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第1章
番外編2 自業自得の王太子殿下
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「ナズが、婚約を取り止めたいと」
瑠璃宮の執務室まで呼ばれ、何事かと思い来てみれば開口一番そんなことを深刻そうに言うドリスに、エディはしらけた目を向けた。
そうなるのも当然だろう。レイに言っていた婚約者に話をつけたということ自体が嘘で、どうせ伝わらないだろうとたかを括り何も告げずに男を囲い込んで女装させてファーストダンスを共に踊ったなんて婚約者、自分が姫の立場なら願い下げだ。
エディとレイのことは国益のため、国のためだと身勝手に振り回して引き裂かせておいて自分の婚約者に捨てられそうになるとこの始末。話を聞きに来てやったのも時間の無駄だとエディは無言で立ち上がる。
「待ってくれ、ヴァンダムに釈明を願いたく」
「レイもお前の行動の被害者なわけだけれど、そのレイに何を言わせるつもり?」
「……お、俺は、浮気などしていないと」
鼻の下を伸ばしてレイのドレス姿を見ておいてよく言う。
こっちはまだ何も許してはいない。エディは怒りを隠しもしない。
「俺が浮気したから忘れろと洗脳しておいて虫がいい話だね。いつもの調子はどうしたんだ? 国のためにならないのであれば婚約破棄も白紙もやむなしなんて、よく言っていたじゃないか」
「……ナズは、違う」
「そう。悪いけどレイはもうお前の身勝手に振り回させないから、他をあたってくれ」
「待ってくれ、いや本当に洒落にならんのだ」
「こっちも洒落にならなかったんだけど」
「本当に頼む、何でも言うことを聞くから。お前からも何か言ってくれないかヴァンダム」
そこで、エディの腕の中にすっぽりと抱かれながら存在感を消そうと息を殺していたレイが漸く口を開いた。
「……自業自得では?」
「ふは、そうそう。レイの言う通りだよ。自業自得で愚かな王太子殿下の言うことなんて無視して早く帰ろう」
自業自得、まさにその通り。ナズ姫とやらは人質のようにこちらの国に妃としてやって来るのは決定事項で、その相手がドリスから他へと変わるだけだ。何なら、まだ『現役』の国王陛下だっていい。歳の差は30近くと少々離れ過ぎているけれど、世界中探してみれば人質の姫としてはそのくらいない話ではないのだし。ドリスより優しく紳士的で人格者だから、寧ろそちらの方が彼女にとっても良いだろう。
「待ってくれ……本当にすまなかったと思っているんだ……」
「……エディ、少しくらいなら聞いとくか?」
「いらないよ。そんな優しさ俺以外に見せないで」
「馬鹿、人前でこれ以上触んな」
人前で触れたがるエディを嗜める節度のあるところも好きだ。エディは頬を染めながら頬へのキスを拒むレイを腕に抱いたまま、すりすりと頬擦りをした。
「こら、待てって。一回だけ話は聞こう。これで国の関係にヒビが入るのめんどくさいし、俺だって責任問題に問われたくないし」
「レイはどうなっても俺が守るよ?」
「……そういうことじゃない馬鹿」
「その得意げな顔をするのをやめろエドガー」
可愛いだろう、俺のレイは。そう思いながらドリスをふっと鼻で笑い、苦悶の表情を浮かべる従兄殿の話を仕方がないから聞いてやる。
聞きたいわけじゃないが、レイが言うから。
エディは再度ソファに腰掛け、レイを横に抱いたままじとりとドリスを見やる。
「それで、どう釈明してほしいって?」
「理由がありこちらで預からなければいけなかっただけで、俺からは指一本触ることすらなかったと」
「レイ、それって事実?」
「……髪とかは触りましたよね」
「そんなの触れたうちに入らないだろう!? 男の髪だぞ!?」
レイの髪に触れたのか。この艶がある美しい黒髪に。益々許せない。
散々触っているが上書きするように髪に触れ、長い襟足を指で掬う。人前だからと少し嫌がるレイを腕の中に抱いたまま、その耳許で問いかけた。
「他には何処か触られたりしなかった? 変なこととかされてない?」
「お前、どこまで俺の信用がないんだ」
「これまでの自分の行動を見返してみてほしいんだけど、どうしたら俺に信用されると思う?」
「……軍部を片付けただろうが」
「それはお前の監督不行き届きだろう。お前があの兵達をきちんと見ていればレイが不用意に傷つけられることもなかった」
それはドリスが元から注視しておくべきことだった。レイ1人が犠牲になっているのを良しとしていたドリスが悪いのだから、それを片付けたからといって褒められた話ではない。
「レイ、こいつにどんなことされた? 酷いこととかされてない?」
「いや、えっと」
「約束しただろ? 秘密はなしだよ、教えて」
レイは何かを思い出したのか、エディに手を掴まれ指を絡めながらも俯いてしまう。
何かされたか。やはりこいつ、縊り殺したほうが良いのかもしれない。
エディがそんなことを考えながら言葉を選んでいるレイをあやすようにして待っていると、レイは辿々しく言葉を発した。
「え、……エディのこと、考えて、……その」
「うん?」
「……耳、貸せ」
自分達3人の他には誰もいないのに、レイはエディにだけ伝えたいようでちらりと見上げた。
顔を真っ赤にするレイも可愛い。そう思いながらも耳を貸せば、レイは耳許で小さく零した。
「……お前のこと考えて、シてるとこ……記憶、覗かれて」
「よし、やっぱり釈明はなしにしようか」
こいつの固有魔法のことは深くは知らないが、そういったものを使えるのは何となく肌で感じてわかっていた。
だが、レイのあられもない姿を覗き見した? 記憶を覗いたということは、レイの視線で、このいつも着込んでいる服の下の肌を全て?
