ダンジョンの在る日本で −振られた僕はダンジョンで…−

第７０話

中級蛇龍戦

基本どうり、開幕隠蔽からの奇襲
(龍の見た目から、坊や～よい子だ♪…とか歌いそうになったが自重)

ペロと左右に分かれて挟撃を掛ける

退化してる両手で、何かの宝玉を持っている事を確認したので先に腕を狙う
二人とも切断に成功、僕はそのまま胴体に追撃、ペロに頭部攻撃を頼む

僕達に気付いた龍は身体を宙に浮かせ反撃開始…やっぱ飛ぶのね…

警戒すべき行動は、体当たり、噛みつき、ブレスを予測、他は情報不足の為不明

万象先生の指摘を頭に入れたうえで胴の鱗を何枚か剥ぎに係る。戦戈は形状的に剥ぎやすいので１枚はすぐに削げた

２枚目に行く前に敵の反撃、攻撃しようとした胴体がそのまま跳ねる様に僕にぶつかって来た
体高1メートル体長３、５メートルの塊は避けられず軽く飛ばされる、とっさに戦戈を突き立て衝撃は少なかったが

僕はさらに同じ場所に攻撃を重ね２枚目の剝ぎ落としに成功。そこに尻尾の１撃が来たが、突き刺した戦戈を足場に敵の上に飛び乗り回避できた

当然というか胴が跳ねまわりすぐに振り落とされる
着地に成功したが、戦戈が片方敵さんに刺さりっぱなしのまま距離が離れた…こういう時、持ち替え用に長柄の戦戈も１本欲しくなる

回収したいが敵さんに戦闘場所を無理矢理、尻尾に変えさせられ現状回収不能…少し辛い…横山三国志の一コマが頭をよぎる

その時急に龍が暴れだした。叫びながらブレスを吐きまくってる所を見る限りペロさんの仕業だろう

注意がそがれていたので自分に隠蔽を掛け、暴れる敵のタイミングを狙う

…うわーペロさん龍の目ん玉に細剣刺してしがみ付いて、ロデオ状態楽しんでるよ
と、それはともかく

さっき鱗をはがして戦戈を突き立てた場所へ向かう
地面も空中も関係なく暴れ回る為、抜けるのも時間の問題だろう

残った戦戈を収納にしまい以前拾った毒ナイフに変更
動きを待ち構えて身体強化を掛け、刺さった戦戈に飛びつく

そして戦戈を抜く代わりに毒ナイフをプレゼントして置く…受け取ってよハニー　チュッ(*´з`)

抜けないようしっかり刺してから一度退避

後は持久戦だった
ペロが振り回されながらも、もう片目の排除(抉り取り)に成功。僕はブレスを避けながら時々咥内に魂振を流し込むだけの簡単なお仕事を続ける



段々動きが落ちていき、奴が地面に落ちたのは１０分ちょっと後だった。