南雲一乃

【11/28完結しました！　ありがとうございます！】 『アルファなＢＬ作家が考証を求めてきます』 日坂部久斗は、過去受けた仕打ちから外に出られなくなった引きこもりΩ絵師。絵の仕事はあるものの、日々ギリギリの生活をしていた。 ある日、スキルサイトでBL表紙絵の依頼を受けたのをきっかけに、αの人気BL小説家・森村セイジに絵柄を買われ、対面の打ち合わせを迫られた。生活がかかっていた久斗は、自身がβだとウソをついて数年ぶりに外の世界へ出る。 しかし打ち合わせ後の酒の席でヒートを起こしてしまった久斗は、セイジと体を重ねてしまったばかりか、下宿の住所まで掌握されてしまった。 その日以来、セイジは久斗を『運命の番』だとのたまい、『作品の考証』と称して体を迫ってくるばかりか、久斗を絵師として外の世界に引っ張ろうと目論む。 セイジは久斗を昔から知っているような口ぶりで──？ 『キューピッドは恋を知らない』 洋芳出版で主に森村作品の編集を担当しているβの中砥真也。 彼は森村セイジと日坂部久斗を再会させた無自覚なキューピッドだが、表情が顔から出にくく他人の感情の機微に疎い。 そのせいで日々の生活は一人が多く、むなしさを感じていた。 ある日の飲みの帰り、真也は裏路地のゴミだめで、泥酔し額に怪我をした美貌の大男を見つける。 典型的なＢＬのシチュエーションも相まって彼を救助した真也だが、後日その美貌の大男と思わぬ形で再会し──？ ------------- ※このお話はフィクションです。 ※オメガバースの世界設定は本文中に説明がありますので、初めての方でもお読みいただけます。 ※他サイトでも掲載しています。

獣人への差別が色濃く残る現代日本。 猫の半獣人・スズは幸せな生活を強く夢見ているが、育った環境ゆえ半グレ集団にこき使われる日々を送っていた。 スズは熱帯夜を猫姿で彷徨っていた所、ヘアメイクアップアーティスト・美代修一から餌をもらい優しくされ、家に通い詰めるようになる。 その数日後、半グレの追っ手から逃げようとしていた所を修一に保護され、家に居候するようになるが……。 ＝＝＝＝＝＝＝ ◾️10/11に完結します。短期連載です。 ◾️1日に2〜3回更新します。 ◾️5万字ほどの短編になります。 ◾️濡れ場には（※）が付きます。 ◾️エブリスタでも連載しています。 表紙絵は天宮叶さまからご厚意で頂戴しました。