モンスター娘を絶滅から救うため、俺は種付け係に任命されてしまいました

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第一章 孕ませ創造主と異種族ハーレム

第二十一話 ボテ腹ロリスライム少女に「お兄ちゃん」と呼ばれて夜這いされる話

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「やっと家の骨組みが完成したな。……出来上がるまで後何日かかるんだか」
「寧ろ一人でよくやっているものだ。二階建ての屋敷を建てるのならばもっと人材が必要だと思うがな」

 休憩をして独り言を呟いていた俺の隣にヴァージニアが現れてそう言った。

「おお! ヴァージニア、粘土を持ってきてくれたんだな!」
「ああ。貴様が採取した土から採れた粘土だ。しかし、私をあまり働かせ過ぎるな。私は一応妊婦なのだからな」

 ヴァージニアは背中に積んでいた麻袋を下ろす。

「ふふっ、貴様との愛の結晶が今、私のお腹を叩いてきたぞ」
「そうか。ここで俺の植え付けた種が順調に育っているんだな」
「……生々しい言い方をするな。せっかく貴様との子作りを好意的に解釈していたのに」

 俺がヴァージニアの後ろ足近くにある膨らみに手を触れながらそう言うと、ヴァージニアは機嫌を悪くしてしまった。

「どっちでも変わらないだろ」
「いや、気分の問題だ。無理矢理孕まされたと考えるよりは愛した男の子供を身ごもったと解釈する方が前向きになれるだろう。これがどうしても嫌いな男の子供であれば、耐え難い苦痛になる」
「じゃあ、お前は苦痛に感じているのか?」
「むっ。貴様は女心が分かっていないな。私が貴様を本気で嫌っていればこんな話すらする訳がないだろう」
「どっちなんだよ……」

 ヴァージニアが俺をどう思っているのかはっきりはしないが、少なくとも極端に好かれていることはなくて、極端に嫌われていることでもなさそうだった。

「ところで、この粘土は一体何に使うのだ? 家の建築にも使えるが、ここまで大量に必要でもないだろう。別の用途があるんじゃないか?」
「感が鋭いな。……実は俺にもよく分からん」
「ドヤ顔で言うことではないだろう!?」

『あー、テステス。聞こえておるかの、創造主よ』
「噂をすれば……神様、粘土を集めましたよ」
『ふおっふおっ! でかしたぞ! いや、この場合はユニコーンの娘を褒めるべきか。とにかく、この量の粘土があれば作業が開始出来るわい。まずはお主にこのスキルを与えよう』

『――おめでとうございます。創造スキル「ゴーレム作成」を取得しました』

「ゴーレム……作成?」
『そのスキルは名前の通りゴーレムを生み出すスキルじゃ! 粘土にお主の精液を混ぜ合わせ、姿形を想像しながら捏ねればお主に従う人造人間が完成するのじゃぞ』
「人造人間ということは……」
『労働力として活用することが出来る。子供たちの世話でもさせるといいじゃろう』
「それが可能なら母体の負担を大きく減らすことが出来るのか……ありがとうございます神様!」
『全ては繁殖のためじゃよ。これからも精進しなさい』

「神はなんと言っていた?」
「これを使ってゴーレムを生み出せるらしい」
「ゴーレム……錬金術師が従える人造人間のことか。貴様、錬金術師だったのか?」
「そうじゃない。神様からスキルをもらったんだよ」
「神の祝福か。そんなに色々ともらって、いつか貴様が神になってしまうのではないか? 孕ませ神……考えただけでゾッとするな」
「誰が孕ませ神だ」

 その日の夜――、

 俺は屋敷の隣に予め建てていた物置小屋でゴーレムの制作作業に取り掛かる。

「粘土に精液を混ぜるんだったな」

 巨大な粘土の塊を前にしてオナニーを始めた俺の頭にいつかのスライム少女の姿がよぎった。
 アルラウネの一件以降会えていないが元気にしているだろうか?

