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第1章
第67話 白薔薇と黒蝶
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王宮の庭園は、国内随一の美しさを誇ると言われている。
そんな庭の片隅、素朴で可憐な白い花々が咲く花壇の横へと転移したエディは、レイを抱いたまま近くの長椅子へと腰かけた。
「レイ、起きて」
下がってしまったベールを持ち上げ、頬を撫でて優しく揺り起こす。
真っ黒いドレスに、深い緑色の刺繍。ドリスは自分の色だと言って仕立てさせたようだが、正しくは違うだろう。
レイの目の色。他の誰でもない、レイの黒い髪とレイの緑の瞳の色だ。
ドリスの瞳は、正しくは淡い青緑。婚約者に贈るものだって、こんな濃い色はしていなかった。
エディが優しく呼びかけていると、レイは小さく唸り表情を歪めた。ぼんやりと、虚ろな目をしたままわけもわからずといった様子で起き上がる。
「んん……」
「おはよう。……レイ、会いたかった」
ずっと、ずっと会いたかった。
ドリスの身勝手でありながら優しいおせっかいの所為で、暦はふた月も過ぎている。隣国へ行った時よりも長い期間、レイと会うことができなかった。
また、こんなにも会えなくなってしまう日が来るなんて思っていなかった。エディはレイの頬を撫で、額を触れ合わせる。
レイははっと意識が覚醒すると、自身の状況を確認するよりも前にエディを勢いよく突き飛ばした。
「な、なんで……っ」
「そうなるのも当然だとは思う。……少し、話をさせてほしいんだ」
「……何を、話すことがあるんだよ」
口ではそう言いながら、もう目尻には涙が溜まってしまっている。クレス女史と婚約したなんて虚偽の話、レイは本当に信じてしまったのか。
まだあの女の闇魔法の影響もあるのかもしれない。エディは腕を伸ばし、レイの手を軽く掴み聖魔法を送った。
「なんだよ、放せ」
いつもの調子で嫌がるレイの様子に、笑ってしまう。
昔から変わらない、勝気で意地っ張りなレイだ。自分がずっと好きだったレイのまま。
「嫌だ。……レイ、俺にはレイしかいないって言っただろ」
「でも、婚約するって聞いた」
「しないよ。全部嘘。レイが水晶宮から逃げ出す気力を湧かさないようにドリスが吐いた嘘なんだ」
「……そんなことして、殿下にメリットなんてないだろ」
何を言ったって否定から入るのもいつものことだ。甘いことを言っても、すぐに受け入れてくれない。
そこもまた好きなんだけれど。
「あったから吐いた。クレス女史は俺に協力してくれただけなんだ。あの人とどうにかなるなんて、レイにだけは思われたくない。絶対に嫌だよ、レイ以外となんて」
「じゃあ、コルネリス伯爵令嬢は」
「そもそも、俺はあの人を見合いの時まで知らなかった。……何か、俺が好意を抱いたような誤解をしているようだったけれど」
レイが気になることは、全部に真摯に答えていく。
言い逃れたなんて思われたくないから、丁寧に。
「俺、邪魔だって」
「それもドリスが勝手に言ったんだろう? 俺はレイがいなきゃ嫌。レイがいないとやる気も出ないんだ、聖騎士の仕事だってしたくない」
「……聖騎士、辞めるって」
「レイがいないから辞めようかなって思っただけ。……でも、レイがいないからって聖騎士を辞めたら他の人と結婚することになるだろ。だから辞めないって改めて司教様に言ってきた。レイ以外とは絶対に嫌だから」
隣国で黒蝶の君のことを知っている話をしたデュボワ司教に、改めて辞めるつもりはないことを説明してきた。少し骨は折れたけれど、レイを探すために少しだけ休みをもらう手続きをするついでにだ。
「……俺のこと、もう好きじゃないって」
「そんなわけないだろ。俺はレイだけが好きなんだから。……レイは、……レイこそ、ドリスに惚れたりしてない?」
女装して着飾っているからというのもあるけれど、今日のレイは一段と輝いて見える。それがもし、ドリスに恋をしてしまったからだとしたら。
エディの問いに、レイはぶんぶんと首を振った。
「嫌いだ、あんなやつ」
「こら、王宮の中なんだから流石に駄目。……面倒見てくれるって話、受けるの?」
「わからない。お前を誰かと結婚させるって話なくなったから、なしかも」