エディは怒りをぶつけそうになりながらも何とか抑え、レイを連れて行こうと腰を浮かしかける。
「待ってくれ、何を言ったんだヴァンダム」
「言いたくないです」
「どれのことだ、あれか? 採寸の時に様子を見に来たら裸だったことか? 昼を過ぎても眠っているお前を起こそうとしたらエドガーに間違われてそのまま共寝してやったことか?」
「は? え、そんなこと」
レイは目を見開き、ドリスが言ったことに驚き頬を真っ赤に染めている。エディとしても聞き捨てならないその行為の数々に、怒りが頂点に達しドリスに食ってかかった。
「共寝って、お前レイに何をした?」
「あ、ああいや、違う」
「と、共寝って、俺違う、エディ以外としてない、え? してない? ほんとに?」
「言葉が悪かった、待ってくれエドガー!」
掌で思わず炎魔法を発動し揺らめかせながらドリスに放とうとするエディの隣で、『共寝』の言葉をただ眠る方ではない意味で捉えたレイは自分の身を両手で抱く。
確かに初めてした時よりも緩かったが、まさかこいつ。そう思いながら火球を放とうとしたエディの炎魔法を水魔法で相殺しながらドリスは吠えた。
「添い寝だ! ただの添い寝しか!」
「どちらにせよ許せるはずがないだろ! レイ、もう帰ろう。こんなけだものの前にレイを連れて来るわけにはいかない」
「え、エディ、俺してない、してないから」
「大丈夫、レイが俺以外を受け入れたなんて思ってないよ。でも帰ったら上書きさせてね」
「おい待て、頼むナズに釈明だけは!」
やはり聞きに来るんじゃなかった。益々許す余地がなくなったこの男、どうやってその地位を追い落としてマクシム殿下を立太子させようか。
そんなことを考えながら錯乱しドリスの言葉も耳に入らなくなってしまったレイを宥めるよう頭や額にキスをしていると、エディ達の背後の扉が開く。
「失礼とは思いますが、外で大体のお話は伺いました。ドリス様」
鈴の鳴るようなか細い女性の声が聞こえる。それと共に、ドリスの表情が絶望するそれへと変わった。
エディが振り返ると、扉の前に立っていたのは昔一度だけ見たことのある小柄で愛らしい女性。そのすぐそばにはマノン殿下も立っている。
「やはりけだもの……」
「誤解があるかもしれないと一度直接お話は伺いたかったのですが、もう不要のようですね」
「あ、ああ……違う、違うのだナズ」
「その呼び方はもうお控えくださいまし、ドリス王太子殿下。お二方、私の『元』婚約者が大変失礼を致しました。行きましょう、マノン様」
ナズ姫は、その物静かで大人しそうな外見からは想像もつかないほど凛とした出で立ちのまま、マノン殿下を連れて離れてゆく。ドリスは慌ててそれを追いかけ出て行き、王太子の執務室にはエディとレイだけが残された。
「……レイ、他には何もされてないよね」
「……流石に、寝てる時はわかんねえよ」
「やっぱり上書きだけはさせて。早く家に帰ろう、アンジーさんには早めに帰ってもらわないと」
一刻も早くレイの身体からドリスの痕跡を全て消したい。何もされていなくても、自分だけがこの身体に触れている実感を得たい。
レイもまた、共寝なんてした記憶などないからこそ動揺している。エディが帰ったらすぐにでも抱くという宣言をしているという認識もなく頷き、瑠璃宮を出る際もエディに腰を抱かれるのを人前だというのに気にもしない。
あの王太子、本当に許せない。
エディは益々決意を固め、魔力の消費量のことなど考えず自宅の前まで転移魔法を発動させた。
瑠璃宮の執務室まで呼ばれ、何事かと思い来てみれば開口一番そんなことを深刻そうに言うドリスに、エディはしらけた目を向けた。
そうなるのも当然だろう。レイに言っていた婚約者に話をつけたということ自体が嘘で、どうせ伝わらないだろうとたかを括り何も告げずに男を囲い込んで女装させてファーストダンスを共に踊ったなんて婚約者、自分が姫の立場なら願い下げだ。
エディとレイのことは国益のため、国のためだと身勝手に振り回して引き裂かせておいて自分の婚約者に捨てられそうになるとこの始末。話を聞きに来てやったのも時間の無駄だとエディは無言で立ち上がる。
「待ってくれ、ヴァンダムに釈明を願いたく」
「レイもお前の行動の被害者なわけだけれど、そのレイに何を言わせるつもり?」
「……お、俺は、浮気などしていないと」
鼻の下を伸ばしてレイのドレス姿を見ておいてよく言う。
こっちはまだ何も許してはいない。エディは怒りを隠しもしない。
