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しおりを挟む「…お前、いつもどんな風に女抱いてんの?
ていうか抱けたの?こんな敏感で?
ちょっと奥小突かれただけでイくやつなんて初めて見たんだけど。ここ、そんな弱いくせによく″王子様″なんてやれてたな」
背後から落ちる責め立てるような言葉に快楽の中落ちていきそうだった意識がぴくりと起き上がる。
好き勝手言いやがって、なに調子にのっちゃってんの?
ちょっと効率的に私を処理できたからってさ?あんたがそんな女慣れしてると思わなかったから油断してただけだし。
キールのくせにぎゃんぎゃん説教くさい話し方して、生意気…。
きゅんきゅんと、胎の奥は埋まったままの指を耐えず締め付ける。背中に当たる″モノ″は硬度を持っていて、パンパンに張り詰めていた。
「うっ、…さい、なぁ……♡あんただって、限界のくせに……っ♡」
ニタリとアイニスの口角が上がる。
背後にいる彼の顔は見えないけれど、いつもの軽口と分からない温度感の言い合いにアイニスの身体の熱も少し落ち着きそうだった。
そうだよ。ただの性欲処理なんだから。
男同士で扱き合って処理するみたいなもんだよ。
私たちは身体は異性だから、ちょっと踏み込んだ行為をしてるかもだけど。
でも別に恋人になりたいわけじゃないってキールが言ってたし。友達同士の、ただのじゃれあい。なら、もう割り切ってお互い快楽を貪っちゃえばよくない?
———ぴとりと、
アイニスの指が布越しにキールの張り詰めたモノに触れた瞬間、空気が変わるのを感じた。
それにまだ気付かないアイニスは上機嫌な顔をして″今度は自分が処理してあげようか″と顔をあげ口にしたところで、彼と目が合った。
「———ぁ」
怒ったような、失望したような、夜を切り取ったような真っ黒な瞳。
そんなキールの顔を見るのは初めてで、その目が熱を孕んで自分を捉えていることも、シンと胎まで冷えたように冷たい目をしていることも、何もかもが自分のよく知るキールとはかけ離れていて言葉を無くした。
音がなくなった部屋で、アイニスの手をキールの手が絡めとる。
「——それは、………駄目だろ………。」
何かが決壊する音が、確かに聞こえた。
「ま″、っ~~ッ″♡⁉︎‼︎って♡♡ぇ″ッ″♡♡ぁ″、ぁあ″ぁ…ッ⁉︎‼︎♡♡♡」
バスッ♡バスッ♡バスッ♡バスッ♡
ぎしぎしぎしぎし♡♡
ベッドに身体を押さえつけられて彼の剛直を膣の奥まで飲み込んだ。腹に手を当てられ押さえられているから身体の逃しようがないのに、抜けるギリギリまで彼が男根を引き抜いてそのまま力任せに一番奥の″弱いところ″を容赦なく叩きつける。
木製のベッドが揺れて衝撃のたび不穏な音を鳴らす。
悲鳴か喘ぎ声かも分からない濁音混じりの叫び声をあげているのに、もう止まろうともしなかった。
「性欲処理でいいって、わざわざ言ってやったのに…っ」
「~~~ッ″♡♡♡し、ぬ″っ……♡♡♡ま、って″、キー……ル″っ…⁉︎♡♡♡」
「待つわけ、ねえだろっ…‼︎ほんっと馬鹿。お前が、女がいいって言うからっずっと我慢してやったのに…っなに平気で触ってんだよ……‼︎」
「ぁ″、ぁ″———っ♡♡♡♡お″、———ッ♡♡♡♡」
おく、しぬ♡♡♡たたかないで♡♡♡おく、知らないの。
そんな、しんどいのしらないからっ、やったことないから‼︎♡だからやんないで‼‼︎︎♡♡
バスバスするのやだッ♡♡おく、えぐれてる…♡♡
形、変わっちゃう。キールの形になる…っ♡♡
しぬ、これ以上は、ほんとにしんじゃう……っ‼︎♡♡♡
「親友に失恋したとか、おまえが言うから…っ‼︎俺だって前からお前のこと好きだったのに、お前が女しか興味ないって言うから…っ‼︎ずっと我慢してきたのに…っ」
「ぁ″、ぉ″、し、ぬ″♡♡おく、や″め″———♡♡♡♡」
「……もう、知らねえ。全部、もういいよ。俺の提案飲んだってことは、お前にとっちゃ俺もあの子たちみたいに切り捨てれる人間ってことだろ…?