「じゃあ図書課に戻る? 戻って来ることがクレス女史と協力する条件だったんだよね」
「戻りたいけど、戻れるかもわからない。何度も休んで、迷惑もかけたし」
暴行を受けて休み、攫われて休み。きっと、自分の席が残されているか、同僚が受け入れてくれるかを心配しているのだろう。
気にすることないのに。エディはレイとまた額を合わせる。
「大丈夫、クレス女史は待ってますって。もし駄目でも、俺と一緒にいてくれたらいいよ」
「なんだよ、それ」
「法律じゃ無理でも、俺と結婚してほしい。……レイ、気付いてる?」
「?」
この様子だと、やはり気付いていないようだ。エディはレイを膝の上に横抱きに座らせ、自分の左耳を見せる。
マラカイトの、フープピアス。レイがプレゼントに買ったもの。
「……あ」
「俺の都合の良いように解釈したんだけど、もう迷惑かな」
「……」
「レイ?」
レイは、何も言わずに俯いてしまった。いつものレイの様子から察すると、これは恥ずかしがっているか、泣いてしまったか。
エディはその身体をぎゅうと抱き締め、背中を優しく撫でる。
「俺はずっと、レイだけが好きだよ」
「……ん」
「他の誰かを見たことなんて、今まで一回もないんだから。いい加減信じてよ」
「……信じられないようなことになってたんだから、しょうがないだろ」
ずるずると、鼻水を啜るような音と鼻声での文句。
本当に、可愛すぎやしないだろうか。
「ねえレイ、キスしたい」
「やだ」
「いいじゃん、したいな」
「馬鹿、いつ人来るかもわからないだろ」
「人が来なければいい? 人除けの魔法かけようか」
「……お前、ほんと馬鹿」
「はは、俺にそんなこと言うのレイくらいだよ。……音楽流れてるね、舞踏会再開したのかな」
エディが短時間で決着をつけたが、あんなことがあったのに再開したんだろうか。
だが考えてみれば春の舞踏会は一年に一度だ。あの女の暴走も落ち着いたから、避難を解除でもしたのだろう。
「……レイ、踊ろうか」
「はぁ?」
「いいだろ、少しだけ」
エディはレイを椅子に座らせ、一度立ち上がると目の前で跪き手を差し伸べる。
「踊っていただけますか、黒蝶の君」
学生時代、プロムで言いたかったことだ。実際はレイといたいからダンスなんてそっちのけで、男子生徒達で馬鹿騒ぎして女生徒たちに呆れられて終わってしまったのを思い出す。
もう涙で厚化粧も溶けてしまっているレイは、それでも愛らしい顔立ちでエディを見上げ、暫し逡巡した末にそっと手を重ねてくる。
「白薔薇様のお誘い、お受けします」
立ち上がったレイは、じとりとエディを睨むように見上げた。それさえも可愛くて、エディは相貌をだらしなく崩してしまう。
「俺、まだちゃんと踊れないからな」
「大丈夫、俺がちゃんとリードするから」
「足踏むからな」
「頑張って避けるね」
「避けんな、踏まれてろ馬鹿」
「はは、理不尽だな」
レイの更に細くなった腰に手を当て、遠くから聞こえる音楽に合わせてゆっくりとステップを踏む。
右、左。慣れていないはずのレイをリードするように、それでも優雅に踊れるように。
「ねえ、王太子のパートナーを連れ去ったのってどう見られてるかな」
「非常識の大馬鹿野郎」
「じゃあ、それについてきたレイは?」
「……俺も大馬鹿野郎だよ」
黒いドレスの裾をふんわりと舞わせ、苦手だと告げる割には満足に踊れているレイは話す余裕だってあるらしい。
それを少し乱してみたくて、エディは腰を抱いて勢いよくターンをしてみた。
「うわっ」
ドリスにもやられていたように、けれどあの時のようにレイの足が縺れないように持ち上げてくるくると。
地面に下ろしたレイは、驚きのあまりかエディの胸元に倒れてくる。ベールも落ち完全に顔が見えなくなったレイに、エディは顔を近付けた。
「ねえ、キスしたい」
「馬鹿、だからいつ誰が来るかもわかんないんだから」
「今は俺以外気にしないで。……お願い、キスしたい」
「……言い方、変えていいか?」
「うん?」
何の言い方だろう。
エディは、レイが何を言いたいのか、腰をかがめ見下ろしながら待つ。
レイは、ベールの向こうで囁くように告げて来た。
「……キスだけじゃ、がまんできなくなる、から」
「っ」
「……あの日の続き、する……?」
甘いおねだりに、理性が飛んだ。
