ダンジョンの在る日本で −振られた僕はダンジョンで…−

第４３話

悲報、見張り役さん達は(頭の)おかしな人たちだった

２人が装備をとりに５層に戻ってる間に彼らの人となりを聞いてみた

曰く

１つ　ここで見張りをしているのはクランから隔離するため

１つ　トラブルがあれば必ず首を突っ込み、なければ自分達でトラブルを起こす

１つ　セクハラ大王　by井上妹談

１つ　鞄の中身を隠され、バーベルと入れ替えられた　by佐野談

１つ　ドライブに誘われたが高速のサービスエリアに置いてけぼりにされた　by安宅談

１つ　実力は確かなので抑えられる人間が居ない

１つ　あまりの傍若無人さに付いたあだ名が「ゴールデンコンビ」
他etc

…大丈夫なのあの人達？
「実力はまあ…多分、俺より有るから」と佐野さん
「内藤さん(ジョジョ立ちおやぢ)はまだ少し会話ができるで…多分な」これは井上兄

そして「桜島のおっさん(アロハ)はあかん奴やから気いつけや」
…クラン組全員の意見が一致した


１時間程で２人が帰還する
…二人を見てビビる水野君…その反応はあかん、餌にされるで　
忠告したいが位置的に難しく、彼が無事に済む事を祈る


１５体部屋に到着して質の悪い敵がいないか中のモンスターを確認してもらう
９～１０階層にしか出ないモンスターが何体か混ざっているらしくルーキー組に改めて注意が促される

剣、盾、重鎧を着けてきた内藤さんが盾役を買って出てくれた。陣形が盾から壁になって陣形が安定しそう

桜島さんは刀装備の侍スタイル　兜、籠手、脛当を装備してきたが、胴はアロハシャツにチュニックのままだった
こだわりでもあるのだろうか？




最後に僕は最初から頭上に「魂振」を展開した上で全員に「隠蔽」をかける

準備は出来た…さあ、戦闘を開始しよう