「俺が浮気したから忘れろと洗脳しておいて虫がいい話だね。いつもの調子はどうしたんだ? 国のためにならないのであれば婚約破棄も白紙もやむなしなんて、よく言っていたじゃないか」
「……ナズは、違う」
「そう。悪いけどレイはもうお前の身勝手に振り回させないから、他をあたってくれ」
「待ってくれ、いや本当に洒落にならんのだ」
「こっちも洒落にならなかったんだけど」
「本当に頼む、何でも言うことを聞くから。お前からも何か言ってくれないかヴァンダム」
そこで、エディの腕の中にすっぽりと抱かれながら存在感を消そうと息を殺していたレイが漸く口を開いた。
「……自業自得では?」
「ふは、そうそう。レイの言う通りだよ。自業自得で愚かな王太子殿下の言うことなんて無視して早く帰ろう」
自業自得、まさにその通り。ナズ姫とやらは人質のようにこちらの国に妃としてやって来るのは決定事項で、その相手がドリスから他へと変わるだけだ。何なら、まだ『現役』の国王陛下だっていい。歳の差は30近くと少々離れ過ぎているけれど、世界中探してみれば人質の姫としてはそのくらいない話ではないのだし。ドリスより優しく紳士的で人格者だから、寧ろそちらの方が彼女にとっても良いだろう。
「待ってくれ……本当にすまなかったと思っているんだ……」
「……エディ、少しくらいなら聞いとくか?」
「いらないよ。そんな優しさ俺以外に見せないで」
「馬鹿、人前でこれ以上触んな」
人前で触れたがるエディを嗜める節度のあるところも好きだ。エディは頬を染めながら頬へのキスを拒むレイを腕に抱いたまま、すりすりと頬擦りをした。
「こら、待てって。一回だけ話は聞こう。これで国の関係にヒビが入るのめんどくさいし、俺だって責任問題に問われたくないし」
「レイはどうなっても俺が守るよ?」
「……そういうことじゃない馬鹿」
「その得意げな顔をするのをやめろエドガー」
可愛いだろう、俺のレイは。そう思いながらドリスをふっと鼻で笑い、苦悶の表情を浮かべる従兄殿の話を仕方がないから聞いてやる。
聞きたいわけじゃないが、レイが言うから。
エディは再度ソファに腰掛け、レイを横に抱いたままじとりとドリスを見やる。
「それで、どう釈明してほしいって?」
「理由がありこちらで預からなければいけなかっただけで、俺からは指一本触ることすらなかったと」
「レイ、それって事実?」
「……髪とかは触りましたよね」
「そんなの触れたうちに入らないだろう!? 男の髪だぞ!?」
レイの髪に触れたのか。この艶がある美しい黒髪に。益々許せない。
散々触っているが上書きするように髪に触れ、長い襟足を指で掬う。人前だからと少し嫌がるレイを腕の中に抱いたまま、その耳許で問いかけた。
「他には何処か触られたりしなかった? 変なこととかされてない?」
「お前、どこまで俺の信用がないんだ」
「これまでの自分の行動を見返してみてほしいんだけど、どうしたら俺に信用されると思う?」
「……軍部を片付けただろうが」
「それはお前の監督不行き届きだろう。お前があの兵達をきちんと見ていればレイが不用意に傷つけられることもなかった」
それはドリスが元から注視しておくべきことだった。レイ1人が犠牲になっているのを良しとしていたドリスが悪いのだから、それを片付けたからといって褒められた話ではない。
「レイ、こいつにどんなことされた? 酷いこととかされてない?」
「いや、えっと」
「約束しただろ? 秘密はなしだよ、教えて」
レイは何かを思い出したのか、エディに手を掴まれ指を絡めながらも俯いてしまう。
何かされたか。やはりこいつ、縊り殺したほうが良いのかもしれない。
エディがそんなことを考えながら言葉を選んでいるレイをあやすようにして待っていると、レイは辿々しく言葉を発した。
「え、……エディのこと、考えて、……その」
「うん?」
「……耳、貸せ」
自分達3人の他には誰もいないのに、レイはエディにだけ伝えたいようでちらりと見上げた。
顔を真っ赤にするレイも可愛い。そう思いながらも耳を貸せば、レイは耳許で小さく零した。
「……お前のこと考えて、シてるとこ……記憶、覗かれて」
「よし、やっぱり釈明はなしにしようか」
こいつの固有魔法のことは深くは知らないが、そういったものを使えるのは何となく肌で感じてわかっていた。
だが、レイのあられもない姿を覗き見した? 記憶を覗いたということは、レイの視線で、このいつも着込んでいる服の下の肌を全て?