そんな庭の片隅、素朴で可憐な白い花々が咲く花壇の横へと転移したエディは、レイを抱いたまま近くの長椅子へと腰かけた。
「レイ、起きて」
下がってしまったベールを持ち上げ、頬を撫でて優しく揺り起こす。
真っ黒いドレスに、深い緑色の刺繍。ドリスは自分の色だと言って仕立てさせたようだが、正しくは違うだろう。
レイの目の色。他の誰でもない、レイの黒い髪とレイの緑の瞳の色だ。
ドリスの瞳は、正しくは淡い青緑。婚約者に贈るものだって、こんな濃い色はしていなかった。
エディが優しく呼びかけていると、レイは小さく唸り表情を歪めた。ぼんやりと、虚ろな目をしたままわけもわからずといった様子で起き上がる。
「んん……」
「おはよう。……レイ、会いたかった」
ずっと、ずっと会いたかった。
ドリスの身勝手でありながら優しいおせっかいの所為で、暦はふた月も過ぎている。隣国へ行った時よりも長い期間、レイと会うことができなかった。
また、こんなにも会えなくなってしまう日が来るなんて思っていなかった。エディはレイの頬を撫で、額を触れ合わせる。
レイははっと意識が覚醒すると、自身の状況を確認するよりも前にエディを勢いよく突き飛ばした。
「な、なんで……っ」
「そうなるのも当然だとは思う。……少し、話をさせてほしいんだ」
「……何を、話すことがあるんだよ」
口ではそう言いながら、もう目尻には涙が溜まってしまっている。クレス女史と婚約したなんて虚偽の話、レイは本当に信じてしまったのか。
まだあの女の闇魔法の影響もあるのかもしれない。エディは腕を伸ばし、レイの手を軽く掴み聖魔法を送った。
「なんだよ、放せ」
いつもの調子で嫌がるレイの様子に、笑ってしまう。
昔から変わらない、勝気で意地っ張りなレイだ。自分がずっと好きだったレイのまま。
「嫌だ。……レイ、俺にはレイしかいないって言っただろ」
「でも、婚約するって聞いた」
「しないよ。全部嘘。レイが水晶宮から逃げ出す気力を湧かさないようにドリスが吐いた嘘なんだ」
「……そんなことして、殿下にメリットなんてないだろ」
何を言ったって否定から入るのもいつものことだ。甘いことを言っても、すぐに受け入れてくれない。
そこもまた好きなんだけれど。
「あったから吐いた。クレス女史は俺に協力してくれただけなんだ。あの人とどうにかなるなんて、レイにだけは思われたくない。絶対に嫌だよ、レイ以外となんて」
「じゃあ、コルネリス伯爵令嬢は」
「そもそも、俺はあの人を見合いの時まで知らなかった。……何か、俺が好意を抱いたような誤解をしているようだったけれど」
レイが気になることは、全部に真摯に答えていく。
言い逃れたなんて思われたくないから、丁寧に。
「俺、邪魔だって」
「それもドリスが勝手に言ったんだろう? 俺はレイがいなきゃ嫌。レイがいないとやる気も出ないんだ、聖騎士の仕事だってしたくない」
「……聖騎士、辞めるって」
「レイがいないから辞めようかなって思っただけ。……でも、レイがいないからって聖騎士を辞めたら他の人と結婚することになるだろ。だから辞めないって改めて司教様に言ってきた。レイ以外とは絶対に嫌だから」
隣国で黒蝶の君のことを知っている話をしたデュボワ司教に、改めて辞めるつもりはないことを説明してきた。少し骨は折れたけれど、レイを探すために少しだけ休みをもらう手続きをするついでにだ。
「……俺のこと、もう好きじゃないって」
「そんなわけないだろ。俺はレイだけが好きなんだから。……レイは、……レイこそ、ドリスに惚れたりしてない?」
女装して着飾っているからというのもあるけれど、今日のレイは一段と輝いて見える。それがもし、ドリスに恋をしてしまったからだとしたら。
エディの問いに、レイはぶんぶんと首を振った。
「嫌いだ、あんなやつ」
「こら、王宮の中なんだから流石に駄目。……面倒見てくれるって話、受けるの?」
「わからない。お前を誰かと結婚させるって話なくなったから、なしかも」
「じゃあ図書課に戻る? 戻って来ることがクレス女史と協力する条件だったんだよね」
「戻りたいけど、戻れるかもわからない。何度も休んで、迷惑もかけたし」
暴行を受けて休み、攫われて休み。きっと、自分の席が残されているか、同僚が受け入れてくれるかを心配しているのだろう。
気にすることないのに。エディはレイとまた額を合わせる。