……ならもう、捨てても嫌いになっても、別にどうでも良いよ。お前の好きに利用しろよ。俺も好きにするからさ。」
ちがう♡キールのことは、切り捨てるなんて考えてないっ♡♡
ほんとに、ほんとにっ‼︎♡♡
わたしの言葉なんて信用できないかもしんないけど、
散々人を好きに使って捨ててきたかもしんないけど、
でも、キールはずっと友達で、家族みたいに近い人間で、いつだってわたしのこと優先してくれて、話しを聞いて慰めてくれて…っ‼︎
………あ、
…………そっか、これが、″利用″なんだ…………。
キールの大きな手がアイニスの腰を掴んで持ち上げる。それに覆い被さるように大きな体格が上から身体を包み込んで、ぼちゅん♡とキールの全てを膣に埋め込んだ。
所謂種付けプレスと言われる体制は、女性の身体を折り畳むように上から圧をかけるため自然と″膣の長さ″が短くなってしまう。ただでさえ子宮口を易々殴れるくらい硬度も長さもあるモノがその状態で釘のように打ち込まれればどうなるかなんて想像に容易く、その想像通り膣肉を押し除け子宮を押し潰し、腹の表面がぽっこりと形を変えた。
目の奥が何も見えなくなるような強制的な絶頂の中、アイニスはぼとぼとと目から涙を溢れさせ泣き喚いた。
彼を利用している自覚なんてなかった。
ただ彼のとなりは居心地が良くて、いつだって自分を尊重してくれる心遣いがあったかくて、だから大丈夫だって思った。
思って、しまった。
断るべきだった、他の人にそうしたように。そしたら彼はいつもの顔で″そりゃそうだよな″って笑っていつも通り今も酒を組み合わしてたかもしれないのに。
男女の関係になるつもりなんてなかった、
キールの本心を知るつもりなんてなかった、
受け止める覚悟も、関係を変える覚悟も何一つ追いついていないのに、
そんなの無視して勝手に全て塗り替えられる。
ぼちゅ♡ぼちゅ♡ぼちゅ♡
「なあ、お前これからどうすんの、女抱けんの?こんな身体で」
「——ぁ、ぎ———っ——♡♡♡う、る……さ……ッ″♡♡♡」
「お前の潮で俺のスラックスびちゃびちゃなんだけど、お前の布団もどうするのこれ。寝れねぇよな?こんな布団で。俺の部屋来て寝ないと風邪ひくもんな?」
「ひ——ッ″♡♡ぐ、……♡♡♡♡」
「…なんて、遊び人のお前なら替えのシーツくらい持ってるか。…はあ。ほんとムカつく。なんでお前そんなクソ野郎なんだよ、上官に怒られるくらい女弄ぶっておかしいだろ。なあ聞いてる?」
うっさい♡♡あんただって今、わたしの身体好きに弄んでるくせに…っ‼︎‼︎♡♡♡説教してんじゃねぇよバーカッ‼︎♡♡♡
替えのシーツくらい持ってるよ、当たり前じゃん。
そんなことより奥、もう、叩くのやめ———、
—…ッ、どちゅん♡
「———ぁ″⁉︎♡♡♡♡♡♡♡」
「あ、入っちゃった」
は、い、ちゃった、じゃ、——ねぇよ……‼︎‼︎‼︎♡♡♡♡♡♡
一際奥まで挿れられた瞬間、散々慣らされた子宮口の窪みがくぽりと開くのを感じた。
まずいと瞬間的に思ったのも束の間、彼の膨らみが開口を掻き分けぐぽん♡と鈍い音をたてて中に侵入して、感じたことのない甘い多幸感に脳が焼けそうになる。
ぐぽぐぽって、人間の身体から絶対鳴ったらいけない音がしてる……♡♡
「な、ん″で……っこんな………‼︎♡♡♡♡」
なんでこんな目に自分が合わないといけないの。
拷問みたいな甘い絶頂が次から次に押し寄せて、がぽがぽと中を揺すられるたびに壊れかけの魔道具みたいに視界が点滅を繰り返す。意味もなく頭に多幸感が押し寄せて、死の間際脳の快楽物質が大量に流れて人間の痛みを忘れさせるように、身体が勝手に頭に″しあわせ″と言い聞かせてくる。そんなわけないのに。
「なんでこんなことされてるかって?」
こちらを見下ろすキールの目は冷え切っていて、
