたしは健に好きって言ってもらえて、嬉しかったんだけどなぁ。まぁ早月くんの時も嬉しかったと言えば嬉しかったんだけど」
あたしはそう言うと、「でも幼なじみってそういうもんなのかな」と言葉を付け加える。
早月くんのことをもっと知りたい。
でも、健の中の気持ちももっと知りたいから。(昨日のことを思い出すと未だに泣きそうになるけど)
……ああ、ほんと、あたしはこの先どっちを選ぶことになるんだろう。
だけどこの複雑なあたしの心が本当に恋なのかと聞かれれば、それもわからないのが正直なところ。
そんなふうにあたしが悩んでいると、ふいに美桜があたしに言った。
「んー…じゃあ聞くけどさ、」
「うん?」
「世奈が、何かをしてあげたいって思うのは、どっち?」
「え、」
「例えば…例えばだよ?毎日お弁当を作ってあげたいとか、何かに頑張ってたら応援してあげたいとか、凹んでたら抱きしめてあげたい、とか」
「!」
「こうしてもらったから嬉しい、じゃなくて、世奈自身が誰に何をしてあげたいかを考えたら、どっちのことが大切なのかがわかってくるかもよ、」
美桜はそう言うと、「あたしに言えることはこれくらいかな」とまたグリーンカレーを食べ進める。
…でも、「あたしが誰に何をしてあげたいか」か…。
確かに、それは良いヒントになるかもしれない。
だってあたしは、元カレの貴斗くんに出会って付き合いだした時、初めて人に何かをしてあげたいと思えた。
…うん。もうちょっとよく考えてみよう。
あたしはそう思うと、やがてサンドイッチを完食した。
………した、のに。
どうして、こんなことが起こっているんだろう。
何で“今”なの。
その翌日の、月曜日。
いきなり全校集会で体育館に呼ばれたかと思えば、それは“転校生”の紹介で。
「2年1組に転校してきました。佐伯玲香です」
彼女はそう言うと、余程育ちが良いようで。
礼儀正しく皆んなの前でお辞儀をする。
あまりにも容姿が整っていて美少女だからか、思わず全校生徒が騒ついた。
…いや、あたし知ってる。
この子のこと、昔から…知ってる。
あたしはそう思って確信すると、思わず“玲香ちゃん”から目を逸らす。
だって、彼女は……
『ね、健くん学校終わったら遊ぼ!』
『いいよ』
『ランドセル置いたら健くん家行くね!』
『あたし健くん大好き!』
『うん、俺も玲香ちゃん好きだよ』
あたしの、過去最強のライバルだから。
玲香ちゃんは昔、あたし達が小学校3年生の時に転校してきて、半年くらいだけ同じクラスに在籍していた子だった。
あたしはその頃もう既に健に冷たくされていたけれど、彼女は健の隣の家に引っ越してきていたこともあって、健とは当時本当に仲が良かったことを覚えてる。
…その光景を見て、あたしは何度玲香ちゃんと張り合ったことか。
あたしが再びステージ上にいる玲香ちゃんに目を遣ると、その時彼女と視線がぶつかった気がした…。
「…うん」
翌日の日曜日。
あたしは今日、美桜とカフェ“Green”でランチをしていた。
二人に告白されたのはあたし自身の問題だけど、やっぱり一人じゃ抱えきれなくて。
だからとりあえず、美桜に今の状況を話すことにしたのだ。
ちなみに兄貴は今日もシフトが入っているから、あまり聞かれないように今日は店内の隅のテーブル席に座っている。
するとそんなあたしに美桜も困惑気味に言った。
「いや、ちょっと待って!相沢くんって、世奈にすっごく冷たくなかったっけ。え、あれって愛情の裏返しってやつ?」
「んー…そう、みたい。で、早月くんにああやって、初対面でいきなり告白されたあとだったからさ。二人、同時期っていうか」
「わ、それ困…いや悩むね」
「でしょ?」
「うん。どうりで最近、世奈に元気がなかったわけだ」
美桜はそう言うと、「なるほどね」と椅子の背もたれに背中を預ける。
でもそこからすぐにまた背中を離すと、興味深々にあたしに聞いてきた。
「で、世奈の答えはどっちなの?」
「え、」
「実はもう決まってたりするんじゃない?相沢くんか翔太くん、どっちが好きなの?」
「…、」
美桜はあたしにそう問いかけると、わくわくと、あたしの答えを待つ。
…だけど、あたしとしてはどっちも良い意味で微妙なところなんだよねぇ。
っていうか、これ以上期間を引き延ばしてもいいのかな?
