LOVELY タイムワープ♡

沙華やや子

文字の大きさ
1 / 1

LOVELY タイムワープ♡

しおりを挟む
三毛猫のミーミーはタマちゃんとポンちゃんの子どもである女の子です。
ミーミーの艶っぽい動きはとても小学生には見えない。
美猫ミーミーは学校の人気者です。男の子達はみんな、ミーミーを見ると目がハート型になります。

「ミーミーちゃん、僕と一緒に魚釣りに行きませんか?」
「ツーン・・・」知らんぷりの仔猫ちゃん。
「ねぇ、ミーミーちゃん、オイラはシャンプーも嫌がらない強い男だよ!オイラが君を・・・その...」
「そこどいて!あたしね、これから美容室へゆくの、忙しいのよっ。」

女の子たちはミーミーを憧れのまなざしで見るとともに、羨み意地悪をしました!

「先生、あたしの筆箱がありません。」始業チャイムの直後、あたふたとするミーミー。
クスクスクスクス・・・ 辺りで変な笑い方をする女の子猫たち。
ミーミーは、自分が妬みの対象だと知っています。だからそんな時は、相手にしないよう頑張りました。涙をこぼしても...

ミーミーはしょんぼりしたお顔でブランコに揺られています。
そんなミーミーにだってお友達が居ます。女の子のマリンちゃん。マリンちゃんは真っ白なペルシャ猫です。
結局筆箱は、何故かお掃除用具入れから出てきたのです。

「ミーミーちゃんっ♪」
「あ、マリンちゃんハロー。」
「ごきげんよう、ミーミーちゃん!」
うなだれているミーミーちゃんの綺麗な三毛柄の毛が、心なしかバサバサに見えます。
マリンちゃんは何にも言わずにそばに居ます。
ただ・・・一緒にブランコにゆれるだけ。マリンちゃんは生き生きと上手にブランコをこいでいます。
ゆ~らゆ~ら・・・「マリンちゃん、あたし... あたし...もう帰る。」
ゆーらゆら「...うん。また明日ね、大好きよ!ミーミーちゃん。」
ちょっぴり笑顔になるミーミー。「バイバーイ!!」

ミーミーは人間の家族と一緒に暮らしています。
「ただいま~。」
人間達はみんな自分の事で一生懸命。人間同士仲の悪い家族です。でもみんなミーミーとポンちゃんとタマちゃんには優しい。

ミーミーが一番仲が良いのは中学3年生のお姉ちゃんです。今日もすぐにお姉ちゃんの部屋まで階段を駈け上がって行きました。
ミーミーが入れるようにいつも少しだけ開けてある扉から部屋に入った。ミーミーのちょっぴりつり目のまんまるお目めがさらに大きくなった。
お姉ちゃんが泣いている。
中学校で悲しい事があったみたい。

「ミーミー・・・」お姉ちゃんの声が鼻声だ。
ミーミーはゆっくりとまばたきをしながら、お姉ちゃんのそばへ行き、しっぽをぴんと立て...うずくまっているお姉ちゃんの足にわき腹をスリスリしました。

(お姉ちゃん、泣かないで)と言っています。
(あたしが居るよ。)と言っています。
「わぁーーーーーーー、ヒックヒック...」でもお姉ちゃんはさらに泣き出してしまった。そして
「ミーミー、ありがとう。」と言ってくれた!

(お姉ちゃんにあたしの声、聞こえたのかな?)切なくも胸が熱くなるミーミー。
ミーミーはのどや背中、そしておでこをナデナデされご満悦。

ミーミーはお姉ちゃんのママには爪を出す事があります。ブスになって「フーーー!!」「ハッーーーー!!」と威嚇することも。
でも、お姉ちゃんとは気が合うのです。
ミーミー、ゴロゴロ。のどを鳴らし眼を細める・・・

明日からもう学校へ行くのや~めよっと・・・そう思いついたミーミー。
ミーミーの命が危うい目に遭うような場所へはもう行ーかないっ。筆箱は、筆記用具はミーミーの命です。
なぜなら、ミーミーには作家になるという夢があるから。

お姉ちゃんはそのうち・・・真っ赤な口紅とマニキュアを塗り...髪の毛を金髪にし、お酒を呑んでバイクに乗り、ミーミーが待ち続けても
お部屋に帰って来なくなりました。お姉ちゃんは学校に来てはいけません、と先生に言われた時だけお部屋に居ました。

猫のミーミーは、お姉ちゃんより早く大人になりました。
ミーミーが虹の橋へ渡る頃、お姉ちゃんはもうここにはいませんでした。

お姉ちゃんは今、大都会へ出て、ミーミーと同じ夢を見ています。
物書きになりたいのです。

ミーミーは、さっきお姉ちゃんのパソコンに魔法を掛けました、
魔法を掛けたんです!

しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
鍛えられた肉体、高潔な魂―― それは選ばれし“供物”の条件。 山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。 見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。 誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。 心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。

狼隊長さんは、私のやわはだのトリコになりました。

汐瀬うに
恋愛
目が覚めたら、そこは獣人たちの国だった。 元看護師の百合は、この世界では珍しい“ヒト”として、狐の婆さんが仕切る風呂屋で働くことになる。 与えられた仕事は、獣人のお客を湯に通し、その体を洗ってもてなすこと。 本来ならこの先にあるはずの行為まで求められてもおかしくないのに、百合の素肌で背中を撫でられた獣人たちは、皆ふわふわの毛皮を揺らして眠りに落ちてしまうのだった。 人間の肌は、獣人にとって子犬の毛並みのようなもの――そう気づいた時には、百合は「眠りを売る“やわはだ嬢”」として静かな人気者になっていた。 そんな百合の元へある日、一つの依頼が舞い込む。 「眠れない狼隊長を、あんたの手で眠らせてやってほしい」 戦場の静けさに怯え、目を閉じれば仲間の最期がよみがえる狼隊長ライガ。 誰よりも強くあろうとする男の震えに触れた百合は、自分もまた失った人を忘れられずにいることを思い出す。 やわらかな人肌と、眠れない心。 静けさを怖がるふたりが、湯気の向こうで少しずつ寄り添っていく、獣人×ヒトの異世界恋愛譚。 [こちらは以前あげていた「やわはだの、お風呂やさん」の改稿ver.になります]

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

『雪嶺後宮と、狼王の花嫁』

由香
キャラ文芸
後宮に降る雪は、呪いではなく嘆きだった。 巫女として献上された少女セツナは、 封じられた狼王の“花嫁”としての前世を思い出す。 人と妖、政と信仰の狭間で、 彼女が選ぶのは従属ではなく均衡。 雪嶺を舞台に描く、異種婚姻×後宮伝承譚。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!

霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。 でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。 けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。 同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。 そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?

処理中です...