人形の家

あーたん

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第四章

嫉妬

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渚「涼香?涼香と彼氏って中1から付き合ってんだよね?」

涼香は黙っていた。


渚「涼香の彼氏と咲さんは幼なじみだった。
2人は仲良かった。」

「で、涼香は嫉妬したんだよね?」

「嫉妬した涼香は、咲さんに嫌がらせを始めた。こうやってメモを書いてね」

咲のメモを見せる渚。

顔が曇る涼香。


渚「そうしてあの日がやってきた。
咲さんが行方不明をふくらました。あの日。」

「ここからは私の想像なんだけど
直美に相談してた涼香は2人で咲さんを屋上に呼び出したんじゃないの?
そして口論になった。」


「そして、咲さんを突き飛ばした。
その勢いで咲さんが落ちてしまった。
あるいは突き落とした。」


直美「ねぇ!待ってよ!」

渚は直美を無視して続けた。


「そして、怖くなった2人は、
直美のお父さんに相談した。」

「直美のお父さんって村長さんなんだよね?
村長さんなら、隠くしきれるって思ったんじゃないの?」

「そして、遺体をあの「人形の家」に隠した」


「村長さんは人形の家が取り壊しになった時、
駅前のコンビニは、違う市から工事会社が来てたのに、
村人だけで工事をやるって言うのもおかしいし、
昔からこの村は村人だけでやるって嘘をついてた。」



「これが咲さんの真実とあの人形の家の真実」


そして担任が泣きながら言った。

「お前らだったのか……ふざけんな……それで…咲は……」

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