「大丈夫、クレス女史は待ってますって。もし駄目でも、俺と一緒にいてくれたらいいよ」
「なんだよ、それ」
「法律じゃ無理でも、俺と結婚してほしい。……レイ、気付いてる?」
「?」
この様子だと、やはり気付いていないようだ。エディはレイを膝の上に横抱きに座らせ、自分の左耳を見せる。
マラカイトの、フープピアス。レイがプレゼントに買ったもの。
「……あ」
「俺の都合の良いように解釈したんだけど、もう迷惑かな」
「……」
「レイ?」
レイは、何も言わずに俯いてしまった。いつものレイの様子から察すると、これは恥ずかしがっているか、泣いてしまったか。
エディはその身体をぎゅうと抱き締め、背中を優しく撫でる。
「俺はずっと、レイだけが好きだよ」
「……ん」
「他の誰かを見たことなんて、今まで一回もないんだから。いい加減信じてよ」
「……信じられないようなことになってたんだから、しょうがないだろ」
ずるずると、鼻水を啜るような音と鼻声での文句。
本当に、可愛すぎやしないだろうか。
「ねえレイ、キスしたい」
「やだ」
「いいじゃん、したいな」
「馬鹿、いつ人来るかもわからないだろ」
「人が来なければいい? 人除けの魔法かけようか」
「……お前、ほんと馬鹿」
「はは、俺にそんなこと言うのレイくらいだよ。……音楽流れてるね、舞踏会再開したのかな」
エディが短時間で決着をつけたが、あんなことがあったのに再開したんだろうか。
だが考えてみれば春の舞踏会は一年に一度だ。あの女の暴走も落ち着いたから、避難を解除でもしたのだろう。
「……レイ、踊ろうか」
「はぁ?」
「いいだろ、少しだけ」
エディはレイを椅子に座らせ、一度立ち上がると目の前で跪き手を差し伸べる。
「踊っていただけますか、黒蝶の君」
学生時代、プロムで言いたかったことだ。実際はレイといたいからダンスなんてそっちのけで、男子生徒達で馬鹿騒ぎして女生徒たちに呆れられて終わってしまったのを思い出す。
もう涙で厚化粧も溶けてしまっているレイは、それでも愛らしい顔立ちでエディを見上げ、暫し逡巡した末にそっと手を重ねてくる。
「白薔薇様のお誘い、お受けします」
立ち上がったレイは、じとりとエディを睨むように見上げた。それさえも可愛くて、エディは相貌をだらしなく崩してしまう。
「俺、まだちゃんと踊れないからな」
「大丈夫、俺がちゃんとリードするから」
「足踏むからな」
「頑張って避けるね」
「避けんな、踏まれてろ馬鹿」
「はは、理不尽だな」
レイの更に細くなった腰に手を当て、遠くから聞こえる音楽に合わせてゆっくりとステップを踏む。
右、左。慣れていないはずのレイをリードするように、それでも優雅に踊れるように。
「ねえ、王太子のパートナーを連れ去ったのってどう見られてるかな」
「非常識の大馬鹿野郎」
「じゃあ、それについてきたレイは?」
「……俺も大馬鹿野郎だよ」
黒いドレスの裾をふんわりと舞わせ、苦手だと告げる割には満足に踊れているレイは話す余裕だってあるらしい。
それを少し乱してみたくて、エディは腰を抱いて勢いよくターンをしてみた。
「うわっ」
ドリスにもやられていたように、けれどあの時のようにレイの足が縺れないように持ち上げてくるくると。
地面に下ろしたレイは、驚きのあまりかエディの胸元に倒れてくる。ベールも落ち完全に顔が見えなくなったレイに、エディは顔を近付けた。
「ねえ、キスしたい」
「馬鹿、だからいつ誰が来るかもわかんないんだから」
「今は俺以外気にしないで。……お願い、キスしたい」
「……言い方、変えていいか?」
「うん?」
何の言い方だろう。
エディは、レイが何を言いたいのか、腰をかがめ見下ろしながら待つ。
レイは、ベールの向こうで囁くように告げて来た。
「……キスだけじゃ、がまんできなくなる、から」
「っ」
「……あの日の続き、する……?」
甘いおねだりに、理性が飛んだ。
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……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
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