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しおりを挟む「君は本当に、馬鹿だな」
頭上から降り注いだ声の低さに、驚いた。
「え?」
想いが通じ合った甘い空気が流れると思っていたミルティの予想に反して侯爵の目は座っていて、底冷えするような威圧感がある。
侯爵の手がミルティの腰を両側から掴み、持ち上げた。
え、なに、なんで、怒ってるの?と疑問符を散らす彼女をおいて、ぐずぐずに解けたそこに剛直を挿した。
ひゅ、と息が止まり目を見開くミルティ。
それも無視して膣内の凹凸を削るように容赦なく男根が奥へ侵入する。無理、無理と譫言のように繰り返す彼女の声は聞こえている。
とん♡と子宮口に亀頭が当たり、きゅう、と声を押し殺したような悲鳴が漏れた。
大事に抱いてやりたい。
壊してやりたい。
気持ちいいことだけしてやりたい。
痛めつけてやりたい。
ぐちぐち♡ぐちぐち♡
子宮口を押し上げながらほぐす様に腰を回すと、接合部から淫猥な水音が響く。彼女も気持ちいいと感じている証拠。
狭い膣で健気に受け止める彼女が可愛い。愛しい。壊したい。
積み重なる破壊衝動に、脳が焼き切れそうだ。
「まっ″で♡♡おく、くるしい‼︎♡♡♡」
「我慢しろ、ミルティ」
ぐちぐち♡ぐちぐち♡
「むりッ″♡♡♡むりですッ‼︎♡♡♡しょこ、だ、め♡~~ッ″♡♡♡」
「″いい″と言ったのはお前だろ?」
ぬちぬち♡ぬちぬち♡
「そ、だけどッぉ″、~~~ッぁ♡♡♡」
「俺だって、抑えてるんだ」
その言葉に顔を上げたミルティは、苦しそうに歯を食いしばって眉を寄せるアルヴィンと目が合う。
我慢、してる?♡侯爵が、私のために?♡♡
頭の奥がじんとして、胸に多幸感が広がる。
好き、好き、好きな人に抱かれてる。嬉しい、嬉しい。
我慢しないで、全部、全部欲しい。全部、私に、頂戴。
(だめ、もうこれ以上むり、しんじゃう♡)
いやだ、我慢なんてしないで、全部、私にぶち撒けて。
(ほしい、だめ、むりなのに、侯爵様♡♡)
ほしい、ほしい、全部。
「ぃ、やだ♡♡がまんやだぁ‼︎♡♡♡ぜんぶ、ぜんぶうけとめるから——」
「こうしゃくさまの、好きにして……ッ♡♡♡♡」
一瞬、不自然な静寂が二人を包んだ。
アルヴィンの手がミルティの腰から離れ、ぎゅ、と力強く抱きしめる。
瞬間、
撫で付けられていた子宮の窪みを無理矢理押し広げて、壁を越えて亀頭の先が子宮の中は埋まった。
「————ッ″~~~ッッ″‼︎‼︎⁇♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
ぁ、あえ、あ、そこ、おく、入ったら、だめなとこ———♡♡♡♡♡♡♡♡
頭の中でバチィンと電線がショートするような大きな衝撃が起きて目の奥が真っ白に染まる。バチバチと感電したかのように脳の中で何度もスパークが起きて、ミルティの腹はぽっこりと膣内に埋まったものに中から押し上げられて膨らんでいた。
「なんで、そう、煽るんだ?お前は」
犬歯を晒し男臭く笑った侯爵の顔が、見える。
眉間に青筋がたってて、目の眼光が鋭くて、絶対怒ってる。
なんで、なんで、わたし、悪いことしてない、してないのに——
「ほ、ぁ″、ーーーーッッ″‼︎‼︎♡♡♡♡♡♡♡ぉ、ぁ、~~~~ッッ‼︎‼︎‼︎♡♡♡♡♡♡」
ごちゅん、ごちゅん♡
あまりの衝撃に、言葉にならない。獣の様な喘ぎ声が絶えず溢れる。
「好き、好きだ、ミルティ」
「へぁ⁇♡♡~~、~~ッ″⁇⁉︎♡♡♡♡」
「馬鹿なところも、素直なところも」
「ほ、ぁ、♡♡♡はへ、ぁ♡~~~♡♡♡」
「———でも」
「お前の、その自分を簡単に売るところだけは、看過できないから」
「ちゃんと、矯正しような?♡♡」
「ぁ、——♡♡♡♡♡」
「こう、しゃ———♡♡♡♡♡♡」
ご、ちゅんッ♡♡♡
「ぁ、——————‼︎‼︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
「婚姻しよう。ここに、子が出来たら、しばらくは安静にしてもらうからな」
「———ッ⁉︎‼︎♡♡♡♡ぁ、ぁえ♡♡」
「魔術塔の奴らにも、報告しないとな。勿論、あの下衆貴族にも、君が誰のものなのかハッキリと。」
「ぉ、へ♡♡ぁ、~~——♡♡♡♡♡」
「なあ、ミルティ嬢」
「は、い♡♡♡♡こう、しゃく♡♡♡♡♡」
——————
魔術塔のみんなに侯爵との婚姻を報告すると千差万別な反応だったけど概ね歓迎的だった。特に件の貴族が気に入らず怒り狂っていた人たちは涙を流すくらい喜んでくれて、こんな私の幸せに喜んでくれる人がこんなにいたんだと驚いた。
ただ一人、魔術長は不敵な笑みをしてこちらを見てた。
「優しい人間を怒らせると怖いよ?もしかしたらもう、経験済みかな」
「…魔術長」
「良かったじゃないか、ずっと好きだと言い続けてようやく実ったんだから。ああ、子が出来たら報告はすぐにしろよ、一定期間は魔術塔への出入りは禁ずるからな」
この人は、いつから知ってたんだろう。
なんて、聞いても意味がないのとなのに。
「婚姻おめでとう、ミルティ・メイカージ令嬢。お幸せに。」
にんまりと笑う魔術長に礼をして、私は背で待つ旦那様の元へ駆けて行った。
【end】
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