だってあたしはあの二人に、まだ告白の返事が出来ていない。
…それに、早月くんはわからないけど、健の昨日のあの感じだと待ってくれるかどうかだし。
だからあたしは、オーダーしたオレンジジュースのストローをくるくる回しながら、言った。
「……わかんない」
「え、」
「たぶん早月くんと一緒にいたいけど、健とも最近になってまた話せるようになったから、もっと様子を見てみたい。…気もする」
「…」
「…まぁ実際、早月くんと付き合ったら、またすぐフラれるのが嫌なだけなんだけどね」
あたしはそう言うと、「はぁ…」と深いため息を吐く。
まぁ、二人とも真剣みたいだし、それは伝わってくるし、あたしだって好意を持たれるのは正直嬉しい。
だけど二人ともタイプが違いすぎる。
それに…あの兄貴のことも、あるわけだし。いやコレが一番の問題なんだけど。
あたしがそう思っていると、そんなあたしを見て美桜が言った。
「…まぁ確かに、翔太くん人気あるし、気持ちを伝えてくるのだって、あたしから見ても誰よりハッキリしてるし、付き合ったら楽しそうだよね。不安は少なそう」
「うん。それは思う。けど…」
「けど、“お兄さんに会って、家庭の事情を知った時が心配”なんだよね、世奈は」
「うん…」
そう。それなんだよ。
今までの経験上、兄貴に会って「それでもいい」なんて言ってくれる人は、一人もいなかった。
皆んな決まって「自信が無いから別れよう」とか言う。
あたしがその言葉にうんうんと頷いていると、また言葉を続けて美桜が言った。
「一方相沢くんは、お兄さんのことを知ってるし、世奈の家庭の事情も知り尽くしてるからその点の不安は無いよね。
それに意外と大事にしてくれそう。まぁこれは勝手なイメージだけど。
……あたしなら無難に相沢くんを選びそうだけどな」
美桜はそう言うと、オーダーしていたグリーンカレーを一口、口に含む。
グリーンカレーは今週のオススメメニューらしい。
…あたしがオーダーしたのはいつものサンドイッチのスープ付きセットだけど。
まぁそれは置いておいて。
あたしは美桜の言葉を聞くと、健のことを考えながら素直に口を開く。
「健のことは…正直、凄く大好きだよ」
「…」
「アイツがあたしに冷たくするようになってから、あたし家でいつも泣いてたし。
それに…健はあたしの初恋相手でもあるからね。
嫌われてるんだって思ったら、いてもたってもいられなかった」
「じゃあっ…!」
「でも、健は何を考えてるのかよく見えないから。早月くんと違って」
あたしのそんな言葉を聞いて、美桜が「どういうこと?」と首を傾げる。
そんな美桜に、あたしは言葉を続けた。
「…早月くんは気持ちをストレートにぶつけてくれてそれが心地よかったりするんだけど、健って昔からちょっと不器用なところあるから、早月くんみたいに全然伝わってこないの。
だから、本当に想ってくれてるのか、どのくらい好きでいてくれてるのか、たまに疑う時もある」
「…、」
「…あたしは健に好きって言ってもらえて、嬉しかったんだけどなぁ。まぁ早月くんの時も嬉しかったと言えば嬉しかったんだけど」
あたしはそう言うと、「でも幼なじみってそういうもんなのかな」と言葉を付け加える。
早月くんのことをもっと知りたい。
でも、健の中の気持ちももっと知りたいから。(昨日のことを思い出すと未だに泣きそうになるけど)
……ああ、ほんと、あたしはこの先どっちを選ぶことになるんだろう。
だけどこの複雑なあたしの心が本当に恋なのかと聞かれれば、それもわからないのが正直なところ。
そんなふうにあたしが悩んでいると、ふいに美桜があたしに言った。
「んー…じゃあ聞くけどさ、」
「うん?」
「世奈が、何かをしてあげたいって思うのは、どっち?」
「え、」
「例えば…例えばだよ?毎日お弁当を作ってあげたいとか、何かに頑張ってたら応援してあげたいとか、凹んでたら抱きしめてあげたい、とか」
「!」
「こうしてもらったから嬉しい、じゃなくて、世奈自身が誰に何をしてあげたいかを考えたら、どっちのことが大切なのかがわかってくるかもよ、」
美桜はそう言うと、「あたしに言えることはこれくらいかな」とまたグリーンカレーを食べ進める。
…でも、「あたしが誰に何をしてあげたいか」か…。
確かに、それは良いヒントになるかもしれない。
だってあたしは、元カレの貴斗くんに出会って付き合いだした時、初めて人に何かをしてあげたいと思えた。
…うん。もうちょっとよく考えてみよう。
あたしはそう思うと、やがてサンドイッチを完食した。
………した、のに。
どうして、こんなことが起こっているんだろう。
何で“今”なの。
その翌日の、月曜日。
いきなり全校集会で体育館に呼ばれたかと思えば、それは“転校生”の紹介で。
「2年1組に転校してきました。佐伯玲香です」
彼女はそう言うと、余程育ちが良いようで。
礼儀正しく皆んなの前でお辞儀をする。
あまりにも容姿が整っていて美少女だからか、思わず全校生徒が騒ついた。
…いや、あたし知ってる。
この子のこと、昔から…知ってる。
あたしはそう思って確信すると、思わず“玲香ちゃん”から目を逸らす。
だって、彼女は……
『ね、健くん学校終わったら遊ぼ!』
『いいよ』
『ランドセル置いたら健くん家行くね!』
『あたし健くん大好き!』
『うん、俺も玲香ちゃん好きだよ』
あたしの、過去最強のライバルだから。
玲香ちゃんは昔、あたし達が小学校3年生の時に転校してきて、半年くらいだけ同じクラスに在籍していた子だった。
あたしはその頃もう既に健に冷たくされていたけれど、彼女は健の隣の家に引っ越してきていたこともあって、健とは当時本当に仲が良かったことを覚えてる。
…その光景を見て、あたしは何度玲香ちゃんと張り合ったことか。
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