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推しの誘惑【完全版】

愛してる *

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「わぁってるって。今してやるよ」

 鷹城が優しく微笑んだ。
 ようやく彼がきゅんと乳首を摘まんでくれる。そのままくいくいと引っ張ったり、ピンと弾かれたり、押しつぶすように愛撫されて、真琴はビリビリとした激しい快感に身悶えた。

(やっと触ってもらえた)

 ――やばい、気持ちいい。すっごい感じちゃう……!

「あぅ、あっあっ……乳首……だめ、だめっ……あん、あんっ、ひゃうっ」
「焦らされた分、感じるだろ? っはは、中がすっげえ締まる……。真琴、かわいいよ。乳首真っ赤にして、苺みたいだなあ」

 ドSの気配を滲ませて、鷹城が囁く。

「あんっ、だ、だってぇ……せんせい、が意地悪する……からぁ……ひぁ、くふ、あ、あぅ……」
「いじめられて感じるなんて、おまえ本当にマゾだよなー……。まじかわいい。大好き」

 鷹城が頬にチュッとキスをする。同時に両乳首をツキンとするほど捻られた。それに痛いほど感じてしまい、真琴はもうめろめろである。

「せんせぇ……ひ、あ、あっ」
「愛してるよ、真琴」

 鷹城が囁いた。

「ん、んっ……おれもアイシテル――愛してる……!」

 今度の『愛している』はマコの台詞ではなく、真琴自身の言葉だった。

(大好きだよ、愛しているよ)

 ――鷹城先生。

「……っ、かわいすぎだろ……。もっと泣け、真琴」
「あんっ、せんせ……前、前も……っ」

 彼の腹筋で擦られる若茎はぐしょぐしょだ。蜜が止めどなく流れ、ぬちょぬちょといやらしい音がする。

「こっちは触んなくてもイけるだろ……。……っ、俺も限界。一緒にイこう」

 鷹城の鳶色の目が糸になる。
 抽送が早くなり、敏感な肉筒を太い男根がこすっていく。前立腺をグーッと押すように責められ、真琴は一際淫らな声を上げた。そのまま極めた瞬間、目の前がチカチカした。

「あっ、あっ、イく、イく……ああん……ひ、ぁ、ぁっ――ぁああああ……!」

 ぷしゅう、と再び淫らな器官から蜜汁が飛び散った。身体の芯が灼けるような快感に飲まれてしまう。
 真琴はアイドルのコスプレをした状態で、まるで女性のように後ろだけで絶頂を迎えてしまったのだ。

 真っ赤になった頬に、だらしなく開いた唇。愉悦の涙で濡れた瞳は、とろんとろんである。

「……っ。出すぞ……!」

 鷹城も腰を打ちつける速度が上がった。いやらしい音がこだまし、最奥を穿{うが}つ。悩ましげに顔を歪めた彼が、ぶるりと身体を震わせた。腹の奥に熱い飛沫を感じる。鷹城も果てたのだ。

(お……終わった)

 ――すごかった……。

 はあ、はあ……と二人分の荒い呼吸が部屋に響いていた。
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