エディは怒りをぶつけそうになりながらも何とか抑え、レイを連れて行こうと腰を浮かしかける。
「待ってくれ、何を言ったんだヴァンダム」
「言いたくないです」
「どれのことだ、あれか? 採寸の時に様子を見に来たら裸だったことか? 昼を過ぎても眠っているお前を起こそうとしたらエドガーに間違われてそのまま共寝してやったことか?」
「は? え、そんなこと」
レイは目を見開き、ドリスが言ったことに驚き頬を真っ赤に染めている。エディとしても聞き捨てならないその行為の数々に、怒りが頂点に達しドリスに食ってかかった。
「共寝って、お前レイに何をした?」
「あ、ああいや、違う」
「と、共寝って、俺違う、エディ以外としてない、え? してない? ほんとに?」
「言葉が悪かった、待ってくれエドガー!」
掌で思わず炎魔法を発動し揺らめかせながらドリスに放とうとするエディの隣で、『共寝』の言葉をただ眠る方ではない意味で捉えたレイは自分の身を両手で抱く。
確かに初めてした時よりも緩かったが、まさかこいつ。そう思いながら火球を放とうとしたエディの炎魔法を水魔法で相殺しながらドリスは吠えた。
「添い寝だ! ただの添い寝しか!」
「どちらにせよ許せるはずがないだろ! レイ、もう帰ろう。こんなけだものの前にレイを連れて来るわけにはいかない」
「え、エディ、俺してない、してないから」
「大丈夫、レイが俺以外を受け入れたなんて思ってないよ。でも帰ったら上書きさせてね」
「おい待て、頼むナズに釈明だけは!」
やはり聞きに来るんじゃなかった。益々許す余地がなくなったこの男、どうやってその地位を追い落としてマクシム殿下を立太子させようか。
そんなことを考えながら錯乱しドリスの言葉も耳に入らなくなってしまったレイを宥めるよう頭や額にキスをしていると、エディ達の背後の扉が開く。
「失礼とは思いますが、外で大体のお話は伺いました。ドリス様」
鈴の鳴るようなか細い女性の声が聞こえる。それと共に、ドリスの表情が絶望するそれへと変わった。
エディが振り返ると、扉の前に立っていたのは昔一度だけ見たことのある小柄で愛らしい女性。そのすぐそばにはマノン殿下も立っている。
「やはりけだもの……」
「誤解があるかもしれないと一度直接お話は伺いたかったのですが、もう不要のようですね」
「あ、ああ……違う、違うのだナズ」
「その呼び方はもうお控えくださいまし、ドリス王太子殿下。お二方、私の『元』婚約者が大変失礼を致しました。行きましょう、マノン様」
ナズ姫は、その物静かで大人しそうな外見からは想像もつかないほど凛とした出で立ちのまま、マノン殿下を連れて離れてゆく。ドリスは慌ててそれを追いかけ出て行き、王太子の執務室にはエディとレイだけが残された。
「……レイ、他には何もされてないよね」
「……流石に、寝てる時はわかんねえよ」
「やっぱり上書きだけはさせて。早く家に帰ろう、アンジーさんには早めに帰ってもらわないと」
一刻も早くレイの身体からドリスの痕跡を全て消したい。何もされていなくても、自分だけがこの身体に触れている実感を得たい。
レイもまた、共寝なんてした記憶などないからこそ動揺している。エディが帰ったらすぐにでも抱くという宣言をしているという認識もなく頷き、瑠璃宮を出る際もエディに腰を抱かれるのを人前だというのに気にもしない。
あの王太子、本当に許せない。
エディは益々決意を固め、魔力の消費量のことなど考えず自宅の前まで転移魔法を発動させた。
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※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
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