「くっ……ズゥ……」

 今夜のオカズをズゥに決めた俺は粘土の塊に射精する。

「ふぅ。流石にオナニーだと射精の満足感が足りないな。誰かを誘えばよかったか……ふあ~」

 それから、精液入りの粘土を捏ねて、人間の女性のような姿の人形を作り上げた。

「後は額に『エメス』と書いて、スキル発動! 『ゴーレム作成』!」

 俺は粘土人形にスキルを唱えた。
 しかし、人形に変化はない。

「あれ? もしかして『ふたなり化』みたいに時間がかかるのか?」

 だとすれば、これ以上何も出来ることはない。
 取り敢えず眠って明日まで待ってみることにした。

 真夜中――、

「ちゃん……お兄ちゃん……起きて、お兄ちゃん」
「んっ……誰だこんな時間に」

 目を覚ますと、物置で寝オチしていた俺の上に誰かが跨っていた。

「こんばんは、お兄ちゃん。久しぶりだね」
「ズ、ズゥ!? お前、どうしてここに!?」

 俺の上に跨っていたのは先程ズリネタにしたはずのズゥだった。
 ズゥはお腹が大きく膨らんでおり、お腹の中には球状の胎児がプカプカと浮かんでいた。

「赤ちゃんが産まれるから報告に」

 そう言いながらも彼女は露出した俺の肉棒をしっかりと膣で咥えこんでおり、騎乗位の体勢ですでに交尾を始めていた。

「かなり大きくなったな。苦しくないのか?」
「平気。お兄ちゃんの子供だから」
「……その『お兄ちゃん』って呼び方、どうしたんだ?」
「こっちの方が喜ぶとあなたの遺伝子に刻まれていた。だから、今の私は創造主の妹」
「俺、妹萌えだったか?」
「質問。創造主は血の繋がった家族いた?」
「……覚えていないな。家族のことや昔どんな人間だったのかはっきりと思い出せない。俺が思い出せるのは自分が童貞だったことくらいだ」

 逆になんでそんなくだらないことは覚えているのかよく分からないが。

「前にも言ったけど、遺伝子には色々な情報が記録されている。本人が思い出せない記憶なんかも刻まれている」
「つまり、俺の失った記憶もお前は分かるのか?」
「肯定。私は創造主よりも創造主を知っている。創造主は自分の記憶を取り戻したい?」
「……いや、別に取り戻したくはないかな」
「質問。何故?」
「どうせもう死んでしまって取り返すことは出来ないんだろ? だったら、振り返ってもあまり意味はない」
「……それが創造主の選択なら私は異論を唱えない」
「でも、妹がいたかは気になるな」
「それは……ヒ・ミ・ツ♡」

 ズゥは急に悪戯っぽい笑みを浮かべて右手の人差し指を唇の前に突き立てた。

「内緒ってことか。教えてくれたっていいじゃないか」
「もう創造主の記憶は私だけのもの。誰にも渡さない」
「お前、そんなに独占欲の強い性格だったか? というか、なんだか表情が豊かになったな」
「お兄ちゃんとの交尾の成果。どう? 興奮した?」

 正直、俺の子供でお腹を膨らませた妹を名乗る幼女に夜這いをされているこの状況は大いに興奮する。

「ズゥ、動くぞ」

 俺は辛抱ならずにズゥの膣奥を突き上げた。

「あっ、お兄ちゃん、射精したいの? それなら私も頑張るから……ひゃん♡」

 ズゥは途端に艶かしい声を出して蕩けそうな表情を作る。

「んっ♡ あっ♡ はぁ♡ がっつかなくても安心して♡ 妹まんこは逃げないから♡ 赤ちゃんの出てくる穴をお兄ちゃんの太くて固いおちんちんで広げさせて♡ んんっ♡」

 ズゥの言動は演技だと分かっている。
 しかし、本物さながらな演技力に思わず圧倒され、演技だと分かっていても俺は酔いしれてしまいそうになっていた。

「ふぁ♡ ま、待って♡ そんなに激しくされると――」
「待てない! 中出しさせてもらう!」
「う、産まれるっ♡」
「!?」

 ズゥがそんなことを言ったので、俺は射精を止めようとしたが、肉棒はもう発射寸前だった。

「ぬおおおおっ!」

 俺は気合でズゥを持ち上げ、肉棒を膣から引き抜く。

 びゅるるっ! ぶびゅるるるるっ!

 次の瞬間、暴発した肉棒は小屋の天井まで届きそうな勢いの射精をして、俺とズゥの全身を汚した。

「お兄ちゃん♡ 今から赤ちゃん産むから見ていてね♡」

 ズゥが膣口を指で開くと、彼女の腹部が脈動して胎児が膣に吸い込まれるように入っていった。
 胎児は面積的に膣を通れそうになかったが、核さえ入ればいいのか、スライムらしく形を変え、狭いズゥの膣を通り抜ける。
 そして、ズゥの膣口からドロドロの液状になった胎児が出てきたと思うと、胎児は一瞬にして人型になった。

「……初めまして、私の赤ちゃん。私がママ、こっちがパパ……なんて、人間みたい」

 ズゥは演技を止め、無表情で淡々と我が子に語りかける。

「産まれてよかった……」
「質問。何故お兄ちゃんは最後、外に射精した?」
「流石に精液塗れの膣で出産は子供が可哀想だと思っただけだ」
「そこに気を回してくれる必要はなかった。そもそも今回の用事はこうしてお兄ちゃんの前で出産することだったから」

 そう言ったズゥが子供を抱えて俺に背を向ける。

「おやすみなさい。また近い内に子作りしようね」
「お前、森に戻るのか?」
「私たちはモンスター。自然の中に戻っていくのは当然のこと」
「もし、屋敷が完成したら、お前も一緒に住まないか?」
「えっ?」
「その方がこれからも色々と便利だろ。それにピュイやドーナにも紹介してやりたいんだ」
「……考えておく」

 ズゥは小屋の空いている窓から、いつものように素早い動きで飛び出していってしまった。


 
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