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第二章 ドキドキの同居生活
も、もう一度?! *
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「んっ、は、はい……オリヴァー様……」
肌と肌がぶつかる音が寝室に響く。オリヴァーはだんだん抽挿のスピードを上げ、頂を目指しているようだった。陰茎が拓かれたばかりのシャーロットの壁を何度も穿っていく。
「……っ、はあ、はあ……くぅ……っ。中に……出しても良いだろうか……? 俺は君が好きだ。決して裏切らない」
「……!」
彼が避妊具をつけていないことは気がついていた。シャーロットは一瞬考えた。
(もし赤ちゃんが出来たとしても……オリヴァー様の子なら、私はいいわ。それに彼を信じているもの)
「いいですわ……っ」
彼女は頷いた。
「っ、ありがとう。シャーロット」
オリヴァーはベッドに横たわる天使に情熱的なキスをする。腰を激しく打ち付けられながら、シャーロットは責められる衝撃に耐えた。
「んっ、ふぁ、んん……オリヴァー様っ」
「っ、出すぞ……シャーロット……!」
「んん……っ、はい……っ!」
最奥でオリヴァーが弾けた。ねじ込まれた彼のものから炎のように熱い精が放たれる。下腹部の深くでそれを感じて、シャーロットはぶるっと身を震わせた。
(ああ、これがオリヴァー様の子種……!)
彼女は感動に目尻を濡らした。ずっと恋い焦がれていたオリヴァー。彼とこうして結ばれた今、他に欲しいものは何も無い。初めての性交はそれ程気持ちよくはなかったが、しかしそれ以上に愛しい彼と一つになれた喜びで胸がいっぱいだった。
「――……っ、はあ……はあ……チクショウ、なんて無様なんだ。愛しい女性をイかせる前に一人でイってしまうとは……」
オリヴァーはごぽっと音をさせて陰茎を引き抜いた。シャーロットの性器から白い精液と乙女の血がたらりと流れ出る。
「オリヴァー様……」
「すまない。君を置いてけぼりにしてしまった。とても気持ちが良くて飲まれてしまったんだ。不甲斐ない。童貞のようながっつきようで、恥ずかしい限りだ」
オリヴァーは汗で濡れた前髪を掻き上げて言った。なんだか、悔しいけれど清々しさを感じる、事後の男性らしい独特な表情である。
「ど、童貞だなんて……とてもお上手でしたわ」
「いや、名誉挽回させて欲しい。もう一度してもいいだろうか」
オリヴァーが真面目に言った。
(も、もう一度?!)
「え、えっと……それは……」
思ってもみない誘いに、ごにょごにょと口ごもってしまう。実はオリヴァーにたっぷり愛撫されたせいで女陰が少しヒリヒリするのだ。彼は真剣に返事を待っていたが、しかしシーツに散った赤い染みに気がつくと、ハッとした。
「すまない、痛むだろう。すぐ医者を呼んでくる。今言ったことは忘れてくれ」
「えっ、あっ、ちょっちょっとお待ちに……」
シャーロットの言葉を最後まで聞く前に、彼は下だけ穿いた状態で寝室を飛び出していった。
一人残されたシャーロットは、ぽかんと口をあけていた。しかししばらくすると、じわじわと羞恥と喜びが改めて湧いてくる。側にあった羽根枕を引き寄せぎゅうっと抱きしめた。
(私……正式な婚約者にしてもらったわ。それにオリヴァー様と結ばれてしまった……!)
シャーロットは顔を真っ赤にさせながら窓の外に目をやった。美しい三日月だった。
まだ若い月は未来の夫婦の初めての夜を見守るように優しく輝いている。夏を予感させる熱気をはらんだ風が吹いていた。
肌と肌がぶつかる音が寝室に響く。オリヴァーはだんだん抽挿のスピードを上げ、頂を目指しているようだった。陰茎が拓かれたばかりのシャーロットの壁を何度も穿っていく。
「……っ、はあ、はあ……くぅ……っ。中に……出しても良いだろうか……? 俺は君が好きだ。決して裏切らない」
「……!」
彼が避妊具をつけていないことは気がついていた。シャーロットは一瞬考えた。
(もし赤ちゃんが出来たとしても……オリヴァー様の子なら、私はいいわ。それに彼を信じているもの)
「いいですわ……っ」
彼女は頷いた。
「っ、ありがとう。シャーロット」
オリヴァーはベッドに横たわる天使に情熱的なキスをする。腰を激しく打ち付けられながら、シャーロットは責められる衝撃に耐えた。
「んっ、ふぁ、んん……オリヴァー様っ」
「っ、出すぞ……シャーロット……!」
「んん……っ、はい……っ!」
最奥でオリヴァーが弾けた。ねじ込まれた彼のものから炎のように熱い精が放たれる。下腹部の深くでそれを感じて、シャーロットはぶるっと身を震わせた。
(ああ、これがオリヴァー様の子種……!)
彼女は感動に目尻を濡らした。ずっと恋い焦がれていたオリヴァー。彼とこうして結ばれた今、他に欲しいものは何も無い。初めての性交はそれ程気持ちよくはなかったが、しかしそれ以上に愛しい彼と一つになれた喜びで胸がいっぱいだった。
「――……っ、はあ……はあ……チクショウ、なんて無様なんだ。愛しい女性をイかせる前に一人でイってしまうとは……」
オリヴァーはごぽっと音をさせて陰茎を引き抜いた。シャーロットの性器から白い精液と乙女の血がたらりと流れ出る。
「オリヴァー様……」
「すまない。君を置いてけぼりにしてしまった。とても気持ちが良くて飲まれてしまったんだ。不甲斐ない。童貞のようながっつきようで、恥ずかしい限りだ」
オリヴァーは汗で濡れた前髪を掻き上げて言った。なんだか、悔しいけれど清々しさを感じる、事後の男性らしい独特な表情である。
「ど、童貞だなんて……とてもお上手でしたわ」
「いや、名誉挽回させて欲しい。もう一度してもいいだろうか」
オリヴァーが真面目に言った。
(も、もう一度?!)
「え、えっと……それは……」
思ってもみない誘いに、ごにょごにょと口ごもってしまう。実はオリヴァーにたっぷり愛撫されたせいで女陰が少しヒリヒリするのだ。彼は真剣に返事を待っていたが、しかしシーツに散った赤い染みに気がつくと、ハッとした。
「すまない、痛むだろう。すぐ医者を呼んでくる。今言ったことは忘れてくれ」
「えっ、あっ、ちょっちょっとお待ちに……」
シャーロットの言葉を最後まで聞く前に、彼は下だけ穿いた状態で寝室を飛び出していった。
一人残されたシャーロットは、ぽかんと口をあけていた。しかししばらくすると、じわじわと羞恥と喜びが改めて湧いてくる。側にあった羽根枕を引き寄せぎゅうっと抱きしめた。
(私……正式な婚約者にしてもらったわ。それにオリヴァー様と結ばれてしまった……!)
シャーロットは顔を真っ赤にさせながら窓の外に目をやった。美しい三日月だった。
まだ若い月は未来の夫婦の初めての夜を見守るように優しく輝いている。夏を予感させる熱気をはらんだ風が吹いていた。
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