人形の家

あーたん

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第四章

人形の家

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「で、次に考えたのが遺体の隠し場所。」


「村の人ならみんな知ってる「人形の家」
ここに隠そうと考えた。」


「でも、気味悪いってだけじゃ誰かに入られてしまうかもしれない。」


「そこで考えたのは、
近くに1人だけ住んでいるばあちゃんと、猫」


直美「猫…?」
 


渚「そう。猫。地域猫として飼われている、
人に慣れてる猫が居た。
でもその猫は突然消えてしまった。
先生に連れられてね。」


「あそこのばあちゃんは、猫が好き。
そして、噂話も好き。
この小さい村じゃ知らない人はいない。」



「人馴れしてる猫を連れて、
人形の家の前に放す。
そして人形の家の中に入り、
落とした人体模型を階段の上に置く。
で、猫のエサか、マタタビかな?
それを階段の下に置く。」


「猫が鳴く。ばあちゃんが出てくる。
猫好きなばあちゃんは、猫を追いかける。
階段の下に来たばあちゃんは、
階段の上の人体模型を見て怖くなり、
猫を連れて外に出る」


「噂話も好きなばあちゃんは、
周りに言いふらし、
来る人来る人に入っちゃダメだといい、
自分があった怖い話をする」



「これで心霊スポット「人形の家」ができる。」


「誰も寄り付かなくなった頃、
咲さんを、2階の押し入れに隠した。
それまでは先生の家にあったんじゃないかな?」




担任は笑いながら


「そんなの、塩野の妄想話じゃないかww
なんの証拠もないwww」

と言った。

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