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第二章 ドキドキの同居生活
乱れている方がそそられる *
しおりを挟む「……っあ、あぁっあんっ」
ある一点をぐいと押されて、彼女はひときわ甲高い声を上げた。ビリビリと愉悦の雷が走り抜け、勝手に喘いでしまう。
(いやっ駄目、声が出ちゃう)
シャーロットはとっさに掌で口を押さえた。
「……ん、んふぅ……ふ、んん……っ」
(ああ……駄目……ダメ、だめよ)
――気持ちが良すぎてどうにかなってしまいそう。
抗いきれない愉悦の波にシャーロットは押し流されてしまいそうだった。ピンと脚が強ばり、つま先が反っている。オリヴァーは、そんな様子の彼女を、飢えた瞳で見下ろしながら、ゴクリと唾を飲んだ。
「シャーロット、感じているんだね。もっと可愛い声を聞かせて」
彼はそっと彼女の口を覆っていた掌をどかす。
「んっ……っあ、で、でも……っあ、あぁっんっ」
「隠さないでくれ。はしたない姿を見せて欲しいんだ」
「だめ、ですわ……んっ、恥ずかし……っあ、ああ、っんぅ……ふぁぁ……っ」
「恥ずかしがらなくてもいいんだよ。むしろ乱れている方がそそられる。快感に溺れる天使を抱きたいんだ」
オリヴァーはゾクッとする程低くてセクシーな声で言った。そして空いた手で、放置されていたシャーロットの女陰の奥にある花芽に触れる。天を向いて膨らみ始めたそこは紅く色づいて充分熟れている。主人であるシャーロットより余程正直に、快楽へ導く彼の指を待ちわびているようだ。
オリヴァーは蜜をたっぷり絡めて、花芽を下から上に優しくなぞった。そうされるだけで、痙攣したかのようにブルブルと肉体が震え、芯から燃えていく。
「ああっ……あぁんっ」
(そんなところまで……!)
――仕方ない、もう認めるしかないわ。気持ちいいの。私はいま感じている……!
(知らなかった……。自分の身体に、殿方に触られて、こんなに感じる場所があるなんて)
「こうして花芽をいじると、中がきゅうきゅう絞まるよ。気持ちいいんだね」
「っあぁぁ……んあっ、あっあっ、あぁぅ……だめっだめで、す……ふぁ、んぁぅぅ、あっ」
「だめじゃないよ、俺の天使。もっと快楽に素直になって」
ぷっくりと紅く腫れ上がった花芯と、狭くてにゅるんとした蜜壁を同時に責められると、あまりの愉悦に脳裏に火花が散った。まろやかな脂肪のついた腰がビクンビクンと跳ね、愛汁がドプッと溢れて尻を伝わり、シーツに染みを作る。ぬちゅぬちゅと粘り気のある音がして、鼓膜から彼女を煽っていく。
(ああ、どうしよう。おかしくなる)
――おかしくなってしまうっ。
身体全体がふわふわして重力が無くなってしまったかのようだ。このまま本当に羽根が生えて飛んでいってしまうかもしれないと彼女は思う。
「あ……ああっ……っあ、あぁ……!」
(くる、何か来るぅ)
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