熱を孕んだ熱い視線も、覆しようがない体格差も、与えられる許容量を超え過ぎた快楽も、何もかもが怖かった。
ぐちゅりと腰を回され、それだけで悲鳴が漏れる。
涙を流すアイニスの頬を撫でて、キールが言葉を続けた。
「まずさ、お前俺が普通に告白してもさ、
相手にしないどころか茶化して
まともに受け取りさえしないだろ?」
「はッ″ぁ″~~……っ‼︎♡♡♡」
「だから俺、健気に待ってたわけ。お前が俺にだけ特別な居場所をつくんのを。よく辛抱しただろ?おかげでいい友達でやってきたもんなぁ俺たち」
「ぉ″、く……や″め……ッ♡♡♡しぬ″、し———ッ♡♡♡」
「なんで?奥が一番気持ちいいんだろ?…これは性欲処理なんだから、遠慮すんなって♡お前が一番弱いとこ、ずーーっと擦っててやるからさ?」
「っひ、——ぁ″、~~~ッ″~~ッ″ッ″‼︎‼︎♡♡‼︎⁉︎‼︎♡♡♡♡」
「俺たち友達だもんな?俺、優しいから友達の頼みはちゃーんと叶えてやるよ?お前の言う通り秘密も守ってやるし、お前が一人で満足出来るようにちゃーんと身体を作り変えてやるし、恋人になりたいなんて俺からは望まないし、お前の都合が良いようにこれからも優しい友達でいてやるからさ?」
「は、ぁ″、ま″って″‼︎♡♡おね″がッ♡♡ちょっと、やすませて……ッ″‼︎⁉︎♡♡♡♡」
「他のやつで満足出来ねぇようにするけど、構わないよな?」
構わない、わけない。
待ってと何度も制止しているのに一度も止める気配はないし、こんなの性欲処理の相手だとしても相性最悪で即お断りなんだけど…ッ‼︎
でも、もう身体が知ってる。
この大きな手がわたしが思っていたよりずっと力が強いこと。
この身体に覆い被されたら抵抗どころか身じろぎ一つさえ出来ないで快楽を打ち込まれること。
触れたことも触れられたこともなかったポルチオでの絶頂を覚え込まされて、もうイく度にそこが強く収縮してさらに深い絶頂に自分で自分を追いやってしまっていること。
こんな身体で今更誰を抱いても満足しないし、この奥が熱くて仕方ないこと。
キールの手が頭を撫でて、
なに女扱いしてんだよと苛立ちを感じた瞬間、頭を抑え込まれたまま、ぼちゅん♡と奥まで男根が子宮の中を叩きつける。
頭が抑えられているから身体が衝撃な任せて頭上に逃げることさえ出来なくて、暴力的なそれをただ純粋に受容した。
「———ぁ″、が——…………ッ………♡♡♡♡♡♡」
目を白黒させて、視線が宙を彷徨って、日本語さえ話せなくなったアイニスを抱いた。
もう頭も溶けてるはずなのに呂律の回らない口で″ごめんなさい″と意味のない謝罪を繰り返して、いつも涼しい顔で飄々と笑ってた顔はぐちゃぐちゃで征服欲を満たした。
子供みたいに泣き喚いて、そんなお前を見るのは2年ぶりか。
好きだった女が婚姻でいなくなって、告白もしてないのに居なくなってから好きだったことに気づいて、ぎゃんぎゃん泣き喚いてさ。
なあ知ってる?あの時お前、たぶん友達も一人無くしたんだよ。
ずっとお前のことが好きだったけどさ、でも俺お前が振り向いてくれるまで待つつもりだったんだ。
でもあの日泣き喚くお前が俺に教えてくれたから。俺には何の望みもないことを。
だから決めたんだ、恋人じゃなくていい。身体の関係じゃなくていいから、お前の一番弱くて近い場所に俺が居てやろうって。
そうやって離れられないくらい近くに染まったら、俺が居ないと生きれないようにお前を作り変えてしまおうって。
こうやって抱いたのは想定外だったけど、
でも結果的には良かったと思ってんだよね。
だってほら、
お前、もう離れられないだろ?
【end】
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